今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/10/04

Hardonizeレジデントが交代でおすすめトラックを紹介していくこの企画、本日は774muzikがお送り致します。
早いものでもう10月突入なんですね。
皆様、既にご存知、何ならスケジュールに入れていただいているところとは思いますが、今週末の土曜日はHardonizeです。
ハードテクノ愛好家の諸兄は勿論のこと、ハードテクノに少し興味あるかな?という方も是非!お待ちしております。

さて、本日は1990年代中~後半の楽曲をご紹介したいと思います。
というのも、僕の中でのハードテクノ観は、やはりここら辺がルーツなのは間違いないところでして、現在に至って未だ特別な存在なんですね。
そんな、Going Back To My Rootsな感じのラインナップとなっております。

Jeff Mills – The Bells (1996)

…まぁ、何を今更感ありますが、やっぱりあの年代を代表する一曲ということで。
シンプルなのにめちゃくちゃ扇情的。傑作中の傑作。
正式リリースは1996だけど、1995年にリリースされたMix CDにはUntitled Aとして収録されてました。
ちなみにUntitled BはAxisからi9という名前でリリースされました。

Surgeon – Magneze (1994)

くそかっこいい。そうとしか表現できない。
ハードミニマルの旗手だけど、これはあまりミニマル感ない。とにかく変態シンセがうねってて最高。

Regis – We Said No (1996)

Surgeonと並び称されるハードミニマルの名手。
これぞハードミニマル、という感じ。

Novy vs Eniac – Pumpin (1999)

これ、厳密に言えばハードテクノではないけど、この年代、というかもう今までに聴いた全ての曲の中で一番か二番ぐらいに好き。
何せ好きすぎてアナログ3枚買った上に、当然デジタルでも購入してる。
好きすぎて死ぬ。

Joey Beltram – The Start It Up (1994)

Hardonizeのアンセムっていうか最早象徴。一晩に4回かかったとかかからなかったとか…
こんなんイントロのパーカッションが聴こえた瞬間に一瞬てま最高潮ですよ。
クロヤンのRemixもいいけど、やっぱり原曲が至高。
これ、リリースは1994だけど、1989~1991にかけて作られた未発表曲集としてのリリースなんだよね。ヤバすぎでしょ。

ということで、今回のHardonizeでは今日ご紹介したトラックからもかけるつもりなので、是非90年代をフロアで体感してください!
ではー

次回はDJ Sangoがお送りします!


今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/09/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

2016/10/08(Sat) Hardonize#25
細分化する「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルも内包し 各々のDJによる解釈でフロアにお届けするハードグルーヴパーティ! 2...

気付けばもう来週に迫った『Hardonize#25』。
ゲストにKAN TAKAHIKOさんとDJ DEPATHさんをお招きしており、2人のバックグラウンドからハードテクノ以外にも近い音楽で面白いものを挙げようと云うのが前回記事前々回記事のコンセプトでした。
テクノパーティーに於いてこのゲスト両名の組み合わせは珍しいと自負しておりますが、一方でそれ以外の音楽、特にハードコアのパーティーに目を向けると数々の現場で共演されているわけであります。

となれば今回はハードコアに深く縁のあるこの人を紹介します。

【Vinylgroover aka Scott Atrill】

Scott Attrill

http://www.scottattrill.com
https://soundcloud.com/scottattrill

界隈で名の知らぬ人はいないであろうイギリス在住の生きる伝説。
ハッピーハードコアと云う底抜けに明るい、速い、愉快の3拍子揃った音楽のクリエイター/DJとして1994年にVinylgroover名義でデビュー。
その後も数々のレーベルからスマッシュヒットを連発し、一時代を築いたまさしくハードコア界の貢献者です。
しかし2000年に入ると彼はハードコアではなく、同名義でトランスを軸にした活動へと舵を切り、NukleuzやTidyなどこれまた大御所レーベルを渡り歩くことになります。

当初彼が作っていたトランスは長いブレイクとドラマティックな展開を内包した所謂メインストリームなものでした。
しかし時が経つにつれてより実験的な要素を取り入れるようになり、それらの楽曲を今までの名義とは分けた本名、Scott Attrillとして世に放つようになります。
エレクトロハウスのようなベースや、テクノのような太いリズム、90年代レイヴを彷彿とさせるようなリフなど楽曲のカラーは様々ですが、長いキャリアを裏付けるようにどの曲も安定して使える仕上がり。
90年代から20年余、今尚トップの位置に君臨し続けるクリエイターの1人です。

そんな彼のオススメ楽曲がこちら。

Scott Attrill / Mega

Scott Attrill / Jungle Rumble

BK, Vinylgroover / Insomniak

Joe-E / Ethos (Scott Attrill Remix)

Vinylgroover, The Red Hed / The Bleep

ちなみに彼のハッピーハードコア時代のトラックがコチラ。
さんざっぱら聴いたであろうあの歌をモロに使い、そもにアーメンもピアノも混ぜ込んだ快楽一点突破なスタイルはまさしくハッピーハードコアと呼ぶに相応しい1曲。

Vinylgroover / Time

次週10月04日は774Muzikさんが担当します。今回はこれにて。