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2023/1/21(sat) Hardonize #43 15th Anniversary Special

みなさま、こんにちは!
「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルとともにお届けする
ハードテクノパーティ「Hardonize」です!

祝・15周年!!

ちょうど15年前の2008年1月21日にHardonizeは早稲田茶箱でスタートしました。様々な天災、困難を乗り越え15年を迎えられたのも遊びに来てくださった皆様ならびにゲストで過去出演頂いた皆様のおかげです。本当にありがとうございます!!!

いろいろな事があったここ数年を振り返って15年という節目のタイミングは思いっきりやりたいよね、ということでレジデント陣が「茶箱でハードテクノのプレイを聞きたい」方々ということでDJにBUDDHAHOUSE、Seimei、DJ Shimamura、VJ&フライヤーデザインにcodaといったスペシャルなゲストの皆様そしてレジデントによる一同で最高に楽しく、最高に濃密な通常より1時間長い「7時間」をお届けいたします!!!

Event Info

Date/Time

2023/1/21(Sat)
OPEN: 14:00 / CLOSE: 21:00

Venue/Place

sabaco music&cafe@Waseda
・東京メトロ東西線早稲田駅3a/2番出口より徒歩5分
・副都心線西早稲田駅1番出口より徒歩15分

Price

3,000yen (with 1drink ticket)
※アニバーサリーの今回に限りDOOR3,000円 w/1dとなります。

■入場について(2023/1/10 update)

次回 #Hardonize の入場について混雑が予想される事から、茶箱様と協議の上PASSMARKETを使用して優先入場予約を行う事となりました。
PASSMARETの上限が終了した場合でも当日入場を若干数用意致しますが、入場想定人数が上限を超えた段階で当日入場の方は入場制限を行います。
ご了承くださいませ。

PASSMARKET(入場確約)について

入場確約の予約受付は上限に達しましたので受付終了いたしました。
予約した方でキャンセルする場合はPASSMARKETに記載のメールアドレスまで必ずご連絡をお願いいたします。

当日入場も可能ですが入場制限の可能性があります為、ご来場を予定していらっしゃる方は事前のご予約のほどよろしくお願いいたします。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0100rnje4er21.html

当日入場について

当日入場を若干数用意致します。
ただし、入場想定人数が上限を超えた段階で当日入場の方は入場制限を行います。
入場制限となった場合、当日入場の方は退出者がいれば退出者の人数に合わせて入場が可能です。
規制状況につきましてはHardonize Twitterより随時アナウンスを行います。

また、当日入場の方は入場人数管理のため、来場者情報入力フォームにご記入をお願いしております。
フォームのURLは当日エントランスに掲載しておりますので、よろしくお願いいたします。

再入場について

来場者様の退場後の再入場は一切禁止となります。

■注意事項

・会場内・会場外路上は全面禁煙となります。ご了承下さいませ。
・開催と入場制限につきましては茶箱ハウスルールに準じます。
・何かしらの理由で再入場する際には再度アルコール消毒をして頂きます。
・体調の優れない方、不安に感じられている方はご来店をお見送り頂ますようお願い申し上げます
・昨今の国内情勢を鑑みて、上記のようなコロナ対策を実施しますのでご協力ください
・開催、入場ルールの変更がある場合にはHardonize公式Twitterアカウントからアナウンスを行います

■Hardonize#43 Guest DJ

BUDDHAHOUSE

平成元年生まれ。札幌 山鼻出身のDJ / Producer
05年からDJとしての活動を開始。道内外での活動ののち16年に拠点を東京へ移す。
14年、フィンランドの名門レーベルTop Billinと東京のネットレーベルTREKKIE TRAXによる「TREKKIE TRAX JAPAN VOL.1」への参加や、同郷のPARKGOLF、Qrionらとコンピレーションアルバム「VANDCAMP」を制作。
16年、国内老舗ネットレーベルsabacanrecordsから初となるEP「Summer Breeze」をリリース。
17年7月、シングル「Mango!」をデジタルリリース、同年9月にDJによる楽曲のリリースに特化した自主レーベル「FRUIT PARLOR」の立ち上げと共に同レーベルより「See you.」をデジタルリリース。
18年4月、自身初となるミニアルバム「禁忌」をFRUIT PARLORよりリリース。iTunes electronic アルバムチャートにて1位獲得。
19年4月、FRUIT PARLORより「Rave Your Mind」、9月に「Happy Orange」をリリース。
20年3月、FRUIT PARLORより「Teledance」をリリース。
20年7月、プロデューサーのPARKGOLFとのPodcast「2名」が配信開始。
21年7月Manhattan RecordsよりMix CD「Private Memory」をリリース。

Seimei (TREKKIE TRAX)

若手アーティストのリリースを目的としたインターネットレーベル『TREKKIE TRAX』主宰の一人。主に、Techno, House, Discoなどの四つ打ちや、Hiphop, Trap, Future Bass, Jukeなどを中心にプレイする。Seimei & TaimeiやTREKKIE TRAX CREW、そしてソロとして、都内だけでなく全国各地のクラブ、大箱小箱問わず様々な現場をこなす一方、TREKKIE TRAXによるレーベルナイトのオーガナイズや、OUTLOOK FESTIVAL、EDC Japan等のフェスへの出演など多岐に渡って活躍中。

2013年12月からは、弟Taimei aka Carpainter、そしてTREKKIE TRAXを共に主宰するandrewとパーソナリティーを務める『Rewind!!!』が日本最大のダンスミュージック専門インターネットラジオ局 block fmにてスタート(現在は『TREKKIE TRAX RADIO』を同ラジオ局で継続中)。またラジオパーソナリティーとしては、イギリスのGilles Petersonがスタートしたラジオステーション、Worldwide FMにてマンスリーで番組を持っている。2014年1月からはアメリカ、サンフランシスコに移住し、サンフランシスコのみならずシアトルやロサンゼルスなどでもDJとしてプレイ。これまでにAddison Groove, DJ Sliink, Machinedrum, Wave Racer, Lido, Brasstracksなどと共演。さらに、ロンドンを拠点とするPC Music初の北米ツアーでは、Sophie, A.G.Cook, QTなどのサポートを行い、翌2015年には、TREKKIE TRAXの一員として、ロンドンのラジオ局Rinse FMでHudson MohawkeやBaauerなどを輩出したLuckyMeが持つ番組や、Nina Las Vegasがオーストラリアの国営放送局、triple J内で持つ番組にゲストDJとして参加するなど国際的な活躍を見せた。サンフランシスコではオリジナル楽曲やRemix制作を行い、自身のオリジナル楽曲が、同上のLucky Me主宰のラジオショーなどでプレイされ、更にそのトラックがフランスのBig Dope Pが主宰するMovel Traxxのコンピレーションに収録されるなど、レーベル運営の傍ら、トラックメーカーとしても活動中。

帰国後の2021年には、Rinse FMにてHessle Audioを主宰するBen UFOの番組でのゲストミックスを提供し、Nina KravizやEllen AllienがサポートするカナダのWET TRAXより初のソロアルバム、『A Diary From The Crossing』を発表。2022年にはTREKKIE TRAXからは初となるミニアルバム『The Truth Of The Myth』をリリース。

https://twitter.com/seimei1992
https://soundcloud.com/i-am-seimei
https://www.facebook.com/seimei.kawai
https://open.spotify.com/artist/7zZ9WviThpO5AVYmigIf3V
https://www.instagram.com/seimeikawai/

DJ Shimamura
(DYNASTY RECORDS / WEEKEND RAVERS / block.fm / BONKERS BEATS)

2001年に国内初のハードコアレーベル『DYNASTY RECORDS』を立ち上げ、2015年にはblock FMにて番組『RAVE-A-RIDE』をスタートさせるなどシーンの牽引役を果たしているアーティスト/DJ。

海外からの支持も多く、DJでは《BANGFACE WEEKENDER(イギリス)》《So Stoked(アメリカ・サンフランシスコ)》《HARDCORE UNDERGROUND (イギリス)》《Hardcore Synergy (アメリカ・シカゴ)》《Hardcore Havok (アメリカ・ハワイ)》《CCG(中国・上海)》《Nocturnal Commissions (カナダ・トロント)》などに出演。国内でも新木場ageHa、渋谷clubasia、秋葉原MOGRAを中心に全国のパーティーに出演。HARDCORE RAVE (UK HARDCORE / HAPPY HARDCORE)をメインに、BREAKS・RAVE・OLDSKOOL・HARD DANCEなどロンドン郊外のティーンエイジパーティーのような高揚感過積載なセットでファンも多い。

音楽制作ではm-flo、ナナヲアカリ、倖田來未、London Elektricity、Deco*27、NIRGILIS、GRANRODEOなどのリミックスも手掛けており、2018年3月にリリースされたQ-Tex – The Power Of Love (DJ Shimamura Remix)はBeatport HARDDANCEチャートにて1位を記録。国内外より大きな評価を得ている。

コンポーザーとしても、アイドルへの楽曲提供やマルチアーティスト榊原ゆいに提供した「Eternal Destiny」が記録的なセールスをはたしている。人気ゲーム『beatmania IIDX』シリーズにも楽曲を提供しユーザーからの支持を獲得している。
自身の作品では、UKの大手ダンスコンピレーションにトラックが収録され、音楽誌『M8』にて人気DJ Kutskiがベスト5に選んだり、アルバムリリース時にはBBC Radio 1の中で特集が組まれ、3週連続ヘビープレイされるなど、海外でも多くの支持を集めている。

■Hardonize#43 Guest VJ&Flyer Design

coda

デザイナー/VJ。VJとしては2006年より主に都内のクラブ・ライブハウスにて活動。
VJとしてのキャリアの初期をハードテクノ、ハウスと共に過ごし、VJスタイルの基礎をテクノで築く。近年はHARDCORE TANO*CのVJクルーとしても活動。
今年はDiverse Systemからリリースされたハウスコンピレーションアルバム「AD:HOUSE 10」のデザインも手がけた。
https://twitter.com/codaAntp

■Hardonize Resident DJ

774Müzik (Club VIP) [@774muzik]

774
2005年、DJ活動を開始。活動初期より一貫してHard Techno、Funky Technoをプレイ。DJ活動の傍ら精力的に楽曲制作を行い、2011年には自身主宰レーベルKinetic Drumsを立ち上げ。2012年にはAndy Richmond主宰のHard DanceレーベルDirty Stop Outsより2曲のリミックスワークがリリースされるなど、活動の幅を広げている。尊敬するアーティストは槇原敬之とJeff Mills、好物はプリンモンブラン。

Sango [@Sango]

ArtistPhoto_Sango
2004年7月よりDJ活動を開始。茶箱@早稲田を活動の拠点として都内各所に出没。選曲・精度・流れという三要素に重きを置いたMIXスタイルをモットーに、数多くのイベントで安定感のあるプレイを披露している。ハードテクノ・ハッピーハードコアと極端なジャンルでの活動が多い。「インターネット寄りのDJ」としての面もあり、2ch発祥「ClubVIP」での活動も行っていた。ニコニコ動画においても早々にMIX動画を多数投稿し、特にミキサー操作を解説した動画は現在も若手DJの教材として重宝されているらしい。好きな言葉は「フルレングス」と「セパレート」

TAK666


TRAKTOR DJと邂逅したことで2005年よりラップトップを用いたDJ活動を開始。
それなりに色々なパーティーに参加したり
異種雑食系パーティー『Cradle to Grave』をオーガナイズしたりして今に至る。
核にある音はロックだが単一のジャンルに絞ることはせず、
こと電子音楽に於いては『Disco, Rave & Bassline』を3大テーマに掲げて
テクノ、ハウス、トランスからブレイクビーツ、ドラムンベース、
ダブステップ、ハードコアに至るまで幅広くカバー、
それらジャンルの境界を容赦無く超えていくプレイを好む。2011年よりその年にリリースされたトラック5曲のみで
MIXを録ってアーカイブする企画『5TRAX』の企画運営を実行、
また時期を同じくして6時間B2Bと云う実験的な試みにも参加し、
2015年にはDJ歴10年と云うことで10時間のロングアワーズを達成するなど
此方とも彼方ともつかない方向へ向かって歩を進めている。

hideは神様。掘骨砕三作品は永遠のバイブル。
ミルクティーが主食。クロスバイクが愛車。好きな言葉は『1クレ50円』。

http://www.tak666.com/

yuduki [@akuwa]


レコード店の店員&バイヤーを池袋と柏にて9年間務め、その間で培った知識とセンスを元にDJをスタート。叩きつけるようなハードテクノを主軸としながらも、華やかになるような心地の良いハードグルーヴ、更には強烈なベースが炸裂するテックダンスといった様々なジャンルを織り交ぜるプレイスタイルで関東圏内を中心に活動を行っている。

2008年から早稲田茶箱にてハードテクノを中心とし、周辺ジャンルをも巻き込んでDJ各々のハードテクノを表現するパーティ「Hardonize」をオーガナイズ。2020年以降のコロナ禍では主戦場とするハードテクノ以外にもDeep Techや声優楽曲のDJ配信などにも参加し、常に「グルーヴ感」を大事にしたDJでプレイの幅を更に広げている。

好きな言葉は「太いボトム・重いキック」。

■VJ Crew

KNOCKHEADZ


新作ハードグルーヴ特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/10/27

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

明後日はHardonize#42です。

2022/10/29(sat) Hardonize#42 at waseda sabaco | Hardonize web

ゲストにREV-TUNEさんとYosshie 4onthefloorさんの2名をお招きし、ハード且つアグレッシヴな6時間をお送りします。
再三のお願いになりますが、今回も入場エントリー制となっておりますのでご来場をお考えの方は以下のURLより事前に登録を行ってください。
Hardonize #42 in東京 – パスマーケット

日付は明後日、10月29日。
会場はいつもの早稲田茶箱でお待ちしております。

【近況】

Squarepusher / Terminal Slam

Squarepusher – Terminal Slam (Official Video) – YouTube

前々からお伝えしておりますように、個人的なスケジュールとしては明日がSQUAREPUSHER – JAPAN TOUR、Hardonize翌日は同人音楽即売会M3です。
全くベクトルの異なる音楽3連荘、非常に濃密です。
もしHardonize当日にIDMとかブレイクコア流し始めたらそういうことだったんだなとお察しください。

【今回のビックリ楽曲】

完全にタイトルのインパクトだけで買ったトランス

DJ Tranceair / Mahoushojo No Shi

Mahoushojo No Shi (Original Mix) by DJ Tranceair on Beatport

魔法少女の死

なんだなんだ急にどうした。

曲を通しても魔法少女要素は特になく、『魔法少女の死』をググっても何か特定の作品名がヒットするわけでもなく、このDJ Tranceairというアーティストの正体も分からない、謎が謎を呼んでいる曲。
曲そのものはアップリフティングトランスのフォーマットを踏襲しつつ、ブレイクでアーメンが鳴っていたりするのでそれはそれで面白さがあります。

しかしこういうタイトルを付ける意図が分からない。
去年、自分の中では大ヒットだったKoi No Yokanといい、一体誰に何を伝えたいのだろう。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードグルーヴ

です。

特別連載に於いては7回目に取り上げたパーカッションリズムと前のめりなグルーヴを擁したファンキーなハードテクノです。
自分が前回取り上げたのは2021年の11月とほぼ1年前になりますが、当連載に於いては各々頻繁に取り上げているスタイルの音楽でもあります。
それゆえに他の人に任せっぱなしというところがあったりする音楽でもあるのですが、今回はパーティー直前ということもあって活きの良い楽曲を紹介したいというテンションになったため、久しぶりにスポットを当てようと思います。

早速ですが新作ハードグルーヴ紹介いってみましょう。
例によってここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックをメインとします。

【曲紹介】

David Moleon / Iron human

Iron human (Original Mix) by David Moleon on Beatport

スペインのプロデューサーDavid Moleonによるハードグルーヴ
当連載にも何度となく取り上げられており、この音楽を代表するアーティストでもあります。
うねりのあるベースラインにどっしりとしたビートの上を軽快なボイスサンプルが走るトラック。
シンプルで使いやすいオーソドックスなスタイルです。

D’Mike / Naked Soul

Naked Soul (Original Mix) by D’Mike on Beatport

ポルトガルのプロデューサーD’Mikeによるハードグルーヴ
密度の高いハイハットリズムにアーバンなリフが特徴的な曲。
ベースの打ち方が跳ね感のあるグルーヴを演出しており、往年のトライバルテクノなんかと相性が良さそうな印象です。

Omega Drive / Waiting For This

Waiting For This (Original Mix) by Omega Drive on Beatport

ドイツのプロデューサーOmega Driveによるハードグルーヴ
こちらもハードグルーヴの第一人者。
ディスコ感の強いリフがファンクネス指数高し。
小気味良いハイハットから成る前のめりなリズムもまたハードグルーヴの華。

Jacob B, Richie Corrigan / Paradise

Paradise (Original Mix) by Jacob B, Richie Corrigan on Beatport

ポーランドのプロデューサーJacob BとドイツのプロデューサーRichie Corriganによるハードグルーヴ
シンプルながらも鳴りっ放しのリフやキックの質感、裏打ちのベースからクラシカルなハードハウスの要素を感じ取れるハイブリッドな曲。
程良くエモーショナルな雰囲気が終盤に使っていも良さそうな印象も受けますね。

Go-z / Impact Zone (Roby M Rage Remix)

Impact Zone (Roby M Rage Remix) by Go-z on Beatport

イタリアのプロデューサーRoby M Rageによるハードグルーヴ
厚めのベースラインと無機質なシンセリフを特徴とする重厚なスタイル。
ハードミニマルテックトランスとも相性良さそうなので、個人的にはかなり好きな部類です。

Sergio Pardo / On The Be Drop

On The Be Drop (Original Mix) by Sergio Pardo on Beatport

スペインのプロデューサーSergio Pardoによるハードグルーヴ
硬いキックにやたら豪勢なウワモノ、開放感のあるブレイクとハードグルーヴらしからぬ構成のトラック。
この手のジャンルにしては珍しく、フェイクドロップ(ブレイクが明けると見せかけてちょい足しのブレイクが続く展開)が含まれていたり、かなりインパクトがあります。

Anna Sonic / Samba De Favela

Samba De Favela (Original) by Anna Sonic on Beatport

イギリスのプロデューサーAnna Sonicによるハードグルーヴ
凝縮されたパーカッションリズム、トライバル感強めのボイスサンプリングなど日光が似合いますね。
ドストレートな派手ハードグルーヴという塩梅。

同じInvicta Recordsからのリリースでもう1曲ご紹介します。

Sandro Mure / Porto Groove

Porto Groove (Original) by Sandro Mure on Beatport

ドイツのプロデューサーSandro Mureによるハードグルーヴ
重厚なボトムとパーカッションでもって強力な推進力を生み出しているトラック。
比較的長尺で設けられたブレイクを単音シンセで牽引していく展開とか、総じて骨太な感じ。

Homma Honganji / Counter Clock World

Counter Clock World (Original Mix) by Homma Honganji on Beatport

我らが日本のプロデューサーHomma Honganjiによるハードグルーヴ
浮遊感のあるシンセと肉厚リズム。
彼のファンキーなトラックは勿論ですが、こういったエモーショナルなテイストもまた破壊力があって流石と唸る逸品。
〆に使いたいくなる。

同じTransfiguration Recordingsからのリリースでもう1曲。

Giacomo Stallone / Locomotive

Locomotive (Original Mix) by Giacomo Stallone on Beatport

スペインのプロデューサーGiacomo Stalloneによるハードグルーヴ
オルガンシンセの反復リフがオールドスクールなレイヴの臭気を纏った曲。
グルーヴキープ力の高さを活かした使い方がメインになりそうですが、それに留まらないポテンシャルも秘めてます。

【まとめ】

以上、新作ハードグルーヴにスポットを当ててお送りしました。
紹介するのは1年振りとはいえDIG自体は常に目を向けている音楽なので個人的には分かってはいるのですが、未だにテンションの下がらないトラックが多く輩出されているので嬉しくなります。
Hardonizeで結構流れがちだったり、取り上げられがちなサブジャンルなので、こういった特集を機に興味を持ってもらえると嬉しいです。

レーベル繋がりで紹介したInvicta RecordsTransfiguration Recordingsなんかは現行のハードグルーヴシーンを牽引しているレーベルであり、
多くのアーティストが所属している拠点でもあるので、最初の取っ掛かりとしてはこの辺がオススメです。

そんなわけで今回はここまで。
週末は早稲田茶箱でお会いしましょう。

次週11月01日は774Muzikさんが担当します。
では。

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