今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/03/02

はい、3月になりました。

先週末はHardonizeも26回目を行いまして、レジデント勢もちょっとびっくりするくらいの大盛況となりました。フリー餅も沢山振る舞われまして、海苔持参でやって来た餅ジョッキーも「みんな進んで焼いちゃうから出番が少ない…」と言っていましたので、またこの季節にやる事があれば前向きに焼いていきたいと思います。

さてさて、こちらは淡々とやって行きましょう。ハードグルーヴの良さを知らしめていく連載ですから、今回も新しめの楽曲を中心に紹介していきたいと思います。

1986 (Original Mix) by Peetboy, Furrier Bros

おお…なんということだ…ちょっと懐かしいトライバル風味の、かと言ってベッタベタのトライバルというわけではなく軽めのシャキシャキ感だけ、いい感じの食感だけ残したハードミニマル的な楽曲。ツールとしても良いと思います!

Unos Por Otros (Homma Honganji Remix) by Mr. Rog

Hardonizeイチオシのハードグルーヴトラックメーカーと言えば、もう何度も言わなくてもそれは「本間本願寺である」というのは、わかり哲也という寸法なのですが、今回はMr.Rog楽曲のリミックスワーク。これまた厚みのあるハードグルーヴなリズム隊にトライバル風味を乗せつつのナイスツールと言えますな。真っ直ぐな4つ打ちでなく変速リズムなのも面白さポイントプラス。

Ruzina (Original Mix) by DJ Ogi

このテラーな感じ、ちょっと懐かしいな?ということでよく見たら25曲入りコンピの中でのリリースとなっておりました。そのコンピにはEric SneoやSandy Warez、Tom Hadesなんかの名前もありますね。テラー感そして疾走感。勢いのつく中盤戦トラックになるでしょう。

Unidirectional (Original Mix) by Goncalo M

さてハードグルーヴ四天王が居るとしたらその一角を確実に担うのは間違いないGoncalo Mですが1997年から2017年前の20年を振り返るマイベスト盤みたいなアルバムを出しましてその中からこれです。淡々と続くミニマル的ハードグルーヴ。道中もブレイクも大きな派手さはないので2枚がけ3枚がけの中でグッと厚みを作れる一品。

Artificial Gravity (Original Mix) by Goncalo M

同アルバムからもう1曲。これなんつうか、Spastikネタって言っていいのかなあ。まぁ違うよ?って言われたらそれまでですが、意識はしているでしょう確実に。ただしそこを極端にクローズアップするわけではなくて添え物的にSpastik的な音が入っている感じです。ねぎしの添え物にある野沢菜刻んだやつや、青唐辛子の味噌漬けみたいなもんです。主役じゃないんだけど、無いと寂しいしそれだけでも美味いやつ。

さて次回の更新は火曜日!Yudukiくんです。


今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/02/28

こんばんは。774muzikです。

かつてJeff Millsは自身のDJプレイについて「二つの楽曲をMixすることによって、第三の楽曲を生み出している」というようなことを言ったとか言ってないとか。
楽曲を繋いでいき、大きな流れを作っていく、というプレイも勿論DJの本質であろうと思います。
一方で、テクノのDJにおいてはJeff Millsの前出発言にあるような「新たな楽曲の創出」という面もまた、プレイの醍醐味であるのも間違いありません。
本日は、テクノでDJする際に、Mixすることで真価を発揮するような楽曲、をテーマにご紹介したいと思います。
これらの楽曲を無機質なハードテクノに重ねて、フェーダーを上げ下げするとあら不思議、何か演奏してる感が出てきます。
それでは参りましょう。

Luke’s Anger – Frogger Riddim [Original Mix]

この曲だけ聴くとスッカスッカで、まさにゲットーテックなわけですが、これをヘビーボトムなハードテクノに重ねると、実にカッコいい。
所々でハードテクノ側をカットしてやると超カッコいいブレイクになります。

Cirez D – Control Freak [Adam Beyer and Henrik B Remix]

Erick Prydezの楽曲をAdam BeyerとHenrik Bというテクノコンビが料理した名曲です。
これは単体でもカッコいいんですが、とにかくリズムのカット&エディットがヤバい!
Don’t Take Moreのイントロを更にアグレッシブにした感じ。
これを地味トラックに混ぜるだけで、ゴリゴリなアッパートラックに変わります。

Crystal Boi – Frogboy (Without Tail) [Original Mix]

一曲目と同様、ゲットーテックなやつです。
これも、単体ではまず使わないけど、ハードテクノと混ぜるとかなり危険。

Surgeon – Magneze

超有名なClassicsですが、古いテクノはシンプルな音のものが多いので、ハードテクノのレイヤーとして使える曲も沢山あります。

と、いうことで今回はここまで。
皆様も、お気に入りのレイヤートラックを見つけて、第三のトラックを作りませう!

次回更新はDJ Sangoが担当します。ではー!