「 Resident’s Recommend 」一覧

今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/09/20

こんばんは、774muzikです!
Hardonizeレジデント陣が寄ってたかってお薦めトラックを紹介しちゃうこの企画、本日は私が担当させていただきます。

さて、皆さん、Spilo Recordsというレーベルをご存知でしょうか。
そう、あの象さんが目印のアレですね。
ゴリラさんが好きです。でも象さんはもーっと好きです。

と、いうことで、今回はファンキートライバルの雄、Caveが主宰するSpilo Recordsのリリースからお薦めどころをご紹介いたします。
最近はリリースが途絶えているようで寂しいところですが、2005年~のトライバルシーンにおいてはIngomaと並んで最重要レーベルといっていい活躍でした。
今でも色褪せない良い音が揃ってますよ!

Cave – Speleon [Ben Sims Remix]

うん、これ一曲目からヤバイのきちゃったね。
CaveのトラックをBen SimsがRemixって、やばくないわけないじゃん、ていう。
もう完全に期待通りというか、期待の遥か上というか、何というか激ヤバ鬼マストとしか。
ホント、これ大好きすぎて、今これ書きながらプレビュー聴いてて泣きそう。

Cave – Plutonium [Original Mix]

それまで割とトライバル一辺倒だったCaveが少し方向性を転換した時期のトラックだったと思います。
ひたすら刻まれるベース?シンセ?のフレーズがカッコよすぎる一曲。
これのアナログを買った当時、B面のIsotopes共々よく使ってました。

Cave – Tambores [Carl Falk Remix]

CaveがIngomaからリリースしたTamboresをCarl FalkがRemix。
原曲も相当ヤバイ感じでヘビープレイしていたんだけれども、こっちはそれに輪をかけてヤバイ。
もうさ、トライバルはBen SimsとCaveとCarl Falkさえ聴いときゃ何とかなるから(暴論)
ばいなーばいなーという声ネタが特徴的な曲。原曲のアッパーさを残しながらも、うまいこと独自性を打ち出してる感じ。
かなりお薦め。

Cave – Yaws [Eric Sneo Remix]

Caveの曲をテクノ界のスネ夫ことEric SneoがRemix。
重いビートに覚醒的なリフがループする傑作。
ところで、「覚醒的なリフがループ」って表現、Ciscoオンラインぽくない?

Boriqua Tribez – Sexo [Original Mix]

何だか、Caveの曲のRemix紹介みたいになってしまったので、SpiloはCaveだけやないんやでぇ!ということでBoriqua Tribez。
こういうワケ分からん声ネタループする系のトラック大好き。
この人はトライバルからベースが唸ってる系からネタ物まで幅広いので面白い。
確かJB is Deadネタもやっていた気がするんだけど見つかりませんでした・・・。

と、いうわけで今週はここまで。

皆様、もう既にお分かりと思いますが、10月8日はHardonizeですよ!
ぜひぜひ万障お繰り合わせの上、ご来場ください!
また、Twitterにてお知らせいたしております通り、HardonizeはTechno Alliance企画にも参加しております。
コンピレーションのDLコード配布の他、他イベントでDLコードが記載されたカードをゲットされた方は、エントランスで提示していただければ500円のディスカウントがあります!
お得すぎてやばい!みんなで来よう!

次回はDJ Sangoがお送りします! では!


今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/09/15

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

2016/10/08(Sat) Hardonize#25
細分化する「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルも内包し 各々のDJによる解釈でフロアにお届けするハードグルーヴパーティ! 2...

10月08日に行われる『Hardonize#25』のゲストがKAN TAKAHIKOさんとDJ DEPATHさんなので、前回はハードテクノからちょっと離れたアーティストを紹介しようと云う試みでした。
もう1回ベース系に焦点を当てても良かったのですが、今回はもうちょっと派手目の音を紹介したいと思います。

早速いってみましょう。今回スポットを当てるのはこの人。

【Technikal】

Technikal

http://www.technikal.co.uk/
https://soundcloud.com/technikalmusic

イギリス、ロンドン在住、若干30歳のアーティスト。
10代の頃に作ったトラックがトランスの伝説的存在Chris Cの目に止まり、2003年にデビュー。
20歳になる頃にはイギリスのビッグレーベルTidyと契約を結んでいたと云う超出世人です。
現在も尚多くの著名なクリエイターやレーベルと手を組みつつ、
自身のレーベルTechnikal Recordingsに於いてもアーティストの発掘やコラボレーションに精を出す、
紛うことなきトップクリエイター。

彼が主戦場とする音はハードダンス、ハードトランス。
所謂普通のトランスと比べてリズムが太く、テンポも少し速め、
ブレイクで煽ってエッジの効いたシンセリフが炸裂すると云う、
聴かせることより踊らせることに主眼を置いたダンスミュージックです。
ここに於いてTechnikalの引き出しの広さは尋常ではなく、
女性ボーカルものやギラギラしたシンセを前面に置いたメインストリームなトラックも作る一方で
テクノのミニマル感をハードダンスの音で再現したもの、
ダブステップのベースやハードスタイルのキックなど他の音楽から要素を流入させたもの、
ブレイクで煽りまくるがブレイクが明けると音数が一気に減るような変態めいた曲まで、とにかく作風が多岐に渡ります。
その上でハードダンスと云う軸は全くブレることなく完成度の高いリリースを続けていることこそ、
彼が若くして上り詰めた今の地位を証明していると云うものでしょう。
今後ダンスミュージックシーンでどんな音が流行ろうとも彼は見事にそれを消化し、
自らの曲に取り込むことができる、彼の曲を聴いてると本当にそう思わせてくれます。

そんな彼のオススメ楽曲がこちら。

Rodi Style / Orly Ya Rly (Technikal Remix)

Technikal, Cut-Up / Sub-Conscious

Technikal / Bit Rave

Technikal feat. MDA & Spherical / Turn It Up

Sam Townend, Technikal / It’s Over Baby

また、UKハードコアを作る際のTechnikoreと云う変名義を所持しているのも有名な話。
こちらはこちらでメインストリームの音がガッツリ出ており、
特に2年前にGammerと共に作り上げたこの曲はパーティーやMIX CDで聴く機会が非常に多かったですね。
遊び心満点の矩形波リードトラック。マストバイ!

Gammer, Technikore / nOW eVERYBODY sCREAM

次週09月20日は774Muzikさんが担当します。今回はこれにて。