「 2017年12月 」一覧

ストイックに攻めていくぞ!なハードミニマル編【今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/12/12】

深夜のテンションでお送りすると眠さも相まってよくわからない文章になってしまっていて実際に明けてからもう一度見ると何だこれは的な文章が出来上がっているのですが、細かいことを考えていたら書けなくなってしまうのでとりあえず思うがままに書いてみるスタイルを採用したいと思っております。

そんなこんなでHardonizeレジデントDJメンバーが持ち回りでおすすめのハードテクノをおすすめするこの紹介、今回はワタクシyudukiが担当いたします。何卒皆様よろしくお願いいたします。

さてさて、前回はテックダンスを紹介したのですが、今回はストイックに攻めていくハードミニマルをご紹介。BPMも通常かけているような140前後という感じではなくて1曲をのぞいて135以下となかなかにいい感じで個人的には好きなBPM帯だったりもするので大体は両極端すぎるだろって言われたりもしますが僕は元気です。

そんな感じで今回のおすすめ5曲はこちらからどうぞー!

Amelie Lens / Stay With Me Perc Remix

後々よくよく調べてみたらBeatportのTECHNOランキング1位だったのは納得の、渾身のPerc Remix!Perc節炸裂の超重音にブレイク部分では「Stay With Me」のヴォーカルが怪しげに反復して更にそこからまた溜めて再び重音街道まっしぐらという感じで重い音が好きな皆様方に於かれましてはチェックしていただけますと良いかと思います。Percも個人的には好きな人の一人。

ちなみにAmelie LensはDJプレイ中の動画をyoutubeに上げてるんですが、猫が可愛い。

Gary Beck / Just One More Original Mix

BPM128ながらもそのゆったりさをあまり感じさせない鬼才Gary Beckのベースラインが反復し、ブレイクで歌い上げるヴォーカルがそのまま残ってアクセント的に使える一発。普通に135ぐらいのハードミニマルと混ぜてもそこそこいい感じで頑張れるのでは?ということでとりあえずカートに入れるスタンスをとってみます。

Julian Oliver / Ah Original Mix

ブレイクがやや不安になるような感じのサウンドはさておき、130を切るぐらいのBPMでも比較的に使いやすいハードミニマル。だいたい133~137でのハードミニマルのリリースが多めなのでハードミニマラーの皆様方に於かれましてはチェックしていただきますといい感じになるのではないかと思います。

Hayze / Destruct Main Original Mix

こういう音を聞くとなんとなく今はなき横アリWIREで流れている様な感じのサウンドですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?こういう響く系のシンセは大箱で聞いたらものすごく気持ちいいだろうなーっていう雰囲気はしっかりとしたサウンドの所で聞けば大箱じゃなくても間違いなく気持ちいいので今度の何かのタイミングでアレしたいと思います。これは配信では感じ取れないフィーリングのトラック。

Jerome Sydenham / Particle Zoo Original Mix

最近ではMathew Jonsonと共作をリリースし、今となってはテクノ界隈でもその名前を知らない人はいなくなったこの人Jerome Sydenhamの新譜はIBADANのサブレーベル…といっても全くジャンルは違うのでサブレーベルと言っても良いのかという感じですが(それはそうとちゃんとIBADANからも王道なハウス作品リリースしていて一安心?)、低音と繰り返される空間処理系のシンセが反復して疾走感とともに攻め続けるグッドチューン。テクノに傾倒し始めた初期作品からこの人の音作りはとても好きです!


今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/12/7

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

先週末は水辺ポケモンおじさんとして福岡市、そして佐賀の唐津市に行ってきました。海無し県の出身なので海辺に行くと妙に気分が浮き立つタチなのですが、広大な水たまりが目の前にドーンと広がる光景はたまらないものがありますね。水たまりて。

さて、テクノの新譜も毎日のようにリリースされて、さしずめテクノ大海原というべきものがBeatportという巨大なフィールドの上に展開されているわけです。何の指標もなくその大海原を彷徨うよりは、何かあった方が勿論いいでしょう。毎週2回更新されるこの記事たちはそういうテクノ海図的な役割も担っているというわけです。お、おお、なんか繋がった!いい感じにまとまった!という自画自賛を交えつつ、今回もザクザクやっていきます。

Ecstatic Emotion (Original Mix) by Lockstone

さて今回最初にお届けするのはアシッドテクノ。露骨に派手すぎない渋めトラックでこれは使い勝手が良さそう。アシッドテクノって1曲だけポコっと入れてもミックスの流れでは浮いちゃう場合があるので、同系統の曲を2~3曲繋ぐようにすると良いかもしれず。というわけでアシッドテクノを今回は複数曲紹介するという回でもあるわけなのです。知能犯。

Acid Attack (Original Mix) by Squat Project

こっちはアシッドの「上の方」での攻め。前の曲と比べると中高域のビヨビヨで攻めるか、下の方のグログロで攻めるかという差がよくわかると思いますが、こんな擬音しか無い解説をしていては303警察がやって来て即処刑となるわけです。上等だ!最高裁まで行ってやるよ!テクノ最高裁!アシッド裁判!

Jah Jah Is Coming (OB1 Remix) by Benji303

さてアシッド3曲目。BPM145と結構なスピード感を持った曲なのですが、ハードグルーヴの文脈で使う分には許容範囲のスピードだし142くらいに落として使ってもよいでしょう。そしてハードグルーヴとの親和性という意味ではこのラガ的なちょっと脱力するフレーズとボイスがネタモノ感を出してフィールソーグッドなんですよ。こんなにバキバキのアシッドトラックなのにね。お薦めです。

Essence of House (Original Mix) by Orlando Voorn

3曲アシッドが続いて、ここいらでお茶が欲しい…という所で登場のこの曲、曲名の通りハードグルーヴ・ハードテクノというよりはどちらかと言えばハウス文脈なんですよね。哀愁グルーヴ。ストーリーがある。何か知らんがストーリーがある。意味ありげに使用して皆のメロウな思いを勝手に投影して頂きましょう。掛けてる本人はシレっとしたもんです。多分。

Music Inside My Spirit (Original Mix) by Black Rover

一昨日774Muzikくんが貼ったチャートにも入っていましたね。チェックする方向性は一緒か…くそう。でもまだ紹介されていなかったみたいなので書いちゃう。もうド直球の格好良さですよね。ギットギトです。肉で言うならそこそこ上等なやつの脂身。こればっかりだともたれるけど、うめえんだよなあ…というやつです。ピークチューン。

次回更新は来週の火曜日!12月12日です。