今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2018/06/14

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

次回Hardonize B2Bスペシャルまであと1週間と迫ってまいりました。
インフォメーションページはこちら。

2018/06/23 Hardonize #30 -Back 2 Back Special-
先日の10周年記念回を経て、11年目突入! 細分化する「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルも内包し 各々のDJによる解釈でフ...

ワタクシはBee.Bee.さん、orinetoneさん、Takayuki Kamiyaさんの3人と共に四文屋難民と云う名義で出演致します。
各々の詳細については前回執筆した記事にてガッツリ紹介しておりますので、是非ご参考までに。

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2018/05/31
こんばんは。TAK666です。 レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、 2週間ぶりにワタクシが担当致します...
これと云って音楽に於ける明確な共通点があるわけではないけれど、各人、プレイの振れ幅だけは広いのでどんな流れになるのか、当人ですら予想がつきません。
是非06月23日は現地でご確認頂けますと嬉しく思います。

さて、今回のようなケースでなくともB2Bと云うものは完璧に思い通りに進行することはないと言って良いでしょう。
相手がどんな曲を用意してくるのか、自分の渡した曲に対してどう返してくるのかはその瞬間になってみるまで分からないものです。
そしてそれを受けてどんな曲を返すべきかと云うのも瞬時に判断しなければなりません。

これが淡々と平和に進行していく流れならまだ自分に渡されるまでの間にある程度の準備ができるのですが、唐突に派手だったり、インパクトの強い曲の応酬になることも少なくありません。
こう云った『荒れた』展開に於いて機能するカテゴリーと云えば、
そう、ブートレグです。

今回は四文屋難民のメンバーに対して有効打となりそうなブートレグ楽曲をご紹介します。
比較的最近のリリースに絞っており、フリーダウンロード曲も多めなので気軽にポチってお手元に忍ばせてください。
しょーもないものから、作られた意図がまるっきり分からない謎曲まで、いつもより多めに掲載しております。
それではいってみましょう。

Smoke On The Water (MrSteil Bootleg)


大変有名な70年代ロックアンセムネタ。
解説するのも烏滸がましい程よく知られたフレーズであるユエ、EDMやトランス系など派手なジャンルにリメイクされるのはよく聴いてきましたが、まさかダーク系テクノのアレンジがあるとは思ってもいず。
リリースされたのがたった半年前と云うのもまた謎。
オールドスクールなダークミニマルを踏襲したかのような、シンプルながらもヘヴィーウェイトなリズムがインパクトあります。
これを作ったMrSteilと云うアーティストはOxytech Recordsと云うレーベルに所属しており、そちらも同系統の暗くて硬くてイカついテクノが粒揃いでオススメです。

Last Christmas (ARTCORE [TECHNO] Bootleg)


時期外れで大変申し訳ございませんが定番クリスマスソングネタ。
これもまた大ネタ具合とは裏腹にドゥーム系テクノのアレンジ。
深くシリアスな音の反復がメインなのに、ブレイクであのフレーズが入ってきて全て台無しになるあの感じです。
そして何事もなかったかのようにまたストイックなリフに戻る。もう大好きこういう悪ふざけ。
このARTCORE [TECHNO]と云うアーティストもOxytech Records出身。
活動歴はまだ1年と云う若さながらこの手のフリートラック含め、多くのリリースを世に輩出している超新星です。要チェック。

Grady G / James Brown Is Still Alive


近年、フェイクニュースが話題に上がることがよくありますが、90年代には『某ファンクの帝王が死んだぞ!』と云うフレーズをサンプリングした曲が大流行したことがございます。
その後、『まだ生きてるんじゃねーか!』ってフレーズを元にした曲も出てくるのですが、言うまでもなく表題の曲のネタ元になります。
Hardonize #28でBee.Bee.さんにご出演頂いた際、プレイしておりましたが凄まじいガラの悪さとインパクト。
他にもメタルの大御所の曲インスパイアされた曲なんてのもリリースしていたGrady Gですが、残念ながら現在は活動休止中。
リリース元であるVicious Circle Recordingsは、この手のドライブ感のあるUKハードハウスの総本山と言えます。

The Dead Man / Axel F (Hands Up Mix)


タイトルで大凡察しがつくと思いますが、ネタ元です。
ジャーマントランス(日本ではサイバートランスなんて呼ばれ方もしていました)の現代解釈に当たるハンズアップと云うタイプのアレンジです。
有体に申し上げてクッソチャラい。そして絶妙にダサい。なんでメインリフが3連符なのか。
音は煌びやかでド派手なのにどこか脱力させる瞬間があり、定番だったり流行しているジャンルのフレーズサンプリングや要素を取り込むことに一切の躊躇がない(つまりチャラい)、そこに魅力がある音楽です。
これがリリースされたDNZ Recordsは、ハンズアップのレーベルと云うよりはスカウスハウスだったりバウンス系に重きを置いているところですが、それもそれで違う脱力感を味わえます。
この手のジャンルはキックに対して完全裏打ちのベースがお決まりなんですが、実験的なパターンで配置しているトラックが割とあるのでバカっぽいけど油断ならないと云う印象があります。

It’s My Life (C. Baumann Remix)


これも元ネタ解説するまでもないですね。
ハンズアップの節操のなさにかける言葉が見つかりません。
ある程度原曲を知っている方からすればこのアレンジは一切ヒネらない、徹頭徹尾予想通りの展開をします。こういうところも本当にチャラい。褒めてます。
これを作ったChristopher Baumannはロシアのクリエイターだそうで、彼のSoundcloudアカウントには他にも大量のブートレグが転がっております。

余談ですが、最近とあるワイルドな名前のデカい人のDJ聴いてるとよくかかります。
曰く、『どうしようもなく疲れた時になかやまきんに君のネタを見ると元気が出る。』だそうです。

Scatman (Groove Over Jazz)


これもタイトルそのまんまですね。
Hardnize御用達のファンキーなハードテクノ、ハードグルーヴにアレンジされたもの。
『このトラックを作ったのは誰だあっ!!』と海原雄山ばりに叫んでみると・・・あぁ、Hardonize #21にご出演頂いたあなたでしたか。
原曲のジャジーなリフを意識した上でハードグルーヴマナーに沿ったパーカッションリズムを配置しているのはお見事。使いどころも多そうです。

Mortal Kombat Techno Tribute (Kalu Bootleg)


過激なグロテスク、ゴア表現を確立し、今尚ナンバリングが続いている人気格闘ゲーム、Mortal Kombat。
1995年には実写映画化もされており、そのテーマソング(何故東洋が舞台の作品なのにユーロビートっぽいのかと云うツッコミは置いておいて)、ゲームファンなら誰もが1度は聴いたことがある有名なもの。
それを元ネタとしたハードミニマルがコチラです。
チープなシンセリフと暗いリズムがさながら水と油。とはいえハードミニマルなので多様性には富んでいるあたり、ズルいと思いました。
このKALUと云うアーティストも2015年から活動を開始したと云う最若手の部類です。

尚、何故かPVまであります。Mortal Kombat好き過ぎるだろ。

Hakuna Matata (Adronity Psy Bootleg)


最後にご紹介するのはこちら。
これこれが元ネタと云う絶対にヤバい曲。
そしてジャンルはサイケデリックトランス。
メインリフはネタ元一切関係ないので、ブレイクのインパクト頼りで一気にジャンルシフトしたい時なんかに超使えます。

Adronityはここ1年くらいで結成されたEDMユニット。
他にはPPAPのブートレグなんかもあって、一筋縄ではいかない変態めいた音使いをしてくれます。

以上、最近のブートレグ特集でしたが、如何だったでしょうか?
対四文屋難民と云うことでBee.Bee.さん、orinetoneさん、Takayuki Kamiyaさんの3人を意識して選出してみたつもりです。
実際これらがかかるかどうかも分からないし、或いは他のB2Bゲストやレジデントがこれを見てしめしめと自身のストック強化に励むかもしれません。
しかし繰り返しになりますが、普段1人ではできないようなセット構築になるのがB2Bの妙だと思っておりますので、結果面白いプレイを提供できるならなんでもアリというのが心情です。

次回のパーティー前に記事を書くのは今回が最後ですが、他の人のプレイも含め、とてもワクワクしております。
06月23日土曜日、15時より早稲田茶箱にてHardonize #30 -Back 2 Back Special-行います。
何卒よろしくお願い致します。

次週06月19日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。