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今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/08/18

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

次回Hardonizeの告知が出ましたね。

2016/10/08(Sat) Hardonize#25
細分化する「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルも内包し 各々のDJによる解釈でフロアにお届けするハードグルーヴパーティ! 2...
ご覧の通り、KAN TAKAHIKOさんとDJ DEPATHさんをゲストにお招きしました。
手前味噌ながら、彼らがテクノのパーティーに出演すると云うのは相当珍しいんじゃないかと思いますが、実は長い音楽歴の中にテクノに親しんだ時期があるのだそうです。
ご存知のように選曲の幅が広い両名でございますので、どんな空間になるのか非常に楽しみ。
無論、我々もその幅広さについていくようなプレイを心がけますので10月08日、早稲田茶箱にてお会いしましょう。

さて、今回も前回に引き続き、
ハードテクノの中でもストイックな楽曲を作っているこの人にスポットを当てます。

【DJ Reversive】

DJ Reversive

ハードテクノ界ではかなりレアなアメリカ、ロサンゼルスのアーティスト。
2005年より活動を始め、ハードテクノを軸にミニマル、シュランツと云った周辺ジャンルもこなして活動中。
過去紹介したアーティストのように自身でレーベルをやっているわけではなく、
主な実績としてBanging Grooves Records(名前からしてイカす。)や、
Tekkno Recordsなどからリリースしているようです。
作風はとにかく重厚で無機質なリズムが特徴。
それが延々と反復する上に更にシンセや金物が乗っているので
むしろ疾走感のある前のめりなグルーヴを醸しています。
何と云うか、ハードテクノと言われて思い浮かべる90年代の音楽が
そのまま現代に持ち込まれている感じ。
あの時代への敬意を掲げて現在活動している印象を受ける、そんな方です。

余談ですがワタクシは上に挙げたBanging Grooves Records、
そしてTekkno Recordsと云ったレーベルのリリースが大好物でして。
前者はディスコやフィルターハウスと云ったファンキーな音楽を、
後者はミニマルや低速のインダストリアルなどゴリゴリした深い曲を
数多く輩出しているレーベルです。
これらの音はあまり現在のシーンに於いて脚光を浴びる機会が少なく、
本当に好きな人たちが細々とリリースを積み重ねているような状況なので、
こういったレーベルが今尚残っているのは超貴重。
掘ってみて気に入じしゅうった曲があれば是非お布施をして頂きたいところです。

そんな彼のオススメ楽曲がこちら。
尚、後ろにいくにつれてBPMも速くなります。

DJ Reversive / Check This Out

DJ Reversive / FuturisticSPHERE

DJ Reversive / Harmonic Impact

DJ Reversive / Ramzid

DJ Reversive / The Underground

次週は774Muzikさんが担当します。今回はこれにて。


今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/08/04

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

ご存知のようにHardonizeはハードテクノにスポットを当てたパーティーですが、
一口にハードテクノと言っても色々あるわけでございます。
大まかに分ける方法として雰囲気で陰と陽、
つまり暗いハードテクノと明るいハードテクノとすることもできます。
前回前々回で紹介したRaul Mezcolanza、David Moleonはお聴きの通り
派手で陽気なトラックを多く作っているため、上記分類では陽と云うことになります。

と云うわけで今回は反対に陰のハードテクノについてご紹介したいと思います。
スポットはこの人。

【Ganez The Terrible】

Ganez The Terrible

モン・サン・ミシェル修道院で有名なフランス西部、レンヌのクリエイター。
キャリアは相当長く、90年代後期から20年以上活動を続けている大ベテランです。
CENTRAL MUSICと云うセルフレーベルからのリリースが主立ってますが、
伝説のアシッドテクノレーベルであるSTAY UP FOREVERや、
フレンチハードコアレーベル、ASTROFONIKのサブレーベルからのリリースもあったりと
多岐に渡ります。
作風もこれまたハウス、テクノ、ブレイクスからシュランツまで幅広いですが、
DJや楽曲を聴く限り、コアになっているのはハードテクノ、
それもアシッドテクノ要素のあるビヨビヨ鳴っているハードテクノでしょう。
鳴っている音色は変わらず、シンセのパラメーター操作だけで曲の展開を作るこの音楽は
今尚中毒者を量産し続けています。
彼の音楽に触れることで出口の見えない深みにハマる感覚を味わうことができますよ。

余談ですが2013年に初来日しており、その際に見に行きました。
アシッドやミニマルの推進力にグイグイ引っ張られて2時間があっという間でした。

そんな彼のオススメ楽曲がこちら。

Ganez / Vida Conyugal (Re-Edit)

Ganez The Terrible / Krystalik

Ganez The Terrible / Land of Acid

Ganez, Dr Chekill feat. The Egg / Brutal

Ganez The Terrible / Eighties

あと大分前の作品ですが、このEPに入っている
Ganez The Terrible / Antologik
と云う曲もシンプルながら力強いストンプ系ハードミニマルでオススメです。
フリーなので持っていくが良。
Motormouth Recordz
http://www.motormouthrecordz.com/post-cult.htm

次週は774muzikさんが担当します。今回はこれにて。