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Hardonizeゲストが選ぶ2025年のハードテクノ10選 【VITAMIN編】

[2025/03/01(sat) Hardonize #49 ゲスト]

VITAMIN from Shizuoka

静岡県の港町、焼津市生まれ焼津市育ち。悪いサカナは大体トモダチ。
テクノ全般、アッパーなグルーヴ、ハードミニマルを得意とする。静岡県内を中心に多数のパーティーでプレイ。
安定したMIXテクニックと明るいキャラクターも手伝って、層が厚い静岡のクラブシーンの中でキーパーソンの一人として活躍している。

“VITAMIN” was born and raised in the fishing port town of Yaizu Shizuoka Japan.
He is Techno DJ in based Shizuoka Japan.
His playstyle is Techno in general, and He is good at upper style and oldschool hard minmal style.
He played many gigs and He got high praise.
He is a menber of Shizuoka inportant DJ’s because he is cheerful and He makes awesome mixres usualy.

Hardonizeゲストが選ぶ2025年のハードテクノ10選 【VITAMIN編】

R.M.K / Factory Streets

ジワジワ疾走感が気持ちいい。ブレイクの抜け感もGOOD!

Ramon Tapia / Roddel

印象的なシーケンスがミックス映えする一曲。ボトムの硬さもいい感じ。

Shlomi Aber / Limelight

重いキックに跳ねるハットにイカすボイス!

DJ SWISHERMAN / Asset 1

どことなく「In Yer Memory」みのある一曲。ほど良いトライバル感もいい!

NØNE / XX 23 B2

チェンジ・オブ・ペースに重宝した一曲。

Khabiar / Ok, I’m Here

空間系シンセと疾走するトラックがアガる一曲!

Hollen / Rushing Flow

ブリブリしたベースが気持ちよいハードトラック!

Cool Miles & The A.D.H.D.I.S.C.O / When It Feels Good (Geto Mark Edit)

アッパーシカゴハウス!ハードテクノにも相性良しでメチャカッコイイ一曲。

KiNK / Pump (Version B)

印象的なボイスとビヨビヨ音が小気味良い一曲!

Floorplan / Only God

年の瀬に現れたヤバめな一曲。激ファンキーテック!

まとめコメント

またHardonizeの皆さんとフロアでお会いできる時を楽しみにしております!良いお年を〜☺️


Hardonizeクルーが選ぶ2025年のハードテクノ10選 【yuduki編】

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

Hardonize 51ありがとうございました。


先週土曜日はHardonize51回目、ご来場ならびに配信で見ていただいた皆様ありがとうございました。ここ数回のHardonizeの中ではなかなかに珍しい回だったのではないでしょうか。ストレートに全員がハードテクノという連想される音ではないサウンドが多かったですが、きっとハードテクノを連想したプレイだったのだろうと思います。

次回は春になる前に開催できればと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

お知らせ

X(旧Twitter)にてお知らせしておりましたが、レジデントによる2025年10選以外にも、今年もゲスト出演いただいた方々からも10選を選んでいただく予定となっております。公開スケジュールは以下の通りとなりますので、お楽しみに。

12/09 : yuduki
12/11 : TAK666
12/16 : 774Muzik
12/18 : Sango
12/23 : 2025出演ゲスト予定(1)
12/25 : 2025出演ゲスト予定(2)

今週のピックアップ

今週と来週についてはHardonizeレジデントによる2025年のハードテクノピックアップ記事となっております。Hardonize51回目のプレイリスト振り返りは年明けからスタートします。

ということで、yudukiの選ぶ2025年のピックアップはこちら。順番はAtoZで表示しているのでランキングとかではないです。念の為。

Audio State / The Movement

この曲、完全にBeatportのBPM誤検知で新譜チェックから漏れていたのですが、2025/7のUMEK出演の「NumaTronic」映像で聞いてやられて即購入した[Planet Rhythm]からリリースのハードテクノ。疾走感のあるシンセリフで駆け抜けていくナイスハードテクノ。

DEAS featuring DJ Rush / Geeks On Hubbard EP

昨年末のリリースからかなり好調なリリースが続いていたDEASによる、安定してハードテクノをリリースし続けている個人的信頼のレーベル[ARTS]からのリリース。DEAS節とも言えるずっしりとしたボトムとチャカポコとしたパーカッションにDJ Rushをフィーチャリング。アクセントにかなり強烈なインパクトとして大活躍でした。

Gary Beck / Hopper

去年10選にピックアップした「Fold」から続いて、今年も大活躍してくれたトラックが多かった(多すぎた)のですが、本当にいい曲が多すぎた結果、最後の最後まで「Just Keep Us」との2択で悩みに悩みました。最終的には2025年のGary Beckと言ったらやはりこれだろうということで。哀愁の漂うピアノリフに差し込まれる、ブレイク直前のメロディがインパクト◎なハードテクノ。

今年はVENTでの来日公演もとても良かったし、来年のリリースも期待してます!

Hertz, UMEK / Ivory

常連になりつつあるぐらいのペースで新譜をピックアップしてましたが、今年も本当にリリース殆どが絶好調だった[sway]からのリリース。レーベルオーナーHertzとタッグを組んだのが大ベテランUMEKというなんとも凄い組み合わせによるハードテクノ。

「Ivory」のリリース前にUMEKがレーベルオーナーの[1605 GROOVESECTOR]からこの組み合わせがリリースされてましたが、両者のレーベルからそれぞれのスタイルでリリースがあるというのがまた良さがありますね。Swayからリリースの今作は何と言ってもブレイクから最後までJaguarを彷彿とさせる泣きのエレピが炸裂する、どの時間帯でも大活躍の来年も盛り上がる事間違い無しのキラーチューンです。

KLBR / Life Force Connection

良作なハードテクノをリリースするRamon Tapia主宰[Say What?]からブラジル出身のプロデューサーKLBRによるハードテクノ。軽めなパーカッションとシンセリフで若干のファンキー感もありつつ、やや丸みを帯びつつハネ感のあるキックで駆け抜けるハードテクノでGood。

Obscure Shape / Sanjuro

キレイめなメロディライン(いわゆる、デトロイティッシュと言われるサウンド)に定評のある[Mitsubasa]からドイツのプロデューサーObscure Shapeによるハードテクノ。シンプルかつ太め・重厚感のあるキックとシャキッとしたハットに澄んだ空気感のような透明感あるダブコードみのあるデトロイトシンセで展開していくトラック。こちらも序盤~終盤どの時間帯でもしっかりと活躍してくれる1曲。

PUSHMANN / Work Dat

REKIDSサブレーベル[RSPX]からスペインのプロデューサー/DJ PUSHMANNによる6月リリース。重厚感がありつつバウンシーなボトムに、ヒプノスティックのあるシンセフレーズとヴォイスサンプリングの反復で最後まで攻め立ててくる、ハードミニマル寄りのストイックなトラックでDJツールとしては抜群。

UMEK, Polyvinyl / The Rock of Madness

例年10選で同じアーティストのトラックはピックアップしないように少しバランスを取ろうとしているのですが、今年に限ってはどうにも外せなかったということで、[1605 GROOVESECTOR]という1605のサブレーベルとしてかなりガッツリとしたハードテクノラインを始動させたUMEKによるリリース2作目。

1作目「Mechanically Intensive」はかなりパーカッシヴなトライバル寄りな音でしたが2作目となる今作は薄めのリバーブの効いた短いリフの反復とズンドコとしたビートで展開するハードテクノということで個人的にかなり重宝した1曲でした。来年も1605 GROOVESECTORには期待してます!

X CLUB. / You’re Not a Popstar

VENTでの来日公演がハードグルーヴ~レイヴ~ブレイクス~ジャングルとジャンル横断な感じでウェアハウスでのレイヴパーティ感をVENTに持ち込んだ(と個人的に思っている)X CLUBによる5月リリースのこの曲をピックアップ。現行のUKレイヴ~ハードグルーヴの潮流を絶妙なバランスで作り上げたナイスハードグルーヴトラック。

YO-C & B.U.S feat. KAORI / Beat Per Love(ATT Remix)

我らが大先輩DJ YO-CさんとB.U.S.さんによるハードハウス〜テクノクラシックの名作が2025年に[TREKKIE TRAX]から再発。その中でも個人的10選はやはりハードグルーヴなテイストでリミックスしたこちら。オリジナルのハッピーなヴァイブスをそのままに、多幸感溢れるサウンドメイクとリスペクトを感じるハードグルーヴリミックスで大活躍でした。

今年もリイシューリリースはたくさんありましたがその中でも衝撃だった一つがこの再発並びにリミックスでした。というのも、ちょうど今年の春先ぐらいにオリジナルをかけたいなと思っていたタイミングとぴったりすぎた事もあったので、なにか感じ取ってたのもあるのかもしれないなと 笑 リイシューをしてくれた[TREKKIE TRAX]クルーには大感謝。

全体振り返り

今年は様々ありまして(詳しくは直接会ったときにでも)例年に比べると新譜を購入するペースが落ち気味だったのですが、その中でもちゃんと強い曲は全部じゃないにしろある程度ピック出来ていたのでディグの感覚は薄れてないなと。上記で書いてる通り漏れてるのもちらほらありましたがw

2025年の新譜ディグについて

今年のBeatportのディグに関しては大きく変わったのがPeaktime/Drivingが有象無象過ぎて完全にMy Beatport頼りになり、その代わりにRaw/Deep/Hypnoticを中心にTech Houseにも後半範囲を広げて行ったことでかなり新しい発見があったなと。Peaktime/Drivingは今までのディグ方法だと2週間で8ページ×150曲とか時間かかって仕方ないので、何か考える必要ありという反省点も。

Bandcampも色々とディグ手法を考えつつ、ベストな方法はまだ出てないのでなんとも言えないですね。いい方法はいくつか試しているけど、これが答えだ!というのはあまりなくまだまだ精進が必要ですね。

2025年のハードテクノについて

今年もハードテクノは大豊作でした。ありがたい。

去年の10選で「BPMがどんどん早くなっていく&曲が短くなっていく傾向」というのを書いてましたが、今年も引き続きその傾向はあり概ね5分台(4分も多数)という状況は変わらず、BPMもちょっと早すぎるな~という状況も去年後半から同様でしたので、おそらく2026年についてもその傾向は変わらないままなのかなと思います。

引き続き、BPM揺り戻しが来るのではないかと思う所ではありますが、ハードテクノと言っても様々な周辺ジャンルもあり、多様性という意味では本当に幅広い音楽だと思っているのでHardonizeは引き続き「自分たちの考えるハードテクノ」を中心に今後もBlogやパーティなどで発信を行っていきたいと思っています。

そして去年出来なかった「昨今のハードグルーヴ事情」の記事化はなんとかしたいなあ、とぼんやり考えていたまま労働に破壊されてどうにも出来なかったので2026年こそは…という感じでもいますし、色々な方のご協力をいただく必要があるな、とも感じてます。その際は色々とお声掛けさせていただくかもしれません。

そんなこんなで今年も色々ありました!来年もHardonizeをよろしくお願いします!
残る更新はあと5回、次回更新は木曜担当TAKくんです。
一足先に皆様良いお年を。