「 Resident DJs Playlist 」一覧

今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/05/30 【#46.5プレイバック】

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

御礼とか色々

もう先々週末ということでちょっと間が空いてしまったのですが、Hardonize初の静岡出張編!46.5のナンバリング回が無事に終了いたしました。初めて行く箱である静岡COAさんのFunktion-Oneがこれまた非常にいい鳴りで、リハ中にテンション上がってしまいましたよね。

静岡側ゲストのAONOさんとSHIGeさんの間の出番ということで、まあゲストに挟まれるとやり辛いですよね心情的に!と言いつつ持ち味はしっかり出させていただきました(この後のセトリを見て頂ければわかるかと)そして本間さんの恒例4デッキプレイ!みんなDJブースかぶりつきで見ていたよね…

直前で残念ながら2名の欠席者が出てしまったので、この静岡編については第2弾といいますかリベンジ的な回がまた予定されるものと思っております。その際はまたよろしくお願いいたします。

余談ですがその日は静岡駅近くのカプセルホテルに泊まり、翌朝はすぐ帰らず焼津に向かいました。マグロおいしかったです。焼津と言えばマグロ。

 

次回開催について

静岡編の最後のご挨拶の辺りで発表になっていましたが、そして先週の記事でもチラリ触れられておりますが8月初旬に毎度おなじみ茶箱での通常開催となります。ゲストDJなど詳細は近日中に出るかと思いますので、こうご期待!!

 

 

 

 

さて。
恒例ですが、Hardonize#46.5のセット振り返りをやっていきましょう。

 

Hardonize #46.5 / Sango

01. To be Continued (Original mix) / Splinter (UA), Louwave

序盤の数曲はここ半年の最新ハードグルーヴから。CDJで受け取ってそのまま1曲はCDJで繋いでしまいます。2曲目から自分のPCでのプレイ。

02. Baby Let’s Vibe (Original mix) / Splinter (UA), Louwave

03. Generator (Original Mix) / Borja Martin

04. Variation 1 (Original mix) / Gary Beck

05. Joga Funk (Original mix) / Stanz Amor

06. Groove Weapon (Original mix) / RITCHIE CARTER

07. Neon (Original mix) / Filterheadz

最新ハードグルーヴセクションはここで一区切り。中盤戦に向けて熱量上げていきましょう。Filterheadzはどのセクションでも使える楽曲を取り揃えていてえらいですね。しかも全部良曲という。どうなってんだ。

08. CLONES03[B] (Stakker) / Unknown Artist

https://www.discogs.com/ja/release/353153-Unknown-Artist-The-Third-Clones

09. Juggernaut / Daz Saund, Ben Tisdall

10. CLONES04[B] / Unknown Artist

https://www.discogs.com/ja/master/562251-Unknown-Artist-The-Fourth-Chapter

11. CLONES09[B] Nihad Tule / Unknown Artist

https://www.discogs.com/ja/master/787527-Boriqua-Tribez-Nihad-Tule-Clones-9

CLONESにジャガーノートも混ぜるという、音がきたねえシリーズ。ハードグルーヴってよりは「ハードテクノ」のセクション。

12. The Trumpets Gang (Original Mix) / Charly McPuros

13. The Discobus (Original Mix) / James Black Presents

14. Pontape (Coyu & Flug Remix) / Renato Cohen

15. I Feel Love (Remix) / Donna Summer

https://www.discogs.com/ja/release/626476-Donna-Summer-Jeff-Mills-DJ-Funk-I-Feel-

ハードテクノから少しハードグルーヴに戻して2曲入れた後に「ハレ」用の「必殺技」を擦ります。これ確かDJ始めて間もない頃に3時間くらいShoutcastで配信した事があって、JustKickみたいなこと他のレコードでも出来ないかなあとやってみたらバッチリ出来ちゃったというやつで。てことはもう18年以上は擦ってるネタだなこれ。

Pontapeのブレイク入りの拍でDJ Special NeedsのI Feel Loveの頭を入れるとブレイク明けピッタリにボーカルが始まります。Coyu & Flug Remixは元祖と尺も展開も一緒なのでそのまま使えるやーつ。

16. Delight Head / KAGAMI Feat. Kaori

https://www.discogs.com/ja/release/655408-Kagami-Delight-Head-The-Boogie-Bush

ドナサマーから少しディスコ風味にブリブリ感を出しつつ…なんて考えていたらちょうど目についたのがカガミでした。そういえば2010年5月25日からもう14年…

17. California Soul (Alt-A Bootleg) / Marlena Shaw

ここからブレイクビーツ気味に。相変わらずかっこいいブート。
っていうかまだダウンロードできるのこれ???みんな貰っておけ!!

18. Strings Of Love (Original Mix) / Flash Cats

19. I m Ready feat. Jennifer Bolton (Original Mix) / Jennifer Bolton, Jimmy J & Cru-L-T

レイヴブレークスちょっとやりたかったんだよね、ということでおキレイ系のやつを2曲。

20. Going Back To My Roots (Re-Edit 2) / Killa Productions

https://www.discogs.com/ja/release/644106-Killa-Productions-Going-Back-To-My-Roots

21. Stars (Original mix) / ATT & DOUBLE PEACE

22. Apokalypse (Original Mix) / Filterheadz

終盤匂わせをしておきながら、そのままだとパーティ終わりそうになっちゃうから終わらせないためのアポカリプス。ファンクションワンで鳴らしてみたかった。

23. Get Loud (Original Mix) / Raul Mezcolanza

2024年もゲットラウドしちゃーす。

24. Something Good / Unknown Artist

https://www.discogs.com/ja/release/1346740-Unknown-Artist-Black-Label-Bootlegs-Vol-2

25. Euphoria (Original Mix) / Filterheadz

今年の大大大アンセム候補!というのを4月の記事でお伝えしております。要チェック。

26. Feel (MRD Remix) / Lee Ann Roberts

最後は少しテンション抑えめのハードグルーヴを繋いでバトンタッチ。

 

 

まとめ

静岡遠征回ということで何をやるかは色々考えていたのですが「Hardonize」の名前を冠している、Hardonizeを静岡でやるんだ、ということであれば奇をてらう必要はないわけです。そんなわけで自分らしいセットで。多少「よそ行き」感はありつつも芯はブラさないというのを心掛けております。

あー楽しかった。

 

 

というわけで本日はここまで。
次回更新は6月4日です!


【特集】Hardonize#46.5 プレイリストピックアップ - Resident’s Recommend 2024/05/23

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【Hardonize #46.5 無事終了】

先週はHardonize #46.5でした。
お越し頂いた方々、お聴き頂いた方々、本当にありがとうございました。

ゲストにお招きした静岡ローカルプレイヤー2名はそれぞれ地方ならではの特色がありました。
AONOさんはテクノクラシック、大ネタサンプリング、最新トラックを大胆に行き来しつつ、それでも一定のグルーヴはキープされている技巧も合わせ持ったプレイだったように思えますし、
SHIGeさんはより緻密にメロディー、リフをコントロールし、持ち時間いっぱいを通して空間を演出していく職人気質溢れる内容でした。
今回残念ながらご出演が叶わなかったVITAMINさんも含め、個性的なプレイヤーが多く揃っている土地だなということを再認識した次第です。
是非またご一緒したいですね。

尚、東京からお連れしたHomma Honganji御大は相変わらずのハイスキル4deckプレイで一体どうやってサウンドコントロールしているのか分からず、ブース回りに人だかりができた瞬間もしばしばありました。

また、開催場所である静岡COAFunktion-Oneサウンドも相変わらずキレキレでした。
低音に強いからか、ちょい古めの音やHomma Honganjiさんのヴァイナルの音が特に映えていたような気がしました。

で、次回Hardonizeは08月初旬に早稲田茶箱に戻っての開催となります。
ゲストDJなど詳細は追って公表致しますので、ご期待ください。

【告知】

06月15日(土曜日)に渋谷Another Dimensionで行われるオールジャンルのパーティー、TYMM07に出演致します。

当Hardonizeのボス、yudukiさんがレジデントを務めるパーティーに初めてお招き頂きました。
深夜らしいソリッドな音にスポットを当てている回が多く、幅広いシーンから様々なゲストを招聘していることで個人的には好きな催しです。

今回ご一緒させて頂くゲストプレイヤー、MASASHI MATSUIさんはアシッドテクノやシカゴハウスをメインサウンドに、ヴァイナルでガシガシスクラッチを織り交ぜながら豪快且つスキルフルにMIXを展開していく方。

【TECHNO MIX】DJ MASASHI MATSUI /LIVE AT ARENA SHIMOKITAZAWA

【TECHNO MIX】DJ MASASHI MATSUI /LIVE AT ARENA SHIMOKITAZAWA – YouTube

これは自分にはできんなぁと感嘆すると同時にファンキーな一晩になりそうな気配が既に漂ってますので、精一杯華を添えたいと思います。
是非お越しください。

【Hardonize #46.5 トラックリスト】

さて、自分はこの日Homma Honganjiさんからバトンを受け取ってのトリというポジションでした。
最後の順番ということに加え、今回はパーティーの時間枠が通常より1時間長いこともあり、この時点でまぁあらかたのハードテクノは流れ切っているわけです。
なので、今回の自分の役割はデトックスだなと割り切り、ドが付くくらいディープな内容に終始しました。
途中ビートを完全に無くしたりして、16年に及ぶHardonize史上でもかなり珍しいプレイになったと自負しています。

大まかには
速いディープテクノミニマルテクノ非4つ打ちテクノアンビエントミニマルドラムンベーステクノ

全容はこちら。

No Artist Trackname Link
01 P-ben Enter The Ship bandcamp
02 Marina George Something Broken bandcamp
03 Black Mirror Park Disorder 7 bandcamp
04 Audionerd (Col) Talisman (Mwamwa Remix) bandcamp
05 Jiho Delicate Relationship bandcamp
06 The Answer Wild Animals bandcamp
07 Pol Suspect bandcamp
08 Sub Basics Quantum Zone bandcamp
09 Absis Paranoid bandcamp
10 Aheloy! fortB bandcamp
11 Undveld You’ll See Me Again, But It Won’t Be Me bandcamp
12 Sciama Blooms bandcamp
13 Aucuba Replica Which Flow (ABSIS Remix) bandcamp
14 ASC Pulsewave bandcamp
15 ENA 20 Division bandcamp
16 ROCKWELL REVERSE ENGINEERING YouTube
17 Nooch, Joik Step Back bandcamp
18 Crystal Waters Gypsy Woman (Bredren bootleg) SoundCloud
19 groovy D Don’tCareBoutMe bandcamp
20 Orbital Halcyon & On (Logic 1000 Mix) bandcamp
21 Marco Bailey Kanai bandcamp
22 Joris Voorn Psyche junodownload
23 Christian Smith Stratosphere (Ronnie Spiteri Remix) bandcamp
24 Lone Tree for Tree bandcamp

例によって数曲かいつまんでご紹介します。

【曲紹介】

03 / Black Mirror Park / Disorder 7

Disorder 7 | Black Mirror Park | Planet Rhythm

ドイツのプロデューサーBlack Mirror Parkによる速いディープテクノ
ハイハットリズムの推進力を備えつつも、淡々と真っ暗で深いビートが進行していくトラック。
ただ、中盤でショートブレイクの後に非4つ打ちにスイッチする箇所があり、アクセントとして良い感じに機能します。

06 / The Answer / Wild Animals

Wild Animals | The Answer | L-ONN Records

国籍不明のプロデューサーThe Answerによるミニマルテクノ
パッドシンセのループによる長回しのリフがメインの渋いトラックである筈なのに、それ以上にインパクトのある象の鳴き声。
しかも割と頻繁に差し込まれる。
どういう感情で作られたのか、聴いている我々も反応に困る変ミュージック。

08 / Sub Basics / Quantum Zone

Quantum Zone | Temple of Sound

イギリスのプロデューサーSub Basicsによる非4つ打ちテクノ
もやのかかったサウンドと偏屈なビートが反復するトラック。
地味にウワモノが変化していくものの、展開らしい展開は皆無のストイックな構成です。

10 / Aheloy! / fortB

fortB | aheloy! | Discos Extendes

ポーランドのプロデューサーaheloy!によるエレクトロニカ
前半は浮遊感のあるパッドシンセとクリックリズムが特徴的ですが、後半は完全にノンビート進行になるトラック。
今回のようにテクノからアンビエントへのシフトには最適解といえるでしょう。
意外と深いところでベースが鳴っているので、静岡COAの環境で鳴らしてみたかったというのもあります。

12 / Sciama / Blooms

Blooms | Sciama

イギリスのプロデューサーSciamaによるアンビエント
完全ノンビートのトラック。
霧の中にいるような像の見えないサウンドを主とし、たまに残響音を伴った電子音が聴こえるという構成です。
今年02月のリリースだったので前回のエレクトロニカ特集で触れることができませんでしたが、これも最近よく聴いていたものになります。

14 / ASC / Pulsewave

Pulsewave | ASC

アメリカのプロデューサーASCによるミニマルドラムンベース
不定形ビートミュージックの1種グレイエリアの祖による作品であり、その複雑なリズムはこの曲にもよく現れています。
ハーフテンポのドラムンベースリズムとエレクトロニカの空気感が程良くマッチしたトラック。

16 / ROCKWELL / REVERSE ENGINEERING

Rockwell – Reverse Engineering – YouTube

イギリスのプロデューサーRockwellによるドラムンベース
2010年にリリースされたドラムンベースに於ける異端作品。
メインのリズムを構成しているのはなんと逆再生されたドラム。
最後までそのビートで進行していくので、めちゃめちゃ変なサウンドになっています。

加えてこの作品は現在ヴァイナルでのみリリースされているのですが、そのヴァイナルの再生方向も逆で、内側から外側に向かって針が進んでいきます。
全部ひっくるめて唯一無二のアート作品。

18 / Crystal Waters / Gypsy Woman (Bredren bootleg)

Stream Crystal Waters – Gypsy Woman (Bredren 2015 Bootleg) – FREE DOWNLOAD by BREDREN | Listen online for free on SoundCloud

ベルギーのプロデューサートリオBredrenによるドラムンベース
タイトルの通り、ハウステクノに於いて定番中の定番曲を元ネタにしているトラック。
大きく変わっているのは元ネタがアーバンな雰囲気を纏っているのに対し、この曲はミニマル志向が強いリズムパートをメインとしているため、かなりストイックな印象です。

加えてこの曲にはテンポシフトの展開があり、途中でディープハウスに変貌します。
今回もそこからテクノに繋ぐ形で使用しました。

21 / Marco Bailey / Kanai

Kanai | Marco Bailey | Cocoon Recordings

ベルギーのプロデューサーMarco Baileyによるテクノ
ピアノの重奏やらギターサウンドやら、ウワモノがかなり豪華なトラック。
ド派手とも地味ともつかない程良くメロディアスな感じが今回のようなセットの〆に向かうのに丁度良いと思った次第です。
そこそこ前のリリースになりますが、やっと使う機会が巡ってきたといった感じでした。

22 / Joris Voorn / Psyche

Psyche by Joris Voorn on MP3, WAV, FLAC, AIFF & ALAC at Juno Download

オランダのプロデューサーJoris Voornによテクノ
これもそこそこ前のリリースですが、やっと使えたトラック。
長尺のパッドと儚くも煌びやかなシンセ群が感傷を誘います。
朝方にかけることができたら尚良しでしたね。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週05月28日は774Muzikさんが担当します。
では。

続きを読む