【Hardonize#46 Set Listその3】今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/02/20

こんばんは774muzikです。

例のアレが今週末に迫っております。

例のアレ


うーん何度見てもラインナップがヤバすぎる・・・。
僕らはHardonize Crewとして、大先輩の皆様のかわいがりを受けて参ります。
と言いつつも、4人でのフルタイムB2Bは初ということで、楽しみです。
是非現地にてお楽しみください。

ということで次の話題。
前回のsangoさんの更新で言及されていました楽曲管理について、全く参考にならないであろう僕の管理方法をざっくりと。

楽曲管理 774muzikの場合

僕の場合はこんな感じ。

基本的に、普段のMixで使う楽曲の9割方は一番上の「HardTech」と「Tribal」に入っています。
僕は自他共に認めるトライバルくそったれなので、とにかく大事なのは “トライバルか否か” なのですよね。
したがって、Hard GrooveであろうがHard Minimalであろうが差別なく、トライバルであれば「Tribal」へ、トライバルでなければ「HardTech」へ行っていただきます。
ただ、それだけだと流石に大雑把すぎるので、サブフォルダをこんな感じにしています。

僕がトラックを認識する場合の意識として、「トライバル/トライバル以外」の次のレイヤーとして「主菜がベース/リズム/メロディ」というところで分かれるので、それをそのままフォルダ分けしている感じです。
例えば、「HardTech/Bass」はこんな感じ。

完全に感覚のみでの振り分けなので、全く参考にならないと思いますが、まあ、どの曲がどの辺にあるか自分で分かればいい話なんでね・・・。
という与太話でございました。

さて本題。
前回、前々回の更新では、以下のものをご紹介しました。
Hardonize#46 Set Listその1:本戦用(リズム主体編)
Hardonize#46 Set Listその2:本戦用(メロディアス編)
本日は第三弾として、ディスコテック編をお送りします。

Hardonize#46 Set Listその2:本戦用(ディスコテック編)

KAGAMI – Disco Filter (Filter Filter Filter Edit) ※試聴なし

Groove Man – Hot Wax (Original Mix) ※試聴なし
Groove Man – House De La Groove (Original Mix) ※試聴なし

Groove Man – No Limit (Original Mix) ※試聴なし

ということで、本戦用のセットリスト紹介は今日までで終了です!
当日は、この3回でご紹介した約120曲からチョイスしてかけておりました。
セットリスト紹介は次回のレジデント&全員B2B用のセット紹介で全終了予定です。
今回の記事を書いていて、以前はbeatportで販売されていた楽曲が消えているというのがいくつかありました。
楽曲販売も永遠ではないので、これは!と思ったときには買っておきましょうね!

本日の更新はここまで。次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!ではー。


【特集】フリーダウンロード2023 (2):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/02/15

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知1】

予てよりお伝えの通り、次回のHardonizeは番外編として静岡での開催となります。

ロケーションは静岡市内のハコ、静岡COA
こちらにはFunktion-Oneというメーカーのスピーカーが常設されており、かなり低音映えするサウンドで有名です。
自分個人として何度かブースに立ったことがあり、その際はそれを良いことにディープ系ベースミュージックまで広げたプレイをしました。
普段と異なるロケーションだからこその試みがあるかもしれないと思うと楽しみですね。

出演者については追々発表していきます。

日にちは05月18日(土曜日)、14時からとなります。
静岡COAにて皆様のご来場をお待ちしております。

【告知2】

こちらもお伝えしておりますように、来週の竹芝BANK30で行われる、同店の3周年を記念したパーティーにHardonizeレジデント総出で出演します。


何度見てもこの豪華面子の中に我々がいるのが不自然で仕方ない。
しかしこうして貴重な機会を頂いたからにはしっかりと務めを果たしましょうというのが4人の共通見解です。
先輩方には及ばないにしろ、15年間パーティーを通して蓄えてきた各種ハードテクノを揃えて臨みます。

日にちは02月23日(金曜日・祝日)、15時からとなります。
竹芝BANK30にて皆様のご来場をお待ちしております。

【告知3】

加えて個人の出演としてBANK30 3RD ANNIVERSARY LAST DAYの翌日にENTER THE CENTERというパーティーが控えております。


この日来日公演となるSharkey30年近くハードコアのシーンに立ち続けているトップランナー。
特にトランスコア、フリーフォームハードコアと呼ばれる抒情的且つ攻撃的なサウンドに於いて一時代を築き上げたアーティストとして確固とした地位と信頼を集めています。
彼がレギュラーで参加していた、かつてReactからリリースされていたBonkersというMIX CDシリーズは、インターネットでの情報収集が難しかった当時のハードコアヘッズにとって最新楽曲を総ざらいできるカタログのような役割を果たしており、むしろ避けて通る方が難しかったように思えます。(ですよね?Sangoさん。)

そんなレジェンドクラスのアーティストに加え、同郷イギリスの後輩格であるRob IYFMonsterも一挙に来日する貴重なパーティーです。
脇を固めるローカルプレイヤーも国内ハードコア、ドラムンベースシーンから選りすぐりの腕利きが揃っている一方、TAKAMIさんやMorphonicsさんといったHardonizeとも縁のある方々も出演します。
そう、全く毛色の異なるパーティーなのにTAKAMIさんと2日連続で一緒の現場です。
これもなかなか珍しい。

日にちは02月24日(土曜日)、23時からとなります。
渋谷clubasiaにて皆様のご来場をお待ちしております。

【今回のお題】

さて、ここ数年の新年1発目の僕の記事では正月のお年玉に因んだフリーダウンロード楽曲を取り上げる特集を行っており、今年もそれに沿った内容で執筆しておりました。
ご覧頂けておりますでしょうか?


【特集】フリーダウンロード2023 (1):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/01/18

尚、過去の記事はこちらです。
2022 (後編) / 2022 (前編) / 2021 (後編) / 2021 (前編) / 2020 (後編) / 2020 (前編) / 2019 (後編) / 2019 (前編) / 2018

今回はその続きとなる内容になります。
前回は主にメインストリームテクノやオーソドックスなハードテクノにスポットを当てておりましたので、
今回はよりファンクネス指数の高いハードグルーヴディスコをメインに取り上げていきます。
尚、昨年は当該カテゴリーだけで1つの特集が組めるほどリリースが豊作で、例年とは大きく異なるムーブメントのようなものを感じました。
流行りというのは分からんもんですが、僕としては良作が聴けるなら何が流行っていても構わんスタンスです。

前置きもそこそこに早速お送りします、

令和5度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (2)

いってみましょう。

【曲紹介】

KIKO TESLA / DESIGNED TO GROOVE

Stream KIKO TESLA – DESIGNED TO GROOVE by KIKO TESLA | Listen online for free on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーKIKO TESLAによるディスコ
うねりのあるベースフレーズにストリングスとソウルフルなボーカルが特徴的なトラック。
サウンドとしてはファンクネス指数高めな一方、割とループ主体の構成になっているのとややビートが硬めなので、アーバン寄りのテクノハウスの橋渡しにかなり向いています。

CHARMUR / TAKEAWAY

Stream TAKEAWAY by CHARMUR | Listen online for free on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーCHARMURによるディスコ
厚みのあるベースラインを軸とするリズムに、サンプリングされたコーラスが延々とループしている推進力重視のトラック。
完全4つ打ちですが、ボイスサンプルやスクラッチからブラックミュージックのエッセンスが感じられるのも良いアクセントになっています。

Ikari / Rotten Daiquiri Specialist

Stream Ikari – Rotten Daiquiri Specialist [FREE DOWNLOAD] by Ikari | Listen online for free on SoundCloud

スペインのプロデューサーIkariによるテクノ
独特でインパクトのある跳ね系のリズムとリフ回しを前面に推し出したトラック。
リズムの強度に重点を置いている現行のテクノとは異なる、様々なスタイルが混在していた頃のテクノのフレーバーが感じられます。

Lipps Inc. / Funkytown (TineX Groove Edit)

Stream Lipps Inc. – Funkytown (TineX Groove Edit) [Free Download] by TineX | Listen online for free on SoundCloud

スロベニアのプロデューサーTineXによるハードグルーヴ
タイトルにもあるようにディスコの大クラシック、Lipps Inc. / Funkytownが元ネタです。
あの特徴的なボーカルからシンセ、ストリングスからギターまでまるっとサンプリングしており、ビートだけ差し替えたような古きブートレグ精神に溢れた作品。

KAYDEE / Astrophoria

Stream KAYDEE – Astrophoria (Original Mix) by KAYDEE | Listen online for free on SoundCloud

スイスのプロデューサーKAYDEEによるテクノ
グルーヴ感のあるベースに小気味良いハイハットで構成されたリズムに、レトロなテイストのリフが陽気さと多好感を演出しているトラック。
変なクセもなく、最近のメロディアスなスタイルのテクノとの相性も良さそうなので、こういうのは積極的に使いたくなります。

Mental Duality / Samba Da Bahia (EDIT)

Stream Mental Duality – Samba Da Bahia (EDIT) FREE DL by Mental Duality | Listen online for free on SoundCloud

スペインのプロデューサーMental Dualityによるハードグルーヴ
元ネタはCarlinhos Brown / Maria Caipirinhaというサンバで、原曲でもふんだんに使われているパーカッションやホイッスルがこの曲にもしっかり引き継がれております。
ラテンの陽気さを感じられるという意味では今回紹介する中でピカイチですね。

Lucas Boston / Shake That (On Tha Floor)

Stream Shake That (On Tha Floor) by Lucas Boston | Listen online for free on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーLucas Bostonによるハードグルーヴ
サムネイルにもあるように、Eminem ft. Nate Dogg / Shake Thatが元ネタ。
それでいて原曲のドープで妖しい雰囲気はどこへやら、疾走感のあるビートとオーセンティックなテクノのリフを特徴とするアグレッシヴなバックトラックに乗っており、そのかけ離れっぷりが凄まじい。

しかし度々フリーダウンロード特集で取り上げているように、ここ数年でEminemサンプリングトラック爆発的に増えましたね。
テクノヒップホップがバチバチに対立していたあの頃からは考えられないことなので、個人的には嬉しく思います。

DJ TRACKSUIT / BASEMENT FUNK

Stream DJ TRACKSUIT – BASEMENT FUNK [FREE DL #1] by LOVED! | Listen online for free on SoundCloud

イギリスのプロデューサーDJ TRACKSUITによるハードグルーヴ
こちらもラップサンプリングもので、Ultramagnetic MC’s / Poppa Largeが元ネタ。
ストレートなハードグルーヴらしい厚みのあるボトムに時折差し込まれるレイヴスタブとアーメンブレイクスという添え物がなかなか珍しい。
更にはリズムに細かく抜けがあり、かなり遊びがある辺りも面白いトラックです。

ちなみにこのUltramagnetic MC’s / Poppa Largeサンプリングトラック、なぜか去年そこそこ他の曲でも耳にする機会が多かったですね。
オーストラリアのプロデューサーeMPTが手掛けたこちらなんかはモロです。

Ultramagnetic MC’s / Poppa Large (eMPT’s Hardgroove Edit)

Ultramagnetic MC’s – Poppa Large (eMPT’s Hardgroove Edit) by eMPT

手数の多いパーカッションリズムを中心に置いたシンプルなハードグルーヴという感じでとても使いやすい。

もう1つUltramagnetic MC’s / Poppa Largeサンプリングトラックとして、韓国のプロデューサーMAR VISTAによるハードグルーヴも紹介します。

MAR VISTA / POPPA TOOL (SWIPE THE FUNK)

Stream POPPA TOOL (SWIPE THE FUNK) by MAR VISTA | Listen online for free on SoundCloud

こちらもパーカッションリズムを駆使しつつ、規則的でオーソドックスなテクノのリフをメインに用いており、やや長めのブレイクを含む構成と合わせて攻めっ気が感じられます。
これもかなりお気に入りですね。

Laurent Wolf / Calinda (Dj Cristiao Hardgroove Edit)

Stream Laurent Wolf – Calinda (Dj Cristiao Hardgroove Edit) FREE DOWNLOAD by Head Shoulders | Listen online for free on SoundCloud

スペインのプロデューサーDj Cristiaoによるハードグルーヴ
そもそも原曲が2000年代を代表するラテンハウスであり、Dj CristiaoといえばPatternsAdult Recordsといった、かつてのハードグルーヴの名門と称されたレーベルからのリリース経験もある、シーンの発展期に多いに貢献していたプロデューサーです。
なのでこの組み合わせは間違いようがないというか、ある種卑怯というか。

そしてその期待通り、太いベースとパーカッションの重奏による肉厚なリズムのハードグルーヴになっております。
当然、原曲のホーンセクションがこれにマッチしないわけがないので、特大のファンク・ボムと化しています。
市販のトラックにも決して引けを取らないナイストラック。

余談ですがDj Cristiaoは去年こんなのも公開しておりました。

Paul Mac / Cards On The Table (Dj Cristiao, Luky RDU Remix)

Stream Paul Mac – Cards On The Table (Dj Cristiao, Luky RDU Remix) FREE DOWNLOAD by Head Shoulders | Listen online for free on SoundCloud

2000年代のハードトライバルを代表する原曲を、同郷のクリエイターLuky R.D.U.との合作によってアレンジしたもの。
原曲がリズムの圧で押していくタイプの曲だったのに対し、こちらではより前のめりなグルーヴを強調したスタイルのものに仕上がっております。
個人的に使いやすさでいったらこっちの方に軍配が上がりますね。

BEADS / TEMPERATURE

Stream TEMPERATURE by BEADS | Listen online for free on SoundCloud

イギリスのプロデューサーBEADSによるハードテクノ
元ネタはサムネイルにもあるように、Sean Paul / Temperature
原曲の冷静な雰囲気と打って変わって、重厚感のあるボトムと圧縮されたハイハットリズムによるビックリするくらい疾走感のあるビートに変貌しています。
何でこのリズムにSean Paulのラップを乗せようと思ったのかワケが分かりませんが、なんかワケが分からないくらいマッチしていて狼狽します。

ハードテクノ・ミーツ・レゲエというと、ここ数年のハードアシッドにそういったムーブメントがあるので、それらと合わせて使いたくなります。
意外性という点に於いて個人的にかなり刺さった曲でした。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。
めちゃめちゃ多くなってしまいましたが、これでも相当数を絞っているので、どれだけ多くハードグルーヴ系のリリースがあったのか伝わっていれば幸いです。
そしてまだ温存しているフリーダウンロードトラックがあるので、想定通り次回の担当回ではフリーダウンロード2023 (3)を行います。
乞うご期待。

何はともあれ02月23日のBANK30 3RD ANNIVERSARY LAST DAYでお会いしましょう。
ひょっとしたらこの中からかかる曲があるかもしれませんからね!

次週02月20日は774Muzikさんが担当します。
では。

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