今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/09/10 【出力せよ】

 

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

 

台風一過です。今年最大のヤバさを誇る台風10号がガーっと九州を縦断・北上して行きまして各地に被害をもたらしておりました。当然のことながら九州に本場を多く持つボートも中止で、新しく組んだPCへのデータ移行など事務的なことをやっておりました。

待ちに待ったルノアール世代のRyzen APUです。初の16スレッドPCです。素敵。でもやる事はSNSとようつべ。あっ、Beatportの巡回が少し速くなりました!!2割くらい。

 

さておき。

次回Hardonizeについてですが、ちょっと耳寄りなお知らせが出ております。

前回それとなく触れたのですが、次回11月に開催が予定されているHardonizeはMIX公募によるチャレンジャーDJ制度を設けました。コロナ禍で思うように人を入れることが出来ないならば、今しかできなさそうな事をやっておこうというわけです。これはその一環というやつです。

チャレンジャーDJ、懐かしいですね。2003年1月1日の茶箱オープンと同時に始まったResponseというイベント、第三シーズンあたりでMIX公募のチャレンジャーDJ制度がありまして、その合格第1号でした。DJとしてはハードテクノもやってましたが、より力の入っていたのはハッピーハードコアでしたのでそちらで応募しまして、のちにジャンルを変えてもう1回合格したのですが、その時はジャンルをガラリと変えてハードハウスをやっておりました。んでんで、幾つかのパーティのレジデントを経て今に至る。人生いろいろ。DJ始めたのが27の頃ですから、本当に色々です。

当時(~2010年くらい)はまだMIXをCD-Rに焼いて「これ聞いてください!」ってパーティのオーガナイザに渡して自己アピールする文化がありまして、自分もやってましたね。今は亡き新宿CODEでDJ CHAMPさんにCDをお渡しした結果、HAPPY JACKやHAPPY DYNAMITEなど憧れのパーティに呼んで頂いたこともあり、何でもアピール大事だなあと。

で、こういう企画は何がよろしいかと言いますと「アウトプットの理由になる」んですよね。何であれアウトプットが無い間のネット民は死んでいるのと一緒です。「めしくった」「ふろはいった」と発するだけでも十分アウトプットです。更に、DJのアウトプットは配信かMIXアップロードか、このblogの様に楽曲情報を書いたりですとか、まあその辺ですので何でも良いからアウトプットして生存戦略していきましょう。生存の証を、爪痕をどこかしらに残しましょう。

バタフライエフェクトという言葉もあります。MIXの一本が人生を変えるかもしれない。それが今年かもしれない。でもアウトプットせにゃ何も起こらんのです。宝くじも馬券も舟券も買わなきゃ一生当たらんのです。ね?

 

 

ということで新譜紹介!いきましょう。

 

Tutankamon (Original Mix) by David Moleon

へえ、ツタンカーメンってこういう綴りなんだ…ためになるなあ、とググってみたらTutankhamunとかも出てきたりして、まあ国によって書き方が違うとかそういう感じのやつなので君だけのツタンカーメンの綴りを使おう!…んで、David Moleonにしては割とスッキリとしたハードグルーヴでチョイエモですね。

White (Original Mix) by Untidy Presents

We Like The Music (Original Mix) by Disposable Disco Dubs

Discolicious (Original Mix) by Disposable Disco Dubs

姉さん事件です。もう3曲まとめて紹介してしまいますが、このVol.5まで出ている「Untidy Classic Singles」の実用度たるや相当に「パねぇ」です。慣れない言葉を使うものではない。でもパねぇ。マジパねぇ。

名門TidyTraxのサブレーベルUntidyから出ているこのアルバム、かなりの割合で使えるファンキートラック大全集!昔からこういうファンキーさは大好物なんですよ。リズム隊も固めのキックにTidyらしさがあって、たまらないものがあります。ベースの太さが足りなけりゃ別デッキでキックのループでも回しておけばOK!よりどりみどりですよ。

Do U Wanna Escape (Original Mix) by Mell

もうジャケットからして「こういう所に外人の適当さって出るよなー」と偏見100%でお送りしておりますが、音の刻み方とかなぜかウニョウニョ言ってるアシッドベースとか、ショートブレイクから一気に疾走感が出るところとか、憎めないヤツです。

Shooting Star 20 (Extended 20th Anniversary Mix) by Flip & Fill

本記事の冒頭でハッピーハードコアをやっていた旨の話がチラっと出ましたが、ジャンル的な大アンセムとしてBANG!のShooting Starがあるわけです。ハッピーハードコアの全盛期は95~98年くらいですから(その後2000年にトランスコア→UKハードコアと移行)その中のマスターピースの1つですね。

で、その20周年リミックスということで…あれ、初出は1997年のはずで…Flip & Fillの20周年?なんかようわからん感じですが、まあ好きなのでいいですハイ。

 

次回更新は9月15日!です。


今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/09/08【DJ公募から全てが始まった話】

こんばんは。774muzikです。

まずはアレです。

Hardonize、初のChallenger DJ(!)公募ですよ。事件です。
そしてジャンルレギュレーション見て!不問!
「この音をHardonizeに鳴り響かせてやろうじゃん?」という心意気と愛のあるMixをガシガシ送ってほしいですね。
音楽活動ってセックスっぽさあるじゃないですか?他人のセックスが見たいんです。愛のあるやつ。
待ってる!(9月27日まで)ずっと待ってる!

ここで唐突に始まる自分語りなんですが、僕のDJデビューも公募でした。
テクノウチさんが主催したCosmosmithというイベントで、忘れもしない2005年6月19日です。
当時、何をトチ狂ったのか、タンテ1台とVestaxの変態機材CDX-12しか持ってないのに、DJ公募の情報を見て、完全に脊髄反射で応募しちゃったわけですよ。

当然、タンテ一台しかないから、タンテでのピッチ合わせとか全然したことなくて、CDX-12で流してる曲に1台しかないタンテで合わせる練習とかしてましたね。変態か。
したがって、タンテ2DecksでプレイしたのはCosmosmith当日が初。チャレンジャーすぎる。勇敢と無謀をはき違えるお年頃だったんでしょうね。
しかも、CDJも変態機材なもんだから、現場のCDJの使い方が全然分からなくて、何となくピッチフェーダーで近いBPMにしてポン出し、という革新的すぎるプレイ。
いや、今考えてもあの状況で応募したのマジで頭おかしすぎてビビる。(結果、最高な方向に転がっていったわけなんですが。)

んで、そのCosmosmithで運命的な出会いがありまして。同じく出演者としてその場にいたNackyさんです。
ちょっとお話をさせていただいた時に、「レスポンスってイベントをやってて、DJ公募してるから興味あったらMix CD持っておいで」と声をかけてもらったんですね。
現在Hardonizeレジデントとしてご一緒しているさんごさんとも、この時が初絡みで、2ch(現5ch)のDJラジオスレ、CLUB VIPのことを教えていただきました。
これもまた、その後の活動に大きな大きな影響があったのですが、今回は公募ネタということで割愛します。

Re:(Response)のChallenger DJのお話を聞いた774青年、気合を入れて録ったMix CD(Cave – SpeleonのBen Sims Remixから始まり、SunshineだのKilla ProductionsだのCaveだのを経由してHatirasへ…という感じの代物)を携え、単身、初めての茶箱へ向かいます。デビュー戦から6日後、2005年6月25日の出来事です。

この時開催されていた、Re^3:restructure、HardonizeレジデントであるTAK666君とさんごさんが出演、お客さんとして我らがボス、ゆづきさんが来ておりました。
あの時に現場が爆発していたら、Hardonizeは無かった…。平和な国でよかった。
TAK君と絡んだのはこの日が初めてでしたね。サイケDJでめっちゃカッコ良かったんよ…。
なお、さんごさんはハピコアかけてました。
ちなみになんですけど、さんごさんがイントロとして使ったDDRの楽曲選択画面オマージュの音源、未だに持っていたりします。
この時提出した応募Mixに込めた気合の甲斐あって、2005年10月29日のRe^4 Vol.2でのChallenger DJ出演が決まったのでした。

その後は、CLUB VIPでの活動でさんごさんとご一緒したり、TAK君とは、TAK君主催のパーティに出演させてもらったり、タッグで2006年にNeo Cosmosmithでの6Hours(だっけ?)、2007年に茶箱での7Hoursをやるなどして、親交を深めていき、2007年9月15日02時10分、TAK君から「ゆづきさんとハードテクノの新パーティを立ち上げる」こと、及びこのパーティへのお誘いのメッセージがmixiで届きます。
そして2008年1月12日に、Hardonizeの第一回が開催されるに至るのです。

・・・ということで、長々と自分語りしてきたんですが、何が言いたいかというと、「DJ公募への応募は世界が広がる(かもしれない)から、臆せず応募しよう」ってことですね。
特に、めっちゃクラブミュージック好きだけど、まだコネクションが少なくてDJ出演したいのに出演する場がない、という人はガンガンいこう。
コミュニケーションめっちゃ得意で、会話からコネクションをガンガン築けるタイプの陽キャはその線でいいと思うんだけど、そうでないなら音で勝負できる公募はとても良いきっかけになると思うのですよ(自分自身の経験踏まえて。)。
なので、応募Mix、心から待ってますよ。


さて、ということで本日の楽曲紹介。
前記を踏まえて、Challenger DJとして出演したRe^4 Vol.2でプレイした楽曲を紹介したいと思います。

01: After School / Armani & Ghost

02: Ballistic Measures / Patrik dsp vs. Dj pauze

03: Kjoh-Zan 1 / FLR vs. The Blunted Boy Wonder
04: KIR002 / Unknown
05: 7th Memory (A1) / Tomie Nevada

06: Funky Grooves(Flash Harry’s Disco Workout Remix) / Untidy Dubs
07: Fin?? / Unknown
08: Call & Response / DJ AQUA
09: 電録音頭2005(Matsuri Tribe MIX) / Dining-Kitchen
10: ピンキー&ブレインのテーマ
11: Drop(Jus’ Phil Club Mix) / Cesco-Picrudo

12: *funkytek(electronic mix) / Mauro Picotto & Fergie

13: Soccer Rocker / Diego

14: No Limit / Groove Man

15: Spaced Invader(Hatiras’ 2nd Encounter Mix) / Hatiras

16: ヤングマン Y.M.C.A (re-edit) / 西城秀樹
17: Two Months Off / Underworld

18: Two Months Off vs. Ray Of Light / Underworld vs. madonna
19: グライダー / capsule

20: Blue Monday(Dakeyne Mix) / New Order

こんな感じ。
最後のBlue Mondayはマジで頭おかしいので聴いてほしい。
デビュー二戦目にしてこの不真面目感、若さって怖いわね・・・

ということで、皆さんのMixお待ちしてますよー!
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!では!