今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/09/26

こんばんは774muzikです。
次回のHardonizeの日程出ましたね。
プレ10周年となる今回も、熱くなること間違いなし!
ということで、皆様開催情報をご確認いただき、万障お繰り合わせの上、ご来場くださいませ!

さて、それでは本題です。
この企画では、レジデントがお勧めするトラックを様々ご紹介しているところでありますが、これらのトラックは基本的にDJ Mixの中で使われることを想定されたものです。
したがって、トラック単体を聴いただけでは、Mixの中でどのように使われていくのかイメージし辛い面もあろうかとも感じます。
TAK666君による前回更新ではフリーダウンロードに焦点を当て、より入りやすい入り口を呈示してくれましたので、今回はまとまった楽曲をチェックしやすいCD媒体、とりわけ、やはりテクノの良さはMixの中に表れるというところを伝えたい!ということで、Mix CDを中心に、是非聴いていただきたいものをご紹介したいと思います。
タイトルからDiscogsのページにリンクを張っておりますので、是非トラックリストもご確認ください!

Jeff Mills – Mix Up Vol.2

新宿リキッドルームでのプレイをライブ録音したCD。
ガヤ入りのため、現場の盛り上がりに感情移入できます。
ハードミニマルが矢継ぎ早に繋がれていく超絶技巧Mixは圧巻。
聖典と言っても過言ではない傑作です。
なお、Jeffの意向により、トラックごとに切り分けられておらず、3つのセグメントに分かれているのみです。

Charles Siegling – PLUS

テクネイジアとしての活動が知られるシャール・シーリングによるMix。
テクネイジアといえば叙情的なシンセワークに特徴がありますが、このMixはトラックリストをご覧いただくとお分かりのように、完全にハード路線です。
このMixでも使われていますが、実はシャールが自身のレーベルStar Tracksからリリースしている楽曲もハードミニマルだったりするので、ご興味ある方はチェックしてみてください。

Takkyu Ishino – In The Box

最高。
Wombでのプレイのライブ録音で、ガヤ入りです。
2003年当時のファンキーなテクノを最高にかっこいい形で聴かせてくれる最高のMixです。
無機質なものからディスコテックまで軽やかに横断していく選曲は本当に素晴らしくて最高。
Ignition TechnicianのSlantedを若干ズレた状態で突っ込んでしまい、一瞬で音を下げてから即リカバーして入れ直すところ、ライブ感あって超好き。
完全に僕の原点です。

Mijk Van Dijk – Multi-Mijk

ハードテクノ/ハードグルーヴではないので、若干趣旨はズレるかもしれないけど、それでも紹介したい!
「ドイツの有名なオタク」ことMijk Van Dijkの楽曲オンリーで構成されたMixです。
アートワークはマイクが敬愛する士郎 正宗が担当。
Mixはマイクの大親友、テクノ親善大使ことTobyが担当しています。
マイクへ愛しか感じない布陣!
楽曲はジャーマントランスを中心として、PSソフト攻殻機動隊サントラからFuchikomaなども収録されています。
収録曲中で一番好きなHigh On Hope (Joy Of Life Mix)が未リリースなのが切ない。
とにかくハッピーな雰囲気のMixで、クラブミュージック初心の方にはいつもお勧めする一枚です。

最後に、Mixではないアルバムの超お勧めを二枚ご紹介します。

Ken Ishii – Future In Light

東洋のテクノゴッドことケン・イシイによるアルバム。
自身のルーツであるデトロイトテクノを現代にアップデートしたといえる音で、とにかく耳に優しい。
特に収録曲のAwakeningの美しさは、魂が抜けるレベル。

V.A – Megatech Body.Co.,LTD.

プレイステーション用のゲームソフト「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」のサウンドトラックアルバム。
本ソフトの音楽を石野卓球がプロデュースした結果、いい意味で完全に頭おかしい超豪華アーティストの競演となっています。
楽曲リリースが絶えて久しかったデリック・メイの書き下ろしの新曲が収録されたのも大きな話題となりました。
特に、オープニングムービーに起用された卓球の楽曲は最高にヤバい一曲です。

ということで、本日はここまで!
次回更新はDJ Sangoがお送りします!では!