Hardonizeクルーが選ぶ2022年のハードテクノ10選 【yuduki編】

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、年末恒例企画「Hardonizeクルーが選ぶ2022年のハードテクノ10選」第3回目は火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週もよろしくお願いいたします!!!眠気と戦いながら書いているので謎のテンションです。

見逃した方向け、先週の記事はこちらから。

Hardonizeクルーが選ぶ2022年のハードテクノ10選 【Sango編】

Hardonizeクルーが選ぶ2022年のハードテクノ10選 【774muzik編】

早いものでもう来週で2022年終わってしまうという事実に今年も驚きつつ去年はどんなんだっけかな?と去年の自分の年末記事を見返してみると、ちょうど少しづつ日常を取り戻して来たところでなんとか頑張っていこうかなという雰囲気でしたね。2022年はまだまだ油断はできないところはありつつ去年よりはクラブ界隈も通常な動きを見せ始めてきて楽しかった思い出が多い1年でした。コロナの0.5年分ぐらいは少し取り返せたかなー。

まだまだ来年も楽しいことが盛りだくさん!
健康に気をつけて楽しんでいきましょう!!

本編に行く前に、ここでお知らせです。


ということで、次回Hardonize15周年です。
そろそろ飽きている方も多いかもしれないですが、あと少しお付き合いください・・!

かねてから今回の注意事項として「入場規制」がかかるかもしれないとお伝えしておりますがPASSMARKETをゲットした方は入場確約の予約となっておりますので、ご来場する予定の方はお早めによろしくお願いします!!今回は本当にどうなるかわからないので!これる方はお早めに!!!!

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Hardonizeクルーが選ぶ2022年のハードテクノ10選 【yuduki編】

ということで今年も色々と激動だった2022年を振り返る「買ってよかったハードテクノ」10選です。
来年の15周年に向けてまずは今年を振り返る!そして来年につなげていくぞという気持ちです。
それではこちらからどうぞ!

OGTS / Just Rave Original Mix

これ、今年の個人的ベストハードテクノですね。単体で特集を執筆するぐらいにOGTSのこの曲はいろいろなところで使いました。ストイックにゴリゴリ突き進んでいく「これぞハードテクノ」と言える良トラック、2022年はマジでお世話になりました。

Filterheadz / Cubic

このトラック、久々に衝撃でした。2022年下半期のリリースラッシュがとんでもなかったFilterheadzのリリースラッシュがこの辺から始まってたのですがその狼煙を上げるかのごとくシンセの透き通るようなサウンドメイクが強力に鳴り響くナイストラック!同EPに収録されている「Galactic」の透明感も良かったのですが、個人的にはこっち推しでした。

No Intellectual Property / Rave Will Never Die (D.A.V.E. The Drummer Remix)

2022年は「レイヴ」と「アシッド」の新譜がかなり目についた年だなーと思いますが、そんな中でもレイヴものでとんでもなかったのはこれですね。明らかに「やってんなあ!!」と思うぐらいやり過ぎな感じは否めないですが、そこがかなり良しという感じでした。ナイスレイヴ。

PETDuo, Shadym / Freak

ゴリッゴリのゴリです。PetDuoとShadymのコンビで強い音じゃないはずがないです。今年リリースされたShadym関連のリリースの中でもこれが頭2つぐらい飛び抜けて良かった。ブレイク明けのレイヴィーなシンセ使いと激重キック&ボトムで殴りかかっていく感じがたまらなかったですね。そういえば12/24のクリスマス・イブにPetDuo来日あるらしいです。とんでもない日程過ぎる。

Michael Wells a.k.a. G.T.O. / Stone Man D.A.V.E. The Drummer Remix

でもってまたD.A.V.E. The Drummer Remixかよと思われますが笑 聞けばわかる例のネタなんだけどあまりにもハードな仕上がりでめちゃめちゃに使いやすいのでベスト10選出です。今年買ったD.A.V.E. The Drummer Remix両方ともベスト入り、流石のベテラン。

REAPER / MASHUP (HELLBOUND! Remix)

今年は普段と作風が違うアーティスト(もしくはそのリミックス)によるハードテクノリリースが多かった印象でした。その中でもいくつかってまず1つ目はこちら、原曲はDrum'n Bassなのですが、HELLBOUND!によるボトム強めのトラックに載せてくるトランシーなシンセと特徴的なMCとともにビルドアップする一発。

RANEO / Ilegal

次はシュランツメインにリリースしているRANEOによるリリースが、急にハードグルーヴしかもブラスやトライバル感のあるパーカッションも入ってくるという完全に作風がこれだけ違う一発。突然どうした!?何に影響されたんだ…。DJツール的なトラックとしてもブレイクの長さが長すぎず派手すぎないところが使いやすいのでこれもかなり使いました。今後も急にこういうトラック出して驚かせてほしい。

Dave Toon / Dark Disko Sandro Mure Remix

Sandro Mureがリミックスしているので完全ハードグルーヴなのはもう分かるんですけど、そもそもDave Toon自身はメインストリームよりのハードテクノという印象があっただけにSandro Mureのリミックスで完全にグルーヴ強めのズンドコ系ハードテクノに生まれ変わってしまっており、リミックスだけこういう形で全く今までの方向性と違う雰囲気のトラックになってしまうとRusty Nail (Oliver Ho Remix)のようになってしまうのではないかと心配で夜もぐっすりです。ただ、僕は両方好きなのでどっちもOKですが!

Hertz Collision, Gene Richards Jr / Impressions

めーーーっちゃソウルフルなヴォーカルが心に響いてくるファンク系ハードグルーヴ、個人的にも今年の春アンセムでした。しかしこのHertz Collision自身もCLRやSCI+TECからリリースしている路線のテクノプロデューサーなんですけどなんでこれだけこんなに急にガラッと変わったハードグルーヴのリリースなのか。2022年はそういう年だったのかもしれないですね。

Almir Ljusa / Fancy Dance

最後はこちら。周りであまり話題になってなかった&誰か紹介するだろうと思ったらノータッチだったのですが、個人的にはとんでもないネタでやってきたな!という印象でした。もうThe Greatest Dancerとかみんな大好きなネタすぎるでしょう!しかもそれのハードグルーヴなんて言ったらもうね。ありがとうAlmir Ljusa。

まとめ

2022年もいーーーーっぱい良い曲のリリースがありまして10曲選ぶのが例年通りで大変でしたが、振り返ってみると従来のハードテクノアーティストではないところからの意外なリリースであったり、レイヴやアシッドなどハードテクノの中でも更に細分化されたサブジャンルのリリースが一定の時期に集中してドカっと出たりなど動きとしてはなかなかに面白い動きだった1年だったなーと思っておりました。メインストリーム(と言っていいのかもはやわからないですが)のテクノも2022年は音の重さは更に増してきて、Hardonizeで取り上げるような内容とあまり差がなくなってきているところも面白かったですね。シームレスにこの辺を移動できるようになったのはとても良いなーと思った一年でした。

ただ、惜しむらくはハードミニマルがおいきれてなくて後半にかなり急いで振り返ったりなどしていた分前半がノータッチだったところでしょうか・・来年はチェック体制強化していきたいですね。

ということで私yudukiの更新は本年はこちらで終わりです。
木曜のTAKくん分更新でHardonize Blogの年内更新もおしまいになります。
一足お先に皆様良いお年を。