アーティストピックアップ特集「OGTS」:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/11/22

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

Hardonizeのyoutube channelができました!


先日Twitterでもお知らせしましたが、HardonizeのTwitterチャンネルを開設しました。
過去の録音データや配信映像(かなり欠損していますが…)をアップロードしていきたいと思っております。
15周年に向けて、また今後も過去の開催回を振り替えれるようにしていきたいなと。

アップロードの告知などはまたTwitter等でお知らせしますので、お待ちを。
まずは下記リンクからチャンネル登録をよろしくお願いします!

次回Hardonizeに向けて作戦会議が行われました

Hardonizeの作戦会議といえば御徒町の居酒屋村役場なのですが、今回も次回に向けて作戦会議が行われ様々なことが決まりましたことをご報告させていただきます。色々な動きについては随時お知らせしますのでお待ちくださいませ。

今週のピックアップ

今週のピックアップは、久々のアーティスト特集です。
最近私が必ず毎回持っていくアーティストのこの人をピックアップしました。

OGTS

イスタンブール出身、トルコ人のプロデューサー&DJ。元々音楽は幼少期から触れていたものの、本格的にテクノに触れたのは2017年、そこから音楽制作を本格的に始めたのは2019年。そしてBeatportに登録されているトラックの初出が2022年1月なので音楽制作初めて3年、本格的にリリースが行われてからまだ11ヶ月しか経っていないですが良作ハードテクノをリリースしているという、最近の私の注目アーティストの一人です。

InstagramとSoundcloud(曲アップロードなし)ぐらいしか情報源がないのですが、
まあイケメンですし、まだまだ若いですね!!注目株!!
https://www.instagram.com/ogtsmusic/

全般的な雰囲気で行くとハードミニマルとまではいかないですが、ストイックに攻めていくゴリッゴリのハードテクノでこの手のトラックを最近主力として買っているのでまさにドンピシャでした。前述したように主には今年に入ってからリリースされているのでトラック数自体はそこまで多くないのですが、過去3作のEPをリリースしている中から今回はおすすめトラック紹介していきたいと思います。

Breathe Out [Silver M]

Fatima Hajji主催の[Silver M]から1stリリース『HARDDRUM UTILITIES』より。
ゴリッゴリに攻め立てる系かと思いきや中盤から差し込まれてくるチャカポコ系パーカッションと鳴り物が載る激烈にヘヴィーなキックが融合するトラック。ここからトライバル的なハードテクノに行って最終的にハードグルーヴに持っていく流れとしてもいいですし、逆のパターンにも使いやすくてGoodですね。

Belly Dance [Silver M]

同じく1stリリース『HARDDRUM UTILITIES』より、トラックを見たときに最初民族っぽい音楽なのかなーと思ったけどそんなことは無くズンドコ感のあるシンプルにツールとしてとても使いやすいハードテクノチューン。ブレイクが16~32小節で入ってきてそこの合間にアクセントが盛り込まれている展開がなかなかに面白いトラック。しかしこの手のブレイクが32小節単位細かく入ってくるハードテクノ、前までは結構よく見かけてた気がしたんですけど最近あまりに見なくなりましたね。

Lustorious [Mad Made]

SveTec主催[Mad Made]から2ndEP『CONJURE IMAGE』より。このEPリリースは1stリリースと違ってより攻め立てる系のハードテクノ中心に作られているのですが、その中でも全体的にはトランシーなシンセを使ったこの曲「Lustorious」や、グルーヴィーかつ疾走感のあるシンセ「Conjure Image」等、全体的に上モノを全体的に散りばめつつ攻めていくEPで1st、3rdとはまた違った側面が見られるリリースで◎ですね!

Sweet Heritage [Kube Records]

SveTecやLOSTMINDSもリリースする[Kube Records]からのリリース『SWEET HERITAGE EP』よりアルバムリードトラック。このアルバム全体を表すような激烈アシッド全開のハードテクノトラック。リードトラックがこの調子なので、全部のトラックがアシッド全開です。最近の新譜リリースチェックしているとかなりの確率でレイヴもしくはアシッドブリッブリなハードテクノをよく聞くようになっているのですが、これも流行の流れなんですかね?

Lacid [Kube Records]

同じく『SWEET HERITAGE EP』からこちらもアシッド全開のトラック、更にブレイク部分でアーメンブレイクまで入ってくるというインパクト大の一発。そしてブレイク手前と終盤に向かうにつれて差し込まれる上モノとの展開と、かなりモリモリですが破綻すること無くフロアをかなり盛り上げてくれる事間違いなしのトラックです。

まとめ

全体的にはやはりゴリッゴリなハードテクノなのですが、様々なレーベルからリリースしている中でもそのレーベルの主宰の持つカラーに寄せつつ自身の軸はブレないハードテクノトラックをリリースしてくれるOGTSは来年以降も個人的に注目していきたいところです!このあたりのトラックが来年も色々と出てくるといいなーと(年末っぽい締まり方になりましたが、今年はまだまだ続きます)

次回更新は木曜日、担当はTAKくんです。