今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/2/24 【高止まり】

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

日差しは春っぽい感じなんですが全国的に強風が吹き荒れております。風が強いと舟券当たらないんだよな…弱ければいつも当たってる風な口ぶりですが気のせいです。

で。

 

残念ながら延期となってしまったHardonize40回目の日程まで2ヶ月を切っております。新年度を迎えて早々に、4月9日ですからね。今度は大丈夫だといいなーと思いつつ。もうやる事やって待つしかない。人事を尽くして天命を待つというやつですね。

 

さて。

 

前回の自分の記事でYoutubeの動画を2つほど紹介しましたが、ハードグルーヴ・ハードテクノに焦点をあてて検索するとどうなるかな?というお話です。

いわゆるハードグルーヴ・ハードテクノというジャンルの原初に最も近いマンことUMEKのアナログミックス。2021年3月にFacebookに出たのが最初で、それをYoutubeに転載したのが5月かな?懐かしい曲もあり。

ハードグルーヴ界の大ボスと言ってしまっていいでしょう、David MoleonによるMoopupレーベルの楽曲をふんだんに使ったMIX動画。それにしてもその背景は一体なんなの…使われてる楽曲が本当にお馴染みのものばかりで、まあレーベル的にも当然なんですけどね。

最後はちょっと変わり種というか、DJスクールの教則MIXみたいな動画。その割に音はしっかりハードで、真上から見たアングルはミキサー操作の参考になるのでは。特にEQのいじり方がしっかりわかるのでいいですね。前にこういうの沢山やってたけど、最近の機材だと綺麗に作れるんだろうなあ。

 

 

 

さてさて、今回の新譜紹介です。

どうぞ!

 

Apollo 11 (Original Mix) by Stockholm Acid Force

名前の通り、アポロ宇宙飛行船のミッション中の音声サンプルを使ったハードテクノという事で、まあキング牧師ネタとかもそうなんですけどテクノでこういう音声の使い方、好きですよね雰囲気があって。サンプル抜きの部分でもしっかりした楽曲です。

All Wild (Homma Honganji Remix) by Mr. Rog

当ブログでお馴染みのMr.Rogの楽曲を日本ハードグルーヴ界の至宝、本間本願寺がリミックス!というわけなんですが原曲はかなりストイックなテクノなんですよね。それをガッツリと本間節のラテントライバルな感じに仕上げておりまして、いい感じに曲げて来たなー!素敵!ということであります。

SMWUC (Original Mix) by Malek Ales

一体何の略かわからない曲名の哀愁テクノなんですが、たまにはこういうのも紹介するんです。ブレイク引っ張って引っ張って…戻す!みたいな。あまり大きな展開を作らずに継続性を保ちつつということで、雰囲気もたっぷり。

Acid House (Original Mix) by DJ Ander, German Bass

曲名がアシッドハウス。何かと思ったらAcidって言うボイスサンプルのことでした。でもこういう展開嫌いじゃないんだよなー。

Cousin Of Death (Original Mix) by Mr. Flick

最後はゴリッゴリのとこ行っておきましょう。不穏!もう全体的に不穏!「やりに行く」時に携えておきたいやつです。ブレイクでアーメンブレイク祭りになって「おお?」と思ったらやっぱり不穏でゴリゴリなテクノに戻っていくのがまた良さがあります。オススメ。

 

 

というわけで本日はここまで。次回更新は3月1日です!


新作ハードアシッド特集 (2022年02月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/02/17

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】


予てよりお伝えの通り、Hardonize#40は04月09日に延期となっております。

まだ2ヵ月も先の話ではありますが、楽しみにお待ち頂けますと嬉しいです。

【近況】

完全に雑談で恐縮ですが、鬼滅の刃 遊郭編終わりましたね。
ヘタすると10数年振りくらいにちゃんと毎週アニメを見るという行為をしました。
ちゃんと楽しかったし、妓夫太郎のビジュアルは個人的にツボでした。かっけぇ。
次期も制作が決定しているようなので楽しみに待ちたいと思います。
あとメイドインアビスも。

ところで、

この辺どなたか要りません?

全部クレーンゲームの景品です。
鬼滅の刃以外にも大量にあって部屋を大圧迫しています。
多分直近のプライズはほぼ全部取ってる。
何の作品か分からなくても取ってる。

家に来た人からは『業者か!』とよく言われます。

【今回のお題】

さて、前回前々回は昨年のフリーダウンロード楽曲を振り返る特集を執り行いましたが、今回から通常の形式に戻り、
ハードテクノの1つのサブジャンルからオススメ楽曲について取り上げていきます。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードアシッド

です。

特別連載に於いては3回目に取り上げたアシッドシンセを用いたハードテクノです。
この音楽にスポットを当てた特集は過去3回(※)行っておりますが、そろそろ1年経つこともあり、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。


新作ハードアシッド (2021年04月版)
新作ハードアシッド (2020年08月版)
新作ハードアシッド (2020年02月版)

早速ですが新作ハードアシッド紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Tekstasy, Cengiz / Mamma Acid

Mamma Acid (Original Mix) by Tekstasy, Cengiz on Beatport

ドイツのプロデューサーユニットTekstasyと彼らと同郷のCengizによるアシッドテクノ
重厚なボトムの上をファンキーなアシッドフレーズが跳ねる比較的使い勝手の良いトラック。
テンポを落とせばメインストリームテクノにも合わせられそう。
とりあえず持っておくと安心系。

Toni Alvarez / Aybintio 303

Aybintio 303 (Original Mix) by Toni Alvarez on Beatport

スペインのプロデューサーToni Alvarezによるハードアシッド
過度にディストーションが施されたアシッドシンセとラフなキック、中盤以降に差し込まれる古めかしいシンセと2022年っぽさがまるでない今月の新譜。
ボイスサンプルの刻み方も90年代感あって堪らないですね。
一周した感じが逆に新しい、みたいな曲。

CELEC / Burning Synth

Burning Synth (Original Mix) by CELEC on Beatport

スロベニアのプロデューサーCELECによるハードアシッド
中盤までは硬いキックとドシャメシャなライドに無機質なリフが絡み合うハードミニマル進行なのですが、ブレイクでアシッドシンセイン、更にこの後別のレイヴィーなシンセまで乗っかるという満漢全席トラック。
7分という長尺があるだけあって様々な攻めっぷりを披露してくれます。
というかそもそもリズムがかなりイカついのでオススメ。

Sebrof / Kickback

Kickback (Extended Mix) by Sebrof on Beatport

イギリスのプロデューサーSebrofによるハードアシッド
こちらも中盤までハードミニマル進行ですが、アラームシンセ⇒アシッドシンセと遷移するロングブレイク以降、ウワモノのカラーがガラっと変わる曲。
展開を活かしてテックトランスなんかと合わせるのも面白いかもしれません。

どういでもいいですがアーティスト、曲名、レーベル名、レーベル内のリリース傾向、全てに関係ないこのジャケットの『ゲ』って何なのよ。

Tiago Santos, Carl Shorts / Supercluster

Supercluster (Original Mix) by Tiago Santos, Carl Shorts on Beatport

ブラジルのプロデューサーTiago SantosとイギリスのプロデューサーCarl Shortsによるハードアシッド
アシッドテクノ界の生ける伝説、D.A.V.E. The Drummer率いるHydraulix Recordsからのリリース。
アシッドシンセはウワモノとしても薄っすら入っているものの、ベースとして用いられている方が目立つ曲です。
この地を這うようなグルーヴ好きですね。
派手系の流れで使うこともシリアス系の流れで使うこともできる優等生。

Felix R / Twelve Hours

アシッドテクノ界の大御所、

Twelve Hours (Original Mix) by Felix R on Beatport

オーストラリアのプロデューサーFelix Rによるハードアシッド
存在感のあるキックに重心を置いた所謂ストンプ系グルーヴ。
この曲もブレイクの扱いが肝になってくるようなシーケンスをしているので、テックトランスと相性良いでしょう。

このアーティスト、度々当連載で名前が挙がっている気がしますが、色々なサブジャンルを手掛けており、そのどれもがナイストラックなので本当に器用ですね。

Acid Ray / Satellite

Satellite (Original Mix) by Acid Ray on Beatport

イギリスのプロデューサーAcid Rayによるハードアシッド
Stay Up Forever直系の王道ハードアシッド
4分打ちの詰まったベースラインと裏打ちハイハットによる疾走感のあるグルーヴに長尺で用いられる複数のアシッドシンセ。
パーフェクトです。

Pavel Bibikov / Acid Yea

Acid Yea (Original Mix) by Pavel Bibikov on Beatport

ウクライナのプロデューサーPavel Bibikovによるハードアシッド
オールドスクールレイヴのバイブスをそのままテクノに落とし込んだ作品を最大の特徴とする、個人的に去年通してお気に入りだったアーティストの年末に出た作品。
レイヴオルガンとアシッドシンセが絡むありそうで無かった曲。
ずっと踊ってられるわ。

Dica, Wast / Blow Your Mind

Blow Your Mind (Original mix) by Dica, Wast on Beatport

共にフランスのプロデューサーであるDicaWastによるハードアシッド
ハードハウスハードコアでよくサンプリングされていたSoundsource / Take Me Upのボーカルが懐かしい。
速めのテンポにファンキーなアシッドフレーズが走るアップリフティングなスタイル。
ハードダンス文脈で使っても面白そう。

Maskk / Terrible Liar

Terrible Liar (Original Mix) by Maskk on Beatport

イタリアのプロデューサーMaskkによるハードアシッド
今週のビックリ楽曲。
一聴して分かる速いテンポはなんとBPM160オーバー。

なんかベースの感じも変だし、でもこの反復リズムを主体にした構成はテクノと呼ぶしかないし、みたいな。
変ミュージックスキー向け。

なんか今回DIGしている中でチラホラこの速度帯のトラック見かけるようになったなという中で1番インパクトが強かったのがコレでした。
流行っているのか、表層に出てきたのか・・・要調査です。

まとめ

以上、新作ハードアシッドにスポットを当ててお送りしました。
一口にハードアシッドといっても旧来のスタイルをそのまま踏襲したものばかりでなく、
ハードミニマルハードダンスと合わせて使いたくなるようなトラックが目立ったように感じます。
僕のようにクロスオーバーでプレイする際、アシッドシンセのようなインパクトのある音をキーにしてジャンルを変えていくといったことをよくやるので、楽曲のスタイルが多ければ多いほど喜ばしかったりします。
今年も引き続きハードアシッドに注目していきましょう。

そんなわけで今回はここまで。

次週02月22日は774Muzikさんが担当します。
では。

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