今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/08/28

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

近況

天気が悪い日々が終わったと思ったらいきなり灼熱の残暑が始まってしまいピークと変わらん38度をマークしたリしていたわけですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

もう8月も終わろうとしています。色々あった気がするけど暑さで全部どっか行ってしまう…

 いつもの

さて先週の木曜日なのですが、毎度毎度ではございますが御徒町の村役場でHardonize会議、これすなわち「村議会」が行われて色々な話し合いが持たれました。

マイタウン荻窪に新しく出来たラーメン屋の裏コマンドの話などを交えつつ、色々と詰めていきましたよと。

 

次回予告

村議会で色々と決まりましたので、先行して日程などは発表できるかなと思います。

今年中にあと1回はやります、という感じです。続報を待て!

 

2025年7月分のSpotifyリスト大公開中

セトリ回などでの紹介楽曲も入れておりますので普段から比べて5割増以上のボリュームになっております。まだまだ続く猛暑をナイスミュージックで乗り切れ。

 

 

では新譜紹介、いってみましょうか。

 

今週の新譜紹介

David Oblivion – Untitled (Original Mix) [Interruption Records]

厚みのあるリズム隊で突き進むゴリッゴリのハードグルーヴ。この無慈悲っぽさいいですね。ピークチューン。

Entasia, Janis Zielinski – Silence (Extended Mix) [Armada Music]

打って変わって哀愁おキレイ系。ブレイクではしっかりとピアノのバッキングで終盤力を高めていくやーつ。

3LOAR – 2 PROVE (Original Mix) [OBSCUUR RECORDS]

こういうフィルターハウスっぽいやつにちょっと弱い。だったらハウス早回しでええやないかいという話もあるけど最初っからこのBPMなのが安心なんですよ。何かが。

Nikaa – Sounds Like Winter (Extended Mix) [Das Ohr Digital]

「ひっでえ」試聴したあなたはそう呟くことでしょう。知らんけど。ヴィヴァルディの四季「冬」ネタということで、こういうクラシックネタはどこまで破綻せずにネタをネタとして調理できるかが腕の見せ所だと思うんですが、結構まとまってます。

Then Ruloks – Historia de la Salsa (Original Mix) [Iceolator]

頭からつま先まで濃厚なラテンノリのハードグルーヴ。リズム隊がしっかりしているので十分いけてるし実用的です。ブレイクからのストイックな立ち上がり方もいい。

 

 

おまけ:今週のようつべ

みんな大好き、DJハイパーうま夫のクリスチャンバレラなんですが、2週間ほど前にスペインのAquasella Festival 2025に出演した時の動画が上がっていたのでシェアしていきたい。

このご時世にタンテも準備しての「ザ・ハードテクノ」って感じのMIXが炸裂しております。しかも大ボリュームの2時間半。素晴らしい。

 

 

 

というわけで本日はここまで。
次回更新は9月2日です。


新作非4つ打ちテクノ特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/08/21

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

毎度お声がけ頂いている日本酒とダンスミュージックにスポットを当てたパーティー、!!SAKE!! vol.6に出演致します。

今回は拡大版ということで秋葉原MOGRAでの開催。
出演陣にも大先輩DJ YO-Cさんや、HYVESPRAYBOXといったパーティー、レーベルを手掛けるNizikawaさんなど、
いつもに増してバラエティ豊かな面々が揃っております。

もちろん、出演者が持ち寄った日本酒を飲めるシステムも健在。
先日、長野県で地酒をいっぱい買ってきましたので、当日までじっくり選定します。

日付は09月14日(日)の14時スタート。
場所は秋葉原MOGRAとなります。
ご来場、お待ちしております。

【Spotifyプレイリスト】

Spotifyプレイリストの2025年07月分が公開されております。

当連載でピックアップしたハードテクノをメインとするトラックをプレイリスト化した全82曲。
自分は新作レイヴ系テクノ (2025年07月版)、及び新作ハードグルーヴ (2025年07月版)で取り上げた曲が入っております。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。
ちなみに、年始は3回に渡ってフリーダウンロード特集を行っておりましたので、ご興味のある方は是非ご参照ください。
【特集】フリーダウンロード2024 (1):2025/01/23
【特集】フリーダウンロード2024 (2):2025/02/06
【特集】フリーダウンロード2024 (3):2025/02/20

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

ですが、今回取り上げるテーマはハードテクノの分類外となる

非4つ打ちテクノ

とします。

ご存知のように、テクノといえば4つ打ちのキックを主軸としたループリズムが大きな特徴として挙げられますが、サウンドとしてはテクノのパーツを踏襲しつつ、リズムが4つ打ちではないトラックが少数ながら存在します。
比較的、変化球として取り扱われることが多く、長尺のセットの中に差し込まれることで大きなインパクトを演出することができる、というのが強みです。
また、ダブステップブレイクスレイヴといった非4つ打ちの音楽とテクノの橋渡しとしても機能します。
自分はこっちの目的で用いることが多いですね。

過去の連載においては2022年にピックアップしており、大枠のサブジャンルとしてはインダストリアル (特別連載 / 2022年 / 2020年)に近く、直近で取り上げたトライバルテクノ+ベースミュージックなんかとも親和性があります。
とはいえ、ピンポイントでこういった曲を掘り当てるのは難しいため、今回は自分のDIGの中から紹介するという、マニアックな回になります。
だって好きなんだもん。

余談ですが、音や雰囲気は近いという点で、一昨日のボスが担当したハードミニマル特集と比較してみるのも面白いかもしれません。

というわけで、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。
早速ですが新作非4つ打ちテクノ紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Mythikas / Hover (On The Floor Edit)

Hover (On The Floor Edit) | Mythikas | skryptom records

オランダのプロデューサーユニットMythikasによるテクノ
現行テクノの太いリズムを踏襲した、比較的オーソドックスなスタイルのトラック。

Cam Lasky / Peter Riviera

Peter Riviera (Original Mix) 24bit/96kHz WAV bc Limited | Cam Lasky | KWAIOTO Records

日本のプロデューサーCam Laskyによるテクノ
歪み度の高い不定形ビートを前面に出した前半と、呪術的なパーカッションを纏った後半でテイストがガラっと変わるトラック。

Leopold Bar / Circadian Shift

Leopold Bar – Circadian Shift (Original Mix) [dZb Records] | Music & Downloads on Beatport

オーストリアのプロデューサーLeopold Barによるテクノ
ヒプノティックなウワモノが、ディープテクノに通ずるダウナー感を演出しているトラック。

同作に収録されているこちらも良かったので、合わせてご紹介。
雰囲気は似通っていながらも、こちらの方がビートの手数が多めです。

Leopold Bar / REM Phase

Leopold Bar – REM Phase (Original Mix) [dZb Records] | Music & Downloads on Beatport

RIZLA OPS / Two To Two

Two To Two | RIZLA OPS | Intercept

イギリスのプロデューサーRIZLA OPSによるテクノ
1拍目に鳴らされるリリースの長いベースにインパクトを置いた、重心低めのトラック。

MarekSPolzki / Fail

Fail | MarekSPolzki | Counter Pulse

ポーランドのプロデューサーMarekSPolzkiによるテクノ
手数の多いビートと、ランダム的に鳴らされるウワモノが無機質さを強調しているトラック。

Luca Trevisan / Solar Chance

Solar Chance | Luca Trevisan | Humanoid Gods?

イタリアのプロデューサーLuca Trevisanによるテクノ
こちらもディープテクノに通ずるヒプノティックなウワモノと、やや手数の多いビートを採用しているトラック。

RZNBAM / No Future Tomorrow

No Future Tomorrow | RZNBAM | Meet Recordings

フィリピンのプロデューサーRZNBAMによるテクノ
ほぼリズムだけで構成されており、それらの押し引きによって曲が展開していくザ・ミニマルスタイル。

Volath / Product3 (Leejunghyuk Remix)

Product3 (Leejunghyuk Remix) | Volath, Leejunghyuk | MANKINART

韓国のプロデューサーLeejunghyukによるテクノ
間隔の開いたリズムと、ローファイでスモーキーなサウンドの組み合わせに、強くアンダーグラウンドの臭気を感じるトラック。
案外実態が見えてこない隣国のアングラテクノと出会えて結構嬉しいです。

Liza Aikin & Monolog / Minske

V+1022D 03 Liza Aikin & Monolog – Minske (Original Mix) | Liza Aikin & Monolog | Void+1 Recordings

ドイツのプロデューサー同士、Liza AikinMonologによるテクノ
ベースミュージックを彷彿とさせるベースや、次々に入れ替わるサウンドエフェクトなど、聴かせどころが多いトラック。
ビートのソリッドな感じもカッコいいですね。

SJUSH / Exit World

Exit World | SJUSH | Intrepid Skin

ドイツのプロデューサーSJUSHによるテクノ
跳ね感のあるビートに、レイヴに通ずるスタブのようなサウンドを前面に配置したトラック。
最近のストンプリズム系ハードテクノとは相性良さそうです。

Imaabs & Other Islands / Leave A Message

n-1 | Imaabs & Other Islands | Imaabs

イギリスのプロデューサーImaabsと、チリのプロデューサーOther Islandsによるベースミュージック
重心低めのベースラインに土着系パーカッションリズム、レトロなトランス風シンセの組み合わせは、なかなか類似例が見当たりません。
個人的にはかなり可能性の幅を感じるトラック。

Toupaz / Schlieren

Schlieren | Toupaz | Control Freak Recordings

オーストリアのプロデューサーToupazによるテクノ
きめの細かいドラムパーツや、時折差し込まれる穏やかなパッドなど、穏やかな印象も受けるトラック。
セットによって使うタイミングの解釈が異なりそうですね。

最後にちょっとしたトピックをば。

British Murder Boys / Recordings

Recordings by British Murder Boys, Regis, Surgeon | Spotify
Surgeon, British Murder Boys, Regis – Recordings [Downwards] | Music & Downloads on Beatport

イギリスのレジェンドプロデューサー同士、RegisSurgeonによるユニットBritish Murder Boysの、過去作品をまとめたリイシュー盤が発売されました。
インダストリアルテクノの黎明期からシーンのフロントマンとして君臨している2人の、グロテスクかつソリッドなサウンドが炸裂しています。
昨年出たアルバム、Active Agents and House Boysと合わせ、インダストリアル入門編として是非。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週08月26日は774Muzikさんが担当します。

では。

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