「 2024年03月 」一覧

今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/03/05

こんばんは。774muzikです。
何だか温かくなったり寒くなったりで体調崩しやすそうな塩梅ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ3月、年度末進行に突入していきますので、ご自愛ください。

近況1

TAK君、ゆづきさんも既に書いていますが、BANK30の周年イベントにHardonize Crewとして参加させていだきました。
TAKAMIさん、YO-Cさん、REMO-CONさん、SHINKAWAさん、ATTさんと、大先輩方に混じってのプレイは、緊張しつつもとても楽しかったです。
大先輩の皆様のプレイはどれも刻まれた年輪の深さを思い知らされるもので、もっと精進しようと気持ちを新たにしたりするなどしました。
Schranz SlippyからのIncident(オリジナル)がイケるテンションにオーディエンスを持っていけるっていうのがヤバいって話ですよ・・・。

当日雪が降る予報だったため、前日に突貫で作ったやつ。
急ごしらえの割には良いのではないかと思ってます。結局降らなかったけどね・・・。

近況2

某商業施設で開催された地域イベントでDJしてきました。
開幕、幕間、終幕を含めて、10分~25分のショートセットを何本かという感じで、まあDJメインではないイベントなので、基本はあまり場を乱さないような選曲を心がけていました。
あと、全てのパートで違う趣きの音になるように意識しました。
結構楽しかったのでまたやりたい。

①開幕DJ(15分)
01. Kaleidoscorpio – Meu Sonho (Star Guiter Extended Remix)
02. MILLENNIAL, KAAZE – Erase You (Extended Mix)
03. きゃりーぱみゅぱみゅ – 原宿いやほい (extended mix)
04. 中田ヤスタカ feat. Charli XCX, きゃりーぱみゅぱみゅ – Crazy Crazy (Remix)

②転換DJ(10分)
01. Basement Jaxx – Good Luck (Summer Bootleg Version)
02. Madison Avenue – Don’t Call Me Baby (Original 12″ Mix)
03. A.T.F.C presents Onephatdeeva – Bad Habit (Jose Nunez Mix)

③メイン出番(25分)
04. Fatboy Slim – Because We Can (Original Mix)
05. Crash Party – Get Up (Let’s Go) (Original Mix)
06. Aitor Ronda – Chicas de la vida (Original Mix)
07. Bryan Cox – Music Is Movin’ (Original Mix)
08. Garette White – Really Funky Now (Original Mix)
09. Swordless Link – Master Sword (Original Mix)
10. T99 with YOJI BIOMEHANIKA – ANASTHASIA 2001 (2023 REWORKED MIX)
11. Incident Noise – Rave Killing Machine (Original Mix)
12. Frequencerz – Get Loose (Extended Mix)
13. Da Tweekaz – Jagermeister (Extended Mix)
14. TNT, Brennan Heart – Hard Knocking’ Beats (Original Mix)

④サブ出番(20分)
01. Andy BSK – Balkan Groove
02. Homma Honganji – Shogi Time (Original Mix)
03. Unknown – Los Reyes De Las Serpaintes (Original Mix)
04. Wall Five – Gypsy Woman (Pop String Mix)
05. Mauro Picotto, Ricardo Ferri – New Time New Place (Original Mix)
06. Airscape – Sosei (Original Mix)

⑤終幕DJ(10分〜)
01. Rays – The Last Dance (Malawi Rocks Remix)
02. Inner City – Good Life (Tommy Onyx’s Summer Fiesta Mix)

さて本題。
本当はHardonize#46のSet Listの最終回(その4)を投稿する予定だったんですが、誤ってTraktorのプレイリストを消してしまいました・・・
ということで、Set List連載はこれにて打ち切りになり、通常通り直近リリースからのオススメをご紹介したいと思います。。。

みっじけぇ・・・

こんなところで。
何だか今回の周回では個人的には刺さる曲が少なかったですね・・・不作・・・
まあ、そういうときもありますわね。。。

次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!


【特集】フリーダウンロード2023 (3):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/02/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【近況】


先週末は『BANK30 3rd ANNIVERSARY LAST DAY』にHardonizeクルー4人でB2B出演させて頂きました。
お誘い頂いたTAKAMIさん、ATTさん、そしてお越し頂いた皆様ありがとうございました。

yudukiボスも触れておりましたが、東京湾、そして遠くに見える高層ビル群を背負ったロケーションのフロアで終始アッパーなテクノやトランスがかかりまくっている様は大分愉快でした。
店内フロアで流れているしっとりしたハウスと比べた時の温度差も凄かったですね。

そして何より昔から見てきた先輩方のプレイを至近距離で次々見ることができたのは本当に贅沢でした。
タイミングを見誤ると大火傷しそうなアンセムトラックを1番映える瞬間にドロップする胆力、言い換えると現場力の高さが段違いで、
時に意外性のある選曲なんかも交えつつ、時間枠いっぱい使って展開のカタルシスを構成していくプレイを我々以外の5人とも提示していたように思えます。
終わった後は興奮、打ちのめされた感、もっと精進しようという前向きな気持ち、感謝、色々入り混じった感情になってました。

あと、我々4人のB2Bの機会は探っていきたいですね。
やはり4人とも微妙に趣向が異なっているので、そこをどうやって埋めてちゃんと1つの枠のプレイとして成立させるか、模索したい欲が出てきました。

何はともあれ非常に良い経験になりました。
ありがとうございました。

【告知1】

予てよりお伝えの通り、次回のHardonizeは番外編として静岡での開催となります。

ロケーションは静岡市内のハコ、静岡COA
Funktion-Oneのスピーカーが常設された、会場規模以上のサウンドポテンシャルを持っているハコ、という意味で我らが早稲田茶箱と通ずるものがあります。

出演者については追々発表していきます。

日にちは05月18日(土曜日)、14時からとなります。
静岡COAにて皆様のご来場をお待ちしております。

【告知2】

ありがたいことに個人の出演として03月は3件ございます。

03月16日(土曜日) / ¡¡SAKE!! vol.4 at 早稲田茶箱


03月24日(日曜日) / double-think at 早稲田茶箱


03月30日(土曜日) / 第2回 桜逢祭 at 奥多摩OKUTAMA+

それぞれについてはまた日が迫り次第、詳細な告知を行います。
是非ご検討ください。

【今回のお題】

さて、ここ数年の新年1発目の僕の記事では正月のお年玉に因んだフリーダウンロード楽曲を取り上げる特集を行っており、今年もそれに沿った内容で執筆しておりました。
ご覧頂けておりますでしょうか?


【特集】フリーダウンロード2023 (1):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/01/18

【特集】フリーダウンロード2023 (2):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/02/15

尚、過去の記事はこちらです。
2022 (後編) / 2022 (前編) / 2021 (後編) / 2021 (前編) / 2020 (後編) / 2020 (前編) / 2019 (後編) / 2019 (前編) / 2018

今回はその続きとなる内容になります。
例年は前後編でお送りしておりましたが、今年は初の第3回目に突入です。
第1回は主にメインストリームテクノやオーソドックスなハードテクノを、
第2回ハードグルーヴディスコといったファンクネス指数の高いものをメインに取り上げてきましたが、
フリーダウンロードの華といえばやはりブートレグだと思うワケでして、今回はインパクトに振り切った大ネタ使いのトラックにスポットを当てていきます。
定番のポップスやハウス、往年のテクノなどは元より、少し意外な元ネタも含まれております。
いつ公開停止になるか分からないアブない代物ばかりですので、早めにお持ち帰りするのが吉。

前置きもそこそこに早速お送りします、

令和5度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (3)

いってみましょう。

【曲紹介】

TWIENA / Face Down Ass Up

Stream TWIENA – Face Down Ass Up by TWIENA | Listen online for free on SoundCloud

オランダのプロデューサーTWIENAによるテクノ
元ネタはThe 2 Live Crew / Face Down Ass Up
バウンシーで深めのベースとドライパーカッションを前面に出した割とシンプルなリズム、それユエにあのボイスサンプルがかなり目立って聴こえます。
刻み方にも特徴が現れている下品で肉感的なアレンジ。好物。

Beastie Boys / Intergalactic (AnG Remix)

Stream Beastie Boys – Intergalactic (AnG Remix) [AFD005] | Free Download by ALU | Listen online for free on SoundCloud

オランダのプロデューサーAnGによるテクノ
元ネタはBeastie Boys / Intergalactic
メインパートでは前のめりなハイハットリズムと早回しラップによる疾走感が味わえる一方、原曲のサビに当たる部分ではブレイクビートを採用しており、テクノヒップホップの双方に対するリスペクトが感じられる曲。
明る過ぎず暗過ぎずのテンションも丁度良く、ブレイクスとの橋渡しの可能性について探ってみたくなります。

KIAN O GORMAN / Its Like That (Sport Mix)

Stream Its Like That (Sport Mix) (FREE DL) by KIAN O GORMAN | Listen online for free on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーKIAN O GORMANによるハードテクノ
元ネタはRUN DMC / It’s Like That
原曲でも存在感のあったクラップは本アレンジでも同様。
あの1拍目のディスコヒットやラップも据え置きなのですが、ビックリするくらい前のめりなビートに様変わりしています。
テンポ的にもハードハウスに近いビートかもしれません。

BLTR / MAGIC MARIO

Stream BLTR – MAGIC MARIO [BLTREC001] by BLTR RECORDS | Listen online for free on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサー同士、JA:KKharry pBLTR名義によるテクノ
元ネタはゲーム、マリオシリーズに於ける無敵時間のBGM
同ゲームのBGMやサウンドをサンプリングしたトラックというのはちらほら見受けられるのですが、全編に渡ってこのフレーズで一貫している曲というのはなかなか見かけない気がします。
手数の多い金物リズムやパーカッションを取り入れているので、ハードグルーヴと合わせて使うのが良さげ。

Crystal Waters / Gypsy Woman (Off Record Remix)

Stream PREMIERE: Crystal Waters – Gypsy Woman (Off Record Remix) by TRANSITION | Listen online for free on SoundCloud

イギリスのプロデューサーユニットOff Recordによるテクノ
元ネタはCrystal Waters / Gypsy Woman
クセの少ないストレートなビートにあのピアノフレーズがどかっと乗っているので、使いやすいしインパクトあるしで即戦力間違いなしのアレンジ。
ちゃんとリズムだけのパートも用意されており、サンプリング一辺倒ではない構成である点もミソ。

実は今年01月のHardonizeで使っておりまして、ブースの周りにGypsy Woman好きとブートレグ好きがわらわらと集まってきた瞬間がありました。

CJ Bolland / Camargue (Lewis Taylor Edit)

Stream CJ Bolland – Camargue (Lewis Taylor Edit) by SINDEX | Listen online for free on SoundCloud

イギリスのプロデューサーLewis Taylorによるテクノ
元ネタはCJ Bolland / Camargue
小気味良いハイハットリズムとグルーヴ満点のベースライン、そこにユーフォリックなサンプリングフレーズが並走しているので、レトロ感と疾走感がピカイチ。
トランステクノの要素が共存している1990年代のバリアレックな精神性をそのまま引き継いだナイスアレンジ。

Upper90 / I Feel Love

Stream [PREMIERE] Upper90 – I Feel Love [TNT 001] by sachsentrance | Listen online for free on SoundCloud

ドイツのプロデューサーUpper90によるテクノ
元ネタはDonna Summer / I Feel Love
こちらも前のめりなハイハットリズムで強力な推進力を確立しているアレンジ。
勿論、原曲の要といっても良いデケデケベースラインとウィスパーボーカルは余すところなく健在です。
このリズムでこの曲をサンプリングしたら、そりゃこうなるよなという、腑に落ちるという表現がしっくりくるアレンジ。

Upper90の昨年の作品だとこちらもお気に入り。

Upper90 / BILLIE JEAN

Stream BILLIE JEAN by Upper90 | Listen online for free on SoundCloud

説明の必要もないでしょうが、Michael Jackson / Billie Jeanが元ネタ。
こちらもハイハットリズムによるドライブ感が印象的ですが、ベースが完全裏打ちなので跳ね感も加わっており、よりレトロな雰囲気を形成しています。
ほぼ全編に渡ってボーカルがサンプリングされており、勢い余ってアウトロまでみっちり歌いっ放しなので、スムーズに繋ぐには一工夫必要です。

Eric Prydz / Call On Me (Peetu S Remix)

Stream Eric Prydz – Call On Me (Peetu S Remix) by Peetu S | Listen online for free on SoundCloud

フィンランドのプロデューサーPeetu Sによるテックトランス
2000年代ハウスの定番アンセムとして名高い原曲ですが、この曲には更に元ネタがあり、1982年にリリースされたSteve Winwood / Valerieという曲がそれに当たります。
テックトランス然とした厚みのある硬いビートに、多種多様なエフェクトやフィルを織り交ぜたテクニカルなトラックが特徴的。
ロングブレイクを経た後のメインパートも爆発力満点のピークタイムチューンとなっております。

尚、試聴だと03分半しかないように見えますが、ダウンロード時はちゃんと06分あるエクステンド版が手に入りますのでDJ諸氏はご安心ください。

Da Hool / Meet Her At The Love Parade (RBX EDIT)

Stream PREMIERE | Da Hool – Meet Her At The Love Parade (RBX EDIT) [Free Download] by MERCILESS | Listen online for free on SoundCloud

イタリアのプロデューサーRBXによるハードテクノ
元ネタはDa Hool / Meet Her At The Love Parade
最近のハードテクノとも言うべき、硬質リズムと速いテンポを採用したスタイルのトラック。
箇所によってアーメンブレイクやハードスタイルキックが聴こえたりするしっちゃかめっちゃかっぷりは原曲がテーマとしているレイヴそのものです。

Aphex Twin / Xtal (Duty Paid Refix)

Stream Aphex Twin – Xtal (Duty Paid Refix) by Neo-Fhoirfe | Listen online for free on SoundCloud

イギリスのプロデューサーDuty Paidによるテクノ
元ネタはAphex Twin / Xtal
原曲の儚げなフレーズと反対に、ビートはローファイで妖しさがありますが、不思議とマッチしているアレンジ。
テンポ的にハードテクノと近く、アウトロがシンセだけになるエモ展開も装備しているため、パーティーの〆にデトックス気味に流すと綺麗に纏まりそうな雰囲気があります。
変態的に細かいサブリズムには目を瞑りましょうと言っているんです。分かりましたね?

【次回】

そんなワケで今回はここまで。
同テーマの連載が今年は3回も続いた理由がお分かり頂けましたでしょうか?
フリーダウンロードといっても市販の曲と遜色ない、ものによってはそれ以上のインパクトを持つ曲が日々作られているので、今後も継続してチェックしつつ、当連載でも折を見て紹介していきます。
気に入った曲がありましたらアーティスト達に感謝と敬意を込めて持ち帰りましょう。

まだまだ紹介したい曲はあるものの、ぼちぼち新譜も紹介しないとボスがうるさそうなので、次回からは通常連載に戻ります。

次週03月05日は774Muzikさんが担当します。
では。

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