「 2024年08月 」一覧

【特集】Hardonize#47 プレイリストピックアップ - Resident’s Recommend 2024/08/15

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【Spotifyプレイリスト】

Spotifyプレイリストの07月分が公開されております。

Hardonizeクルーが全身全霊でオススメするハードテクノ57曲。
自分はイビザとかディスコとか、夏っぽいトラックを選出しております。

【Hardonize #47 無事終了】

先々週はHardonize #47でした。
お越し頂いた方々、お聴き頂いた方々、本当にありがとうございました。

ゲストにお招きしたGuchonさん、Cherryboy Functionさんのプレイは双方異なるアプローチでありながらHardonizeのカラーに沿ったプレイをして頂き、眼福でした。
随所にテクノクラシックを挟みつつも持ち時間をフルに使って流れを構築していたGuchonさん、レイヴ~ハードグルーヴまでアグレッシヴな選曲と本人の陽気なキャラクターでお祭り感を演出していたCherryboy Functionさんと、双方とにかく現場力が高かったですね。
Hardonizeはハードテクノと銘打ったパーティーではあるものの、これくらい振れ幅があると個人的にも聴いてて楽しさを感じます。
重ね重ねありがとうございました。

次回Hardonizeは年内にもう1回開催を予定しております。
現在ブッキング進行中。
お楽しみに。

【Hardonize #47 トラックリスト】

さて、自分はこの日Guchonさんからバトンを受け取り、Cherryboy Functionさんに渡すという、ゲスト同士の橋渡しを行うという出順でした。
ここまでの流れを断ち切ることなく、それでいてピークを演出し過ぎないという、ある種の器用さが求められたポジションでしたので、硬くないグルーヴ感のあるリズムを主軸に変化球として非4つ打ちもちょいちょい挟みつつ、といった内容になりました。

大まかには
速いハウスUKガラージディスコ不定形ベースミュージックゲットーテックメロディックテクノテクノ
全容はこちら。

No Artist Trackname Link
01 James Riley, Harry Ince Feel The Rhythm beatport
02 Matthias Hoffmann Feel My Body beatport
03 Kreature G.V.O bandcamp
04 Low Disco House Nature beatport
05 Golden Lambo Good Time bandcamp
06 Royal-T Needed U bandcamp
07 DJ QUATRO Just Fine (Organ Mix) bandcamp
08 Rawtek Take Your Time SoundCloud
09 Phunky Data Body Music beatport
10 The Young Punx Jambo Jambo beatport
11 Grooveyard Watch Me Now SoundCloud
12 SY Rockers Always fwd bandcamp
13 LPM TOKYO RIFF SoundCloud
14 Pondi Map apricity bandcamp
15 Mighty Mark featuring Ernest Third Chance Right Now (Big Dope P Remix) SoundCloud
16 Jose 2 Hype (feat. TeeCee) Big Booty (Remastered) beatport
17 .𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect) Bang That Shit Up beatport
18 DJ Swisherman Don’t Play SoundCloud
19 Hollen, Marck D Funky Bar bandcamp
20 KIKO TESLA 03′ Flashback bandcamp
21 Saol Nua Body Could Dance bandcamp
22 Underworld 2 Months Off (Sam Atlast Rework) SoundCloud
23 fuse vs lfo loop beatport

例によって数曲かいつまんでご紹介します。

【曲紹介】

01 / James Riley, Harry Ince / Feel The Rhythm

Stream APR145 James Riley & Harry Ince – Feel The Rhythm (Original Mix) by APPETITE RECORDS | Listen online for free on SoundCloud

購入リンク(beatport):https://www.beatport.com/track/feel-the-rhythm/19047897

イギリスのプロデューサー同士、James RileyHarry Inceによるハウス
ローパス処理が施された穏やかなピアノ系リフが推進力高めのリズムに乗っているトラック。
冒頭で述べた通り、今回はグルーヴ重視のプレイを念頭に置いていたので、こういった曲からスタートさせました。

03 / Kreature / G.V.O

G.V.O | Kreature | Dansu Discs

イギリスのプロデューサーKreatureによるハウス
ボイスサンプルにあるようにグッド・バイブス・オンリー、略してG.V.O。
うねりのあるベースフレーズと小気味良いハイハットリズムが特徴的なトラック。

06 / Royal-T / Needed U

Needed U | Royal-T | SPRAYBOX

イギリスのプロデューサーRoyal-TによるUKガラージ
日本が世界に誇るUKガラージレーベルSPRAYBOXから、そのジャンルでは第一人者であるRoyal-Tを招き、パーティーの数日前にリリースされたもの。
オルガンライクなリフと極太のベースラインが織り成す、聴き心地とストリート節が同居したトラック。

08 / Rawtek / Take Your Time

Stream RAWTEK – TAKE YOUR TIME by ʀᴀᴡᴛᴇᴋ | Listen online for free on SoundCloud

アメリカのプロデューサーRawtekによるディスコ
フィルターのかかったギター、そしてストリングスと前のめりなハイハットリズムが高ファンクネス指数を演出しているトラック。
ブレイク明けのメインリフが口笛という一風変わったサウンドを持ってきているのもインパクト大です。
ちなみにフリーダウンロード。

The Young Punx / Jambo Jambo

Stream Jambo Jambo by The Young Punx | Listen online for free on SoundCloud

購入リンク(beatport):https://www.beatport.com/ja/track/jambo-jambo/19035556

イギリスのプロデューサーThe Young Punxによるディスコ
直近のディスコ特集でも触れた大ネタLionel Richie / All Night Longサンプリング。
原曲をエディットしたホーンフレーズやソウルフルなボーカルはファンクネス指数、インパクト共に高得点。

13 / LPM / TOKYO RIFF

Stream TOKYO RIFF [FREE DOWNLOAD] by LPM | Listen online for free on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーLPMによる不定形ベースミュージック
海外で最も知られている日本語ラップと言っても過言ではないTeriyaki Boyz / Tokyo Driftネタ。
ラフで重心の低いベースとドライスネアの組み合わせはかなり治安ワルめ。
これもフリーダウンロード。

14 / Pondi Map / apricity

apricity | Pondi Map

アメリカのプロデューサーPondi Mapによる不定形ベースミュージック
手数の多いキックとドライクラップ、そして太いベースとこちらもストリート感満点のトラック。
メインリフとして用いられているアナログベースっぽい音の連打はもうなんか治安終わりまくってて面白さすら感じます。

17 / .𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect) / Bang That Shit Up

Bang That Shit Up | .𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect)

ポーランドのプロデューサー.𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect)によるゲットーテック
4つ打ちのキック、2拍4拍の規則的なクラップ、前のめりなハイハットによって構成されたリズムを軸に、跳ね感のあるベースフレーズがループするトラック。
ボイスサンプルにブラックミュージックの精神性が現れており、こういう生っぽさが感じられる電子音楽は最近特にツボです。

20 / KIKO TESLA / 03′ Flashback

KIKO TESLA – 03′ Flashback | Various Artists | Transition

オーストラリアのプロデューサーKIKO TESLAによるメロディックテクノ
うねりのあるベースフレーズに推進力の高いリズム、そしてノスタルジックなオルガン系リフが特徴的なトラック。
少し前に掲載した2024年のイビザサウンド特集に通じる、リフが主体の速いテクノであり、この手のスタイルの作り手としてKIKO TESLAはピカイチだと思っています。

23 / fuse vs lfo / loop

Stream LFO vs F.U.S.E.: Loop (1995) PLUS8054 by Richie Hawtin | Listen online for free on SoundCloud

購入リンク(beatport):https://www.beatport.com/track/loop-lfo-versus-fuse/1226956

カナダのRichie Hawtinとイギリスのlfo、レジェンドプロデューサー両名によるテクノ
ちなみにリリースは約30年前となる1995年。
スタイルとしては反復を主軸に据えたミニマルテクノなのですが、リズムの手数が多く、用いられているシンセも良い感じに哀愁を誘ってくるため、どのようにも解釈できる大変使い勝手の良いトラック。

テクノに於いて自分より先輩であるCherryboy Functionさんに渡す最後の曲として使いました。
案の定彼のツボに刺さったようで個人的には大変満足です。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週08月20日は774Muzikさんが担当します。
では。

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【特集】Hardonize47 Playlist:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/8/13

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

Hardonize47ありがとうございました

2週間前と少しお時間が経ってしまいましたが、Hardonize47ありがとうございました。
テクノアンセムも交えつつ、グルーヴをキープし続けフロアをガッチリロックしていたGUCHONさん、ファンキーなサウンドを中心としてしっかりと自身のハードテクノをプレイ頂いたCherryboyさんのお二方には感謝の限りです。また、ご来場頂いた皆様も今回におきましても照りつける日差しの暑い中でのご来場いただきましてありがとうございました。

今回は以前からチャレンジしたいと思っていたBPMを上げてハードグルーヴ感のある周辺ジャンルをプレイするという試みを中盤で取り入れてみたのですが、録音聞く限り結構ハマっていたのでは?と思ってますし此処から更に広げられる気もするのでもう少し色々とやってみたいですね。まだまだ研究していきたいと思ってます!

次回Hardonizeの軽いお知らせ

次回Hardonizeは少し時間をおいて寒くなってきた頃に開催予定です。
情報はまた随時お伝えしますので、お待ちくださいませ!

今週のピックアップ

今回は例によってHardonize47回目のプレイリスト回です。
視聴は全曲分、ある程度はコメントを入れていきます。
もちろん紹介するのは原曲BPMですのでご了承を

01. Mark Broom / Funky Sounds

タイトル通り「ファンキーサウンド」ド直球!Sangoさんが思いの外ファンキーな終わらせ方で来たので、ハードグルーヴではい音でファンキーといったら直近でこれだな!ということで。(▶2024/7/2にて紹介)

02. Axel Karakasis / Enchanted

直近のリリースはハードテクノ鉄板レーベルとなっているSuaraより大ベテランAxel Karakasisによるトライバルハードテクノ。といっても774Muzikさんがプレイしたようなゴリッゴリの感じではなく比較的ストイック目に。

03. Antigone / Night Division (Coyu Chants Remix)

SuaraレーベルオーナーCoyuによる引き続きストイック目なトライバルハードテクノ。タイトル通りチャントが挿入されてきてトライバル要素がかなり高め。だけどRawなストイック的な展開でじっくりと盛り上げていくトラックで◯

04. Nuke / Hyperdrummer

ハードグルーヴとRawなハードテクノの中間的なトラック。ブレイク1回で淡々と引っ張っていくツール的トラックでめちゃつかいやすい。(▶2023/8/15にて紹介)

05. Hertz / Go Back

そして再びトライバル的なRaw Hard Techno、Hertzのこのトラック今年の4月にリリースされてからめちゃ使ってますし今回も使います。2024年これ使い倒す気満載です。去年リリースされた「Timballe」も良かったけど今年のこれもナイスグルーヴでGood。Blogで紹介してなかったのマジか。

06. Sandro Mure / Chord Six

07. Hedha / Samba

途中のシンセリフが某months offのコードと似ていると(個人的に)評価しているHedhaの2016年リリースのトラック。Hertz当たりからこの後の流れ的にキックが重い曲を避けようと思った時に、何がいいかなと悩んでた時にこれだということで久しぶりに引っ張ってきました。この曲結構好きなので久々に使えて嬉しい。(▶2016/12/13にて紹介)

08. Doctor Jeep / Mecha (Ploy’s On The Podium Mix)

ブラジル系アメリカ人プロデューサーDoctor Jeepの「Mecha」のリミックス。原曲のもつ土着的な雰囲気とヴォイスサンプリングをうまく生かしたトラック。テクノ的にはPeder Mannerfeltのリミックスを使いたい気持ちもあってけど今回の流れ的にはあえてこっちを。

手前までがだいたいBPM138ぐらいの流れなのでBPM+10%ぐらいで使ってます。

09. Ricardo Alcantara / Muy Loco (Extended Mix)

ハードテクノの文脈で語るファンキーとは若干別の方向性でファンキーなテックハウス。しゃべくり倒すヴォイスサンプリングと時たま挿入されるトライバル的なサウンドがナイスなトラック。

10. Symon, Usai / Lento Violento (Teko Remix)

BeatportのTech Houseの中にサブジャンルでLatin Techっていうジャンルがあるのを最近知りました、ということでここまでの流れを引っ張ってトライバル要素のあるテックハウストラック。ちょっとヴォイスサンプリング続きだったかな~と思いつつクセのあるトラックで続けていきたかった気持ちもあります。

11. Lincoln (BR) / Hot Creation

もうちょっとこの流れを引っ張ってもよかったかなーーーと後から思い返したw このトラックも早回しするといい感じでRaw側のテクノと通じるものがあるので良い感じ。

12. Fixon, PUSHMANN / Tribalism 03

13. David Moleon / In Love with You

アーバンな雰囲気ただようハードグルーヴチューン。しっとりとした感じもありますがDaviod Moleon節も漂ってくるナイスハードグルーヴ。(▶2020/7/2にて紹介)

14. Andy Bsk / Vodka Killer

15. Almir Ljusa / Fancy Dance

The Greatest Dancerネタハードグルーヴ、原曲も大好きすぎ。(▶2022年のハードテクノ10選にて紹介)

16. Duty Paid / Earl Grey (Féin-Ghràdh)

UKを中心としたアンダーグラウンドシーンのハードテクノからDuty Paidの2023年リリーストラック。このあたりのアングラテクノ&レイヴシーンのアーティストは全くと言っていいほどBeatportにいないのでBandcampでディグるしかないため、効率よく今後も探していきたい所存。

17. David Moleon / Summer

夏なので。

以上、今週のおすすめハードテクノ(もとい前回プレイリストプレイバック特集)でした!
次回更新は木曜日、担当はTAKくんです。