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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/10/03

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

令和くん温度調整が下手すぎる、と言われておりましたが9月末から突然秋めいてきておりまして「ごめんごめん温度下げるの忘れてたHAHAHA」って感じだったんじゃねーかなと勝手に想像しております。

 

お知らせその1

日本国内でのハードコアシーンを牽引してきたことは紛れもない長寿パーティがHAPPY DYNAMITEなのですが、次回11月2日(土)開催でして、そこでHardonize名義でTAKくんとB2Bをやる事になりましたとさ。

だいぶ前に(Hardonizeが始まる直前、16~17年前!)出演したことがあったのですが、それ以来です。長くやっておくもんだ。

今はハードテクノ一辺倒みたいな感じになってますが、DJ始めた当初はハッピーハードコアやってたんですよ。勿論今もやれって言われたら出来ますが。

んで、その次回HAPPY DYNAMITEは海外の超大物アーティスト、ハードコア神いわゆるゴッド、スコットブラウンの日本ツアー東京場所、って感じで行われるんですね。
(音ゲー民の方にはポンデステーンでお馴染みかも)

わ、ワイの名前が入ってる!!(そらそうよ)

そんな大物の日本ツアーのパーティで、どう、やらない?って言われたら、そらやるでしょ普通。誘われてやらない理由がない。ということで神と同じ日に同じパーティで20年分振り返りながら色々やってみたいですね。そして神を崇めよう。

お知らせその2

前回のわたくしの番手で TRAKTOR PRO4のSTEMで遊ぶ という、かなり気合いの入った特集記事を書いておりますので改めてよろしくお願いします。PRO3でいいよ別にーって人もPRO4にバージョンアップするモチベになるかもしれません。

解析、キーコンフィグなどやった上であんな曲やこんな曲のSTEMで遊んでみる、という感じの記事になっております。

 

9月分のSpotifyリスト公開中

9月分の記事で紹介されました楽曲が詰まった、新たなプレイリストが公開されました。セプテンバー、プレイバック。

 

次回開催について

日程はガッツリ出てますよ!!!

超豪華ゲストの情報公開ですが、いよいよ今週末くらいに出るのではないかと。
乞うご期待。

 

 

では新譜紹介、いってみましょうか。

 

今週の新譜紹介

Mr Coalman – Nothing Changes (Andy BSK Remix) [Transfiguration Recordings]

ハードグルーヴ重要人物Andy BSKのリミックスワーク。エモブレイクの引っ張り方がどことなく昔のトランス感があって使いやすいです。オススメ。

Jem 77 – Never Felt This Way (Original Mix) [Warehouse Wax Digital]

ちょっとレングスは4分ちょっとと短めですがこの手のレイヴブレークスはそんなもんでいいのかもしれない。それこそ30年くらい、ずっと好きですこういうの。

VILLA – Astral Projection (Obscure Shape & CC Remix) [OKTOGON]

VILLA – Soul Pleaser (Parallx Remix) [OKTOGON]

同EPより2曲。どちらも捨てがたいので両方紹介してしまいますが、Astral Projectionはインテリジェンスハードグルーヴ(今適当に考えた)と言うべき、おキレイで芯がある曲、Soul Pleaserもおキレイさはありつつもしっかりハードグルーヴしておりまして、だから選べない!両方買い!ということになりますね。

Sandro Mure – Apollonia (Original Mix) [Viso Techno Recordings]

ハードグルーヴにおいてちょこちょこ(個人的に)スマッシュヒットを飛ばすSandro Mure。ここからトライバル方面にシフトしていくかーって切っ掛け作りに超マッチしております。そういう意味ではナイスツール。

Puccio – Stand Up (Original Mix) [LW Recordings]

しっかりハードグルーヴしてからブレイクでいきなり入って来るサックスが…渋い!Laurent Garnier / The Man With the Red Faceを彷彿とさせる感じで、終盤戦のキメどころで入れたら気分いいだろうなあという「主戦力」トラックです。

 

 

というわけで本日はここまで。
次回更新は10月8日です!!

 


今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/09/19

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

 

特集/TRAKTOR PRO4のSTEMで遊ぶ

前回(2週間前)の記事でTRAKTOR PRO4に標準搭載されたOzone Maximizerの機能について紹介しました。今回はSTEMを使ってみたいと思います。

STEMって何だ??という所からなんですが、ざっくり言うと「既存の曲をめちゃ細かく解析して最大4つのトラックに分解して、好きな所だけ鳴らせる」機能です。

例えば歌モノ曲のSTEMを作ったら、ボーカル・リズム・シンセ・残りの何か、みたいな感じに4つに分解したデータが出来上がります。ボーカルだけミュートしたらカラオケになるし、ボーカル以外をミュートしたらアカペラになる、そんな風に使えます。

それを「今ライブラリに入っている曲全てに適用できる」ということで、そんなん面白いに決まっているじゃん…で、使ってみました。

STEMデータを作る

既にTRAKTORのライブラリには今まで自分が入れてきた、使ってきた楽曲たちがあるわけですが、PRO4ではブラウザ上の曲を右クリックすると「Generate Stems」という項目が出てきます。わかりやすい。早速ポチっとやると自動的にSTEMデータが作成されます。

クリックしたら待つだけ

STEMデータは楽曲データが保管されているフォルダとは別のフォルダに記録されるようです。で、解析時間なんですが、かなり念入りにやるせいか1曲で3分くらいかかります。「オデの数万曲のライブラリ、全部STEMデータ作ってやる!!!」ってやると来年になってしまうので、まずは欲しい所だけやりましょう。

 お?
 できましたね

STEMデータが存在する楽曲はブラウザ上で「三」みたいな感じの記号が出て、区別がつくようになっています。ローディングの際にそのまま普通の楽曲として読み込むか、STEMデータとして読み込むかを選択するという形です。

STEMとして読み込んだ状況では、1つのデッキの中で更に4つの「スロット」が出ていることがわかります。右クリックして、STEMデータを作る。準備はこれだけです。

キーアサインをする

TRAKTORはキーアサイン面倒なんですよね!しかしながらサッとSTEMで遊ぶためにはマウスやトラックパッドをコチコチやったりするよりはMIDIコンにちゃんとキーアサインしておく方がいいです。勿論カーソル合わせてクリックだけでも出来なくはないですが。

最低限やるべき追加キーアサインは

(1) 選んだ楽曲のSTEMデータを各デッキにLOADさせる(計4個)
(2) デッキに入った4つのスロットのミュートON/OFFをする(計16個)

4デッキ使う場合はこれだけになりますね。それでもめんどくさ!

キーアサインは従来の方法と変わりありません。PreferencesからController Managerを開いて、アサインする機能を決めて、ボタンに割り当てる、です。

 ここ。

まず(1)のSTEMデータを指定のデッキにLOADする機能は「Deck Common」→「Load Selected」→「Load Selected (load as stems)」です。load as trackが通常のデータ読み込みですね。

これを4デッキ分やるのですが、私はXone K2を使っていて楽曲をロードするボタンを元々割り当てているので「SHIFTを押しながら曲ロードのボタンを押すとSTEMロードになる」という風にしました。

 普通のロードはこう
 STEMだとこうなる

SHIFTキーを押したときに~という判定はModifierというパラメータを使っています。そのValueが「1」の時がSHIFTが押されている時、ということになり、上記画像の例では「SHIFTを押しながらCh15.Note.D#2のボタンを押すとDデッキにSTEMデータがロードされる」ということになります。これを4デッキ分やります。

 

次に(2)のアサインです。デッキ内のスロットON/OFFを制御できるようにします。

 こんな感じ

「Slot Mute On」という機能がありますので、それをデッキABCDのSlot1~4まで、合計16個分のキーアサインを行います。Interraction Modeが「Toggle」になっているので、ミュートONという名前の機能ですが押すたびにON/OFFが切り替わります。

1つ作ったらDuplicateボタンを押すとコピーが作れるので少しだけ楽になります。アサインしているボタンもコピーされるのでLearnを押してちゃんと変えておきましょう。その後にAssignmentでデッキとスロットを指定します。

 ここを制御するのです

STEMデータを読み込ませるとスロットの左側の方に白いヘッドホンマークの部分があります。読み込み直後は全部オンなのですが、アサインしたボタンを押すと対応したスロットの〇が消えてミュート状態になります。

これで4つのスロットのオン・オフを制御できるわけですね。ボーカル抜きとか、リズム隊抜きとか、シンセ抜きとかが自由自在に出来るようになります。

既存のアサインと、今回追加したアサインを反映した結果がこんな感じです。ドドン!

メインのコントロールにXone K2を使い、エフェクト制御などサブ的な操作はnanoKONTROL2で行うという分業制なのです。今回追加した部分、STEMのロード操作などはK2で、各Slotのオンオフはナノコンで、という感じですね。

ここまで長すぎだよ!!!

遊んでみる

STEMデータを作って各デッキに読み込ませ、それぞれのスロットが制御できるようになったところで実際に遊んでみました。こんな感じです。

どんな感じかが分かりやすいよう、テクノっ子にはお馴染みの楽曲でやってみました。何となくSTEMがどんなものか、どういう風に使えるのかが分かったと思います。既存の楽曲が全部対象になるのがいいですね!

以上、特集、TRAKTOR PRO4のSTEMで遊んでみた!でした。

 

 

8月分のSpotifyリスト公開中

8月分の記事で紹介されました楽曲がこれでもかと詰まったプレイリストが公開中です。9月分もモリモリ作成中。

 

次回開催について

 

日程出てますよ!!!

12月開催なので今からカレンダーを赤丸チェックでお願いしますね。

 

 

 

では新譜紹介、いってみましょうか。

 

今週の新譜紹介

Longeez – Too Much Booty (Original Mix) [ec2a]

楽し気なホイッスルが鳴り、ブレイクからブンシャカラカ、ブンシャカブーみたいなボイスが延々と繰り返される、疾走感マシマシのスルメトラック。8小節ループかけて延々と使っていたい。

Ned Bennett – Ignition (Original Mix) [Dancefloor Impact Research]

疾走感に全振りのハードグルーヴ。それもそのはずBPM147!多少下げた所でその疾走感は無くなりません。ツール的にもかなり使える中盤戦曲。

Source Code – Sunrays In The Jungle (Original Mix) [Stutzpunkt]

このスクラッチ音キュコキュコから始まってピアノのバッキングが入るブレイクだけですっかりやられてしまいました。終盤戦を彩るおキレイテクノ!

Almir Ljusa – Octa Core (Original Mix) [Vertex Records]

超ド真ん中、アルミーゥ・ユーサのラテンハードグルーヴ。なんでオクタコアなのかは全然わかりませんが、もう恐るべき安定感です。ピークタイムチューン!

JAXM – Heat Stroke (Extended Mix) [TUFF TiMES]

大き目のブレイクでBPMがゆるやかに下がってまた上がる。実はそういう曲、ハードグルーヴ界隈ではあんまり多くはないんですよね。エモ展開も相まって良さがある。

 

 

というわけで本日はここまで。
次回更新は9月24日です!!