「 Sango@Hardonize 」一覧

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/12/7

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

先週末は水辺ポケモンおじさんとして福岡市、そして佐賀の唐津市に行ってきました。海無し県の出身なので海辺に行くと妙に気分が浮き立つタチなのですが、広大な水たまりが目の前にドーンと広がる光景はたまらないものがありますね。水たまりて。

さて、テクノの新譜も毎日のようにリリースされて、さしずめテクノ大海原というべきものがBeatportという巨大なフィールドの上に展開されているわけです。何の指標もなくその大海原を彷徨うよりは、何かあった方が勿論いいでしょう。毎週2回更新されるこの記事たちはそういうテクノ海図的な役割も担っているというわけです。お、おお、なんか繋がった!いい感じにまとまった!という自画自賛を交えつつ、今回もザクザクやっていきます。

Ecstatic Emotion (Original Mix) by Lockstone

さて今回最初にお届けするのはアシッドテクノ。露骨に派手すぎない渋めトラックでこれは使い勝手が良さそう。アシッドテクノって1曲だけポコっと入れてもミックスの流れでは浮いちゃう場合があるので、同系統の曲を2~3曲繋ぐようにすると良いかもしれず。というわけでアシッドテクノを今回は複数曲紹介するという回でもあるわけなのです。知能犯。

Acid Attack (Original Mix) by Squat Project

こっちはアシッドの「上の方」での攻め。前の曲と比べると中高域のビヨビヨで攻めるか、下の方のグログロで攻めるかという差がよくわかると思いますが、こんな擬音しか無い解説をしていては303警察がやって来て即処刑となるわけです。上等だ!最高裁まで行ってやるよ!テクノ最高裁!アシッド裁判!

Jah Jah Is Coming (OB1 Remix) by Benji303

さてアシッド3曲目。BPM145と結構なスピード感を持った曲なのですが、ハードグルーヴの文脈で使う分には許容範囲のスピードだし142くらいに落として使ってもよいでしょう。そしてハードグルーヴとの親和性という意味ではこのラガ的なちょっと脱力するフレーズとボイスがネタモノ感を出してフィールソーグッドなんですよ。こんなにバキバキのアシッドトラックなのにね。お薦めです。

Essence of House (Original Mix) by Orlando Voorn

3曲アシッドが続いて、ここいらでお茶が欲しい…という所で登場のこの曲、曲名の通りハードグルーヴ・ハードテクノというよりはどちらかと言えばハウス文脈なんですよね。哀愁グルーヴ。ストーリーがある。何か知らんがストーリーがある。意味ありげに使用して皆のメロウな思いを勝手に投影して頂きましょう。掛けてる本人はシレっとしたもんです。多分。

Music Inside My Spirit (Original Mix) by Black Rover

一昨日774Muzikくんが貼ったチャートにも入っていましたね。チェックする方向性は一緒か…くそう。でもまだ紹介されていなかったみたいなので書いちゃう。もうド直球の格好良さですよね。ギットギトです。肉で言うならそこそこ上等なやつの脂身。こればっかりだともたれるけど、うめえんだよなあ…というやつです。ピークチューン。

次回更新は来週の火曜日!12月12日です。


今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/11/23

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

少し前にHardonizeの28回目が終わりまして、次回いよいよ10周年記念回はは年を越してからなので、暫くは水辺ポケモンおじさんとしての活動がメインなのですが…放っておいてもそうだって?オイオイちょっと待っておくれよ。休日に「ハレ」のイベントを常に置いておくことは大事なのですよ。そうでしょう???そうでない人はちょっとくらい見習ってくれても良さそうなもんですよね!(逆ギレ)

…コホン。音楽も然りで、毎日リリースされる楽曲の中から自分好みの曲を選定するってのは何もない日常に波紋を呼び起こす一石になりうるわけですよ。ユーアンダスタン??とまあ、何だかわかったようなわからんような事を言っているわけですが、要するにここまでが前フリです。以下、いつものように曲紹介です。退屈な日常に一石をブンブン投じていけ!

Exo (Original Mix) by Edge Of Motion

もういきなりギュギーーーーって来て、歯医者かお前は!!と突っ込みたくなる所ですが、まぁそういう系のブレイクです。大音量で聞くとバカになるやつ。んでブレイクが終わったと思ったら淡々とキックが入ってきてカナモノが乗ってきて…うん、バカになる。バカになれ!(猪木)

Kick and Bass (Kirill Mator Remix) by Volodia Rizak

これはジャンル的にはハードダンスでいいのかなー。まあその辺ということにしておきましょう。リズム隊が疾走感のあるドッタカスッタカでレイヴィーなワンフレーズ推しの上モノが乗ってきます。結構好きなんですよこういうの。

Old Slow Town (Original Mix) by Alpha Tracks, Erdem Tunakan

「今週のちょっと変な曲」枠でいいでしょう。いやリズム隊はちゃんとテクノテクノしてますよ。キックちゃんと太いし。ただ何なんだこのフニョフニョした上モノは。そのくせショートブレイクがちょっといい感じになったと思ったら急にシャキシャキした瑞々しいテクノになりやがってという。不安になるけど何か癖になる、そんなやつです。

Immortal (Ivan Devero Remix) by Alexey Kotlyar

2010年11月に出た曲がアルバム収録で再度登場、という感じでいいのかな。とサラっと書いていてびっくらしましたが、もう2010年と言えば7年前です。7年ですよ奥さん。でもハードグルーヴは7年そこらじゃブレません。今年リリースだと言われても「あっそう」てなもんです。そういうブリブリゴリゴリのど真ん中のやつです。

The Last Dance (Takkyu Ishino Remix) by Rays

さて、一昨日ですがちょっとニュースとして流れてきました「石野卓球の35年を振り返る「約半日のTakkyu地獄」8枚組ワークス集」ということで、えっ、あんな曲もこんな曲も、あの入手困難な曲まで全部リマスターで手に入っちゃうの!?ってファンにはとても嬉しいやつですよね!!(レコード棚をチラッチラッと見てため息をつく)……まぁさておきまして、いまBeatportで入手出来る卓球の曲って何があるの?と見たらあんまり無いんですよね。その中で「えっ、これBPで買えたんだ!というのが新宿リキッドルーム閉店の際に発売された「The Last Dance E.P.」なわけです。リリースは2004年、13年前!

次回更新は来週の火曜日!11月28日です。