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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/06/19

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

近況

先日、福岡は北九州市に行ってまいりました。

北九州工業地域のインダストリアルグルーヴを吸収しにという名目で(本当に??)水辺で活動してきたわけですが、その晩に黒崎駅近くのお店で飲んだ日向夏エールが中々によかった。宮崎のブルワリーである「ひでじビール」の「九州CRAFT 日向夏」ってやつなんですが、フルーツビールとしてグイグイ爽やかに飲めましたねー。

さて来月はどんなビールが呑めるんでしょうか。時期的にも表は灼熱、ビールでサッパリとやりたい所です。

 

次回予告

ということで、次回50回目(節目回)まであと1か月少々となりました!

ハードテクノつよつよラインナップでお届けする今回、あれもしたいこれもしたいで色々とやる事がてんこ盛りですね…

 

2025年5月分のSpotifyリスト大公開中

67曲・5時間45分の大ボリューム!6月分も随時制作中です。

 

 

では新譜紹介、いってみましょうか。

 

今週の新譜紹介

Viejos – Chaos Fractal (Original Mix) [DkN Selections]

けっこう無慈悲な感じの、ゴリッゴリのハードテクノ。力押しです。ロングミックスで抜き差しが映えそうなピークタイムチューン。

Blame the Mono – Flip The Phase (Original Mix) [Molekul]

横押しのハードテクノかな?と思ったらブレイクで様相が一変します。この低音ブリッブリのブレイクビーツになるのがたまりません。と思ったらブレイク明けはイーブンキックでグイグイだし。落差!良さ!

Hagane Shizuka – Farewell Jack (Democracy Manifest) (Extended Mix) [Nothing But]

ハンガリーのトラックメーカーHagane Shizuka、テックダンス・ハードダンス・ハードトランスのリリースをメインとしていて、過去にはexbit traxのリリースにも曲を提供しているんですが顔出しが無かったりで結構謎が多い人。この楽曲もハードダンスとハードトランスのいい所取りという感じで爽やかさがある。

Ges – No Room For Error (Original Mix) [Green Roll Records]

こういう跳ねる感じのシンセにめちゃくちゃ弱い民なんですが、これはいいですよ。ピークから終盤にかけてのちょっとエモ匂わせな所でスッと出すと「うおお」ってなるやつです。語彙力が死んでますが、そこんとこ、わかってけれ…!

Genex – Mira (Funked Out Mix) [boisha Records]

Warnung – is this house music ?? (Original Mix) [boisha Records]

Lewis Legacy – New Encounter (Original Mix) [boisha Records]

いきなり同じレーベルの曲が3つズドンと並んだわけですが、6/11の分の新譜としてこのbousha rekordsの楽曲がワーっと200曲近く並んでおりまして「何があった!?」ってのと「また新しいAIレーベルか!?」と身構えてしまったわけですが、2020年より活動しているベルリンのテクノレーベルなのでひとまず一安心(?)です。

もともとBandcamp等で楽曲を売っていたのですが、ここ5年分くらいのリリースを全部まとめてBeatportにも出してしまおう、と、まあそんな感じらしいです。小出しにやろうぜ…と思いつつも、結構これが粒よりなラインナップでして、その中から個人的にイイと思ったのがこちらです。

 

おまけ:今週のようつべ

君は知っているかブレビマンを。

いやわたくしも前に一回話に聞いたような…という感じですっかり忘れていたんだけども、同人ゲームレーベル「わくわくゲームズ」よりリリースの、STEAMで発売予定のシューティングゲームなんですが、デモプレイ動画を見て1分で「やーーーーる!!」ってなりますよね。

隙あらばオールドスクールブレイクビーツを紹介してきた当ブログ(というか主に俺の番手)ならば、このゲームを紹介しない訳にはいかんでしょ。無論「Rezっぽいな」は誰しも思う所で、Phase ShiftなどもLayer Changeみたいなもんですし、ただし音はね、もう徹頭徹尾アーメンまみれの、どこまで行ってもブレイクビーツです。最高か。

まだデモ版だけのリリースですが正式版は今年中に、というスケジュールの模様。
君もブレイクビーツで世界を救え!

 

というわけで本日はここまで。
次回更新は6月24日です。

 


新作ディープテクノ特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/06/12

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知1】

次回Hardonizeのインフォメーションが公開となりました。

2025/07/26(sat) Hardonize #50 at waseda sabaco | Hardonize web

気付けば開催50回目という、なかなかの大台に乗ってきました。
ここまで続けられているのも皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

そんな節目となる今回お招きしたゲストは、
名古屋でハードテクノパーティHard Techno Groovesを主催し、関西と関東のコネクション役を担っているどころか、2023年にはレジェンドChris Liberatorとの共演も果たしている隼雄さん、
レーベル、及びパーティー秋葉原重工のボスであり、数々のプロダクトを手掛ける一方、あらゆるテクノにも精通しているTakayuki Kamiyaさんの2名となります。
Hardonize的にはかなり正統派と言える組み合わせであり、もはや原点回帰と言っても良い程、ドストレートなハードテクノにスポットが当たっていると言えます。
小細工なしのリズムガチンコ回、是非お楽しみください。

日にちは07月26日(土曜日)、15時からとなります。
場所はいつもの早稲田茶箱にて皆様のご来場をお待ちしております。

【告知2】

昨年行ったHardonize #48にゲストでご出演頂いたAkuaMarineさんが主宰するパーティーmidnight inciteにお招き頂きました。


週末の夜遊びに向けて助走をつけるといったコンセプトで、毎回サウンドのテーマを変えて行われているパーティー。
めでたいことに今回が6周年に当たるとのことで、ガッツリテクノに焦点が当たっております。

一方で、ほかの出演者はハードウェアを用いたライブを主とし、最近DJも行っているYebisu303さん、複数の楽曲を同時に流しつつ、スクラッチも織り交ぜながらMIXを展開させるGewnkyさんと、かなり異色の組み合わせ。
特定のサウンドにスポットを当てつつ、得意分野がそれぞれ異なる4人が集まっている感じがするので、どのような化学反応が生まれるのか、とても楽しみです。

日付は06月20日(金)の19時スタート。
場所は渋谷Another Dimensionとなります。
ご来場、お待ちしております。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。
ちなみに、年始は3回に渡ってフリーダウンロード特集を行っておりましたので、ご興味のある方は是非ご参照ください。
【特集】フリーダウンロード2024 (1):2025/01/23
【特集】フリーダウンロード2024 (2):2025/02/06
【特集】フリーダウンロード2024 (3):2025/02/20

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

ですが、今回取り上げるテーマはこのカテゴリー以外から

ディープテクノ

とします。

その名の通り、リバーブやエコーなどの残響音エフェクトを駆使した深みのあるサウンドが特徴的なテクノのサブジャンル。
同じテクノでも、一般的にはハードテクノの文脈とは異なるものとして認知されていることが多いです。
シリアスな雰囲気やループを重視している点でミニマルテクノとの類似性が見られますが、穏やかさを感じるウワモノが添えられているトラックも多く、メロディックなテクノアンビエントとの相性もよかったりします。
過去の連載でこの音楽にスポットを当てた回はないのですが、雰囲気的には新作エレクトロニカ (2024年05月版)に近いところがあります。

最近、家の片付けをするのにBGMとしてこういった音楽を聴きながら行っていたもので、今回のピックアップと相成りました。
抑揚や派手な音使いがない分、作業用BGMとしてかなり適していますし、一方現場においてもテンションを上げず、淡々とグルーヴキープを演出するのにマッチしたサブジャンルでもあります。
もしパーティーのトップバッターを任された場合、こういったサウンドからスタートすれば徐々にパーティーの胎動を感じさせることができますし、ロングセットの中盤で用いることでセット全体に抑揚をつけることもできます。
ただやはり曲の特性上、なかなかスポットが当たることも少ないので、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたものを中心にピックアップしていきます。

では、新作ディープテクノ紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Grace Dahl / I Want to Dance

I Want To Dance | Grace Dahl | Serial Disc Touchers

オランダのプロデューサーGrace Dahlによるテクノ

Insomniast / Live in Love

Live in Love | Insomniast | Delphic Iris Records

ドイツのプロデューサーInsomniastによるテクノ

Mathzz / Tekno

Mathzz – Tekno (Original Mix) [Island Noize] | Music & Downloads on Beatport

スペインのプロデューサーMathzzによるテクノ

Terminal Sync / Teralyn

Teralyn (Original mix) | Terminal Sync | KHOROS RECORDS LTD

イタリアのプロデューサーTerminal Syncによるテクノ

Dubdeliquent / We Cannot Remain Silent!

We Cannot Remain Silent! | Dubdeliquent | Crossfade Sounds

スロバキアのプロデューサーDubdeliquentによるテクノ

Reece Pritchard / No Pulse

No Pulse (Original Mix) | Reece Pritchard | Influenced Records

イギリスのプロデューサーReece Pritchardによるテクノ

kurir / COLDEST FORM

kurir – COLDEST FORM (Original Mix) [DONKER.DK] | Music & Downloads on Beatport

スウェーデンのプロデューサーkurirによるテクノ

Immediate Proximity / Gintbatl

Gintbatl | Immediate Proximity | Radio Matrix

オランダのプロデューサーDelta FunktionenとロシアのプロデューサーNapirellyによるユニット、Immediate Proximityによるエレクトロニカ

Guentner Spieth / Scope (Abul Mogard rework)

Scope (Abul Mogard rework) | Guentner Spieth

イタリアのプロデューサーAbul Mogardによるアンビエント

06R / Blue Wind (Akira Kawarazaki Remix)

06R – Blue Wind (Akira Kawarazaki Remix) [Zodiac13] | Music & Downloads on Beatport

日本のプロデューサーAkira Kawarazakiによるエレクトロニカ

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週06月17日は774Muzikさんが担当します。

では。

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