今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/07/02 【11月に向けて始動開始】

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

 

先日は初の無観客開催ハードナイズということで、ネット越しに視聴頂いた方々、ありがとうございました。今回は今までにない特殊な開催スタイルだったため、初ハードナイズという方にも雰囲気が伝わりやすいよう、セットはプロモーションMIX的な側面もありつつで色々やったのでありました。(全部入りのごった煮セットとも言う)

こんな感じで配信してました。(久々の茶箱!)
当日の配信アーカイブは茶箱Twitchのページでまだ見られると思いますよー

全てが配信ということもありパーティ全体の連続性は控えめになるので「90分のHardonizeが4回分味わえる」という感じでいいんじゃないかなーという、どちらかと言えばポジティブな感じのマインドで出来たのではないかと思います。慣れないなりに楽しくできたんじゃないのかな、と。

それでも次回は大人数の前がいいので、次回11月に備えていきます。宜しくお願いしますね。

 

 

さて新譜紹介!いきましょう。

 

Crooked Jungle (Original Mix) by Pino Pena

派手さはないもののこれは良い…良さありますよ…トライバルノリのポコポコしたリズム隊で、ストイックながらちょっと明るい感じで、ツール的な使い方を考えるとどの曲とも合うお買い得トラックとも言えます。ハードミニマル好きな人もマストバイ。

Rellavar (Original Mix) by M.I.T.A.

クラップが気持ち良いシンセフレーズ推しのハードテクノ。うん、ハードテクノという呼び方が相応しい気がする。序盤戦の展開作りにもおすすめ。

On Cloud Nine (Original Mix) by M.I.T.A.

同じEPからもう1曲。4曲入りEPなのですが先に紹介した曲と合わせて、この2曲が特によかったのですなあ。

Turn Up The Music (Original Mix) by Garett White, Borggia

Skull Destroyが出したハードグルーヴコンピレーションから1曲。最近(ハードグルーヴ文脈では)あまり見ないなー?という名前もズラリ並んでいてお買い得。このTurn Up The Musicは2018年8月くらいのリリース。ショートブレイクを挟みながら進んでいく使いやすさ重視のトラック。

The Little Match Girl (Original Mix) by Rafael Lopez

重量感!中盤戦でグイグイーーーっと上げていく時に投入していきたいですねえ。ぶっといグルーヴの上で何言ってるかわからんボイスが良いなあと思ったんですが、これタイトルが「マッチ売りの少女」なのでその読み聞かせ音声がサンプリング元か!テクノは何でもネタにするのだなあ…

こういう所からサンプリングしたと思われます。

Basis (Original Mix) by Daz Saund, Ben Tisdall

ハードテクノ名門、MISSILEレーベルの22番がデジタルで。Daz Saund、Ben Tisdallと名前が並んでいるだけでワクワクしますね。実はこの曲はB面扱いで、A面はあのジャガーノートです。そう、幾らデジタルリマスターリリースしても音質が上がったように思えないジャガーノートです。持ってない人は両方買ってしまおう!

 

次回更新は7月7日、七夕です!


Resident’s Recommend 2020/06/30 Hardonize 36 振り返り

こんばんは。774muzikです。
6月20日はHardonize 36でした。
初の完全オンライン開催かつレジデントのみでの90min × 4という、初のスタイル。
全員とも普段より更に攻めたプレイをしていて面白かったですね。

ということで、まずはこちら。

僕の枠の録画になります。

Mixの流れとしては、ハードミニマルからトライバルを経由してシュランツへ、という感じ。
まあ、なにはさて置き、まずは残念ポイントを2つ。

その1 – すげえブツブツいってる
いやもうこれ、ホント残念。
リハってた時は全然問題なかったんだけど、何故か本番でPCがえらい重くなりまして…。
かといって、一旦再起動というわけにもいかず、強引にそのままプレイしました。
かなり好きな流れのMixだっただけに、めちゃくちゃ無念。

その2 – HertzのGranitを何故か2回かけた
プレイ中全く気付かず。何故だ。
今かかってる曲をモニタしながら、その後の展開を考えつつセット内の曲をプレビュー→デックにロード→ミックスという感じなんですが、音の方に集中しててPlay State(プレイ済みマーク)が見えていなかった模様。
でもまあ、Jeff Millsも一回のMixで2回同じ曲使ったりしてるからOKOK。
聴いていて馴染んでるので、実はあまり残念ではなかったり。
ブツブツいってる方が残念。

…っていうか、今気づいたけど、Safety Sessionも2回かけてるじゃん!
でも1回目と2回目で、一緒にMixする曲の違いで聴こえ方が全然違ってて、これはこれで良いのでは…。
よし、これはもう、そういうミックスだったということにしよう。解散!

全体としては楽しくプレイできたので、とても良かったです。

んで、技術的なお話。
今回の配信では引きの映像と一緒に、真上からの手元見降ろし映像を配信していたんですが、見ている方からすると、おそらく何を弄ってるのか分からない部分もあったのかな…と思いまして。
僕はTraktorのフィジカルコントローラとして、AKAI APC40というAbleton Live用のコントローラを使っているんですが、これの素晴らしさを含めて軽く解説したいと思います。

はい、ドーン。


Twitterに投下した画像から、少し修正を加えました。
他にも色々アサインしてるんですが、とりあえずよく使うものだけ載せてみました。
元々はネットで拾った絶妙に使いづらいマッピングだったんですが、6年間かけて自分のプレイスタイルに馴染むようにカスタマイズを重ねて、こんなアサイン状況になっております。

プレイ時の大まかな流れを書くと、次のようになります。

  1. Track Searchノブで楽曲を探す
  2. Load To Previewボタンでプレビュープレイヤーに楽曲をロード
  3. Preview Position Seekスライダーで楽曲のプレビュー位置調整しながら、現Mixの音と合わせて聴いて選曲
  4. Deck Selectorボタンでロードするデッキを選択
  5. Load To Previewの左のボタンで選択したデッキに楽曲をロード
  6. Cue1ボタンで頭出し
  7. 適当なタイミングでMix

選曲時にプレビューが要らないときは、Track SearchからLoad To Deckボタンで直接ロード。
という感じで、EQなんかはDJミキサーでの操作と大差なし。
この他にエフェクターを弄ったり弄らなかったりしている、という感じですかね。
これを踏まえて、↑の録画を見ていただくと、何となく何をしているか分かるかなー、と。
こんな操作をタイミングずらしながら4デッキ分やっております。

なお、画像を見ていただくと、「Mixer Mode」と「Effect Mode」と2種類あります。
これは、Traktor側の話でなくて、ボタン一つでマッピングを切り替えられる、というAPC40のメチャ売り部分なんですね。
Mixer/Effect Switchと書いてあるボタンがあるんですが、これを押すと、右下セクションのツマミ&ボタンを押した時に送られるMIDI信号が変わるので、同じツマミ&ボタンに、複数の機能をアサインして、切り替えて使えます。
これヤバくないですか?
僕は通常のミキサー操作と、エフェクター操作を切り替えられるようにアサインしています。

APC40を使ってみていただくと分かるんですが、横4×縦4のツマミ配置が、DJプレイに絶妙にマッチするんですよね。
SOUND HOUSEさんなんかで調べてみても、ジャストなフィジカルコントローラが無いんですよ。
もうね、これAPC40は唯一無二ってやつ。

普通にDJコントローラ使えよ、という話もあるんですが、「そのために作られたコントローラ」だと逆に発想力が働かなくて、コントローラに自分の操作を合わせていく形になってしまう気がするんですよね…。
なので、「ツマミとフェーダーとボタンがいっぱいあるよ、好きに使いな」的な感じ、プレイスタイルに合わせて好きにカスタマイズできる自由度の面でAPC40が大好きです。
9年も前からこんなことを呟いてる奴の個人的な感想ですが。


いやでも、めちゃくちゃ良いプロダクトだから、4Deckやりたい人は是非使ってほしい。
中古で15000円くらい?で手に入るっぽいので。

さて、ではプレイリストでも。
(以前、bandcampで売ってたClonesが消えてた…)

Num. Artist Title Link
1 電気グルーヴ かっこいいジャンパー (THOMAS SCHUMACHER Remix)
2 Pressure Funk Full Force (Marco Carola Remix) beatport
3 Joel Mull, Adam Beyer Safety Session (Original Mix) beatport
4 Hertz Granit (Original Mix) beatport
5 Taxidermy Savage (Original Mix) beatport
6 Kreisel, Alum Setter Sick Waves (Avox25 Remix) beatport
7 Rino Cerrone Rilis 03 – Untitled A2 (Original Mix) beatport
8 Clones Acid 1
9 Percy X, Mark Broom Box Clever (Original Mix) beatport
10 Ben Long Potential 2 (Umek Remix 2) beatport
11 Michael Burkat Destruction (Original Mix) beatport
12 Hertz Granit (Original Mix) beatport
13 ZakaT Honesty (Original Mix) beatport
14 Joel Mull, Adam Beyer Safety Session (Original Mix) beatport
15 Cave Isotopes (Original Mix) beatport
16 DJ Misjah, DJ Tim Access (Original Mix) beatport
17 Organ Donors Wave Guide System (Hertz Remix) beatport
18 Hertz Recreate (Montana Re-Edit) beatport
19 Pedro Delgardo, Phil Walls Turn It Up (Original Mix) beatport
20 DJ Urban You Work It (Ben Sims Remix) beatport
21 Paul Mac Informal Introduction (2007 Re-Edit) beatport
22 Hertz Julia (Original Mix) beatport
23 Smull Duwap (Original Mix) beatport
24 The Third C1 (Original Mix) beatport
25 Unknown Chant Chant Chant (Original Mix) beatport
26 DJ Preach No War In The Summer (Original Mix) beatport
27 774Muzik HEAdbAT SoundCloud
28 774Muzik Never [Full of Passion Mix] SoundCloud
29 DJ Dero Technobatucada[Tuk Tak Percussion Mix] YouTube
30 Unknown Tatiana Techno (Original Mix) beatport
31 J.Vitoria Fast Food (Original Mix) beatport
32 Brutec Themafast (Eric Sand Remix) beatport
33 Felix Krocher Take My Advice (Original Mix) beatport
34 Robert Natus NanoT (Original Mix) beatport
35 Felix Krocher Happy Soul (Original Mix) beatport
36 Arkus P., Robert Natus Americano (New Mix) beatport
37 Yoji, Romeo Wanna Fuckin’ Dance? (2010 Original Mix) beatport

ということで、本日はここまで。

次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!ではー!