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アーティストピックアップ特集「Hioll」:今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2021/06/08

はいどうも、今週もHardonizeレジデントがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!皆様今週もよろしくお願いいたします!

ということでまずはお知らせから。
ついにHardonize#38再来週開催6/19となりました!
6/8現在で残チケット11枚となっておりますので、これからエントリーされる参加予定の方はお早めに下記URLから参加エントリーお願いします!(料金は現地お支払いです)何度でもいいますが、事前エントリーしないと当日は入場できませんのでご注意ください!!

▼事前エントリー受付はこちら
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/028vcqpyn0m11.html

▼イベントの詳細はここ

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe
みなさま、こんにちは! 「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルとともにお届けするハードグルーヴパーティ「Hardonize」です! お...

当日はノンアルコール営業とのことで、ノンアルコールドリンクを開発中だとか・・?いつものメニューと違った茶箱も楽しみですし、前回37.5回目の配信で強烈なサウンドを響かせてくれたゲスト両名のプレイも堪能していただきたいと思いますので、皆様よろしくおねがいします。

前置き長くなりました。
今回のHardonize Blogエントリーは久しぶりのアーティストフィーチャー特集です。

今回取り上げるアーティストはこちら。
Hioll

過去Hardonize Blogでも紹介しているのと、度々ワタクシがかけているので名前はちらっと見た方もいると思いますが、改めてこの人がどんな人かというご紹介。折に触れて曲自体は紹介してきて最近めっちゃおすすめのアーティストなのでぜひ紹介したいと思って今回はピックアップ特集してみました。

テクノというあまり想像がつかなさそうな(個人的感想です)ハバナの地で2016年活動開始、キューバ初のテクノミュージックレーベルとしてレーベル[ABSTRACTION]を2018年頃から主宰。キューバを中心としたアーティストを自身のレーベルから世界に発信しつつ、自身の活動も平行して精力的にリリースを行っている、私yudukiが去年末頃から注目しているアーティストの一人となっております。

同レーベルから不定期ながらもリリースしているX-ALOXやここ1年半ぐらいでハードミニマルのリリースを精力的に行っているRøttarもキューバ出身ですね。また、最近ではVegim辺りも参加しているので、レーベルの名前を少しは見かけたこともある方も多いはず。レーベルジャケットはモノクロジャケットで統一されている辺り世界観を感じます。

Hioll自身としての初期作品は当時のメインストリームとも言えるミニマル寄りなBPM122-130辺りのリリースが多く、レーベル活動としてもBPM130手前ぐらいの重めミニマル中心が多かったものの、2019年ぐらいから徐々にハードになってきて2020年下半期以降はすっかりハードミニマルの良作をこれでもかというリリースするレーベル/アーティストになってます。

2021年に何故この音?と思うものの、2020年の初め頃から徐々にハードミニマルリリースが増えてきている事、また、[Soma]や[Suara]といった老舗レーベルがこちらのサウンドに舵を切ったこともこの辺りのサウンドがここ1年ぐらいで多くなってきている要因の一つかなと考察してます(余談ですが、2020/8リリースのSlam「Capture」は久々にかなり個人的に衝撃を受けた1曲でした。)

そういったハードミニマルというジャンルを今の音作りでアップデートしているHiollですが、最近バキバキのハードミニマルをリリースしている[Suara]から2020年に2回リリースしている両作ともに近年のサウンドをしっかり反映させた音作りになっていて近年このあたりのサウンドをチェックしている人にも刺さっているのではないかなと思ってます。

といったところで、そんなHiollのトラックの中から2020年後半~直近までのリリースをいくつかご紹介していくのが今回のメインテーマです!ハードミニマルだけではなく、ハードグルーヴとも相性の良さそうな曲もリリースされており、いい曲が多すぎて紹介しきれないですが、続きは皆様の方でぜひ聞いてもらえると良いかと思います!!!

Hioll / Revolutionar

Suaraからの1作目でこのクオリティ恐るべしというリリース。Beatportの彼のリリースの中で多数リリースされてますが1年近く1位をキープしているのも頷ける1曲。ノイジーなシンセがひたすらと地を這うか如く鳴り続けるのが印象的。この曲、Beatportのベストセラーハードテクノチャートにも入ってるんですね。凄い。

Hioll / They Can’t Control Us Forever

そして前作から数ヶ月でリリースされたSuaraからの2作目。オリエンタルなメロディライン(ヴォイスサンプリング?)がブレイクで挿入されていく印象的なトラック。ここでもノイジーシンセ大活躍、マジこういうの大好物です。

Hioll / 27n

最近5月にリリースされた新譜。マッシヴなヴォイスサンプリングにヒプノティックなシンセが怪しげな雰囲気を漂わせるダークテクノに近いながらもダークに寄り過ぎないハードミニマルチューン。最近の感じからするとBPM147っていう文字を見ると結構早いなと思ってしまいますね。

Hioll / Bloodbath

2020年末に大量リリースされたHiollセルフレーベルからいくつか紹介、この時期にリリースされた曲は全部ハードミニマルというわけではなくNo Life Till Leatherや、この曲のようにハードグルーヴに親しいサウンドの曲もいくつかあるのが個人的にめっちゃ良いな~と思うポイントでした。ところでこの曲、774Muzikさんの「Never」と相性良さそうですね。

Hioll / When Religion Meets Acid

アシッドハードミニマルですが、ゴリゴリのアシッドではなくいい具合にハードミニマルと融合されているナイストラック。ここでもマッシヴに吠える男性ヴォイスサンプリングがインパクト。本人ですかね??アシッドが聞いているトラックでいうとPain and Sorrowもおすすめです。ぜひ。

Hioll / Kansatsu Suru Hito

何故か急に日本語出してきたな!?観察する人、らしいです。どのへんが観察する人なのかはよくわかりませんが、鳴りのよく広がっていくゴッリゴリの極太ベースと骨太キックが淡々と鳴らされるソリッドなハードミニマル、派手さはないがめっちゃ箱での鳴りが良さそうなのでおすすめです!!!

ということで、Hiollのトラック紹介をいくつか(マジで多すぎて紹介しきれないので)ピックアップしてお送りしましたがいかがでしたでしょうか?気になるトラックが1曲でも見つかった方はぜひリリースページから他の曲を視聴してみてください!

次回更新は木曜日
担当はTAK666くんです。

ちなみに、Hardonize Discord Serverしてますので、こちらも何卒。
皆様からの良い音と美味しいごはんと酒などの情報もお待ちしております。
https://discord.gg/EyFh4hdCFr


今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/06/03

 

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

 

はい6月!梅雨入り!!と思ったけどそんなに雨が降らないし降ったとしても夕立くらいで。極端な天気が多くなった気がしますねここ最近。なんかこのままテキトーに降ったり降らなかったりでサッサと梅雨明けに行ってしまいそうな気もしますが。土日は降らないで欲しいものです。なにせ6/19に次回Hardonizeを控えておりますもので。

 

で。

 

このコロナ禍における非常事態宣言の延長期間にギリギリ、あと1日だったのに!!という感じでかかってしまった「なんだか持ってねえ」我々Hardonizeクルーなんでございますが、先に発表があった通り「有観客でやります」!!!!!やるからな!!

ただしいつもよりきつめの制限がキチっと設定されておりまして、当初より予定されていた入場可能人数は更に下がります。密を回避するのでしゃーないね、そして茶箱より酒類の販売提供はございません。いずれも非常事態宣言下における飲食業が抱えるハンデといいますか足かせみたいなものでして、これを守らないといけません。それでも有観客でやるために、この条件をまるっと飲んでしっかりやるぞ!ということです。

やってやりましょう。主役はハードテクノ。酒が無くても、僕らは音楽さえあれば、無言で楽しく汗だくです。

先日より引き続き入場予約のエントリー受付中ですが、先に書きました通り入場可能人数が25→20名に限定されております。

残りもそんなにないので早め早めの確保をお願いしますね。

 

 

さて新譜紹介!いきましょう。

 

Apache Tribe (Original Mix) by F.Tek

このとても聞き覚えのあるチャカポコ音。そうアパッチです。もうすぐ夏ですねー!という風物詩感もありますが、何となく初夏が近づくとトライブな感じのテクノが増える気がします。季節モノなんですかね。そろそろ出しとくか、みたいな。押し入れから蚊取り線香と扇風機出してくるみたいな。過去のアパッチのリミックスってちょっとキックが弱い印象があるんですが、これはハードグルーヴ的にも強力で良さ、です。

The Chosen One Prophecy (Original Mix) by Steve RedHead

My Sins (Original Mix) by Steve RedHead

まとめて2曲紹介してしまいます。ハードテクノフリークにはビッグネームのRedHeadなんですが、その2000年代前半、一番アナログを出していた頃ですね、それらのデジタルリリースが連続しております。その中から2曲。The Chosen One Prophecyはビキビキ音がたまらないグイグイ系ハードテクノ、My Sinsはどことなく哀愁のあるワンフレーズ押しハードテクノです。

Cross (Scalameriya Remix) by Kazuya Kawakami

ちょうど去年くらいでしょうか、TAKくんのインダストリアルテクノ特集でイタリアのプロデューサーScalameriyaによるインダストリアルテクノが紹介されておりましたが、そのScalameriyaがASAGAOAUDIOことカワカミさんの曲をリミックスしているということで、これは面白いなあと。無慈悲にバッカンバッカン叩きつける系の、問答無用インダストリアルテクノです。

Maitreyi (Original Mix) by Homma Honganji

日本ハードグルーヴ界の至宝、本間さんの曲をご紹介。リリースからちょっと間が空いてからの紹介となってしまいましたがさておき、Maitreyiってなんや…(ググった)……メイトリーイはインドの哲学者でインドの知識人女性の象徴なんですって。テクノでまた一つ賢くなってしまった…!安心の極太ボトムは健在です。

Going On (Original Mix) by Eric Sneo

Redhead同様にこちらもリマスターリリースが立て続けに出ておりますスネ夫。Best of TechnoだとかLet’s Go Technoだとか、やる気があるんだかないんだか、ギャグなんだかそうじゃないんだか、よくわからない名前のEPでガンガン出ておりますが、アナログを手に入れるチャンスがあんまりない現在では嬉しい出来事と言えるでしょう。グッジョブ。

 

 

というわけで本日はここまで。次回更新は6月8日です!