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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/04/22

 

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

 

どうにも色々と芳しくないですね。4月に入ってからというもの、人の行き来が爆発的に増えた上に変異型とかいう奴が流行り始めまして、東京は再びどうなっちゃうのー??という状況で、ただ個人で何か出来ることはあんまりないので、去年からの引き続きで手洗いうがいマスクの基本的な防疫体制を取りつつ、粛々と一人飯を食い続けるのが得策というやつです。

仕事中にランチ行ったりすると凄いんですよ色々と。ドヤドヤーって来てガハハーって喋りながら飯食う集団が多いの。本ブログをお読みの方々は黙食・独食重視でお願いしますね。

 

んで。

 

日程が既にオープンとなっております次回Hardonize38まで、残り2か月となりました。もうカレンダーに赤丸チェックを入れて頂けましたでしょうか。2か月なんて正直あっという間ですからね!下記リンクからまずは内容をチェックよろし。

そして4/14 20:00より入場予約のエントリー受付中となっております。
エントリーは上記Hardonize#38の告知ページから行けますのでよろしくよろしく。

前回の#37同様にPASSMARKETでの事前エントリーとなります。もちろん入場人数に上限があるのでお早めのエントリーを。エントランス料金は当日現地での支払いで、予約そのものは無料ですのでひとまず取っておき、日程が近くなって万が一来れなくなった場合でもキャンセルして頂ければ他の誰かが入れてベネ(よし)という感じになります。

一人でメシ食えって言った後に集まりの告知をするのがね、何というか自己矛盾ぽくてもにょってしまいますがね。6月までに色々改善すると良いと思っています。どうなっても良いような準備だけはちゃんとしていくつもりです。

 

 

さて新譜紹介!いきましょう。

 

Barazim (Original Mix) by Metrakit

リズム隊しっかりのハードグルーヴ。割と飾りっ気のない楽曲なのでループ映えするかもしれません。こういうのは単体でもいいけど混ぜるとたまにいい化学反応を起こしてくれるので、そういう狙いでカートに入れておくのも吉かと。

Pave Low (Original Mix) by David Moleon

もう色々と説明不要ですがDavid Moleonのハードグルーヴです。ハイ。何年紹介してるんだろうね。安定と安心の、上から下までミッチリ出てる系ハードグルーヴです。その安定感、果物で言うならバナナみたいな感じです。

Terraform (Original Mix) by Seventh Sea

疾走感満点の、それでいて地を這うハードテクノ!もう適当感溢れるボイスとSEがそれでも許せるくらいに格好いいです。基本的に大音量映えするタイプのやつでして、ヘッドホンで聞いてもあまり面白くないかも。でもいいです。聞きましょう。

Carbon Skin (Trudge Remix) by BXTR

トランシーな哀愁系ウワモノで、でも下はしっかりグイグイと押してくる。何というのか、ハードテックトランスと言えば良いのか、まあそんな感じのやつです。大箱でパーティ終盤に聞いたらこれは気持ちいいだろうなーと。

Nice Shootin’ (Original Mix) by Stu Chapman, Rob Fender

アゲろー!!レイヴブレークス警察だー!ということで本日のレイヴブレークス枠はこちらでございます。だって好きなんだもの。BPM144という事で如何様にもなる速度なのもまたよし。MIXの途中でレイヴな流れに切り替える時の切り込み隊長みたいな扱いにしたい曲。

Piano Generation (Original Mix) by Al Storm, Diakronik

本日のレイヴブレークス枠はこちら、などと記事中にレイヴブレークスが1曲しか無いような事を書いたがあれは嘘だ。というわけで2曲目です。しょうがないだろーオールドスクールな流れでPiano Generationなんて曲名にされたらハンズアップせざるを得ないんだから。Al Stormが絡んだやつなら間違いなしです。

 

 

というわけで本日はここまで。次回更新は4月27日です!


新作ハードアシッド特集 (2021年04月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/04/15

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

先々週にインフォメーションが公開された次回Hardonize #38ですが、先日そのエントリー申請が開始となりました。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date

2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV

DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

Hardonize #38 in東京 – パスマーケット

昨今の状況を鑑みて今回もこの申請が入場のために必須となっておりますので、ご来場をお考えの方は上記リンクから登録をお願い致します。
煽るわけではありませんが、前回は事前に完売となりましたので、なんかこう、良い感じに手配して頂けますと嬉しいです。

【今回のお題】

さて、昨年から自分の回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっておりました。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードアシッド

です。

特別連載に於いては3回目に取り上げたアシッドシンセを用いたハードテクノです。
この音楽にスポットを当てた特集は過去2回(※)行っておりますが、そろそろ半年経つこともあり、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。


新作ハードアシッド (2020年08月版)
新作ハードアシッド (2020年02月版)

尚、前回取り上げたベースラインと同様、イギリスが中心となって発展している音楽でもあります。
快楽的な電子音楽に於いて圧倒的に強い国であるという印象がありますね。

例によって新作というカテゴリーでスポットを当てていきますので、ここ2ヵ月程の間にリリースされたトラックを主に取り上げていきます。
では、新作ハードアシッド紹介いってみましょう。

【新曲紹介】

Goncalo M / Battle Ground

Battle Ground (Original Mix) by Goncalo M on Beatport

ポルトガルのプロデューサーGoncalo Mによるアシッドテクノ
旧来よりハードグルーヴシーンの最前線に立ち続けているアーティストであり、最近ではメインストリームテクノでの活動も盛んですが、何故か今年に入ってからアシッド寄りのリリースを連発しています。
02月にはアシッドテクノシーンのレジェンドD.A.V.E. The Drummerの老舗レーベルHydraulix RecordsからEPを出すなんてこともありました。
こちらもかなりオススメの内容となっております。

そんなハードグルーヴメインストリームテクノ、そしてアシッドテクノのそれぞれの良いところを抽出して作られたかのようなトラックがこのBattle Ground
深くて肉厚なベースに前のめりなグルーヴ、ファンキーなアシッドリフと場面を問わず使える仕上がりです。

David Oblivion / Pull Up The Poor (Benji303’s Revenge Of The SH-101 Remix)

Pull Up The Poor (Benji303’s Revenge Of The SH-101 Remix) by David Oblivion on Beatport

イギリスのプロデューサーBenji303によるハードアシッド
ベースとしてアシッドシンセを用いており、ドラッギーなグルーヴを醸し出しております。
こういうレトロなメインシンセを惜しげもなく前面に配置してくるのもハードアシッドならではという感じを受けますね。

ちなみにアシッド感はそんなにないものの、David Oblivionによるオリジナル版もかなりのもの。
やや速いテンポに声ネタの連打とバンギンなリズムがド派手で◎。
攻めっ攻めなハードミニマルをお探しでしたら合わせて是非。

David Oblivion / Pull Up The Poor

Pull Up The Poor by David Oblivion on Beatport

Ad Nauseam / Telomerase

Telomerase (Original Mix) by Ad Nauseam on Beatport

オーストラリアのプロデューサーAd Nauseamによるハードアシッド
オールドスクールレイヴを彷彿とさせるラフなシンセに叩きつけるビートが特徴的。
インダストリアルにも通じる圧のあるサウンドは治安の暴落に一役買ってくれそうです。

Julian Muller / Juicy

Juicy (Original Mix) by Julian Muller on Beatport

ベルギーのプロデューサーJulian Mullerによるハードアシッド
今年の初頭に行ったフリーダウンロード特集に於いてはテックトランス枠として紹介したアーティストですが、今回のテーマにも当て嵌まる曲を手掛けておりました。
ハードハウスライクなギラギラしたリフと裏打ちのベースのインパクトが強いですが、そこにまさかのアーメンブレイクin。
ジャケットと相まってレイヴの臭気溢れる作品です。
というかこのEP自体、テクノトランスレイヴ辺りの垣根を超えていくトラックが多く収録されていてかなりオススメ。

Ling Ling / t5080s

Ling Ling – t5080s by freetaxler | Free Listening on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーLing Lingによるハードアシッド
声を大にして言いたいのですが、モロ好みの曲です。
ピアノとギターを中心に据え、仕舞いにはホーンの音まで入ってくるアーバン全開のサウンド構成。
なのにそこにアシッドシンセも並走しているというワケの分からなさ。
リッジレーサーとかのゲームミュージックでありそうな感じですが、クラブミュージックのフィールドでこういった曲に巡り合えたのは初という気がしてます。
アイディアが面白い感じにハマっててとにかく激推しです。
っていうかコレフリーダウンロードで良いの?

同アーティストで直近で出たこちらもかなり良い。
コチラの方が一般的なハードアシッドに近いテイストですね。
声ネタと忙しいアシッドシンセの音が元気いっぱい愉快なトラック。
こちらもフリーダウンロード。
絶対おかしい。

Ling Ling / Under The Sun (Remix)

Ling Ling – Under The Sun (Remix) by freetaxler | Free Listening on SoundCloud

Ozzy Osbourne / Crazy Train (Acid Techno Edit)

Ozzy Osbourne – Crazy Train (Acid Techno Edit)(FREE DL) by Flymeon | Free Listening on SoundCloud

フランスのプロデューサーFlymeonによるハードアシッド
タイトル通り、1980年にリリースされたハードロックのド定番Ozzy Osbourne / Crazy Trainを原曲とするアシッドテクノアレンジ、というだけでもう既に発想がおかしい。
あのギターフレーズをアシッドシンセで弾いているからもう笑うしかありません。
良く言えばアグレッシヴな、有体に言うとうるさいハードアシッド
ロック好きで面白いハードアシッドをお探しなら是非。

ちなみに彼のSoundcloudには他にもSlipknotネタとか、Van Halenネタなんかも転がっています。
絶対おかしいってそのチョイス。
唯一無二。国士無双。

Lethal One / Dark Side

Dark Side (Original Mix) by Lethal One on Beatport

アメリカのプロデューサーLethal Oneによるハードアシッド
こちらもまさかのネタモノ。
その題材は何とスターウォーズのインペリアルマーチネタ。
勿論あのフレーズをStay Up Forever直系のストレートなアシッドシンセでなぞっております。
バカ一直線。大好物。

Re-Actor Feat. DJ Arne L. II / DIGITAL TECHNOLOGY (Phat Otiz Remix)

Re-Actor Feat. DJ Arne L. II – DIGITAL TECHNOLOGY (Phat Otiz Remix) by Phat Otiz | Free Listening on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーPhat Otizによるハードダンス
ネタモノ3連発。
2003年に出たReactor feat Arne L II / Digital Technologyというトランスを原曲としているのですが、この曲には更に元ネタがあり、それがグラディウスのステージ1のBGM
まさか18年越しにこの文字列を再び見ることになると思わず、かなり吃驚しました。
全体的にシンプルな音で構成されているものの、何故かここでも所々でアーメンブレイクがチラチラするのは何なんでしょうね。
ジャンル区分はハードダンスなんですが、序盤のパートでアシッドシンセが使われていたので今回ピックアップしました。

【入門作品紹介】

最後に、そういう面白楽曲じゃなくて真っ当なハードアシッドを探しているんだという方向けに入門盤としてピッタリなアルバム作品のリリースがあったので2つ紹介します。

Alexey Kotlyar / The Best of Alexey Kotlyar Acid from AK Recordings

The Best of Alexey Kotlyar Acid from AK Recordings on Beatport

ウクライナのプロデューサーAlexey Kotlyarが自身のレーベルAK Recordingsからリリースした楽曲のコンパイル作品。
このレーベルはハードグルーヴハードアシッドを軸に10年間活動を継続しているところでして、本作はその中でもハードアシッドをメインにピックアップしたものになります。
ストレート且つファンキーなハードアシッドを主とした全20曲。
定番系として持っておくとひとまず安心できます。

V.A. / AcidLab – COLLECTED

AcidLab – COLLECTED (Acid Techno) | Various Artists | Flatlife Records

スペインのハードアシッドレーベルAcidLabによる過去リリース詰め合わせ。
ここはかなりマニアックなレーベルでして、従来は909Londonというショップを通してのみ流通していた経緯がありました。
それがこの度Bandcampでの流通が開始されたので、より深くハードアシッドを探求したい方に触れて頂きたい作品です。

流通が限られていたとはいえ参加アーティストはSterling MossTassid & EskiParasitといった他レーベルでバッチリキャリアを積んでいる腕利きが揃っているので、引けを取らないクオリティを保ってます。
アングラレーベルらしいアグレッシヴなトラックが多いのでこちらもアルバム単位で是非。

まとめ

以上、ハードアシッドにスポットを当ててお送りしました。
2021年になってもアシッドシンセのインパクトは錆びることなく、日々様々なサウンドと融合してその領土を拡大している感があります。
今回紹介したLing Ling / t5080sのようにアイディア一等賞ものが出ると本当にテンション上がりますし、今後もそういった出会いに期待しつつ、引き続き注視していきたいジャンルです。

あと回を増すごとにケッタイなネタモノを拾えるようになっている気がしますが、これもまた現行のこの音楽の一側面であることとしてご容赦をば。
単純に取り上げる側に問題がある説も否定しきれませんけれども。

そんなワケで今回はここまで。
ちなみに次の自分の回は・・・え、またM3の直後ですか?

次週04月20日は774Muzikさんが担当します。
では。

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