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【特集】DIG自慢:RECOfan渋谷BEAM店閉店セール:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/07/09

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

近況報告。

先日歳を取りました。


あと先日コンセプトからタイトルからジャケットまでしょうもないMIXを作りましたのでお聴きください。

TAK666 / James Brown Is Dead Dead Dead!!

James Brown Is Dead Dead Dead!! – 2020.07 by TAK666 | Free Listening on SoundCloud

近況報告終わり。

さて本題。
前回の担当回にて、以下のような前置きを載せておりました。


渋谷の中古レコードショップの代表格であり、自分も何度もお世話になっていたRECOfan渋谷BEAM店が閉店してしまう件です。
まだ具体的な閉店日は決まっていないようなのですが、それまでは閉店セールを継続するとのことなので、特に未見の方は是非足を運んで頂きたいのです。
まるで郊外のブックオフかと言わんばかりの広大な面積の中にクラブミュージックは元より、邦楽、洋楽、ヒップホップ、民族音楽、サウンドトラックまで全ジャンル揃っているお店なので。

で、早速全開更新後にももう1回足を運んできたわけで、今のところ収集物はこんな感じです。

もう1回行って実感したこととして、どうも頻繁に在庫を追加している様子であること。
1回目、2回目ともそこそこ大量買いしているお客さんを見かけているにも関わらず、一向に店の壁が見えないのです。
これを書いている瞬間にもレア音源が棚に並べられているのかと思うと、まだまだ同店には行きそうです。

そんなワケで、今回はこのRECOfan渋谷BEAM店で直近に購入したものの一部を紹介します。
2018年末のジャニス振りの

DIG自慢

です。

X-102 / DISCOVERS THE RINGS OF SATURN


1992年リリース。
Jeff MillsRobert HoodMad Mikeのレジェンド3人によってアメリカで結成されたトリオX-102による最初で最後のオリジナルアルバム。
3人ともデトロイトテクノを世に知らしめた大所帯グループUnderground Resistanceの出身者であり、よりダンスミュージックとしてのテクノにフォーカスしたプロジェクトとして結成されました。
後のハードテクノに通じるソリッドなトラックもあれば、ハウスのようなグルーヴを伴った曲やアンビエントまで収録されており、細分化されていなかった頃のテクノのエッセンスが詰まっている作品です。

個人的好みはアルバムのラストに収録されたGROUNDZERO (THE PLANET)
レイヴ感溢れるフレーズにローファイなリズムの組み合わせという、ザ・90年代テイストなテクノ。

X-102 / GROUNDZERO (THE PLANET)

X-102 – Groundzero (The Planet) – YouTube

Beatportでも購入可能です。

V.A. / that’s club trax techno kingdom 2


1993年リリース。
『第2次テクノ大戦!!!』と銘打たれてリリースされた通り、世界各国のアーティストによるテクノコンピレーション。
第2次ということは第1次もありましてそちらも持っているのですが、どちらかというとテクノよりはヨーロッパレイヴ、ジュリアナテクノに傾倒したシリーズです。
とはいえ、この2作目にはジャーマンテクノやイタロハウスなんかも入ってたりして、前作よりバラエティに富んでます。
WestBamUnderground ResistanceR.A.F. (メンバーの1人がMauro Picotto)など、大物アーティストが多数参加しているのも昔ならでは。

個人的好みはドイツのDJ/クリエイターDJ Dickによるテクノ。
細切れの荒っぽいリフにアーメンブレイク、ブレイクのトランスっぽいシンセサウンドなど、レイヴ経過後のテクノらしいアグレッシヴな曲。
ちなみに上で名前を出したジャーマンテクノの雄WestBamとは兄弟。

D.J. DICK / NO CHILL OUT NECESSARY

Dj Dick – No chill out necessary – YouTube

SCOTT ATTRILL / NOIZE


2010年リリース。
イギリスのDJ/クリエイターScott Attrillによるフルアルバム。
1990年代はVinylgroover名義でハッピーハードコアシーンを牽引していたScott Attrillがハードダンスでの活動を本格化させるに際し、本名でのリリースを行い始めた頃の作品。
ハードダンス界隈に於いていち早くテクノ×ハードダンスのクロスオーバーに着手した1人であり、本作にもその指向が強く表れています。
エレクトロやダブステップといった当時最新鋭の音までハードダンスに流用している意欲作。

個人的好みは3曲目、What the Funk
カッティングギターのリフにフィルターを駆使したタイトル通りファンキー且つテッキーなハードダンス。

SCOTT ATTRILL / What the Funk

What The Funk (Original Mix) by Scott Attrill on Beatport

V.A. / HARD TRANCE 303 -ACID RELIGION-


1994年リリース。
タイトル通り、アシッドサウンドをフィーチャーしたコンピレーション。
周辺ジャンルであるアシッドテクノやゴアトランスまでカバーしているばかりか、ハードコア/ガバのアーティストであるChosen Fewまで参加している辺り謎です。
見事にビヨビヨ鳴っている曲しか収録されておらず、あとこの時代はイントロ、アウトロを作り込むという概念がなかったのか、いきなり始まっていきなり終わる曲があったりしてそれも1990年代らしい。

個人的好みはドイツのDJユニットGENLOGによるNIG NAG
後のStay Up Foreverに通じるド直球なアシッドサウンド、跳ね系リズムに速いテンポを兼ね備えた快楽主義的ハードアシッド。

GENLOG / NIG NAG

Nignag – YouTube

Felix Krocher / HARD TECHNO EXPERIENCE CHAPTER ONE


2006年リリース。
ドイツのDJ/クリエイターFelix KrocherによるミニアルバムとDJ Mixがセットになった作品。
言わずもがな、このアーティストは日本にシュランツという音楽を根付かせた張本人であり、単一アーティストによるシュランツのアルバムとしては最初期(※)に出されたものの1つ。
歪んだ金物リズムと圧縮されたベースによる強烈で速いビートはインパクト満点です。
あとCDで聴いて気付いた点として、最後の曲が終わると1曲目の頭にループする仕様になってました。
謎に凝った構成。

個人的好みは4曲目、The Fight Is Over
ビートの暴力性に反して声ネタのサンプリングが妙に陽気で、シュランツの遊び心が散りばめられている気がします。

Felix Krocher / You Must Never Forget That

You Must Never Forget That – YouTube

Beatportでも購入可能です。


確認している中でこれより前に出ているシュランツのアルバムとしてRobert Natus / StraightTorsten Kanzler / Der Kanzler Kommt(共に2005年リリース)があります。

DJ DERO / THE HORN (EL TREN)


1997年リリース。
アルゼンチンのDJ/クリエイターDJ DEROによるテクノ。
ジャーマンテクノの一派として数えられながらトライバルテクノの普及に一役買ったアーティストであり、本作にもその影響が強く表れております。
その名の通り、ホーンサウンドを随所に散りばめつつ、トランスの煌びやかな音をメインリフとしたアップリフティングなトラック。

で、こちらのセルフリミックスはそこにDJ DEROお得意のサンバリズムをこれでもかと言わんばかりにトッピングしたバージョン。
ホイッスルの音まで加わり、エネルギッシュなトライバルテクノの脈動を感じさせてくれます。
絶対774Muzikさん好きでしょこういうの。

DJ DERO / THE HORN (EL TREN) (batucada ‘n bass mix)

Dj Dero – The Horn (El Tren) [Batucada’n Bass Mix] – YouTube

JS16 / STOMPING system


1997年リリース。
フィンランドのDJ/クリエイターJS16によるハードハウス。
JS16といえば音楽ゲームDance Dance Revolution収録曲であるStomp To My Beatが有名かと思いますが、それと同時期に作られた中の1つ。
というかStomp To My Beatが収録されているアルバムのリードシングルのなっているのがこのStomping Systemです。

原曲からしてグルーヴィーなベースラインとディスコなウワモノが交差するファンクネスさがツボですが、EPにのみ収録されたこちらのバージョンは今でいうところのエレクトロっぽいシンセリフまで加わってよりアップリフティングなアレンジになっております。
ワープハウス、ハッピーハンドバッグといった単語に敏感な方に特にオススメ。

JS16 / STOMPING system (UK Mix)

Stomping System (UK Mix) by JS16 on Beatport

Mijk van Dijk / GameTrax Vol.1 E.P.


2001年リリース。
ドイツのDJ/クリエイターMijk van Dijkによるテクノ。
先日の特集ゲームミュージックに於けるテクノに於いても紹介しており、Hardonizeでも複数回かけているので今更紹介するまでもない曲ではありますが、実はヴァイナルを見たのは初めて。
本家パッケージと同様の車種、Rivelta Mercurioがメインを飾る真っ赤なジャケットは良く映えますね。

何度も紹介して恐縮ではございますが、Burnoutが本当に好きです。
ハイハットをはじめとする金物リズムの疾走感が気持ち良い、シンセティックなテクノ。

Mijk van Dijk / Burnout

Ridge Racer V – Burnout – YouTube

Beatportでも購入可能です。

E-Z Rollers / Lickable Beats 2


最後に紹介するのは個人的趣味でハードテクノではなく、ドラムンベース。
2005年リリース。
イギリスの古豪ユニットE-Z Rollers監修によるドラムンベースコンピレーション。
ドラムンベースの中でもリキッドファンク、ジャングルなど生音に近い音を得意とするアーティストなので、本作もアーバンでありながら骨太なトラックがズラリ。
今時のギラギラした音ではない(言うまでもなくそれはそれで好き。)、この時代特有の土臭くも力強い雰囲気を堪能できるシリーズで大好きなのです。
ちなみに前作もメッチャオススメ。
そっちもCDで持ってます。

個人的好みは11曲目、Deathsport
『ドラムンベースはイギリスのチンピラ音楽。』とは僕の師匠である練乳さんの談ですが、それを体現しているホーンの音が大変ガラが悪くて◎。
この手のベースシンセがフレーズとなっているタイプのドラムンベースはジャンプアップと呼ばれております。
ちょっと前にこのタイプのトラックをメインにしたMIXを録っておりますのでよろしければ是非。

E-Z Rollers / Deathsport

Deathsport – YouTube

Beatportでも購入可能です。

以上、RECOfan渋谷BEAM店DIG自慢でした。
テクノという枠の中に於いてもメジャーなものからコアなものまで入手可能なお店であることが伝わったなら幸いです。
配信サイトから楽曲を単体購入したり、サブスクリプションサービスで矢継ぎ早にトラッククロールできる現在、それはそれでとても便利ですし活用しない手はないのですが、時間をかけて1つ1つの作品を手に取り、時に予想だにしない作品と出会う機会というのも何物にも代えがたい魅力があります。
特にクラブミュージックのような一般的に見ればマニアックなカルチャーに於いて、こういった体験ができる場所はかなり貴重でもありますので、今週末にでも是非行ってみてください。
5枚以上購入すると1枚につき200円オフは結構デカいですよ!

次週07月14日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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【特集】Hardonize#36 プレイリストピックアップ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/06/25

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

近況報告。


長きに渡り、DJ、コレクターの集う場所として君臨していたRECOfan渋谷BEAM店が閉店セール中ということで行ってきました。
1フロアの店舗としては最大量の品揃えであり、自分がDJを始めた頃から何かとお世話になっていたので、また1つ時代が終わってしまうんだなと感じずにはいられません。
閉店日(未定)まではセール継続するとのことなので、是非足を運んでみてください。
自分ももう1回くらいは行きそうです。

近況報告終わり。

初のオンライン開催となったHardonize 36回目が無事に終了致しました。
ご覧頂いた方々、本当にありがとうございました。

ノーゲスト回というのもパーティー開始当初以来でして、4人揃って1時間以上のプレイを披露する機会もなかなか珍しいものでした。
やはりテクノはある程度長い時間枠でプレイするとより趣向の差が出てくる音楽だなと感じた次第です。
この辺りは自分が過去に執筆した特別連載:ハードテクノとは何か?なんかを参照して頂くと分かりやすいかなと思ったりもします。

あと各々配信というのを意識してなのか何なのか、大ネタを結構使っていたのも印象的でした。
純粋にそれぞれ好き勝手やった感じなので、世間の憂鬱な状況とは裏腹に楽しかったというのがプレイした側の率直な感想です。
このレジデントメンバーオンリー形式も何回かに1回はアリだと思いました、というかまたやりたい。

とはいえ、次はリアルフロアでお迎えしたいという思いは変わらず、既に次回開催の段取りはついております。
詳細は追々ここで載せていくことになろうかと思いますので今後ともひとつよしなに。


んまかった。

さて、自分もこの日は他の人同様、いつもより多めの持ち時間を設定されており、且つトリを任されたので、思惑としては普段通りのパートとロングセットっぽいパートの大きく2部構成にしました。
ロングセットっぽいパートというのは今回レジデントメンバーのみ、つまりゲストがいなかったので、過去にHardonizeへゲストで出演して頂いた方の曲をメインに据えました。
こういう時じゃないとできない気がしたので。

かねがねM3特集なんかでは触れてきたようなリリースではあるものの、こうして並べてみると改めて個性豊かな方々にご出演頂いたんだなと実感しました。
常々お世話になっております。
今後ともよろしくお願いします。

そんなワケで今回はHardonize #36にてプレイした楽曲の中からピックアップしてお送り致します。
全容はこちら。
ハードグルーヴ~ハードハウス~トランス~国産ハードテクノ

No Artist Trackname Link
01 Frank Kvitta, Pasquale Schwarzz Tribal Madness Beatport
02 Peppelino Prometheus (Reaky Remix) Beatport
03 Len Faki Just a Dance (Peppelino Bootleg) YouTube
04 Blue Alpha DJs One More Time Beatport
05 Thermo Abaca Beatport
06 Garett White Really Funky Now Beatport
07 Ben Carr Disco Instrument Beatport
08 Olive Grooves Think Pink YouTube
09 Wizard Of Odd Get Up (Wizard Mix) Beatport
10 Tik Tok Tribal Chemistry Beatport
11 Sterling Moss & LAB4 New AEON Beatport
12 Sesto Sento Rave & Roll SoundCloud
13 Nhato Enigma Beatport
14 Raito Dark Orb Beatport
15 i_o This Is Rave Beatport
16 TAKAMI AH RAVE FACTORY (ARF) SoundCloud
17 KAN TAKAHIKO Wood Chips SoundCloud
18 Takayuki Kamiya Night Work SoundCloud
19 Atsushi Ohara meidou bandcamp
20 ryoh mitomi haru-kaze YouTube
21 SATOSHI IMANO epicurean junodownload
22 JOE T VANNELLI SWEETEST DAY OF MAY (DJ ni-21 TECH DANCE EDIT) SoundCloud
23 Bee.Bee. Omegalpha junodownload
24 Y.V.L vs 204 Donkly-Hvn discogs
25 Yamajet Sai-bak-ho (Cyber Disco Remix) SoundCloud
26 Remo-con, Morphonics Handbag Beatport
27 本間本願寺 御法 YouTube
28 DJ Shinkawa vs Jason Bourne Res Q Me (DJ ATT Crazy Mashup) SoundCloud
29 HONDALADY トーチソング bandcamp

例によって数曲かいつまんでご紹介します。

01 / Frank Kvitta, Pasquale Schwarzz / Tribal Madness

Tribal Madness (Original Mix) by Frank Kvitta, Pasquale Schwarzz on Beatport

共にドイツのクリエイターFrank KvittaPasquale Schwarzzによるハードミニマル。
Frank Kvittaといえばシュランツの第一人者というイメージが強いのですが、中にはこういったちょっとファンキーなテイストの曲もあります。
オールドスクールライクなリフが手数の多いハイハットリズムと並走する往年のハードグルーヴらしいトラック。

08 / Olive Grooves / Think Pink

Olive Grooves – Think Pink (aka Paul Maddox) – YouTube

UKハードハウス界のレジェンドPaul Maddoxの変名義Olive Groovesによるハードハウス。
本名義のバチバチのハードハウスに比べると、グルーヴィーでバウンシーなベースを軸とする構成でこれまた珍しい。
リズムの感じとかもハードテクノに近いので、クロスオーバーにうってつけ。
こういうのにとことん弱い。

11 / Sterling Moss & LAB4 / New AEON

New Aeon (Original Mix) by Sterling Moss, Lab4 on Beatport

イギリスのアシッドゴリマッチョSterling Mossとハードダンス/ハードエナジーシーンのレジェンドLAB4によるハードアシッド。
Stay Up Forever直系のディストーションアシッド鳴らしっ放しのド派手なアグレッシヴチューン。
ハードテクノ~ハードダンスの大御所2組の共作ということもあり、今年の要チェックリリースの1つです。

12 / Sesto Sento / Rave & Roll

Sesto Sento – Rave & Roll (Free Download!!!) by sestosento | Free Listening on SoundCloud

イスラエルのクリエイターSesto Sentoによるサイケデリックトランス。
Are You Gonna Go My WayWe Will Rock YouSmoke On The WaterLayla、その他にも様々な往年のロックのフレーズが1曲に収められた大分反則なトラック。
大分無茶苦茶な展開で笑ってしまうのですが、全体通してアッパーなサイケデリックトランスとして成立しているあたり、トッププロデューサーの手腕が光る名曲。
ちなみにフリーダウンロード。
大盤振る舞い過ぎるので是非入手しておきましょう。

14 / Raito / Dark Orb

Dark Orb (Original Mix) by Raito on Beatport

フランスのクリエイターRaitoによるテックトランス。
レイヴリバイバル系テクノを多く手掛けている気鋭のアーティスト、Raitoが次に目を付けたのがまさかのテックトランス。
奥行のあるトランスらしいシンセの下で鳴り続ける現代テクノの硬いビートという相反した要素が同時に存在する曲。
果たして2020年はテックトランスが来るのか、新たな波の到来を予感させるようなトラック。

19 / Atsushi Ohara / meidou

Meidou | gatearray recordings

Atsushi Oharaさんによるハードテクノ。
初リリースは2007年。
同人音楽のフィールドから出たストイックなテクノとして当時は珍しかった覚えがあります。
存在感のあるリフとタイトなリズムはストイックとメロディアスの合間を良い感じに埋めてくれます。

21 / SATOSHI IMANO / epicurean

Telekinesis by Satoshi Imano on MP3, WAV, FLAC, AIFF & ALAC at Juno Download

Satoshi Imanoさんによるハードテクノ。
これもリリースは2007年。
全編メロディアスでファンキーなテクノでコンパイルされたアルバムというこれまた珍しいアルバムでした。
中でも存在感を放つのがアルバムのラストに収録されたこちら。
壮大なストリングスとグルーヴ感の際立つリズム。
普段なら問答無用で〆に使うタイプの多幸感溢れるトラック。

23 / Bee.Bee. / Omegalpha

Omegalpha by Bee Bee on MP3, WAV, FLAC, AIFF & ALAC at Juno Download

Bee.Bee.さんによるテックダンス。
初リリースは2014年、後に海外レーベルからシングルカットもされた彼の代表曲。
メインリードとは別に複数種類のシンセが入れ替わり立ち替わり展開するユーフォリックチューン。
スタンダードなテックダンスのお手本のようなリズム構成が彼らしい。

28 / DJ Shinkawa vs Jason Bourne / Res Q Me (DJ ATT Crazy Mashup)

[CM086] Res Q Me (DJ ATT Crazy Mashup) by dj_att | Dj Att | Free Listening on SoundCloud

DJ ATTさんによるハードグルーヴマッシュアップ。
元ネタは日本のハードハウス~テクノシーンに燦然と輝く大クラシック、DJ Shinkawa / Res Q Me
この現状に対するメッセージという意味合いもなくはないですが、良い曲であることには変わりなし。
原曲の儚さに沿うようなパーカッシヴなリズムチョイスが◎。

29 / HONDALADY / トーチソング

トーチソング | HONDALADY

Dietraxさん率いるテクノユニットHONDALADYによるテクノ。
活動休止となる2018年にリリースされた現状最後の作品より。
活動休止発表直後の彼らのライブに行った際に演奏されていたのを覚えています。

これはこの人たちなりのNijiなんだろうなと勝手に思っております。
哀愁漂うシンセに圧のあるビートはメッセージ性の強い歌詞にマッチしております。
現状を踏まえた上のエンディングソング的な思いで最後にかけさせて頂きました。

以上、Hardonize #35のトラックリストをお送り致しました。
久しぶりにやりましたが、ロングセット楽しいですね。
以前はよく1人会や、数時間に渡って延々B2Bし続けるというのを好きでよくやっていたのを思い出しました。
ハードテクノに限らず、どんどんやっていこうと思います、というかやります。
その際はお付き合い頂けますと幸いです。

次週06月30日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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