「 TAK666 」一覧

【特集】『M3-2021春』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/04/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

予てよりお伝えの通り、次回Hardonizeが06月19日に行われます。
世間的な都合により、開催時間が14時からと1時間早く設定されておりますのでお間違えの無いようにお願い致します。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date

2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV

DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

そして前回もお伝えしましたが事前登録が必須となっておりますので、ご来場をお考えの方は以下のURLより申請をお願い致します。

Hardonize #38 in東京 – パスマーケット

世間的にはゴールデンウィークが始まった・・・にもかかわらず非常事態宣言の真っ只中ということでイマイチテンションの上がらない感じではありますが、現段階では06月のHardonizeは開催の方向で進んでおります。
こんな時は願掛けも兼ねて東京麺珍亭本舗に行くしかない。
ということで本日のお昼ご飯です。

んまい。
あ、そうでした。


丼手に入れました。

【今回のお題】

さて、先週末は同人音楽即売会M3でした。
この時期の恒例行事とも言える催しなので今回も足を運びましたよ。
しかし世間的な事情から閉会時間が早まったのを把握しないまま向かったため、劇的に少ない釣果となってしまいました。
自分はこの即売会に17年前から通っているのですが、過去イチで少なかったのではないかと思います。
大失態と言っても過言ではない。



一応釣果はこんな感じ。
過去の作品レビューと比べるとその少なさが一目瞭然です。悔しい。

ただ一部のサークルについてはbandcampBOOTHなどで配信販売を開始しているので、今回の買い逃しについてチマチマ補填を試みております。
こういう状況下になっていることは不運ですが、一方でこうした流通サービスが充実しているのは本当にありがたいことですね。

弾数に物足りなさはあるとはいえ、それでも手に入れた作品はどれも素晴らしいものでしたので、今回もその中から一部を紹介していきたいと思います。
当連載に於いて9回目となるM3特集です。

前回M3-2020秋特集はこちら。

【特集】『M3-2020秋』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/10/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

それより以前の特集はこちらになります。
2020春 / 2019秋 / 2019春 / 2018秋 / 2018春 / 2017秋 / 2017春

これまでと同様、表記順は『【アーティスト名】 / 【リリース名】 [【サークル(レーベル)名】]』でテクノ的オススメを挙げていきます。

それでは

『M3-2021春』で買った同人テクノ

いってみましょう。

【曲紹介】

Yebisu303 / Parallelsphere EP [秋葉原重工]

AHIEP14 – Parallelsphere EP by Akihabara Heavy Industry Inc. | Free Listening on SoundCloud

Hardonizeが常々お世話になっているレーベル、秋葉原重工の新作。
ハードウェアオンリーでテクノを演奏するクリエイターYebisu303さんをフィーチャーしたEP作品。

芯のある反復リズムに浮遊感のあるパッドシンセを組み合わせた曲が揃っています。
音の雰囲気的にはダンスフロアからリスニングまで機能しそうですが、これを全てハードウェア機材で作っているパフォーマンスはこの人ならではという感じもあるので総合すると現場向き。
4つ打ち一辺倒かと思えばそうじゃなかったりするあたりも個人的な面白ポイント。
またリミキサー陣として909stateさんやHIROSHI WATANABEさんなど国内テクノシーンの名手が参加しているあたりも秋葉原重工らしさのある作品。

個人的な好みはアシッドシンセのリフとその間を埋めるシンセのユニゾンがオールドスクールなテクノを彷彿とさせる3曲目、Thermosphere

公式サイト:https://www.ahiweb.info/
作品購入:Parallelsphere EP – 秋葉原重工 – BOOTH

アシッド田宮三四郎 / Chi・POP [アシッド田宮三四郎]


アシッド田宮三四郎 / Twitter

以前Hardonizeにもご出演頂いたDietraxさん率いるアシッドテクノプロジェクト、アシッド田宮三四郎の新作EP。
尚、こちらもハードウェアオンリーのライブチームです。

どの曲のどの箇所を聴いてもファンキーなアシッドリフで埋め尽くされているので、好事家諸氏は真っ先に手に取るべき作品。
とはいえ曲のテンポがテクノのスタンダードな帯域からやや遅めのものまでカバーされているので、リフの印象は曲によってかなり異なります。
尚、本作では『チープでポップ』というテーマで作られたもののようで、ドラムやシンセにあえてレトロな質感を残したトラックが目立つ印象。

個人的な好みは複数種類のアシッドシンセのリフが絡まり合った4曲目、BODY CHECK

作品購入:Chi・POP | ketchuparts

glitch / INTERNAL EXTERNAL [glitch@soundstudio]

[M3 2021春 I-12]INTERNAL EXTERNAL X-Fade Demo – YouTube

テクノからトランス、ドラムンベース、ハードコアといった幅広い曲を手掛けているglitchさんという方の新作。
本作は主にテクノに焦点を当てたとありましたが、前述の器用さが1つ1つのトラックにも表れており、ピュアテクノというよりは異ジャンルとの混合型といった感じです。

個人的な好みはエモーショナルなパッドとやっぱりアシッドシンセがトランスを想起させる1曲目、over the heaven
昔のFrogman Recordsの音に近いなと思ったりもしました。

余談ですが、現行のメインストリームテクノインダストリアルを牽引しているドイツ在住の日本人アーティスト、Ayako Moriのトラックのリミックスコンテストに参加した曲がSoundcloudに上がっており、ハードテクノに接近している感じでかなり好みでしたので合わせて掲載しておきます。

Ayako Mori / Gegen Dungeon (glitch’s remix)

Ayako Mori – Gegen Dungeon (glitch’s remix) by glitch_electro | Glitch Electro | Free Listening on SoundCloud

公式サイト:https://www.glitchss.com/
作品購入:INTERNAL EXTERNAL – glitch@SoundStudio – BOOTH

ancou / Odradek [旅音]

ODRADEK sample by ancou | Free Listening on SoundCloud

ここ3回ほどのM3特集回で取り上げている環境音楽×電子音楽を軸としたサークル旅音より、ancouさんの新作。
すっかりお気に入りのサークルです。

ハードテクノではないんですが、奇想天外なフレーズやサウンドをテクノに落とし込んでいるところに珍しさがあります。
今作もアシッドシンセあり、ボーカロイドあり、自然音あり、強烈によれたビートありと各曲に仕掛けが散りばめられており、聴いてて面白かったですね。
ちなみにこの作品はフランツ・カフカの短編をイメージして作られたもので、タイトルの『オドラデク』もここから来ています。
青空文庫から閲覧可能なので、合わせて是非。

個人的な好みは初音ミクの反復ボイスとアシッドシンセ、それにテンポに対して倍速のドラムパターンが特徴的な7曲目、Pun Pun Pun
尚自分が調べた限りでは現在購入できる手段がまだ整っていないようなのですが、BOOTH内にサークルページは存在するので、いずれ取り扱いが始まるのを待ちましょう。

公式サイト:https://www.tabion.net/
M3用サイト:https://tabionm3.tumblr.com/

V.A. / New Invoke Vol.5 [CYCLIK CONTROL]

New Invoke Vol.5 (Preview) by CYCLIK CONTROL | Free Listening on SoundCloud

最後に紹介するのは前々回の担当回で紹介したベースラインという音楽に焦点を当てたコンピレーション作品です。
ハードコアを主軸にベースライン、サイケデリックトランスまで幅広く手掛けているDustvoxxさん主宰のCYCLIK CONTROLによる新譜。

国内ベテラン、若手アーティストは元より、海外からもJAKAZiDSample JunkieSamurai Breaksなど数々の腕利きが参加しているなど、同人音楽の枠組みを軽く超えるラインナップとなっています。
この種の音楽の基本のテンポであるBPM140から速いものまでひとしきり揃っており、そのどれもが笑ってしまう程に珍妙なフレーズのベースを擁しているのでとにかく楽しい。
タイトル通りシリーズもので過去にも4作品同系統のコンピレーションがリリースされておりますが、国産ベースラインコンピとしては大いに信頼の置けるタイトルとなっておりますので、未所持の方は合わせて是非。

個人的な好みは下品なレイヴスタブとアーメンブレイクのフィルの後、太いベースが反復するNizikawaさん(新婚!)の2曲目、Medalodon

公式サイト:https://cyclik.jp/
M3用サイト:New Invoke Vol.5 | Dustvoxx

まとめ

以上、『M3-2021春』で買った同人テクノにスポットを当ててお送りしました。
前述の通り紹介枚数が少ないのが悔やまれますが、こうして作品がリリースされている限りは注目していきたいと思っております。
今まで知らなかった音楽、アーティストを容易に見つけることができる機会としても非常に意義のあるものですし、今回のように開催形態に制限がかかったりその形が変わったりしても、どうにか続いていって欲しいと願うのはパーティーと一緒ですね。

そんなワケで今回はここまで。

次週05月04日は774Muzikさんが担当します。
では。

続きを読む


新作ハードアシッド特集 (2021年04月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/04/15

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

先々週にインフォメーションが公開された次回Hardonize #38ですが、先日そのエントリー申請が開始となりました。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date

2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV

DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

Hardonize #38 in東京 – パスマーケット

昨今の状況を鑑みて今回もこの申請が入場のために必須となっておりますので、ご来場をお考えの方は上記リンクから登録をお願い致します。
煽るわけではありませんが、前回は事前に完売となりましたので、なんかこう、良い感じに手配して頂けますと嬉しいです。

【今回のお題】

さて、昨年から自分の回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっておりました。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードアシッド

です。

特別連載に於いては3回目に取り上げたアシッドシンセを用いたハードテクノです。
この音楽にスポットを当てた特集は過去2回(※)行っておりますが、そろそろ半年経つこともあり、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。


新作ハードアシッド (2020年08月版)
新作ハードアシッド (2020年02月版)

尚、前回取り上げたベースラインと同様、イギリスが中心となって発展している音楽でもあります。
快楽的な電子音楽に於いて圧倒的に強い国であるという印象がありますね。

例によって新作というカテゴリーでスポットを当てていきますので、ここ2ヵ月程の間にリリースされたトラックを主に取り上げていきます。
では、新作ハードアシッド紹介いってみましょう。

【新曲紹介】

Goncalo M / Battle Ground

Battle Ground (Original Mix) by Goncalo M on Beatport

ポルトガルのプロデューサーGoncalo Mによるアシッドテクノ
旧来よりハードグルーヴシーンの最前線に立ち続けているアーティストであり、最近ではメインストリームテクノでの活動も盛んですが、何故か今年に入ってからアシッド寄りのリリースを連発しています。
02月にはアシッドテクノシーンのレジェンドD.A.V.E. The Drummerの老舗レーベルHydraulix RecordsからEPを出すなんてこともありました。
こちらもかなりオススメの内容となっております。

そんなハードグルーヴメインストリームテクノ、そしてアシッドテクノのそれぞれの良いところを抽出して作られたかのようなトラックがこのBattle Ground
深くて肉厚なベースに前のめりなグルーヴ、ファンキーなアシッドリフと場面を問わず使える仕上がりです。

David Oblivion / Pull Up The Poor (Benji303’s Revenge Of The SH-101 Remix)

Pull Up The Poor (Benji303’s Revenge Of The SH-101 Remix) by David Oblivion on Beatport

イギリスのプロデューサーBenji303によるハードアシッド
ベースとしてアシッドシンセを用いており、ドラッギーなグルーヴを醸し出しております。
こういうレトロなメインシンセを惜しげもなく前面に配置してくるのもハードアシッドならではという感じを受けますね。

ちなみにアシッド感はそんなにないものの、David Oblivionによるオリジナル版もかなりのもの。
やや速いテンポに声ネタの連打とバンギンなリズムがド派手で◎。
攻めっ攻めなハードミニマルをお探しでしたら合わせて是非。

David Oblivion / Pull Up The Poor

Pull Up The Poor by David Oblivion on Beatport

Ad Nauseam / Telomerase

Telomerase (Original Mix) by Ad Nauseam on Beatport

オーストラリアのプロデューサーAd Nauseamによるハードアシッド
オールドスクールレイヴを彷彿とさせるラフなシンセに叩きつけるビートが特徴的。
インダストリアルにも通じる圧のあるサウンドは治安の暴落に一役買ってくれそうです。

Julian Muller / Juicy

Juicy (Original Mix) by Julian Muller on Beatport

ベルギーのプロデューサーJulian Mullerによるハードアシッド
今年の初頭に行ったフリーダウンロード特集に於いてはテックトランス枠として紹介したアーティストですが、今回のテーマにも当て嵌まる曲を手掛けておりました。
ハードハウスライクなギラギラしたリフと裏打ちのベースのインパクトが強いですが、そこにまさかのアーメンブレイクin。
ジャケットと相まってレイヴの臭気溢れる作品です。
というかこのEP自体、テクノトランスレイヴ辺りの垣根を超えていくトラックが多く収録されていてかなりオススメ。

Ling Ling / t5080s

Ling Ling – t5080s by freetaxler | Free Listening on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーLing Lingによるハードアシッド
声を大にして言いたいのですが、モロ好みの曲です。
ピアノとギターを中心に据え、仕舞いにはホーンの音まで入ってくるアーバン全開のサウンド構成。
なのにそこにアシッドシンセも並走しているというワケの分からなさ。
リッジレーサーとかのゲームミュージックでありそうな感じですが、クラブミュージックのフィールドでこういった曲に巡り合えたのは初という気がしてます。
アイディアが面白い感じにハマっててとにかく激推しです。
っていうかコレフリーダウンロードで良いの?

同アーティストで直近で出たこちらもかなり良い。
コチラの方が一般的なハードアシッドに近いテイストですね。
声ネタと忙しいアシッドシンセの音が元気いっぱい愉快なトラック。
こちらもフリーダウンロード。
絶対おかしい。

Ling Ling / Under The Sun (Remix)

Ling Ling – Under The Sun (Remix) by freetaxler | Free Listening on SoundCloud

Ozzy Osbourne / Crazy Train (Acid Techno Edit)

Ozzy Osbourne – Crazy Train (Acid Techno Edit)(FREE DL) by Flymeon | Free Listening on SoundCloud

フランスのプロデューサーFlymeonによるハードアシッド
タイトル通り、1980年にリリースされたハードロックのド定番Ozzy Osbourne / Crazy Trainを原曲とするアシッドテクノアレンジ、というだけでもう既に発想がおかしい。
あのギターフレーズをアシッドシンセで弾いているからもう笑うしかありません。
良く言えばアグレッシヴな、有体に言うとうるさいハードアシッド
ロック好きで面白いハードアシッドをお探しなら是非。

ちなみに彼のSoundcloudには他にもSlipknotネタとか、Van Halenネタなんかも転がっています。
絶対おかしいってそのチョイス。
唯一無二。国士無双。

Lethal One / Dark Side

Dark Side (Original Mix) by Lethal One on Beatport

アメリカのプロデューサーLethal Oneによるハードアシッド
こちらもまさかのネタモノ。
その題材は何とスターウォーズのインペリアルマーチネタ。
勿論あのフレーズをStay Up Forever直系のストレートなアシッドシンセでなぞっております。
バカ一直線。大好物。

Re-Actor Feat. DJ Arne L. II / DIGITAL TECHNOLOGY (Phat Otiz Remix)

Re-Actor Feat. DJ Arne L. II – DIGITAL TECHNOLOGY (Phat Otiz Remix) by Phat Otiz | Free Listening on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーPhat Otizによるハードダンス
ネタモノ3連発。
2003年に出たReactor feat Arne L II / Digital Technologyというトランスを原曲としているのですが、この曲には更に元ネタがあり、それがグラディウスのステージ1のBGM
まさか18年越しにこの文字列を再び見ることになると思わず、かなり吃驚しました。
全体的にシンプルな音で構成されているものの、何故かここでも所々でアーメンブレイクがチラチラするのは何なんでしょうね。
ジャンル区分はハードダンスなんですが、序盤のパートでアシッドシンセが使われていたので今回ピックアップしました。

【入門作品紹介】

最後に、そういう面白楽曲じゃなくて真っ当なハードアシッドを探しているんだという方向けに入門盤としてピッタリなアルバム作品のリリースがあったので2つ紹介します。

Alexey Kotlyar / The Best of Alexey Kotlyar Acid from AK Recordings

The Best of Alexey Kotlyar Acid from AK Recordings on Beatport

ウクライナのプロデューサーAlexey Kotlyarが自身のレーベルAK Recordingsからリリースした楽曲のコンパイル作品。
このレーベルはハードグルーヴハードアシッドを軸に10年間活動を継続しているところでして、本作はその中でもハードアシッドをメインにピックアップしたものになります。
ストレート且つファンキーなハードアシッドを主とした全20曲。
定番系として持っておくとひとまず安心できます。

V.A. / AcidLab – COLLECTED

AcidLab – COLLECTED (Acid Techno) | Various Artists | Flatlife Records

スペインのハードアシッドレーベルAcidLabによる過去リリース詰め合わせ。
ここはかなりマニアックなレーベルでして、従来は909Londonというショップを通してのみ流通していた経緯がありました。
それがこの度Bandcampでの流通が開始されたので、より深くハードアシッドを探求したい方に触れて頂きたい作品です。

流通が限られていたとはいえ参加アーティストはSterling MossTassid & EskiParasitといった他レーベルでバッチリキャリアを積んでいる腕利きが揃っているので、引けを取らないクオリティを保ってます。
アングラレーベルらしいアグレッシヴなトラックが多いのでこちらもアルバム単位で是非。

まとめ

以上、ハードアシッドにスポットを当ててお送りしました。
2021年になってもアシッドシンセのインパクトは錆びることなく、日々様々なサウンドと融合してその領土を拡大している感があります。
今回紹介したLing Ling / t5080sのようにアイディア一等賞ものが出ると本当にテンション上がりますし、今後もそういった出会いに期待しつつ、引き続き注視していきたいジャンルです。

あと回を増すごとにケッタイなネタモノを拾えるようになっている気がしますが、これもまた現行のこの音楽の一側面であることとしてご容赦をば。
単純に取り上げる側に問題がある説も否定しきれませんけれども。

そんなワケで今回はここまで。
ちなみに次の自分の回は・・・え、またM3の直後ですか?

次週04月20日は774Muzikさんが担当します。
では。

続きを読む