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【特集】フリーダウンロード2020 (後編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/02/04

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

近況報告。

昨年秋に静岡を共にしたナイスガイたちがこぞってウチにカレーを作りに来るという素敵イベントが開催されました。

んまかったです。

だいたい調理時間4時間、食事時間2時間で1枠のパーティーになりそうという経験則を得たので今後に活かしたいと思います。
またやりましょうね。

再来週末20日の14時からHardonize #37.5をオンラインで開催致します。

ゲストはASINさんとBishamonさんの2名体制。
共にハードコア仕込みの鍛え抜かれた硬質テクノ~ハードテクノが披露されると思われますので今から足腰の筋肉の増強、良質なヘッドホンやスピーカーの導入、そして全国各地の良酒DIGなど相応の準備をオススメします。
僕とSangoさんの郷土である長野の日本酒とか美味でございますので蕎麦と一緒に是非。

尚、我らの拠点となっている茶箱からつい先日このような記事が上がっておりました。

コロナウイルス感染症によるお店の運営ご支援のお願い | 音楽喫茶 茶箱 sabaco music&cafe

余裕がありましたら是非寄付のご一考の程、よろしくお願いします。
Hardonize #37.5当日は茶箱へのドネーションも行いますので、お気持ちだけでもご用意頂けますと嬉しいです。

さて、前回のおさらい。
年明けて初の担当回ということでフリーダウンロード特集を執り行いました。
既にご覧頂けたでしょうか?

この時はメインストリームテクノ、ダークテクノ、ハードミニマル~シュランツといったストイックでハードな音にスポットを当てました。
図らずもHardonize #37.5で主に流れそうなのは前回取り上げた方ですね。

しかし、ハードテクノの中にはこういった音楽以外も含まれております。
特別連載:ハードテクノとは何か?で述べたようにファンキーでアップリフティングなハードテクノもそれはそれで1つのシーンを形成しており、当Hardonizeに於いても連載の中で度々紹介しているスタイルの音楽たちです。

今回焦点を当てるのはそんなハードテクノの明るい側面、サブジャンルで言うところの

・ハードグルーヴ&ハードアシッド&テックトランス

から2020年中に公開されたフリーダウンロードトラックを紹介していきます。
量としては10曲少々。
前編と合わせると1回分のプレイはカバーできるくらいになっておりますので、これらと20日に配信するHardonize #37.5がハードテクノへの足掛かりとなれば光栄です。

ちなみに前回も書きましたが、年明けのフリーダウンロード特集は今回で3年目となっておりますので、過去2年で公開した回につきましては本記事の最後にリンクを載せておきます。
欲張りな方は是非そちらも参考にしてみてください。

それでは、令和2度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (後編)いってみましょう。

【ハードグルーヴ編】

Faithless / Insomnia (DJ Gumja Rework)

Faithless – Insomnia (DJ Gumja Rework) FREE DOWNLOAD by DJ Gumja | Free Listening on SoundCloud

スロベニアのプロデューサーDJ Gumjaによるハードグルーヴ
原曲は1995年にリリースされたハウス~トランスの大クラシック。
大ネタにしてはショートスパンのループを軸にした割と控えめのアレンジとなっているので、序盤に使うのも全然アリな感じがします。

— / D-CLASH AND ROAD TO RIO (RAUL MEZCOLANZA MIX)

(Free Download) D-CLASH _ ROAD TO RIO_(RAUL MEZCOLANZA EDIT) by Raul Mezcolanza | Free Listening on SoundCloud

スペインのプロデューサーRaul Mezcolanzaによるハードグルーヴ
現在はメインストリームテクノのフィールドで大手レーベルからリリースを飛ばしておりますが、10年前は肉厚なハードグルーヴでシーンを引っ張っていた重要アーティストの1人でした。
そのRaul Mezcolanzaがえらい久し振りにハードグルーヴを、しかもフリーダウンロードで公開したというのがコチラです。
Bryan Zentz / D-ClashSantos Rodriguez / Road To Rio (B2)という黎明期ハードグルーヴトラック2曲をマッシュアップ、その上でかつてのRaul Mezcolanza節全開のゴリゴリなリズムが加えられた贅沢なもの。
おそらく昔に作られた未公開作品が放出された感じなんだと思いますが、今聴いても存在感のあるリズムなのでたまにはカムバックして欲しいですね。

Tomaz Vs Filterheadz / Sunshine (Omega Drive Bootleg Remix)

Tomaz Vs Filterheadz – Sunshine (Omega Drive Bootleg Remix)FREE DOWNLOAD by Omega Drive (Official) | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーOmega Driveによるハードグルーヴ
現行でハードグルーヴを追求している人にとっては避けて通れない第一人者であり、今尚かなりのハイペースでリリースを重ねているアーティスト。
稀にこうやってブートレグを公開する時があるのですが、2020年は強烈でした。
白羽の矢が立ったのは2002年にCarl Coxのお膝元、Intec RecordsからリリースされたTomaz, Filterheadz / Sunshine
プログレッシヴであり、トライバルであり、ハードという新機軸なテクノはジャンルの垣根を超えて支持を集めたもので、我々レジデント4人ともこの曲が大好き。
でもってOmega Driveのトラックも当然好き・・・なのでこのリリースには心底震えました。
原曲のプログレッシヴ、トライバル、ハードの要素は据え置き、そこに毅然としたハードグルーヴのドライヴ感が加わった前のめりなアレンジ。
全力推薦曲です。

もう1つヤバかったのがコチラ。
Devilfish / Man Aliveという
Inner City / Good LifeGrooveyard / Watch Me Now足して割らない曲というのがあるのですが、それをハードグルーヴにアレンジしたものが同じ時期に公開されてました。
こちらもネタ元のインパクトに加え、かなり急こう配な前のめりグルーヴを持ち合わせているので共にお持ち帰り推奨です。

Devilfish / Man Alive (Omega Drive Bootleg Remix)

Devilfish – Man Alive (Omega Drive Bootleg Remix) FREE DOWNLOAD by Omega Drive (Official) | Free Listening on SoundCloud

Marusha / Raveland (Andy BSK 2021 Remix)

Marusha – Raveland (Andy BSK 2021 Remix) FREE DOWNLOAD!!! by Andy BSK | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーAndy BSKによるハードグルーヴ
ネタ元は1994年にリリースされたジャーマンレイヴの大クラシック。
ちなみにAndy BSKは2013年にも同じ曲をアレンジしたブートレグを公開していたのですが、何故か2作目が登場。
前回に比べるとサンプリングされたリフを強調したアレンジとなっており、より引き締まった印象を受けます。
とはいえ疾走感のあるリズムは健在なのでここ1番の盛り上がりで使いたくなる仕上がり。

The Chemical Brothers vs Jason Bourne / Star Guitar (DJ ATT Crazy Mashup)

[CM117] Star Guitar (DJ ATT Crazy Mashup) by dj_att | Dj Att | Free Listening on SoundCloud

自称Copyrightの護り手、過去にHardonizeにもご出演頂いた大先輩DJ ATTさんによるハードグルーヴ
コンスタントに自身のSoundcloudアカウントでマッシュアップを公開しているので、ご存じない方がいらっしゃいましたらこの機会に是非。
どれもこれもカロリーが高いものばかりですが、直近で特にと思ったのがこれ。
どうやって作ったのか分からない映像でお馴染み、The Chemical Brothers / Star Guitarを丸々使い倒した危険極まりないシロモノ。
ちなみにバックトラックとして使われているJason Bourne / Ultimatumもせり上がるベースラインと小気味良い金物リズムが共存する好みの曲だったりするのですが、これを聴いて『Star Guitarとイケる!』とは全く思わなかったですね。

【ハードアシッド編】

Egotik / Estado de alarma

Estado de alarma (FREE DL) by Egotik | Free Listening on SoundCloud

スペインのプロデューサーEgotikによるハードアシッド
ローファイなキックに重心を置いた圧の強いリズムにレイヴィーなシンセがライドオン。
ブレイク以降はアシッドシンセも加わる妖艶さも見せるものの、ハードミニマルの流れでもバッチリ使える優等生トラック。

Loki / Acid Rumble

Loki – Acid Rumble [Free DL] by Loki | Free Listening on SoundCloud

フランスのプロデューサーLokiによるハードアシッド
開始即アシッドというロケットスタートっぷりを発揮。
速いテンポの展開に合わせてパラメータを変え、色々な音色で展開されるアシッドシンセは古くから伝わるこの音楽の醍醐味の1つ。

smu / It’s Acid Morty!

It’s Acid Morty! (Free DL) by smu | Free Listening on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーsmuによるハードアシッド
潔い裏打ちのベースラインにアシッドシンセという取り合わせが兎に角ファンキー。
中盤はレイヴオルガンのリフも炸裂するので、否応なしに高揚感を煽ってきます。
ハードハウスとも相性が良さそう。

TIK TOK / HAVVA LINE

TIK TOK – HAVVA LINE (FREE DOWNLOAD) by TiK ToK / EKTIK (JJTaylor) | Free Listening on SoundCloud

イギリスのプロデューサーJamie Taylor a.k.a. TIK TOKによるハードアシッド
このジャンルに於ける暴れん坊という印象のあるアーティストですが、たまにこうしてフリーダウンロード楽曲を公開しており、それも総じてクオリティが高いので見逃せません。
こちらも完全裏打ちのベースによるリズム構成となっておりますが、アシッドを始めとするシンセの層がまぁ厚い厚い。
ブレイクではフーバーも加わり、ハードダンスばりのド派手な豪華なサウンドが鳴っております。
ピークタイムで聴きたい曲の1つ。

【テックトランス編】

G8 / Boom & I Knock Them Out (Greg Downey Rework)

G8 – Boom & I Knock Them Out (Greg Downey Rework) FREE DOWNLOAD by Greg Downey | Free Listening on SoundCloud

イギリスのプロデューサーGreg Downeyによるテックトランス
とはいえ原曲がハードグルーヴなので、その質感もバッチリ活かしたリミックスとなっております。
先鋭化されたキックとシャキシャキなハイハットの取り合わせが気持ち良い。
展開もシンプルなので、どの場面でも普通に使えるトラック。

Tomaz vs. Filterheadz / Sunshine (Lucas Deyong Rework)

Tomaz vs. Filterheadz – Sunshine (Lucas Deyong Rework) [FREE DOWNLOAD] by Lucas Deyong Official | Free Listening on SoundCloud

ポーランドのプロデューサーLucas Deyongによるテックトランス
まさかのTomaz, Filterheadz / Sunshineネタ2発目。
シーケンスはトランスを踏襲していながら臓腑にズッシリくる重いビートが最大の特徴。
4分ちょいというタイトに纏められた尺もここ1番のインパクト重視で使う分には大変ありがたかったりします。

Kamui / Drop Shot (Felix R Remix)

Kamui – Drop Shot (Felix R Remix) [FREE DOWNLOAD] by Felix R | Free Listening on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーFelix Rによるテックトランス
エレクトロベースに手数の多いリズム、ブレイクビートを含むロングブレイクのある構成など王道を行く感じのトラック。
テックトランスに目を向けるようになってから知ったアーティストですが、昨年はハードグルーヴ系レーベルからのリリースがあったり、なにかと目を離せない存在になった感があります。

ちなみにSoundcloudには他にもハードダンス~テックトランス系のフリーダウンロード楽曲を公開しており、中でもこれはクロスオーバーを生業にする者として特に取り上げたいものでした。
一時期テックダンスシーンでちらほら見かけた(※)ドラムンベースにシフトしてから元に戻るタイプのハードダンス。
こういったギラついたシンセのドラムンベースも最近珍しいと思うので、面白楽曲として是非。
(※これとかこれとか。)

Ryan K / Solenoid (Felix R Remix)

Ryan K – Solenoid (Felix R Remix) [FREE DOWNLOAD] by Felix R | Free Listening on SoundCloud

Julian Muller / Eternity

Julian Muller – Eternity (FREE DL) by Julian Muller | Free Listening on SoundCloud

ベルギーのプロデューサーJulian Mullerによるテックトランス
ロングスケールで響くパッドが美しいユーフォリックチューン。
じわじわとフェードインしてくるシンセがブレイクを経てヴォーカルサンプルと共にメインリフへと雪崩れ込む展開に、ダイレクトに感情が揺さぶられます。
意外にリズムの手数が多いので速めのテクノの流れからでも持って行ける機能性もあり、今回の〆に丁度良いのではと思いました。

まとめ

以上、2020年フリーダウンロード特集 (後編)をお送りしました。
思った通り前編同様の10曲超えというボリュームでお届けしました。
良いトラックがいっぱいあるのは良いこと。
むしろ紹介し足りないくらいですので、折を見てまた特集は行っていきたいところです。

上でも述べましたが、流石にSunshineネタが2連発で出てきたのはどうかしてるぜ2020年という思いでした。
しかしこうして古い名曲たちに触れる切欠になるというのも、こういったブートレグの存在意義だと思うワケです。
古きからも新しきからも学ぶべきところはいっぱいあるので、これらの楽曲群がその導きになれれば幸いです。

といった辺りで2020年フリーダウンロード特集はここまで。
前編と合わせてお付き合い頂いた方々、ありがとうございました。

次週02月09日は774Muzikさんが担当します。
では。

【過去のフリーダウンロード特集】

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【特集】フリーダウンロード2020 (前編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/01/21

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
およそ1か月ぶりに担当致します。

大分遅い挨拶ですが、明けましておめでとうございます。
2021年もHardonizeをよろしくお願い致します。

さて、先週~今週にかけてお伝えしておりますように、昨年から日程の解禁を行っておりました次回のHardonizeは残念ながらオンラインでの開催となってしまいました。
楽しみにしていた方々、大変申し訳ございません。

しかしその旨を今回のゲスト2名に相談したところ、ありがたいことにそれでも出演をご快諾頂けたこと、そしてやはりゲストのプレイは茶箱の音響で提供したいという思いからHardonize史上初のハーフナンバリング開催、そしてゲストの2回連続出演という運びになりました。

そのゲスト2名というのがASINさんとBishamonさん。
片や国内は元より海外からも支持の厚い現行シュランツの筆頭格、片や自身のパーティーでテクノとガバの交差点を探求する目利き且つ腕利きという、シリアスでアグレッシヴな音を得意とする方々です。
ファンキーな音や馬鹿っぽい曲もそれはそれでHardonizeクルー全員好きですが、無機質さ、狂暴性といったワードもまたハードテクノの魅力の1つだと思っておりますので、そういった側面に照準を合わせてくれることを期待しております。

そんなワケで差し当たり前哨戦としての37.5回目を2021年02月20日に配信します。
38回目は同じ2名をお招きした上でいつもの早稲田茶箱にて開催致しますので日程が決まり次第、こちらで告知させて頂きます。
お見逃し無く。

さて、そんな社会情勢が相変わらずめでたくない感じなので、せめてハードテクノ的にめでたい内容をお送りしたいと思う今日この頃。
ところでお正月といえば1番の楽しみはお年玉ですよね。
子供時代の1番の収入源であり、この瞬間だけは世の中の娯楽を全て体現できる気がしたのは僕だけでは無い筈です。

一方で時を経て大人になった今、好きなものは何かと問われればこれも自明の理。
そう、フリーダウンロードですよね。
時にDJは持参した曲をと呼んだりしますから、ダウンロードした音源はつまり落とし弾と呼べるわけです。
分かりますか?この高度過ぎるロジックが。

となると今回やるべきテーマはただ1つ、

フリーダウンロード特集

です。

熱心に当連載をご覧頂いている奇特な方はご存知かと思いますが、ここ2年程、年明け初っ端の記事は前年のフリーダウンロード楽曲の振り返りというのをやっておりまして、今年もその踏襲です。
参考までに過去の記事はこちら。

今見返すとちょいちょいリンク切れがあるので、賞味期限のあるものと思っていた方が良さげ。

そんなワケで2020年分をピックアップしていたところ、やはり数が多くなってしまったこともあって今回も前後編に分けてご紹介します。
一応カテゴリ分類として

・今回:メインストリームテクノ&ダークテクノ&ハードミニマル~シュランツ

・次回:ハードグルーヴ&ハードアシッド&テックトランス

とした上で、それぞれ10曲程度取り上げていきます。
これからハードテクノに触れる人や、自身のプレイ幅を広げたいと考えている方の取っ掛かりとして参考になれば幸いです。

それでは、令和2度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (前編)いってみましょう。

【メインストリーム編】

ArchivOne / Shape

ArchivOne – Shape [Free Download] by ArchivOne | Archiv One | Free Listening on SoundCloud

イタリアのプロデューサーArchivOneによるテクノ
ひたすら反復するリフが往年のテクノ然とした印象を受けるトラック。
ドライクラップとかハイハットの音にも懐かしさを覚える一方で低音はしっかり現代寄りの深度を持っているのでフロアで聴きたい感じ。
分かりやすく例えると石野卓球 / GHOST IN THE SHELLに凄く近いものを感じます。

Amelie Lens / Contradiction (Greg Downey Rework)

Amelie Lens – Contradiction (Greg Downey Rework) FREE DOWNLOAD by Greg Downey | Free Listening on SoundCloud

イギリスのプロデューサーGreg Downeyによるテクノ
原曲の硬度とアシッド感をそのままに速度を付加したアレンジ。
派手過ぎず、ストイック過ぎずという雰囲気なので色々な曲との橋渡しに使えそうです。

Obscure Shape & SHDW / Take Me To The Limit

Obscure Shape & SHDW – Take Me To The Limit (Free Download) by Techno Germany | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサー同士、Obscure ShapeSHDWによるテクノ
ユーロビートの原曲を現行テクノにリメイクしたという風変わりな作品。
享楽的なフレーズはそのままなのにリズムの硬度が逆にシリアスさを醸し出している辺り、アレンジ力の高さが光ります。
ハードグルーヴとしても使えそう。

同じアーティストでこっちもオススメ。
こちらはまさかのRammsteinアレンジ。
エレクトロ風のビヨビヨシンセに硬質なリズムがボディーミュージックっぽさもあってかなりイカしてます。

Obscure Shape & SHDW / Du Hast

Obscure Shape & SHDW – Du Hast [TG002] (Free Download) by Techno Germany | Free Listening on SoundCloud

Advanced Hedonism / Yeswell666!

Advanced Hedonism – Yeswell666! (Free Download) by advanced ‡ hedonism | Free Listening on SoundCloud

国籍不詳ユニットAdvanced Hedonismによるテクノ
非4つ打ち~4つ打ち間を行き来するアングラ感あるリズムシーケンス。
シカゴハウス、レイヴ、テクノが混然一体となったゴチャゴチャサウンドは変ミュージック好きにとって涎が出ます。
テクノとしか形容できない何か。

【ダークテクノ編】

Charlie Sparks / Acid Amy

Charlie Sparks – Acid Amy (FREE DOWNLOAD) by Charlie Sparks | Free Listening on SoundCloud

イギリスのプロデューサーCharlie Sparksによるダークテクノ
アシッドシンセを主軸にエコー処理された女性ボーカルが並走する硬くて暗いサウンド。
ウワモノが印象的な分、メインストリームテクノとも相性良くてまだ使いやすい部類だと思われます。

Pitch! / Sektor

Pitch! – Sektor (Original Mix)- FREE DOWNLOAD – by Pitch! | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーPitch!によるダークテクノ
終始無慈悲なキックが鳴り響く一方、ウワモノはレイヴシンセ。
治安の暴落に一役買ってくれそうなタイプの曲として重宝しそう。

Otin / I’m A Demon (Bootleg)

Otin – I’m A Demon (Bootleg)[FREE DOWNLOAD] by OTIN TECHNO | Free Listening on SoundCloud

ベルギーのプロデューサーOtinによるダークテクノ
度々ブートレグをSoundcloud上で公開していることもあり、ダークテクノシーンではかなり知られた存在です。
上記の曲より更に深度の増した強烈なボトムに加え、様々なサウンドが入れ替わり立ち代わりで展開される引き出しの多さが特徴的。
それでも一貫して曲の雰囲気は暗いという、キレッキレなトラック。

Victek / Riots

Riots [Dark Techno – Free Download] by Victek | Free Listening on SoundCloud

スペインのプロデューサーVictekによるダークテクノ
今回紹介する中に於いてリズムの歪み度は一等賞。
徹頭徹尾スモーキーなウワモノとリズムと声ネタでもってテクノの凶悪さを演出しております。

The Prodigy / Smack My Bits Up (Marco Stenzel’s Acid Techno Rework)

The Prodigy – Smack My Bits Up (Marco Stenzel’s Acid Techno Rework) by Marco Stenzel | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーMarco Stenzelによるダークテクノ
定期的に出回るThe Prodigy / Smack My Bitch Upネタ。
とはいえ、ここまでダークでアシッドなアレンジは初めて聴いたのでなかなか印象に残りました。
オフィシャルのPVが体現していたようなドラッギーで妖艶な暴力がそのまんま音に落とし込まれたようなアレンジ。
紛うことなきピークタイムチューン。

【ハードミニマル~シュランツ編】

GHOSTMANE / Lazaretto (Counts Edit)

GHOSTMANE – Lazaretto ( Counts Edit )(FREE DOWNLOAD) by Counts | Counts | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーCountsによるハードミニマル
これもなかなかの歪み度を誇っており、インダストリアルとの中間点と置いた方がすんなりいきそうな作品。
速いテンポで鳴り響くスモーキー且つノイジーなウワモノの連続は攻撃力高め。

Angy Kore & Gabriel Padrevita / Lethal Funky Industry

Angy Kore & Gabriel Padrevita – Lethal Funky Industry [FREE DOWNLOAD] by Techno Germany | Free Listening on SoundCloud

イタリアのプロデューサーAngy KoreとドイツのプロデューサーGabriel Padrevitaによるハードテクノ
声ネタはPublic Enemy / Caught, Can We Get A Witness?、ブレイク以降のリフはTiesto / Lethal Industryのサンプリングでありながら曲としてはハードダンス混じりのハードテクノという、なかなかの盛り沢山具合。
こういうかけ離れた要素同士が更にかけ離れたところで繋がるのは聴いてて楽しいですね。

Depeche Mode / Personal Jesus (Coble EDIT)

Depeche Mode – Personal Jesus (Coble EDIT) by Dusk Records | Free Listening on SoundCloud

フランスのプロデューサーCobleによるシュランツ
ちなみに原曲はこちら。
Depeche Modeのテクノアレンジ自体はそうそう珍しくないものの、アシッド混じりのシュランツという点で特異だと感じた次第。
時折差し込まれるアーメンブレイクも遊び心があって◎。

DYEN / Born Slippy

DYEN – Born Slippy [TG003] (Free Download) by Techno Germany | Free Listening on SoundCloud

オランダのプロデューサーDYENによるシュランツ
まだ出るのか!Born Slippyネタのシュランツが!とった別の驚きをしてしまった作品。
最早シュランツはネタモノの音楽ではないことは分かっていつつも、ついこの手の曲にはそそられてしまうのも確か。
イントロが原曲そのまんまで始まるので、原曲と思わせて実は~的なイヤらしい引っかけが期待できますね774Muzikさん?

まとめ

以上、2020年フリーダウンロード特集 (前編)をお送りしました。
結構削ったものの、当初予定していた10曲は結局超えてしまいました。
おそらく後編もこのくらいの分量でお送りすることになると思いますので何卒ご容赦の程を。

こうして一纏めにしてみるとベテラン、若手、有名無名関係なくフリーダウンロードでのリリースが行われていることが分かります。
アイディア寄りの楽曲だったり、危ないシロモノはこういった手段で流通していることが多々あるので、引き続き注視していくとより良いテクノライフを送れるのではと思うわけです。

といった辺りで今回はここまで。
ハードグルーヴ、ハードアシッド、テックトランスにスポットを当てた後編は02月04日公開予定となっておりますのでお見逃しなく。

次週01月26日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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