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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/01/24 【#43プレイバック】

こんばんは774muzikです。
1月21日に開催されましたHaronize #43、ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
細く長く続けてきた結果、振り返ればもう15年周年。
生活面でも社会情勢の面でも色々な出来事や変化がありましたが、ここまで来られたのはHardonizeに遊びに来てくれる方々、茶箱という場所を守ってきてくれた店長のエージさん、ゲスト出演してくれた方々、レジデントVJのKNOCKHEADZのお三方、そしてレジデントのゆづきさん、さんごさん、TAK君、皆々様のおかげと感謝の気持ちでいっぱいです。
20周年も25周年も30周年もその先も、続けられていたらいいなぁ、と思います。

さて、今回の更新では例により、Hardonizeでのプレイリストを振り返っていきたいと思います。
アニバーサリーということで、セット構築においてもとにかく特に好きな曲をチョイスしていまして、結果トライバル~ハードグルーヴ~シュランツという感じになりました。
あらためて振り返ると、もう少しトライバルのパートを圧縮して、シュランツのパートを長くしたかったかも・・・とは思いつつ、やりたいことはできた気もするので、よかったかな。
僕がシュランツ回す場合、BPM130後半ぐらいでスタートして徐々に速くしていって最終的に160ぐらいまで上げる、みたいなパターンが多いんですが、今度はシュランツのみでもやってみようかなー、と思っております。
ということで、当日かけた曲を順にご紹介してまいりましょう!

Anderson Noise – Radio Noise (Original Mix)

みんな大好き体操。Incidentなんかと並ぶHardonize殿堂入りアンセムの一つのはずなのに誰もかけやしない!何故だ!
・・・じゃあ僕が、ということで1曲目に持ってきてみました。
今までHardonizeでも幾度となくかかってきましたが、やっぱりカッコいいですね。

BootMania IIDX – Pumpin’ Murder Started The Bass Up

ブートをリリースする用の覆面プロジェクト(になってない)BootMania IIDX名義での曲。
Murder Was The Bass、The Start It Up、Pumpin’というめちゃ好きな3曲をマッシュアップ。
サーモンウニいくら丼というか、僕の考えた最強のテクノというか、美味しいものを掛け合わせて不味いわけがない。

Joey Beltram – The Start It Up (Original Mix)

からの原曲。
元々、立ち上がりはトライバルでいこうと思ってたので、前曲とトライバルを繋ぐ橋渡しとして。
この曲もHardonize殿堂入りアンセムですね。
かつて(第1回だっけ?)、同じ日に3回流れたことがあったとかなかったとか・・・(ありました)

The Third – E3 (Original Mix)

先日のオールタイムベスト回でもご紹介した曲。
何度聴いても完成度が凄い。

Carl Falk – Bull-Shot (Original Mix)

トライバルといえばこの人は外せない。
打ち鳴らし系のトライバルでは右に出る者がいないと思います。
この曲は、僕がヴァイナル時代からヘビープレイしてきたBraziliciousのカップリングなんですが、こちらも素晴らしい。

Cave – Tambores (Carl Falk Remix)

デビュー曲にして最大のヒット作Street CarnivalのトラックメイカーCaveが立ち上げたSpilo Recordsからのリリース。
Caveの名曲TamboresをCarl Falkがリミックスということで、出来が悪いはずがない。
こちらもヴァイナル時代からヘビープレイしてきた曲ですね。

Unknown Artist – A Tribal Love Story (Original Mix)

Andrew Mc Laughlan – Love Storyネタ。
これを正式リリースしちゃうPatterns最高だぜ。
原曲も良いけど、こちらはよりハードになっててナイス。

DJ Dero – Technobatucada(Tuk Tak Percassion mix)

DJ Deroによる、Street Carnivalと同ネタのトライバル。
mp3ではリリースされてないんですが、CDでリリースされています。
Revolution 07というアルバムに入っているんですが、同じCDに収録されているタイトル曲「Revolution 07 (Electrolatino Mix)」も激熱なので、是非ゲットしてほしいです。
中古ならAmazonで1,000円程度で売っていて、確実にお値段以上の楽曲が手に入るので、是非チェックしてみてください。

Kobaya – Funky Ass

トライバル大好きで、数多のトライバルに触れてきましたが、その中でもこの曲は最高峰・至高だと思っています。
何なら全てのテクノの中で一番好きまである。
本当にデジタル化して欲しい曲No.1ですね・・・Recon Warriorsさん、ホント頼む・・・!

Unknown – Tatiana Techno (Original Mix)

「間違いないハードグルーヴレーベル」であるSkull Destroyからのリリース。
良い具合にトライバルしているので、トライバル~ハードグルーヴの橋渡しとして起用しました。

Garett White, Felipe Costa – Funk Love (Original Mix)

Skull Destroyの中でも一層間違いないGarett White!
これぞハードグーヴという感がありますね。
華のあるアッパーな曲を沢山リリースしてるので、是非Garett Whiteをチェックしてみてほしいです。

Garett White – Really Funky Now (Original Mix)

そしてそのGarett Whiteの作品の中で、僕が一番好きなやつがこちらですね。
その名の通り、素晴らしくファンキー。
まさにピークタイムチューンだと思います。

BootMania IIDX – Never (Full of Passion Mix)

情熱大陸ネタ。
この曲はリズムの質感がすごく好みに仕上がっていて、自分自身でも特に気に入っている曲の一つです。
ちなみにリズム部分は774muzik名義でリリースしたNeverという曲をそのまま使っています。

Killa Productions – Good Life (Re-Edit)

この曲はもう大アンセム過ぎて説明不要ですね(笑)
トライバル感がありつつ、若干ノイジーでガシャガシャした感じのリズムなので、トライバル~シュランツの橋渡しに抜擢。

Unknown – La Cumbia

Schranz Slippyに始まる一連のリリースで一躍有名になった、あのホワイトラベルのブートシュランツのシリーズのうちの一つ。
リリースされた当初から、かなりヘビープレイしていた気がします。
今聴いても最高にカッコいい。

Malke – Negative Infinity (Malke Revisted)

昨年11月のリリースでかなり新しい曲。
ヒップホップとクロスオーバーした感じの展開がめちゃくちゃナイス。
てか、この曲が収録されたリリースには、他にもカッコいい曲があるので、是非チェックしてみてください。
(全体的にファックファック言い過ぎですが笑)

Golpe, Greg Notill – Blower (Original Mix)

先日のTAK君のオールタイムベストでも取り上げられていた曲です。
詳しい説明はTAK君の記事を読んでいただくとして、こういうクロスオーバーな曲は大好きです。

Unknown – Beautiful Lies

次の千本桜への橋渡しとして、ブレイクで和風な感じになるこちらの曲をチョイス。

BootMania IIDX – Schranz Zakura

僕の初シュランツ作品(習作は過去にもあったけど)。
Hardonizeのエンディングトークでも言ったんですが、茶箱年越しイベントでTAK君が千本桜をかけていて、そこにインスパイアされる形で作ったものになります。
現場で流してみた感じ、結構いい感じに出来上がったかも。
カバーアートはもちろん、例のホワイトラベルのオマージュです。

という感じでございました!
Hardonizeは適度に肩の力を抜きつつ、細く長く頑張っていくので、皆様よろしくお願いいたします。
本日の更新はここまで。次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!ではー。


Hardonizeクルーが選ぶ2008-2023オールタイム・ベスト10選 【774muzik編】

あけましておめでとうございます!774muzikでございます。
年末年始、皆様いかがお過ごしでしたか?
僕は12/28にコロナ発症し、年末年始きれいに隔離生活が被った結果、寝たり起きたりしてたら仕事始めになっていて、新年感の全く無い新年を迎えることとなりました。無念。

ですがまあ、抗体バリアをゲットしたと思えば症状も軽かったのでお得だったかな、というところで、2週間後に向けて体調万全でございます。

もうお分かりですね!
来たる1月21日は15週年の大Hardonize開催でございます!
是非、年始から優勝して参りましょう!

ということで本題です。
Hardonize15周年ということで、初回が開催された2008年から現在に至るまでの間の各レジデントにとってのベストトラックを紹介していく特別企画です!
題して…

Hardonizeクルーが選ぶ2008-2023オールタイム・ベスト10選 【774muzik編】

ういー!では早速参りましょう!

Yoji – Techy Techy (2008 Original Mix) [2008]

2008年といったらもうこれは絶対。
アンセムと言っていいトラックだと思いますが、初めて聴いたとき衝撃的すぎて4回前後昇天しましたね。
唯一無二かつ絶対的なカッコ良さ。今なお最高です。

Bad Boy Bill – Fast Life (Original Mix) [2009]

ハードテクノではないんですが、これもホント好きすぎる。
WIREにも登場し、その界隈でも有名なBad Boy Bill。
エレクトロハウスに寄せた作風にシフトしたトラックなんですが、エフェクティブなヴォーカルと分厚いシンセの絡み、音のオン/オフのフレージングが完璧すぎます。

Zedd – Shave It (Original Mix) [2011]

これもハードテクノではなくてEDMなんですが、テクノ寄りな音使いで、めちゃくちゃカッコいいです。
Stephane Signoreの往年のリリースにも近い扇情感もあってナイス!

Unknown – Duelo De Bongo (Original Mix) [2011]

BeatportではUnknownとなっていますが、どうやらWyrusの仕業のようですね。実にPatternsらしい音。
アッパーかつ能天気で素晴らしい。
2000年代初頭のハードテクノ感もありつつ、現在のハードグルーヴの原型のような趣もあって、とても好きな一曲です。

Arkus P., Robert Natus – Americano (New Mix) [2012]

めちゃくちゃ頭悪い感じのシュランツ。
ブレイク引っ張ってからの最後の「Go!」がホント素晴らしく頭悪い(褒め言葉)

Yanivi – Rock This Joint Feat. Bella Potchy (Original Mix) [2013]

ハードテクノじゃないですが、CMで使われてるの聴いて、もう即買いした曲。
この曲きっかけで一時期エレクトロ・スウィング方面の曲を漁ってました。
そっち系ではこの曲と並んで好きだった同時期リリースのParov Stelar – Booty Swingと迷ったけど、最初に受けたインパクトからこちらをチョイス。

Bassbottle – Insects (Original Mix) [2015]

これはとにかく擦りまくった一曲。
めちゃくちゃ出来の良いトライバルハードテクノで、リリース以降しばらくは毎プレイ使用してました。
音の重さとやかましさ、ギミック感あるショートブレイクと、本当に完成度が高いです。

Garett White – Really Funky Now (Original Mix) [2016]

最近はリリースが少し寂しいですが、2012以降のハードグルーヴシーンで間違いなくド真ん中に陣取っていたレーベルSkull Destroy。
とにかくリリースされる曲全て素晴らしかったんですが、とりわけ、この曲は最高です。
トライバル感のあるビートにかき鳴らされるピアノと女性ヴォーカルの扇情感がヤバい。ハードグルーヴの傑作ですね。

The Third – E3 (Original Mix) [2017]

突如現れた覆面プロジェクト?
往年の傑作に比肩する完成度のトライバルハードテクノで、そっち路線の曲が好きであれば間違いない。
一連のリリースのどれも素晴らしいんだけど、E3は特に好きです。

Wade – Pan Jabi (Original Mix) [2022]

これはかなり最近の曲なんだけど、インパクトが激大だったのでイン(笑)

ということで、2008-2023のオールタイム・ベストということで10曲紹介させていただきました。
他にも好きな曲が沢山あって、10曲に絞るのがなかなか難しかったです。
今でも使っているトライバル系の曲が2007年リリースだったりで、2008年がテクノの分水嶺的な印象がありましたが、あらためて振り返って見ると、その時々で素晴らしい曲がありましたね。
もっと沢山の良い曲と出会っていきたいですね!

ということで本記事はここまで!
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!
皆様、本年もよろしくお願いいたします!ではー。