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新作ハウス特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/10/30

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【近況】

前回触れた通りではありますが、DJ Dextroの来日公演に行ってまいりました。

オープンから3時間ロングセットという、なかなか見ないタイムテーブルだったので、折角ならとオープン直後くらいに会場に到着するように向かいました。
まだフロアに人が少ない状況でじっくりハウスからスタートし、緩急をつけながら徐々にテクノへ移行する様子をじっくり見ることができて、かなり貴重な体験になりました。
4つ打ちダンスミュージックにおけるDJの基礎の部分を改めて確認できたように思えますし、それを海外ゲストが長尺で体現しているというのはかなり贅沢でしたね。

直近のテクノ的トピックで言うと、Boiler RoomFUJI ROCK FESTIVALでのプレイが印象的なHiroko Yamamuraがアメリカ、シカゴから来日するそうです。
今週末の渋谷CLUB QUATTRO公演はチケットが売り切れてしまったようですが、11月07日の渋谷WOMB公演はまだ行けるみたいなので、気になる方は是非。

【告知】

次回Hardonizeのインフォメーションが公開されております。

2025/12/06(sat) Hardonize #51 at waseda sabaco | Hardonize web

今回のゲストにはcartaxさんと、Gassyohさんの2名をお招きしました。
正直、ハードテクノと銘打っているパーティーのゲストとしては異質な組み合わせです。
とはいえ、両者ともDJやトラックメイキングにおいて、相応の音楽遍歴を辿っており、その中にはハードテクノに接近した面もしっかり持っている2人です。

一方で現在の両者の主な活動ジャンルがハウスであることもあり、そこに我々がどうアプローチしていくか、というのも1つのトピックとして挙げられる回であるとも捉えております。
6時間通して気持ちの良いグルーヴを提供していきますので、ひとつよろしくお願いします。

日にちは12月06日(土曜日)、15時からとなります。
場所はいつもの早稲田茶箱にて皆様のご来場をお待ちしております。

【Spotifyプレイリスト】

Spotifyプレイリストの2025年09月分が公開されております。

当連載でピックアップしたハードテクノをメインとするトラックをプレイリスト化した全40曲。
自分は新作ゲットーテック (2025年09月版)で取り上げた曲が入っております。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。
ちなみに、年始は3回に渡ってフリーダウンロード特集を行っておりましたので、ご興味のある方は是非ご参照ください。
【特集】フリーダウンロード2024 (1):2025/01/23
【特集】フリーダウンロード2024 (2):2025/02/06
【特集】フリーダウンロード2024 (3):2025/02/20

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

一方で今回取り上げるのはハードテクノのカテゴライズ外となる音楽、

ハウス

になります。

改めて解説するまでもないとは思いますが、4つ打ちダンスミュージックとしてはテクノトランスと並ぶ、基礎と言って差し支えないくらい大きなジャンルであり、また現在に至るまでの間で絶え間なく進化を続けた結果、特色豊かな多くのサブジャンルを内包している音楽でもあります。
ハウス (音楽) – Wikipedia
日本でもこの音楽にスポットを当てて活動しているアーティスト、レーベル、パーティーはベテランから若手まで数多く存在します。

何なら今回ゲストにお招きした2人も、現在の活動としてはハウスに軸足を置いている印象があります。
曲がりなりにもハードテクノのパーティーと標榜しているHardonize当日にこの音楽が流れるかどうかは分かりませんが、プレイ時のエッセンスとして彼らの中にハウスの血は濃く流れているため、何らかの形で表面化するのを楽しみにしているところも個人的にはあったりします。
ちなみに、Hardonizeでハウスを流すのは全然アリです。
っていうか僕がしばしばディスコを使っています。(許されているかはさておき。)

というわけで、今回はそんな彼らの末端だけでも理解しようじゃないかという建前のもと、ハウスについてピックアップしていきます。
ただし、いわゆる現行メインストリームの曲をここで取り上げても仕方ないので、自分なりに彼らのプレイを思い起こしながら、Hardonizeとの折衷案を探ったらこの辺になりそうだ、というものを選びました。
具体的にはハウスのグルーヴは維持しつつ、テンポは速めのBPM133周辺で、割と生音感強めのものにまとまった気がします。

あと直近でトランスにスポットを当てたこともあり、バランスを取るためにこのテーマというところも無きにしもあらずです。

というわけで、ここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。
では、新作ハウス紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Chris Gooding / Feel So Loved

Chris Gooding – Feel So Loved (Extended Mix) [Top Secret] | Music & Downloads on Beatport

アメリカのプロデューサーChris Goodingによるハウス
小気味よいハイハットリズムと、ローファイなリフが特徴的なトラック。
時折差し込まれるレトロな質感のシンセも相まって、レイヴの残り香が爽やかに漂っています。

Lz One Bass / So We Get Funk

Lz One Bass – So We Get Funk (Extended Mix) [Cleo Recordings] | Music & Downloads on Beatport

イタリアのプロデューサーLz One Bassによるハウス
跳ね系リズムを下地に、カッティングギターや細切れのボイスサンプルを散りばめた、ファンクネス指数高めのトラック。
ディスコプログレッシブハウスの中間点ような印象を受けます。

TJARDA / Golden Hour

TJARDA – Golden Hour (Original Mix) [Rendr Records] | Music & Downloads on Beatport

オランダのプロデューサーTJARDAによるハウス
推進力のあるリズムに、アーバンなオルガンリフが気持ちいいトラック。
個人的にはハウス周辺の音楽との組み合わせについて考えたくなる曲です。

Paperkraft / Play Somethin’ Nasty

Play Somethin’ Nasty | Paperkraft | Sally C

日本、大阪のプロデューサーPaperkraftによるハウス
耳馴染みのあるOutlander / Vampネタではあるものの、フレーズモロ使いではなく、パーツを分解して別の曲に仕上げているという、アレンジ力の高さが光る曲。
分かる人にはしっかり伝わる系というか、こういうのはかなり惹かれます。

Dusty Dan & Justin Jay / Rowans (Amaliah Remix)

Rowans (Amaliah Remix) | Dusty Dan & Justin Jay | Dusty

イギリスのプロデューサーAmaliahによるハウス
今回1番の謎曲。
やたらと手数の多いリズムに、時折差し込まれる人の声や犬の鳴き声、遠くの方で鳴っているドミネーターシンセ、音のチョイスが理解を越えています。
間違いなく変ミュージックスキー向け。

Alves / King Of The Castle

Alves – King Of The Castle (Original Mix) [Danca] | Music & Downloads on Beatport

ブラジルのプロデューサーAlvesによるハウス
やたら脱力感漂う笛の音がメインに据えられておりますが、これ、元ネタ分かりますかね?
O.M.F.O. / Magic Mamaligaという曲で、ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習という、まぁなんというか見る人を大いに選ぶ映画に使われています。
なんならこの曲が使われているシーンはネットミームにもなっておりますので、気になる方は是非映画をご覧ください。
ちなみに、僕はこの作品好きです。

DJ SWISHA / BIRDMAN LUGZ

BIRDMAN LUGZ | DJ SWISHA

アメリカのプロデューサーDJ SWISHAによるブレイクス
エディットされたオルガンのリフがレトロさを醸している一方で、複数種類のリズムが次々スイッチしていく技巧派トラック。
純粋な4つ打ちのパートはないものの、それを意識させるようなパートは随所にあるため、リズム感の橋渡しとしてめちゃめちゃ優秀。

Tony Muscolare / History

Tony Muscolare – History (Original Mix) [Tomato Records] | Music & Downloads on Beatport

イタリアのプロデューサーTony Muscolareによるハウス
うねるベースライン、レトロな質感のメインリフとバックコーラス、ブレイクで炸裂するジャジーなピアノリフ、満点のファンクネス指数です。
ラテン気質の陽気なエロさがサウンドに表れている感じがします。

Adrian Braga / Not Being Here

Not Being Here | Adrian Braga | The Boogie Room Records

メキシコのプロデューサーAdrian Bragaによるハウス
こちらもグルーヴ感のあるベースラインですが、ウワモノからはエモーショナルな雰囲気が漂うトラック。
季節は過ぎちゃいましたけど、夏の夕暮れのビーチサイドが似合うタイプの曲だと思います。

DLOH / Touch It

DLOH – Touch It (Original Mix) [afties] | Music & Downloads on Beatport

イギリスのプロデューサーDLOHによるハウス
どかっと中心に据えた太いベースラインと、ドライブ感のあるハイハットリズムが特徴的なトラック。
若干速いテンポも相まってハードグルーヴとも相性◎。

最後に、今回のテーマとも近いところで大きなトピックを1つ。
近年のテクノ、特にハードグルーヴにおいては大きな影響をもたらした人物と言っても過言ではない、アイルランドのプロデューサーKETTAMAがアルバムをリリースしました。

KETTAMA / Archangel

Archangel | KETTAMA | STEEL CITY DANCE DISCS

本作がキャリア初のアルバムであり、Interplanetary CriminalFred again..など、ジャンルの垣根を超えた各シーンのフロントマンたちが参加しております。
ハウステクノトランスは勿論のこと、ブレイクスベースミュージックまで、あらゆるエッセンスを取り入れた楽曲群は、2020年代のダンスミュージック史に大きな足跡として残ることを予感させます。
とりあえず、Hardonizeレジデントには全員買うことを強制したいと思います。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週11月04日は774Muzikさんが担当します。

では。

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【特集】『M3-2025秋』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/10/16

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
4週間ぶりに担当致します。

【近況】

前回触れた通りではありますが、X CLUB.来日公演、そして翌日のSpace 92Greg Downeyの来日公演と立て続けに行ってまいりました。

X CLUB.は期待通りの現行ハードグルーヴを軸にした、グルーヴに重きを置いた内容で眼福でした。
ちょいちょいベースラインブレイクスも差し込んでくれて嬉しかったですが、挙句の果てにダブステップまで経由させる瞬間もあったりして、その大胆さにひっくり返る思いでした。
流石にあれは真似できん。
とはいえ、MIXはかなり丁寧でしたし、イギリスで培ってきた現場力の高さを見せつけられました。

一方Space 92については、ギラついた硬いテクノのオンパレードといった感じでした。
サイケデリックトランスにも踏み込んだあのテイストは見事に歌舞伎町映えしてましたね。
片やGreg Downeyは質実剛健なテックトランスに終始していて、これもこれで見ごたえがありました。
この手の音楽のトップレイヤーを見る機会もなかなか無いもので、貴重な経験になりました。

ちなみに今週末は、SuaraMutual Rytmといった現行テクノを代表するレーベルから度々リリースしているDJ Dextroがポルトガルから来日します。


当連載でもしばしば名前が挙がるアーティストですね。
機械的な硬さというより、肉感的なタフさを感じさせるトラックが多く、2000年代の自由なテクノの雰囲気が好きな方にはハマるところがあるように思えます。
これもかなり見たい。

【次回Hardonize】

日程が公開されております。

ぼちぼちゲストについても発表予定なので、もう少しお待ちください。
割と変わり種回になりそうなので、個人的にも実験色を出していきたいと考えています。

日にちは12月06日(土曜日)、15時からとなります。
場所はいつもの早稲田茶箱にて皆様のご来場をお待ちしております。

【Spotifyプレイリスト】

Spotifyプレイリストの2025年09月分が公開されております。

当連載でピックアップしたハードテクノをメインとするトラックをプレイリスト化した全40曲。
自分は新作ゲットーテック (2025年09月版)で取り上げた曲が入っております。

【今回のお題】

さて、来週末26日は本連載で僕が度々勝手に取り上げている同人音楽即売会M3があります。
ここ数回、特集として取り上げていたりいなかったりなのですが、割合マメに取り上げているトピックです。

以前の特集についてはこちら。
2024秋 / 2023秋 / 2023春 / 2022秋 / 2022春 / 2021秋 / 2021春 / 2020秋 / 2020春 / 2019秋 / 2019春 / 2018秋 / 2018春 / 2017秋 / 2017春

我々DJからしてみれば、こうして曲を作り、そしてリリースしてくれる人たちのおかげで成り立っている部分はあるわけですし、ましてや国内、それもこうしたイベントに集結してもらえるというのは非常にありがたい機会です。
中にはHardonizeとしてだったり、個人的にお世話になっている方々もいるので、まぁ彼らに足を向けて寝られないと日々思っております。今日も立ったまま寝ることにします。
カッコいい曲、かわいい曲、使える曲、実験的な曲、変な曲・・・とにかく予想だにしなかった音楽との出会いを実感できるイベントなので、ご興味のある方は是非足を運んでみてください。
出展者一覧についてはM3のサークルリストページから参照することができます。

というワケで、今回は

『M3-2025秋』でリリースされる同人テクノ特集

と題しまして、テクノ的オススメだったり、Hardonize的に関連があったりするものをメインに挙げていきます。
本来なら今回のイベントに合わせた新譜を紹介したかったのですが、思った以上に情報が公開されておらず(みんな最後の追い込み頑張ってる)、試聴埋め込みについては過去の作品をイメージとして添えたものもあります。
一部(?)、テクノにもHardonizeにも掠らないサークルについても取り上げておりますが、個人的趣向(でもオススメ)と受け取ってください。

それではいってみましょう。

【曲紹介】

(表記は『[アドレス] / [サークル名]』となっております。)
(試聴埋め込み作品はイメージなので、当日頒布されているかどうかについては分かりかねます。)

C-15b / MYORPH

Stream MORPHO PARADIGM 4 by MYORPH | Listen online for free on SoundCloud

神戸のトラックメイカーsanmalさん率いるレーベルMYORPH
冷たく、歪んだベースミュージックドラムンベースに重きを置いています。

C-22a / TECHNO ALLIANCE

Stream Techno Alliance Archives 5 | cross fade by TECHNO ALLIANCE | Listen online for free on SoundCloud

Hardonizeも参画させていただいた、テクノパーティとテクノトラックメイカー連動企画TECHNO ALLIANCE
過去に頒布された楽曲にリマスターを施し、再収録されたコンピレーションのリリースが予定されております。
今回、774muzikさんのトラックも収録されております。

D-02b / Liminal Warp

Stream 【2025春M3】[LNWP-007] Nocturnal Edge 5 (Preview) by Liminal Warp | Listen online for free on SoundCloud

poniyamaさん率いるレーベルLiminal Warp
無機質で暗いベースミュージックアニメのエッセンスを加えた作品が特徴的です。
毎回好きで購入してますし、なんならちょいちょい現場でも使っております。

D-04a / glitch@SoundStudio

Stream [M3 2025秋]Next Decade (Xfade Demo) by glitch_electro | Listen online for free on SoundCloud

テクノトランスをメインに、4つ打ちダンスミュージックを手掛けているglitchさん。
ハードテクノに踏み込んだ作品もちらほら。

D-05a / Tech-nation Records

「M3 2025 秋」 ANCV-0001 MKI Compilation (XFD) – YouTube

東京科学大学公認インカレDTMサークル、Tech-nation Records
このサークルには前述のTECHNO ALLIANCEにも参加しているYazavvaさんが所属しています。

D-08a / dat file records

Stream DATFILE-090「PARA OUT.8」 by mochiya00 | Listen online for free on SoundCloud

様々なアプローチのドラムンベースを手掛けているmochiya00さんのレーベル。
この『PARA OUT』シリーズはレーベルの看板コンピレーションです。
ちなみに、彼のSoundcloudアカウントにはブートレグがいっぱい公開されているので、そちらも必聴。

D-08b / Freaky Tweaky

Happy #909day jam with XBase 09, TB-303, M8 Tracker, MODEL1.4, RMX-500 – YouTube

ハードウェア機材でテクノを演奏するYebisu303さん率いるレーベルであり、YouTubeチャンネルFreaky Tweaky
何やってるか分からんが曲はカッコいい、の代表格。

G-10a / PROJECT MKI

「M3 2025 秋」 ANCV-0001 MKI Compilation (XFD) – YouTube

韓国のクリエイターAnchovさん率いるUKガラージベースラインのレーベル。
かわいさありつつ、しっかりダンスミュージックとして機能する大ボリュームのコンピレーション作品のリリースが予定されております。

G-12b / P戦隊

Stream 【M3-2025 春】 「ID」 XFD by anabebe | Listen online for free on SoundCloud

かつてHardonizeにもご出演いただいたanabebeさんのレーベル。
ドがつくくらい、ストレートなテクノハードテクノ

G-18a / NUS_0x40

Nakayoshi Island EP | NUS_0x40

栄免建設さん、cor!sさんらを擁する、1990~2000年代のゲームカルチャーに影響を受けた作品をリリースするユニット、NUS_0x40
レトロなサウンドの中から感じ取れる、こだわりぬいたビートと一筋縄ではいかないメロディーラインは『ゲーム風』という枠に収まりきらないものがあります。

H-02a / Arrule

[Album Preview] Memories of your Memories [M3 2025秋][XFD] – YouTube

ミニマル~ヒプノティックなテクノを多く手掛けるArruleさん。
今回、インダストリアルテイストな楽曲も含まれていて個人的に好みです。

H-07b / Funwari-fusz

S-N | Funwari-chan

エレクトロニカアンビエントを手掛けるPhasmaさん、及び彼も所属するプロジェクトFunwari-chanなどを擁するレーベル。
穏やかでありつつも精緻な音使いが、いつ聴いても心地良い。

H-11b / NH and Ko-Shan

MOZYK021 – Lustre | Supire

ドラムンベースから、ハードコアまで手掛ける、大阪のクリエイターSupireさん。
煌びやかというより、実験的且つ鋭利な音使いに長けている印象です。

H-19a / アシッド田宮三四郎

【Acid Live session】TT-303/TR-909/TB-3/TR-8/Volca sample – YouTube

かつてHardonizeにもご出演いただいたDietraxさん率いるアシッドテクノバンド、アシッド田宮三四郎
ハードウェア機材から直接出力される、強靭なアシッドシンセのグルーヴは唯一無二です。

H-21a / ABYSSUM

Stream 【XFD】ABYSSUM EP VOL.4【M3-2025春】 by ABYSSUM | Listen online for free on SoundCloud

暗く、深く、冷たいベースミュージックを特徴とする新進気鋭のレーベル、ABYSSUM
作品を重ねるごとに、どんどん音が研ぎ澄まされている感じがします。

M-17b / Bigfire×datafruits×OmanticRec.×INAGE

hack the planet vol. 3 | datafruits

ご存知、国内ハードグルーヴの筆頭格Homma Honganjiさん率いるバンド、Bigfireと、海外のネットレーベル兼オンラインラジオdatafruits、そしてksd6700さん主宰のテクノレーベル、Omantic RecordsINAGEによる合体ブース。

M-19b / 眼体学会

Stream 【XFD】SEKIDO EP – DJ Eye by 空読無 白眼 | Listen online for free on SoundCloud

不定形テクノを手掛ける空読無 白眼さんによるレーベル。
呪術的なパーカッションが印象的な、実験要素の強い曲に惹かれます。

T-19b / Shot Bass Idiots

Stream DJ_WILDPARTY | Listen to DJ WIILDPARTY – COLLAB playlist online for free on SoundCloud

かつてHardonizeにもご出演いただいたDJ WILDPARTYさんのレーベル。
時期によってリリース作品の傾向が全く違うのですが、その点こそ彼のDJにおける幅の広さにも表れてます。

U-02ab / atnr/noine/Ximoto

Studio Ambient Session with Moog One, Prophet-10, Music Easel : Soundwalk 2025-10-10 by atnr – YouTube

実は遥か昔(15年くらい前)に何度か共演したことがあるatnrさん。
当時はミニマルテクノを作られていた記憶がありますが、現在はハードウェア機材によるエレクトロニカアンビエントを手掛けているようです。

U-03b / MAD BREAKS

Stream MAD BREAKS | Listen to MBS006: Last Anniversary! playlist online for free on SoundCloud

メキシコのサンプリング集団MAD BREAKS
サウンドやデザインひっくるめて、古き時代のアンダーグラウンド同人音楽の系譜が感じられます。
Tシャツも良い感じ。

V-13b / HYVE

Stream HYVE Vol.5 Crossfade Demo by HYVE | Listen online for free on SoundCloud

Nizikawaさん、s-donさんによるハードダンスレーベル、HYVE
レーベル名を冠したコンピレーションには現場直通のトラックの山なので、個人的に重宝しております。

V-31b / TOY LABEL

BRIDGE TYPE | TOY LABEL

国内サンプリングテクノの大ベテラン、BUBBLE-Bさんのレーベル。
面白トラックも多い一方、独自のコネクションを活かしたコンピレーションにも特徴が表れています。

あ-06a / DYNASTY RECORDS

Stream EQUINOX (Album) – Official mix by DJ Shimamura | Listen online for free on SoundCloud

かつてHardonizeにもご出演いただいたDJ Shimamuraさんのレーベル。
現行のハードコアヘッズは勿論のこと、彼の中に根深く残っているオールドスクールレイヴのマインドは、ジャンルの枠を超えて届くものがあるはずです。

う-19b / 奇廻花

【試聴用MV】RHIZOME/奇廻花 – YouTube

ASUKANAMIKIさんのレーベル、奇廻花
有機的な雰囲気を纏った優しいアンビエントを主に手掛けております。

え-15b / Good4Tune

Stream 【XFD】Good4Tune 4th EP “4mer” by ragia | Listen online for free on SoundCloud

ragiaさん、Gyousyaさんによるレーベル。
テクノトランスを主軸とした4つ打ちダンスミュージックのEPが看板作品です。

え-18a / SHIN SEKAI
え-18b / Aural Adrenaline

Stream [A2CD001] JAKAZiD – 夕焼けの余韻 (Yuuyake no Yoin) by Aural Adrenaline | Listen online for free on SoundCloud

ブースが隣同士なのでまとめてしまいますが、SHIN SEKAIAural Adrenaline、共にイギリスのハードコアレーベル。
前者はDJ SARIA、後者はJAKAZiDによって運営されています。
もちろん、共にイギリス人なので、この日のために来日するんでしょうね。

え-23a / Goldenberg Records

LC41 EP | isle,Mitinoku,Quarta330 | Goldenberg Records

ベースミュージックドラムンベースを手掛けるレーベル。
ある意味で同人音楽らしくない、深度のあるタフなサウンドを聴くことができます。

え-25a / くっつり会

spring spoilla | kuttsurikai | KUTTSURIKAI

高い純度且つ長きに渡り、同人音楽×ヒップホップの形を提示し続けているレーベル、くっつり会
HARD GU.W-C.Iさん擁するユニットmusashinoclan名義作品はサウンド、リリック双方にアニメのコンテクストが散りばめられており、初めて聴いたときはブチくらいました。

え-25b / Drainage

Stream Rose Window (XFD) by terminus | Listen online for free on SoundCloud

無機質でディープなドラムンベースを手掛けているクリエイター、terminusさんのレーベル。
精緻に刻まれた手数の多いリズムは、少なくとも同人音楽シーンにおいてかなり貴重です。

お-06b / GraphicEdition

one last look back. (808Tapes by GraphicEdition) | XFD – YouTube

リズムマシン、TR-808と合成音声ソフトを組み合わせたビートミュージックを手掛けるSuperConsoleさんのレーベル。
ダークかつシンプルなサウンドは、モノクロのデザインと非常にマッチしています。

ケ-12b / Charterhouse Records

Stream Charterhouse Records | Listen to For Tonight EP – Ueno playlist online for free on SoundCloud

テクノハウスをメインとしたカセットテープ作品を手掛けるレーベル、Charterhouse Records
何度か当連載に載せておりますが、最近はベースミュージックを含むリリースもちらほらあって個人的には嬉しい限りです。

ケ-16a / イントロダクションオブ和製ハウス

Stream イントロダクションオブ和製ハウス Extended Vol.4 crossfade long by DJ Tokunaga/ Conures | Listen online for free on SoundCloud

DJ Tokunagaさんによる、その名の通りハウスのコンピレーションをリリースしているレーベル。
多種多様なハウスのスタイルを1枚で網羅できるので、入門盤としても非常に有効です。

ケ-19a / technoA

Stream [Album Preview] Kouki Izumi, MAGPOST, 5108 – Be Like That by Kouki Izumi (Aramitama / technoA) | Listen online for free on SoundCloud

Kouki Izumiさんによるテクノのレーベル。
硬く無機質なテクノという面において、抜きん出た安定性と信頼性を感じております。

ケ-19b / 秋葉原重工

Stream AHIAL05 – HIROSHI WATANABE – Live the Life Remixes 2 by Akihabara Heavy Industry Inc. | Listen online for free on SoundCloud

何かとお世話になっているTakayuki Kamiyaさん率いるレーベル、秋葉原重工
2023年にリリースされたHIROSHI WATANABE / Live the Life Remixesの続編となる作品が予定されております。
本作もリミキサー陣の幅に驚かされました。

ケ-20b / なおk

Aphex Twin – Flim Drum Cover – YouTube

多数の楽曲にドラマーとして参加されている一方、ハードウェア機材でテクノのリズムループを作っているなおkさん。
上記の動画のように、ドラムカバーの題材としてAphex Twin / Flimを演奏しているあたり、興味があります。

ケ-23ab / wavforme

Stream new wave [DECADE] by wavforme | Listen online for free on SoundCloud

ハードダンスからベースミュージックまで、アグレッシヴなダンスミュージックのコンピレーションをリリースしているレーベル、wavforme
コンピレーションごとにテーマが明確になっているのも特徴的です。

ケ-29a / ド田舎発振器

Stream 【春M32025】Modern Flow – LocalOscillator【XFD】 by Utsuro Asagai/LocalOscillator | Listen online for free on SoundCloud

柔らかい質感を伴ったテクノを手掛けるUtsuro Asagaiさんのレーベル。
どちらかというとモダンなテイストのものが多い印象です。

コ-33a / increment

code of miracle | kokou

テクノのDJ/クリエイターであるkokouさんのレーベル。
Hardonizeの会場である早稲田茶箱を介して知り合った先輩世代の1人であり、長年のキャリアに裏打ちされた趣きのあるトラックが揃ってます。

コ-33b / Full Metal Blanket

Stream 【2025-M3秋】Portfolio 10【XFD】 by You10g | Listen online for free on SoundCloud

テクノのクリエイター、You10gさんのレーベル。
コンスタントにリリースされている『Portfolio』シリーズが看板タイトル。

コ-34a / Rolling Bassline

Stream [M3-2025秋 コ-34a] Protocol: OVERDRIVE [Album XFD] by Rolling Bassline Recordings | Listen online for free on SoundCloud

ハードダンスハードテクノにスポットを当てている新興レーベル、Rolling Bassline Recordings
今回のリリースではシュランツをテーマに掲げたコンピレーションがリリースされるようです。

コ-34b / backlashfuturism

Stream lys by vjorka (crayvxn) | Listen online for free on SoundCloud

*-Teris.さん、crayvxnさん、Renpulさん、MonarXさんの4人によるレーベル。
2000年代を彷彿とさせるレトロな質感を持ったトランス作品のリリースが予定されているようです。

コ-37b / vcfox

The Rest EP | vc fox | VC FOX

ハードウェア機材でテクノを演奏するvcfoxさん。
最近はDJも始められたとのことで、作品を追うごとに表現の幅が広くなっている印象を受けます。

サ-04ab / ダシマキレコード

Stream 【XFD】J-SCHRANZ11 -SAMURAI- by TKG – SCHRANZ | Listen online for free on SoundCloud

海外レーベルからのリリース経験も豊富なシュランツのクリエイター、TKGさんのレーベル。
現地から第一線に立つアーティストを招いて制作された作品が多く、最もフレッシュな形で現行のシュランツを提供している存在と言えるでしょう。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週10月21日は774Muzikさんが担当します。

では。

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