2024/12/7(sat) Hardonize #48 at waseda sabaco

みなさま、こんにちは!
「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルとともにお届けする
ハードテクノパーティ「Hardonize」です!

Introduction

16年目のHardonize年内最終回、クラブミュージックの前線で活躍するパワフルなお二方をお呼びいたしました。

一人目は、様々なジャンルを取り込んだプレイスタイルでフロアを盛り上げるAkuaMarine氏。HARD DANCE MUSIC PARTYとして海外からもゲストを招聘してハードダンスミュージックシーンを盛り上げるパーティ「ENIGMA」のレジデントDJとしての活動や、渋谷Another Dimensionにて開催されているHard Houseにフォーカスを当てた「SOSEI」等をオーガナイズし、多方面で活躍中。

そしてお二人目は、2012年に発足し、あらゆるジャンルのダンスミュージックを中心としたリリースで現在のクラブミュージックシーンの重要レーベルとしてピックアップされているレーベル「TREKKIE TRAX」主宰Carpainter氏。自身のレーベルからの楽曲リリースに加え、国内外問わず多数のDJ出演を精力的に行っており、活躍の場を広げている。また、90年代の所謂ハードテクノにも造詣が深く、多数のDJ出演経験に裏打ちされたスキルと幅広い知識によるプレイに注目したい。

様々なジャンルの経験を持ちつつもテクノでのプレイ経験の多いお二方をお招きした6時間。ゲストのお二方によるそれぞれの解釈によるハードテクノセットとレジデントメンバーによるハードテクノのクロスオーバーをお楽しみに。

Event Info

Date/Time

2024/12/7(Sat)
OPEN: 15:00
CLOSE: 21:00

Venue/Place

sabaco music&cafe(Waseda,Tokyo)
〒162-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目1−19 YKビル B1F

Entrance

2,000JPY/1d

■優先入場登録について

下記Googleフォームから「優先入場の登録」を受付致します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdBI6aDhm9PEgyhvdf4qBjjJAeTcKJBIqIAXuFe0LV2y6ozxA/viewform

フォームより予約を入れていただいた方は当日の入場確約となります。
予約分の受付上限人数に達し次第、予約分の受付終了となります。
お早めのご登録をお願いいたします。

当フォームから予約を行わない場合でも当日入場も可能ですが、
フロアのキャパシティが定員に達し次第、当日分の入場ストップとなり入場規制を行います。
その際は退出者の人数に合わせての入場可能となりますのでご了承ください。

■注意事項

・会場内・会場外路上は全面禁煙となります。ご了承下さいませ
・開催と入場制限につきましては茶箱ハウスルールに準じます
・体調の優れない方、不安に感じられている方はご来店をお見送り頂ますようお願い申し上げます
・開催、入場ルールの変更がある場合にはHardonize公式Twitterアカウントからアナウンスを行います

■Hardonize#48 Guest DJ(Alphabetical order)

AkuaMarine (ENIGMA/ midnight incite / SOSEI)

2015年より活動を開始。
ハードな4つ打ち音楽を愛し、UK Hardcoreをはじめ、Drum’n’Bass、Hard House、 Hard Techno、 Psychedelic Tranceなど多彩なジャンルの音楽をプレイの中に取り込むスタイルが特徴的。
フロアが求める音楽に柔軟に対応しながらも、自分のスタイルを曲げずにオーディエンスを魅了するプレイは一見・一聴に値する。
2017年から2018年にかけて、大学生/専門学校生のDJやトラックメイカー、及びそのサークルを結集させたクラブイベント「ASSEMBLE」を発足・運営。2018年にHARD DANCE MUSIC PARTY「ENIGMA」に加入。2019年7月からは、ナイトパーティへの足掛かりとなるようなラウンジパーティ「midnight incite」を、2022年3月からはHard Houseにフォーカスを当てた「SOSEI」を発足し、さらなる活動を展開している。

Carpainter (TREKKIE TRAX)

横浜在住のTaimei Kawaiによるソロプロジェクト。テクノやベースミュージックといったクラブサウンドを軸に制作し、自身の主宰するレーベル <TREKKIE TRAX>を中心にリリースする個性的な楽曲は国内外問わず高い評価を得ている。

2016年には仮面ライダーエグゼイドの主題歌である「三浦大知 – EXCITE」の作曲・編曲を共同で手掛け、同楽曲はオリコンシングルチャート1位記録し、日本レコード大賞も受賞した。また、気鋭女性シンガー「MATSURI」の楽曲を全てプロデュースし、同アーティストのデビュー楽曲「金魚すくい」は地上波ドラマの主題歌としても抜擢されている。

あわせて、Porter Robinson、m-flo、tofubeatsといったメジャーアーティストへのRemix提供や、モンスターハンター、ストリートファイター、鉄拳、グランブルーファンタジーなどの人気ゲームへの楽曲やRemixの提供、また人気マンガ家「浅野いにお」がキャラクターデザインを務めた映像作品「WHITE FANTASY」では全編において楽曲を提供した。

その勢いは国内だけにとどまらず、<LuckyMe>、<Moveltraxx>などのイギリスの音楽レーベルや、アメリカの<Mad Decent>や<Sable Valley>、カナダの<Secret Songs>などからもリリースを行ない、イギリスの国営ラジオ局 <BBC Radio1>や<Rinse.fm>、<Reprezent Radio>でも楽曲が日夜プレイされている。また中国や韓国、アメリカ、オーストラリアでのDJツアーも敢行するほか、ライブ配信サイト <BOILER ROOM>の出演も果たしている。

ほかにも、m-floの☆Taku Takahashiが主宰する日本最大のダンスミュージック専門インターネットラジオ局「block.fm」では、レーベルメイトと手がけるプログラム「TREKKIE TRAX RADIO」のパーソナリティも担当しているなど幅広く活動している。

■Hardonize Resident DJ

774Müzik (Club VIP)

774
2005年、DJ活動を開始。活動初期より一貫してHard Techno、Funky Technoをプレイ。DJ活動の傍ら精力的に楽曲制作を行い、2011年には自身主宰レーベルKinetic Drumsを立ち上げ。2012年にはAndy Richmond主宰のHard DanceレーベルDirty Stop Outsより2曲のリミックスワークがリリースされるなど、活動の幅を広げている。尊敬するアーティストは槇原敬之とJeff Mills、好物はプリンモンブラン。

Sango

ArtistPhoto_Sango
2004年7月よりDJ活動を開始。茶箱@早稲田を活動の拠点として都内各所に出没。選曲・精度・流れという三要素に重きを置いたMIXスタイルをモットーに、数多くのイベントで安定感のあるプレイを披露している。ハードテクノ・ハッピーハードコアと極端なジャンルでの活動が多い。「インターネット寄りのDJ」としての面もあり、2ch発祥「ClubVIP」での活動も行っていた。ニコニコ動画においても早々にMIX動画を多数投稿し、特にミキサー操作を解説した動画は現在も若手DJの教材として重宝されているらしい。好きな言葉は「フルレングス」と「セパレート」

TAK666


TRAKTOR DJと邂逅したことで2005年よりラップトップを用いたDJ活動を開始。
それなりに色々なパーティーに参加したり
異種雑食系パーティー『Cradle to Grave』をオーガナイズしたりして今に至る。
核にある音はロックだが単一のジャンルに絞ることはせず、
こと電子音楽に於いては『Disco, Rave & Bassline』を3大テーマに掲げて
テクノ、ハウス、トランスからブレイクビーツ、ドラムンベース、
ダブステップ、ハードコアに至るまで幅広くカバー、
それらジャンルの境界を容赦無く超えていくプレイを好む。2011年よりその年にリリースされたトラック5曲のみで
MIXを録ってアーカイブする企画『5TRAX』の企画運営を実行、
また時期を同じくして6時間B2Bと云う実験的な試みにも参加し、
2015年にはDJ歴10年と云うことで10時間のロングアワーズを達成するなど
此方とも彼方ともつかない方向へ向かって歩を進めている。hideは神様。掘骨砕三作品は永遠のバイブル。
ミルクティーが主食。クロスバイクが愛車。好きな言葉は『1クレ50円』。

http://www.tak666.com/

yuduki


レコード店の店員&バイヤーを池袋と柏にて9年間務め、その間で培った知識とセンスを元にDJをスタート。叩きつけるようなハードテクノを主軸としながらも、華やかになるような心地の良いハードグルーヴ、更には強烈なベースが炸裂するテックダンスといった様々なジャンルを織り交ぜるプレイスタイルで関東圏内を中心に活動を行っている。2008年から早稲田茶箱にてハードテクノを中心とし、周辺ジャンルをも巻き込んでDJ各々のハードテクノを表現するパーティ「Hardonize」をオーガナイズ。2020年以降のコロナ禍では主戦場とするハードテクノ以外にもDeep Techや声優楽曲のDJ配信などにも参加し、常に「グルーヴ感」を大事にしたDJでプレイの幅を更に広げている。

好きな言葉は「太いボトム・重いキック」。

■VJ Crew

KNOCKHEADZ


新作テックトランス特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/10/10

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知1】

次回Hardonizeの情報が公開されました。

2024/12/7(sat) Hardonize #48 at waseda sabaco | Hardonize web

ゲストにはAkuaMarineさんとCarpainterさんの2名をお招きしてお送りします。
両名ともテクノハウストランスは勿論のこと、ベースラインドラムンベースハードコアに至るまで数々の音楽に精通し、毎夜様々なパーティーを渡り歩いている腕利き同士です。
その一方でハードテクノにもちゃんと造詣が深いので・・・というか2人ともHardonizeレジデントより若い世代の方々に当たるのに、『なんでその曲知ってるの!?』『なんでその盤持っているの!?』といった感じに深すぎて引くこともしばしばある2名なので、
その豊富なナレッジや独自のセンスからどういったプレイが紡ぎ出されるのか、非常に楽しみです。

むしろ我々も彼らに先輩としての風格を示せるのかという観点で別の緊張感が漂っている回であるとも言えます。
分かっているんですか同世代に刺さるブートレグばっかり作ったりかけたりして喜んでいる人

日にちは12月07日(土曜日)、15時からとなります。
場所はいつもの早稲田茶箱にて皆様のご来場をお待ちしております。

【Spotifyプレイリスト】

Spotifyプレイリストの09月分が公開されております。

当連載でピックアップしたハードテクノをメインとするトラックをプレイリスト化したもの。
自分は前々回紹介したハードミニマルと、前回紹介したハードアシッドをリストインしております。

是非お楽しみください。

【告知2】

来週末19日に開催される、以前Hardonizeにご出演頂いたBishamonさんが主宰するパーティー、Terrordome Vol.45に出演致します。

これまではテクノ×ハードコアをコンセプトとして掲げていたパーティーですが、今回はハードコアのみにスポットが当たった回になる模様です。
前回の告知でScott Brownに対する印象を語った通り、自分もハードコアに対して思い入れがあるので、最新トラックから昔の曲、周辺ジャンルまで含めて持って行こうと考えております。
余談ですが、自分が初めてクラブという場所に行った時に衝撃を受けたジャンルも、初めて買ったヴァイナルもハードコアですし、タイトルも双方ハッキリ覚えています。

愉快な高速音楽好きの方は是非お越しください。

【告知3】

予てよりお伝えの通り、20年以上続いているハードコアの老舗パーティー、HAPPY DYNAMITEにて、
30年以上もの間シーンのフロントマンとして立ち続けているScott Brownがイギリスから来日、そのサポートとしてSangoさんと僕でB2Bを行います。

同フロアには次回HardonizeゲストのAkuaMarineさんや、以前Hardonizeにご出演頂いたDietraxさん、メインとなるフロアにもDJ ShimamuraさんやDJ DEPATHさんなど、様々な方々が一堂に介するお祭り的な回。
パーティーとしてのメインジャンルはハードコアですが、フロアによってはその他の音楽にもスポットが当たりますし、我々も各種ハードテクノを用意して臨む心構えでおります。

紛れもなく貴重で贅沢な一晩なので、是非お越しください。

【告知4】

ありがたいことに現在のところ準レギュラーとなっている日本酒にスポットを当てたパーティー、¡¡SAKE!! vol.5に出演致します。

当日は出演者が一押しの日本酒を持ち寄り、ご来場者はどなたでも飲めるようなシステムになっております。
出演者には我らが早稲田茶箱の店長エージさんや、錦糸町の日本酒飲み放題バー、LITTLE SAKE SQUAREの店長mizmさん、あとお馴染みTakayuki Kamiyaさんなども並ぶ、ジャンルレスなパーティー。
自分は毎回やることを変えて臨んでおりますので、今回もタイムテーブル次第で主催者をベロンベロンにさせようと画策しております。
まぁあの人放っておいても勝手にベロンベロンになるんですけど。

お酒と音楽が好きな方は是非お越しください。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。
ちなみに、年始は3回に渡ってフリーダウンロード特集を行っておりましたので、ご興味のある方は是非ご参照ください。(1) / (2) / (3)

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるのはハードテクノに近接するサブジャンルの1つ、

テックトランス

になります。

特別連載に於いては第9回に取り上げたテックダンスと呼ばれる音楽に近い、テクノの要素を取り入れたトランスのサブジャンルになります。
この音楽にスポットを当てた特集は過去6回(※)行っており、比較的コンスタントに取り上げているサブジャンルだったりします。


新作テックトランス (2023年09月版)
新作テックトランス (2022年09月版)
新作テックトランス (2022年03月版)
新作テックトランス (2021年09月版)
新作テックダンス / テックトランス (2021年03月版)
新作テックダンス / テックトランス (2020年04月版)


最近急速に話題に上がってきた感じのある歌舞伎町の廃墟イベントスペース王城ビルで先日テクノにスポットを当てたパーティーが開催されたので、社会科見学がてら行ってきた次第なのですが、
そこでトリのMorphonicsさんがハードテクノハードハウステックトランスハードダンスを良い感じに跨ぐプレイをしていたため、
この手のサウンドを改めてチェックしようと思い立ち、その成果の一部が今回の内容となります。

あと今週末13日に新宿ZEROTOKYOにて行われるパーティーにてSimon PattersonJohn Askewという、このジャンルを牽引している2大巨頭が揃って来日しますので、その予習も含めて。


Simon Patterson & John Askew at ZEROTOKYO | ZEROTOKYO | Shinjuku Kabukicho

Karen Overton / Your Loving Arms (Simon Patterson Extended Remix)

Karen Overton – Your Loving Arms – Simon Patterson Extended Remix | Spotify

今月初旬のリリース早々、Beatportのセールスチャートトップ10にリストインした曲。

Karen Overton – Your Loving Arms (Simon Patterson Extended Remix) [Armada Music] | Music & Downloads on Beatport

John Askew / UFO

John Askew – UFO | Spotify

形容し難いインパクトのあるシンセをメインに据えた最近リリースの中でも特に気に入っている曲。

John Askew – UFO (Extended Mix) [VII] | Music & Downloads on Beatport

というわけで、ここ1~2ヵ月の間にリリースされたテックトランストラックについてピックアップしていきます。
では、新作テックトランス紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Kaspar / Levitate

Kaspar – Levitate | Spotify

ドイツのプロデューサーKasparによるテクノ
重心の低いボトムにサイバネティックなシンセリフが断続的に乗ったトラック。
程良い緊張感がずっと張り付いており、ピークタイムに向けた布石として使うのが似合う気がします。

Kaspar (DE) – Levitate (Original Mix) [Terminal M] | Music & Downloads on Beatport

Moxia / Focus

Moxia – Focus | Spotify

フランスのプロデューサーMoxiaによるテクノ
ヘヴィーウエイトなリズムにアシッド、フーバーやスタブのようなレイヴを感じさせるサウンドが散りばめられたトラック。
煌びやかな感じではないですが、ピークタイムにもしっかり仕事をしてくれそうな攻撃力があります。

Moxia – Focus (Original Mix) [Replicate Records] | Music & Downloads on Beatport

FJAAK / Mechanic Love (Miss Kittin & The Hacker Remix)

FJAAK – Mechanic Love – Miss Kittin & The Hacker Remix | Spotify

フランスのプロデューサー同士、Miss KittinThe Hackerによるテクノ
彼らは1990年代後期にエレクトロクラッシュのヒット曲を連発した黄金コンビとして広く知られている存在です。
一方、ドイツのプロデューサーユニットFJAAKが手掛けた原曲は荒々しく太いビートにジュリアナ/デステクノを彷彿とさせるシンセが乗った超ド級のインパクトを誇るトラック。
当時ヨーロッパのダンスミュージックシーンの最前線にいた伝説的ユニットが、現行のトップクリエイターの楽曲をリミックスしている、非常に重みのある作品です。

無機質で規則的なビートの上にスタブや声ネタが断続的に配置された、レイヴの妖しい雰囲気を纏った内容。
ピークタイム向きではないですが、同時に鳴らされている音数が少ないのを活かして昔の曲との接点を図ったり、リズムチェンジ要員に使ったりと、使い方がDJに委ねられているタイプの曲です。

FJAAK – Mechanic Love (Miss Kittin & The Hacker Remix) [FJAAK Recordings] | Music & Downloads on Beatport

Mogze, Dictiondj / Jamaican Techno

Mogze, Dictiondj – Jamaican Techno | Spotify

イギリスのプロデューサーMogzeによるテクノ
2012年にリリースされたハードスタイルDictiondj / Jamaicanのリメイクになります。
前のめりなリズムの上に原曲の特徴的なラップを用いるどころか、それをアシッドシンセでなぞったものがメインリフとして用いられております。
正直、あんまりジャマイカ感はないですが、インパクトとアイディアの光るトラック。

Mogze, Dictiondj – Jamaican Techno (Original Mix) [Fatal Energy Records] | Music & Downloads on Beatport

Mindscape, DSTRTD SGNL / Genetic

Darkest Hour – Spektre, Marie Vaunt | Spotify

ドイツのプロデューサーユニットDSTRTD SGNLによるトランス
1997年にリリースされたトランスMindscape / Geneticのリメイクです。
ややローファイなリズムに原曲の柔らかいシンセリフを起用したディープ/ミニマル感の強いトラック。

DSTRTD SGNL前回のハードアシッド特集で取り上げたCocain, Bitches & Strawberries (Bass Mix)のようなハードな作品以外にも、こういった緩やかな作品も手掛けている起用なアーティストです。

Mindscape, DSTRTD SGNL – Genetic (Original Mix) [Time Unlimited] | Music & Downloads on Beatport

Adam Mohican / Harsh

Darkest Hour – Spektre, Marie Vaunt | Spotify

イギリスのプロデューサーAdam Mohicanによるテックトランス
メインリフとして用いられているのはアシッドシンセですが、ブレイクでアフリカの楽器が使われたり、メインリフの裏にうっすらブラスのサウンドが敷かれていたり、音使いが面白いトラック。
リズムもグルーヴを意識したメインリズムと、ハードダンスの叩きつけるようなハードなリズムをパートごとに使い分けており、遊び心満点の内容です。

Adam Mohican – Harsh (Original Mix) [D] | Music & Downloads on Beatport

Oscar Anzo / Elated

Oscar Anzo – Elated (Extended Mix) [RADIATION RECORDINGS] – YouTube

メキシコのプロデューサーOscar Anzoによるテックトランス
グルーヴ感と密度のあるベースフレーズを軸に据えたリズムに、幾重にも重ねられたシンセサウンドが質実剛健なテックトランスという印象を与えてくれます。
ブレイクはトランスを踏襲した開放感のある煌びやかなシンセが起用されており、今回取り上げるトラックの中ではテーマに対して最も直球ストレートの部類です。

Oscar Anzo – Elated (Extended Mix) [Radiation Recordings] | Music & Downloads on Beatport

Ryan K, Brendan Bartels / DiscoTek

Ryan K, Brendan Bartels – DiscoTek | Spotify

イギリスのプロデューサーRyan Kと、アメリカのプロデューサーBrendan Bartelsによるテックトランス
僕はディスコがタイトルに冠してあるトラックはとりあえず聴いてしまう病にかかっておりますが、イマイチどの辺りがディスコだったのか判別できませんでした。
ブレイク以降のメインリフは黎明期のトランスっぽい、レトロなサウンドにはなっておりますが、それのことかしら。

ただ、それ以上に印象的なのはリズム。
サイケデリックトランスのような連続的なグルーヴのもの、ハードハウスのような裏打ちのベースによる跳ね感を演出したもの、ハードダンスのような圧の強い叩きつけるようなものをパートによってスイッチさせながら展開していく、非常にテクニカルなものになっています。

Ryan K, Brendan Bartels – DiscoTek (Extended Mix) [Nocturnal Knights Fusion] | Music & Downloads on Beatport

Everlight / Sprites

Everlight – Sprites | Spotify

イギリスのプロデューサーEverlightによるテックトランス
パーカッションリズムまで採用した密度と疾走感の強いリズムに、不思議な感じも受けるヒプノティックなシンセが乗ったトラック。
リズムがあまりにもハードグルーヴっぽいと思ってしまいますが、ウワモノを合わせるとなると非常に難しく、かといって一般的なテックトランスとも距離があるように思える変な曲。
逆に、飛び道具要員として使うのであれば双方に対して大きな存在感を発揮してくれるでしょう。

Everlight – Sprites (Original Mix) [Blacknet] | Music & Downloads on Beatport

Amaru / Underground Depths

Amaru – Underground Depths | Spotify

アルゼンチンのプロデューサーAmaruによるテックトランス
ベースの太いハードなリズムにレイヴスタブとアシッドシンセ、とくればハードダンス好きには大抵刺さるだろうと勝手に思っております。
無論、僕もその1人です。
ハードダンス~近年のハードテクノまで幅広く使えそうな仕上がり。
それこそMorphonicsさんは絶対好きそう。

Amaru – Underground Depths (Original Mix) [Fatal Energy Records] | Music & Downloads on Beatport

【次回】

そんなワケで今回はここまで。
今回、告知とか前置きの部分で紹介したところもあってかなりのボリュームになりましたね。

次週10月15日は774Muzikさんが担当します。
では。

続きを読む


10月前半のハードテクノ新譜特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2024/10/8

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

お知らせ


先日、次回Hardonizeの出演者情報が公開されました。

STERLING MOSSの来日も記憶に新しい「ENIGMA」のレジデントDJやHard Houseにフォーカスを当てた「SOSEI」等をオーガナイズするAkuaMarineさんと、精力的な楽曲リリースはもちろんのことDJプレイでも国内外問わずに活躍している「TREKKIE TRAX」主宰Carpainterさんのお二方をお呼びいたしました!!両名とも様々なジャンルで活躍しつつ、ハードテクノもしっかり抑えている信頼のお二方です。2024年の最後もハードテクノで楽しんでいきましょう!

今回も事前予約受付中です。何卒。
▶Hardonize #48 参加予約登録フォーム

近況

先週土日は会社同僚の結婚式で鳥取まで行って来ました。ちなみに鳥取県は初上陸。

結婚式3次会終わった後にホテルの真裏の箱でやっていたクラブイベント「今宵、ダンスを 第四夜」に行き、2時まで遊ぶというおおよそ10時間ぐらいの連続飲酒行為と初日からトップスピードで駆け抜けましたが、なんとか二日目も海鮮丼を食べたりぼんやりとしながらも元気に過ごすことが出来ました。
アミノバイタルGOLD、よいとき、マツキヨ胃薬の三種の神器で目覚めも快適、今後も頼りにしています。
密度濃い二日間でした。

今週のピックアップ

体調悪くて&時間が足りずでコメントまで行き届かなくてすいません!体調管理徹底します!!!

Sosa Ibiza, Dalosy / Peninsular

Flav / The Anthem

Eme Kulhnek / Context 005 Bruno Caro Remix

The Sixth Sense / The Last Robot

SLV (DE) / That Night

ALLFIVE / Everybody

JBLLSTRS / Travellers

Rich Coote / Exoplanet

以上、今週のおすすめハードテクノでした。
次回更新は木曜日、担当はTAKくんです。