Hardonizeレジデントが交代でお勧めのハードテクノを紹介するこの企画、本日はわたくしSango。
前回が夏らしいトライバルハードグルーヴを中心に紹介したのでそれとは対極的に、しっとりというか渋めというか、そういう楽曲を今回は紹介していきたい。セットの序盤戦だったり後半戦だったり、そういう所にスッとこういう物を入れてみるというのは面白そうであります。
DarBian / No More Rubbish in My Mind (Original Mix)
DarBianことDario BianKiが2011年に立ち上げたWaste Music Busters(凄い名前…)からのリリース。イントロ辺りではキックもポツポツとした点っぽい鳴りだし「お?今っぽいミニマルテクノ?」とか思っているとハードグルーヴ…にはならずにブレイクで小粋なオルガンシンセが鳴り、手拍子が入り「あっそういう感じ…」となるのです。よくわからんがシャレオツなテクノと言ってしまうとそれまでだけど。シャレオツテクノです。ビールで言うとギネス。
Waste Music Busters – http://www.wastemusicbusters.com/
Rennie Foster / Disk of Dust (Original Mix)
Rennie Foster!ミスターRF!以前からちょくちょくとMIXで楽曲を使わせて貰っていて、終盤戦に入れると、ああーパーティ終わるんだなー感を出せる。RFはどの曲も素晴らしいんだけど自分の名前でサーチしてるのか、Youtubeに上げたHardonize Radioのセットリストに反応して「俺の曲使ってくれてサンキューな!」ってコメントくれるナイスガイでもある。人格者。惚れるぜ。
Secam / Swallow (Remastered)
ベルリンのKonsequentレーベル所属…ってことでいいのかな。リマスターということで過去にアナログが出ているんだろうけどその情報はちょっとわからんちんでした。まあリマスターで高音質のものが手に入るならそれでよし。
Groovedealer / Deep Runnings (Original Mix)
序盤の所がUnderworldのDark Trainに似ているのでイントロドンが好きなテクノ勢は「おやーーー???」って感じになるんだけど、残念違います的なやつ。リズム隊はハードグルーヴと言って差し支えないけどもウワモノが派手になりすぎないので前半戦でちょっと熱をこめていきたい所から入れてく感じかな。フェードイン・フェードアウトな感じで次の曲に繋げていきたい、ゆっくり繋げたい曲。
G-Prod / Alpha Centauri (Original Mix)
David GaugainとNicolas Gaugainというフランス出身の兄弟のプロジェクトがG-Prodなんだそうで、曲調はデトロイトテクノ風味が強めというかデトロイトテクノって言っちゃってもあんまり問題ないんじゃないですかね…という淡々とシンセ。最近のホットな話を絡めていくと、ビートマニアやリアニでもお馴染みヒロワタさんとか好きな人はスッと入るんじゃなかろうか。
次回更新は8月2日火曜日、Yudukiくんです。