「 2023年05月 」一覧

今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/5/30

こんばんは774muzikです。

先日の土曜日、夕方にあまりにも眠かったので少し寝ようと思ってベッドに寝ころんで、目覚めたら日曜の朝4時でした。。。
どうやら体感以上に疲れが溜まっている模様。おじさんですからね。
以上、近況。

さて本題ですが、まあいつも通りですが、最新のリリースからオススメどころをポチポチと。

Veiga – Party People (Original Mix)

Jackin Houseジャンルから1曲。
細かいギミックが気持ちいいディスコハウス。
早回ししてテクノと合わせたいですね。

David Moleon – Jessica rework (rework)

曲名とかアーティスト名全く見ずにバシバシ試聴してたら「なんこれヤバ・・・!?」ってなった曲。
まあアーティスト名見て「あーね(納得)」ってなるわけですが。
めちゃカッコよい。

Schvartz Man – El Mundo (Original Mix)

ウワモノはあるんだけど、主張しすぎてなくて素敵。
ピーク付近で使いたい印象。

Almir Ljusa – Patterns 20.2 (Original Mix)

安定のAlmir Ljusaによる円熟味あるトライバルハードグルーヴ。
めちゃ使いやすそう。

Matt Krilert – Fun Drums Part 1

シンプルなトライバル。
いいですね、このツール感。
しっかりハードで、かつどんな曲とでも親和性ありそうなユーティリティプレイヤーですね。

Jason Maze – I like India (Original Mix)

その名のとおり、インドなボイスループがひたすらループする怪作。
飛び道具的ではあるけど、キックもしっかりしていて、ちゃんと働いてくれそう。

Homma Honganji – Melomaniac (Original Mix)

試聴していて「おっ・・・!いいね!」と思ったら本間本願寺先生のリリースでした(笑)
プログレッシブな清涼感あるシンセが気持ちいいんだけど、ボトムはしっかり本間さんのそれ。
Mixの終盤で多幸感煽っていきたい時に良さそう。

Homma Honganji, Sandro – New Kiss (Sandro Mure Remix)

同一リリースからもう一曲。
こちらはSandro Mureによるリミックス。
もちろん原曲も良いんですが、このリミックスはビシバシとツボ全押ししてきたので、こちらをチョイス。
この美しさは最高。パーティの締めで使いたい。

ということで本日はこの辺りで。
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします。ではー。


【特集】Hardonize#44 プレイリストピックアップ - Resident’s Recommend 2023/05/25

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【近況】


レジェンドの前でレジェンドに生き恥を晒されました。

【Hardonize #44 無事終了】

先々週はHardonize #44でした。
お越し頂いた方々、お聴き頂いた方々、本当にありがとうございました。

15周年イヤーの第2回目としてATTさんTAKAMIさんBUZZ×3レジデント両名をお迎えした回でしたが、両者とも我々が見てきた大先輩としての威厳とスキルに溢れたプレイで非常に眼福でした。
ATTさんのグルーヴキープ力が冴えまくっていた不協和音やブレの一切ないストイックなハードグルーヴセットは聴いてて痺れましたし、
TAKAMIさんのシリアスな最新トラックと往年のテクノアンセムを使い分ける現場主義のテクノプレイもめちゃめちゃ参考になりました。
奇遇なことにパーティー直前の担当回で取り上げたMembers Of Mayday / Mayday Anthem (Thomas Schumacher Remix)がかかり、フロアが爆沸きしたのは非常に面白かったですね。
(本人曰く、『05月だから!』)

おそらくですが、今年中にもう1回くらいHardonizeの開催があると思います。
15周年イヤーとしてそちらもバッチリ準備を進めてまいりますので公表までしばしお待ちください。

【告知】

来週06月03日の15時より日本酒とクラブミュージックをテーマにしたパーティーに出演致します。


オールジャンルのパーティー。
出演者が日本酒を持ち寄り、自身も飲んだくれつつ来場者に振る舞います。

日本酒飲み放題バー兼イベントスペース錦糸町LITTLE SAKE SQUAREの店長mizmさん
ご存知我らが早稲田茶箱店長エージさん
1990年代よりドイツと日本のアーティストを繋げる仲介者としてテクノシーンに大きく貢献し、テクノ外交官と呼ばれた大レジェンドTobyさん
20年以上も続いている老舗ハードコアパーティーHAPPY DYNAMITE主宰DJ Champさんなど、各シーンのベテランたちが集っている豪華な一晩。
お気に入りの音楽と日本酒を探しに是非お越しください。

【Hardonize #44 トラックリスト】

さて、自分はこの日トップバッターを務めました。
トップバッターというのはそのパーティーの胎動を担う役割であり、言うなれば無音とそのパーティーがコアとしている音をどのように繋ぐかといった気持ちで毎回臨んでおります。
なので、暴れん坊とかレイヴ野郎とか呼ばれがちですけど、こういう時はあんまりおふざけしないことの方が多かったりします。

大まかにはディープベースブレイクス非4つ打ちテクノ速めミニマルテクノメロディアスハードテクノ
特に序盤はジャンル不定形なトラックを結構使いました。

全容はこちら。

No Artist Trackname Link
01 Re:fill Impulse (SofaTalk Remix) Beatport
02 Sarayu The Bag Beatport
03 Peverelist Pulse II Beatport
04 Kincaid On Hands Beatport
05 Sister Zo The Devil Beatport
06 Burland Untitled 140 Beatport
07 Daniel Haaksman, Malaguera Momotombo Beatport
08 3Phaz Shoulder Dance Beatport
09 Drumheller Barracuda Beatport
10 Cocktail Party Effect Fixing the Roof Beatport
11 Pugilist Circuit Breaker Beatport
12 Ana Rs Take Me There Beatport
13 Rox Eclipse Beatport
14 Altinbas Elements Beatport
15 THIRD WIFE 7 AM Beatport
16 Hertz Collision Next One Beatport
17 Antic Soul Mangrove Beatport
18 23.4 Legacy Beatport
19 SHIN NISHIMURA KEEP ON DISCOTHEQUE 試聴なし
20 ryoh mitomi haru-kaze YouTube

例によって数曲かいつまんでご紹介します。

【曲紹介】

03 / Peverelist / Pulse II

Pulse II (Original Mix) by Peverelist on Beatport

イギリスのプロデューサーユニットPeverelistによるベースミュージック
穏やかなパッドシンセを強調しつつも深めのベースとトライバルなパーカッションリズムが特徴的なジャンル不定形音楽。
上述の通り、無音の状態から徐々に音を足していくプレイを目指していたのでこういう音の隙間が多いトラックは使いたくなりますね。

05 / Sister Zo / The Devil

The Devil (Original Mix) by Sister Zo on Beatport

イギリスのプロデューサーユニットSister Zoによるベースミュージック
不穏なシンセと深いベース、そしてトライバルなパーカッションリズムが呪術的な雰囲気を醸し出している曲。
前述の3曲目辺りからパーカッションリズムをキーにして繋いでおります。
キックのパターンこそ非4つ打ちなのですが、裏打ちでハイハットが鳴っている辺りは4つ打ちに通ずるところもあるなと思うところで目に留まりがち。

07 / Daniel Haaksman, Malaguera / Momotombo

Momotombo (Original Mix) by Daniel Haaksman, Malaguera on Beatport

ドイツのプロデューサーDaniel Haaksmanがチリ出身のシンガーMalagueraを迎えて作られたブレイクス
ほぼほぼ太鼓の音とボーカルで構成されたガチンコトライバル。
太古より受け継がれしプリミティブなダンスミュージックと言っても過言ではないでしょう。
でもリリースは今年。

08 / 3Phaz / Shoulder Dance

Shoulder Dance (Original Mix) by 3Phaz on Beatport

エジプトのプロデューサー3Phazによるブレイクス
テクノっぽい質感のキックに規則的なリフが乗っており、ようやくテクノに接近しようかなという意思も込めて使いました。
でもトライバルリズムは遵守。
そのミスマッチさも含めて全体的にシリアスな雰囲気を漂わせているものの、この曲のブレイク以降に入ってくる笛っぽい音のリフからどうしても可笑しさを感じてしまう変ミュージック。

10 / Cocktail Party Effect / Fixing the Roof

Fixing the Roof (Original Mix) by Cocktail Party Effect on Beatport

ドイツのプロデューサーCocktail Party Effectによる非4つ打ちテクノ
一貫して歪んだ無機質なリズムが鳴り響くアグレッシブさと冷たさが同居したスタイルの曲。
今回自分は非4つ打ちと4つ打ちのリズム間の橋渡し要員として使いましたが、テクノの流れで変化球的に使う方がしっくりくる場面が多そうです。

余談ですが、Cocktail Party Effectのプレイはこの手のジャンル不定形且つ無機質な音が多く含まれているのでかなり参考になります。

12 / Ana Rs / Take Me There

Take Me There (Original Mix) by Ana Rs on Beatport

モンテネグロのプロデューサーAna Rsによるテクノ
オーセンティックなテクノのリフを主軸にしたループ感の強く出ているスタイルの曲。
ビートがちょっとヒネた4つ打ちという感じなので、これもまたリズム間の橋渡しとしては適材と言えます。

14 / Altinbas / Elements

Elements (Original Mix) by Altinbas on Beatport

ベルギーのプロデューサーAltinbasによるテクノ
ローファイなビートにシンプルなシンセのリフという非常にディープでミニマルな構成。
ややハイハットが前のめり且つテンポも少し速いので、遠くの方にハードテクノを感じることができるのも個人的ポイント。

メシで例えると昔ながらの中華そばみたいな味わいがあります。

17 / Antic Soul / Mangrove

Mangrove (Original Mix) by Antic Soul on Beatport

ドイツのプロデューサーユニットAntic Soulによるテクノ
前回担当回でも取り上げた浮遊感のあるパッドが特徴的なトラック。
ウワモノから穏やかさを感じる一方、ビートはしっかりと現行テクノの強度に仕上がっているので機能性抜群です。

20 / ryoh mitomi / haru-kaze

Ryoh Mitomi – Haru Kaze – YouTube

日本のプロデューサーryoh mitomiによるメロディアスハードテクノ
Hardonizeに於ける春の風物詩。そして今回もVJのSTCnさんの反応感度抜群でした。
小気味良いハイハットに主張の強いグルーヴィーなベースにオルガンライクなシンセがドラマティックに展開する国産ハードテクノの隠れた名曲。
一生忘れないハードテクノ特集でも挙げた通り、この路線に於いては堪らなく好きな曲です。

【まとめ】

以上、Hardonize #44プレイリストをお送りしました。
全体的な雰囲気としてはストイックさを一貫したものの、リズムやウワモノなどの振れ幅は持たせたような内容になれたかと思います。
派手なサウンドやサンプリングのスタイルも勿論好きなのですが、こういうズブズブに沈んでいく曲も好きで集めている一方、あまりプレイする機会がなかったりするので今回やりたかったことの1つでした。
この手のトラックも速度的にはハードテクノと遜色ないものが多数リリースされていたりするので、それこそ前回の連載担当回新作仄かに旋律を感じるテクノ辺りを足掛かりに触れて貰えると嬉しかったりします。

そんなワケで今回はここまで。

次週05月30日は774Muzikさんが担当します。
では。

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