こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。
気付けばもう来週に迫った『Hardonize#25』。
ゲストにKAN TAKAHIKOさんとDJ DEPATHさんをお招きしており、2人のバックグラウンドからハードテクノ以外にも近い音楽で面白いものを挙げようと云うのが前回記事、前々回記事のコンセプトでした。
テクノパーティーに於いてこのゲスト両名の組み合わせは珍しいと自負しておりますが、一方でそれ以外の音楽、特にハードコアのパーティーに目を向けると数々の現場で共演されているわけであります。
となれば今回はハードコアに深く縁のあるこの人を紹介します。
界隈で名の知らぬ人はいないであろうイギリス在住の生きる伝説。
ハッピーハードコアと云う底抜けに明るい、速い、愉快の3拍子揃った音楽のクリエイター/DJとして1994年にVinylgroover名義でデビュー。
その後も数々のレーベルからスマッシュヒットを連発し、一時代を築いたまさしくハードコア界の貢献者です。
しかし2000年に入ると彼はハードコアではなく、同名義でトランスを軸にした活動へと舵を切り、NukleuzやTidyなどこれまた大御所レーベルを渡り歩くことになります。
当初彼が作っていたトランスは長いブレイクとドラマティックな展開を内包した所謂メインストリームなものでした。
しかし時が経つにつれてより実験的な要素を取り入れるようになり、それらの楽曲を今までの名義とは分けた本名、Scott Attrillとして世に放つようになります。
エレクトロハウスのようなベースや、テクノのような太いリズム、90年代レイヴを彷彿とさせるようなリフなど楽曲のカラーは様々ですが、長いキャリアを裏付けるようにどの曲も安定して使える仕上がり。
90年代から20年余、今尚トップの位置に君臨し続けるクリエイターの1人です。
そんな彼のオススメ楽曲がこちら。
Scott Attrill / Mega
Scott Attrill / Jungle Rumble
BK, Vinylgroover / Insomniak
Joe-E / Ethos (Scott Attrill Remix)
Vinylgroover, The Red Hed / The Bleep
ちなみに彼のハッピーハードコア時代のトラックがコチラ。
さんざっぱら聴いたであろうあの歌をモロに使い、そもにアーメンもピアノも混ぜ込んだ快楽一点突破なスタイルはまさしくハッピーハードコアと呼ぶに相応しい1曲。
Vinylgroover / Time
次週10月04日は774Muzikさんが担当します。今回はこれにて。