今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/08/25【サウンドパックバンドル激安セール87%OFF~】

こんばんは。774muzikです。

まずはこちら。


はい。出ましたね。次回Hardonizeは11/14開催となっております。
コロナの状況が落ち着いていないので、開催形態はまだ何ともいえないところですが・・・
今回は初の?試みが?あったり?なかったり?
そんな感じなので、是非楽しみにしていただければと思います。
とりあえず、みんなMix録ろう。

さて本題。
つい昨日、Facebookの広告を見ていたら、サウンドパックのセールの広告が出ていましてね。
まあ何せわたくし、「セール」という言葉に弱いもので、フラフラと誘引され、買ってしまったわけなんですが、これがなかなか良い感じでしたので、今回は購入したサウンドパックについてご紹介したいと思います。
トラックメイクする方は勿論、まだやったことないけど興味ある、という方も是非チェックしていただければ。

まずはこちら。

UNDRGRND Sounds “The Bundle”

LINK

まずはこちら。
Minimal/House向けの4,000種類以上のループ、1,500種類以上のワンショット、900種類以上のMIDIファイルなどなど、ギッシリ詰まっております。
“The Bundle”という名前通り、複数のパックの詰め合わせなんですが、その数なんと25種類!

しっとりしたミニマルだけでなく、909っぽいスネアが連打されるような、ハード方面にも使えそうな音も入っているので、ストイックなミニマルトラックを手掛ける方は常備しておいて損はないかも。

プラグインシンセのプリセットも入っているんだけど、Sylenth1用なのが残念(持ってない)・・・。
逆に、Sylenth1持ってる人は、サンプルだけでなくシンセの音色拡張も出来るので、よりおすすめ。

各パックともキャラが立っていて良いんですが、とりわけ、Techno Drum Trax 2Strictly Minimal辺りは使い勝手がとても良さそう。

こちら、通常価格76,700円のところ、セール価格で3,600円(95%OFF)!

Black Octopus “Leviathan Trilogy Bundle”

LINK

次にこちら。
EDM/DUBSTEP/ELECTRO向けのサウンドパック「LEVIATHAN」の1~3の詰め合わせです。
購入前にTwitterでリサーチしてみたら、とても高評価。
実際、一線級のプロも使っているようで、即戦力パックと言って過言ではないでしょう。
収録内容としてはこんな感じ。

  • 5000+ Drum samples (Tuned Kicks, Snares, Percussion, Hihats, Fills, etc)
  • 2000+ FX  (Risers, Fallers, Impacts, Atmospheres, etc)
  • 450+ Glitch
  • 1700+ Loops  (Music, Drums)
  • 200+ MIDI
  • 2100+ Bass  (Sustains, One Shots, 808s)
  • 1100+ Synth (Chords, Sustains, One Shots)
  • 195 Vocals (One Shots & Loops)

これまた膨大な収録数。
更に、最高に変態的で最高にカッコ良くて最高に音が良いと評判のプラグインシンセ「Serum」のプリセットが250種類付いています(3に収録)。

こちら、通常価格$299.99(32,000円位)のところ、セール価格で$39.99(4,300円位。87%OFF)!
過去最高値引きとのことですので、是非チェック。

ちなみに、Serumも円高の影響で、初の20,000円切りしてるみたいなんで、こちらもご興味ある方は是非。

 

ということで、通常価格11万円くらいの製品がセールで8,000円程度と、めちゃお買い得ですね。
良い音源、良いサウンドパックを手に入れると制作モチベがとても上がるので、そろそろ形にしていけたらいいなぁ・・・と思っております。乞うご期待!

本日の更新はこんなところで。次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!ではー!


新作サイケデリックトランス特集 (2020年08月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/08/20

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

一昨日のボスのエントリーで告知されましたが、次回Hardonizeを11月14日に執り行います。

ゲスト選定も含め水面下で進行しておりますユエ、近いうちにまとまった情報も出せる算段です。
ボスも匂わせておりますが、今回普段やらなかった試みも取り入れる予定ですので、腕に自信のある方は備えておくと良いと思います。
何がとは言いませんけれども。

さて、今年からワタクシの回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていくものとなっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

特別連載:ハードテクノとは何か? – 第1回:黎明期編


ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

ですが、今回は久し振りにテクノ、ハードテクノから離れたところにスポットを当ててお送りします。

今回取り上げるジャンルは

サイケデリックトランス

です。

ダンスミュージックが好きな方でこの名前を知らないという方はいないのではないかというくらい、多くのファン、クリエイター、専門ショップが世界中にあるトランスの1種。
Wikipediaにも単体記事がありますし、Beatportjunodownloadといった大手総合配信サイトであれば必ずと言って良いくらいジャンル分けがされていることからもその人気ぶりが伺えます。

大まかな特徴としては

・機械的且つうねるリフ、グルーヴ
・文字で表すとコツン、コツンといった感じの非常にアタックの強いキック
・ブレイクが複数存在する複雑な展開

など、インパクトの強い要素がいくつもあり、端的に分かりやすいサウンドであることが上記に繋がっているのだと思います。

また、ここ数年はEDMやハードダンス、ハードコアなどにそれらの要素を流用したトラックも数多く生み出されており、本流と異なったシーンに於いても支持されていることは大きなトピックとして挙げられます。
テクノとクロスオーバーしていた時代も勿論あって、起点としては10年以上前になるのですが、形を変えて今も残っています。
(前回紹介したようなアシッドテクノの中にそういった色の強いトラックがたまに出てきますね。)

かくいうワタクシも最初にDJを行ったのはこのサイケデリックトランスでした。
今となっては遠い昔の出来事ですが、一聴して明らかに独自色の強いジャンルであることが分かり、一気にのめり込んだ覚えがあります。
その魅力は今も変わっておらず、そんなにプレイする機会はないのに他の音楽と並んで定期的に掘っている音楽の1つですね。
(ちなみに当時サイケデリックトランスの本場といえばイスラエル一択だったんですが、以下に紹介するアーティストの活動拠点のバラけ具合からして昔ほどその印象もない気がします。)

そんな昔の姿勢にちょっと立ち返って新作サイケデリックトランス紹介いってみましょう。
折角なのでフリーダウンロードトラックにもスポットを当ててピックアップしていきます。

Oforia / Life Is Only a Dream

Life Is Only a Dream (Original Mix) by Oforia on Beatport

イスラエルのプロデューサーOforiaによるプログレッシヴサイケ。
派手一辺倒ではない、テクノに通じるミニマル感がある一方でベースのうねりっぷりが何とも気持ち悪い。(褒めてます。)
アシッドシンセを差し込んだりしてオールドスクールに対する敬意も感じられる面白い曲。
Oforiaはこの手のテイストを得意とするアーティストなので、この曲が気に入ったらアーティストごと押さえてもらうと幸せになれます。

Genuim / Memorabilia

Memorabilia (Original Mix) by Genuim on Beatport

オーストラリアのプロデューサーGenuimによるサイケデリックトランス。
重心の乗ったキックが淡々と繰り出される中、エフェクトとパッドが交差するこれまたかなりテクノに寄ったような渋めのテイスト。
まさしく最近のメインストリームテクノとの相性も良さそうな変化球トラック。
ちなみにこのアーティストGenuimは、まだデビューから1年足らずという超若手。

Lanz / Tribe

Lanz – Tribe (Original Mix) [Free Download] by Lanz | Lanz | Free Listening on SoundCloud

メキシコのプロデューサーLanzによるサイケデリックトランス。
出足こそメインストリームなサイケという感じですが、ブレイク後はオリエンタルなコーラスが3連符で展開されるインパクト重視トラック。
その割に各サウンドがタイトに纏まっているので使いやすさも兼ね備えております。
これがフリーダウンロードなのだから本当にありがたい。

局地的に伝わる例えとしてVINI VICIHilight Tribeペア系。
彼らとArmin van Buurenで作ったGreat SpiritはEDMシーンに一石を投じたサイケデリックトランスとして色濃く印象に残っております。

John Bittar / Moving Up

John Bittar – Moving Up FREE DOWNLOAD by John Bittar | Free Listening on SoundCloud

ブラジルのプロデューサーJohn Bittarによるサイケデリックトランス。
メインパートは4分刻みベースの疾走感に跨る爽やかなリフとボーカル。
アップリフティングでありながら、そのベースも足したり引いたり展開に合わせて変化する器用なトラック。
現状では叶わないと思いつつも、野外で聴いたらさぞや気持ち良いだろうなという印象です。
これもフリーダウンロード。

UNI, Tsuyoshi Suzuki / Hallucination

Hallucination (Original Mix) by UNI, Tsuyoshi Suzuki on Beatport

共に日本を代表するサイケデリックトランス界の大御所UNITsuyoshi Suzukiによる共作。
多くの展開を擁し、その度に複数種類のリフを使い分けるサイケデリックトランスの醍醐味が詰まった逸品。
試聴部分で聴けるパーカッシヴリズムとアシッドシンセを前面に押し出したパートが特に好み。

Stryker, Arkadia / Dance to My Beat

Dance to My Beat (Original Mix) by Stryker, Arkadia on Beatport

フランスのプロデューサーStrykerとポルトガルのプロデューサーArkadiaによるサイケデリックトランス。
フルオンと呼ばれる派手なタイプのサイケ。
特段インパクトのある音が使われているわけでもないのですが、サイケと聞いてイメージしやすいフレーズの魔力によってグイグイ引っ張られる感じ。
お手本のようなフルオンであり、薄れない魅力がここに詰まっていることを再確認させられました。

Electric Universe / Om

Om (Original Mix) by Electric Universe on Beatport

四半世紀に渡って活動を継続しているドイツのベテランプロデューサーElectric Universeによるサイケデリックトランス。
疾走感を維持したまま複数種類の展開とリフを使い分ける年季の入ったフルオンサウンド。
ドラムロールのフィルやアシッドシンセなど、テンションを下げることを知らない仕掛けが大量に詰め込まれております。
こういうのを聴きたくてサイケ掘ってる感じは少なからずあります。

666 / Paradox (Sixsense Psytrance Remix)

666 – Paradox ( Sixsense Psytrance Remix ) by Sixsense – Ben D Music (PHALARIX)(SynchroMatrix) | Free Listening on SoundCloud

イスラエルのプロデューサーSixsenseによるサイケデリックトランス。
原曲は666 / Paradoxというハードハウスのクラシック。
チープ且つファンキーなあのリフが前面に押し出された結果、ストイックさゼロのパッパラパーな仕上がりに。
残念なことに未配布ではあるのですが、ハードハウスネタのサイケってところに意外性を感じたのでご紹介。

Azzura, Fuuton, Sidewave / Ninja Way!

Azzura, Fuuton, Sidewave – Ninja Way! #FREEDL by AZZURA! | Free Listening on SoundCloud

最後に去年のリリースではありますが、あまりにインパクトが強かったのでご紹介。
AzzuraFuutonSidewaveは3人ともブラジルの新進気鋭プロデューサー。
日本には『3人寄れば文殊の知恵』なんて諺がありますが、このケースで生まれた知恵はまさかのNARUTOネタ。
声ネタサンプリングを散りばめるのは遊び心の範疇で括れますが、終盤の『影分身の術!』で始まるテンポがクソ速くなるパートで知恵が家出。
挙句かなり急に元のテンポに戻るもんで、おかしさしかありません。
最初トラップビートで始まるのもよく分からないですし、総合的に言えるのは飛び道具指数だけは満点です。
保証します。
しかもフリーダウンロードです。

ちなみにFuutonSidewave共々別個でコッテリ系ネタモノを作っていたりもするので合わせてご紹介しておきます。
詳細は聴けば分かるでしょうってことで省略。

Zombie Nation – Kernkraft 400 (Fuuton Remix)

Zombie Nation – Kernkraft 400 (Fuuton Remix) by fuuton | Free Listening on SoundCloud

Movment, Sidewave, Impact Groove / Its Me Mario

Movment, Sidewave, Impact Groove – Its Me Mario (Original Mix) FREE DOWNLOAD! by MOVMENT | Free Listening on SoundCloud

以上、サイケデリックトランスにスポットを当ててお送りしました。
特徴の掴みやすいものを選出してみたつもりですが、冒頭で述べたようにこの音楽に心血を注いでいるアーティストは世界中に数多く現存しており、日々大量のトラックが生産、流通しています。
(今回良い感じに国がバラけましたね。)
なので、ここで取り上げた楽曲もサイケデリックトランス全体からしたらほんの一側面に過ぎず、もっと言えばサイケデリックトランスはハードテクノ以上に細分化されたサブジャンルを内包しているため、大変な沼です。

参考までにPsytrance Guideというページで大まかなサブジャンルについて触れることができるのでご興味のある方は是非ご覧ください。
試聴もできますし、各ジャンルの代表的なアーティスト、レーベルなんかも併記されているので切欠としてはかなり役に立つのではないでしょうか。
ちなみにオンラインショップとしては1990年代から運営しているPsyshopが有名。
冒頭で述べたBeatportjunodownloadなどと合わせて是非ご活用ください。
(沼に沈めるムーブ。)

次週08月25日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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