「 Resident’s Recommend 」一覧

今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/07/12

クラブミュージックには、時としてRemixの方が原曲よりも有名になってしまうことがあります(例えばUnderworldのBorn Slippyなんかはその代表格)。
今回は、Hard Techno界隈でのそういった曲をチョイスしてみました。
古い曲が多く、デジタルでは入手不可なものが多いですがご容赦…。

・Christian Vogel – (Don’t) Take More [Jamie Lidell Remix]

原曲

みんな大好きDon’t Take More。ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッテイッ、というアレです。
原曲は完全に変態テクノ。Remixは完全に原曲をぶっ壊してハイテンションな変則トラックになっています。

・DK8 – Murder Was The Bass [Reworked]

原曲

一世を風靡した名曲。ほぼベースとリズムしか鳴ってないけど、鬼カッコいい。
テクノ界のアシッド再興を先導した曲と言っていいのではないかと思います。
beatportだと「Original Mix」となっていますが、初出のアナログでは「REWORKED」と銘打たれています。

・Ben Sims – Manipulated [Adam Beyer Remix]

原曲

空耳から通称「生パン粉」と呼ばれています。
トライバルの雄Ben Simsの曲をテクノ界のリーディングヒッターAdam BeyerがRemix。
Manipulatedといえば、ほぼこちらのRemixを指します。
原曲もクソカッコいいので要チェックです。

・DJ Rush – Get On Up [Chris Liebing Remix]

原曲

ゴリゴリ重い前のめりビートに乗せて、Rushが喋りまくるトラック。
シュランツRemixなんかも出てたけど、やはりコレでしょう。
尖ってた時代のChris Liebingの良さが全部出てる名曲。
ちなみに原曲も死ぬほどカッコいい。こんなんライブでやられたら死んでしまうわ。

ということで、古い曲達ですが今でも戦えるよコレ、というところをさらりとご紹介いたしました。
十数年前の楽曲でも、良いものは良い!

次回更新はDJ Sangoがお送りします。Check!


今週のオススメハードテクノ – Resident ‘s Recommend 2016/07/07

こんばんは。TAK666です。
新たに始まりました週に2回、レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー。
今回は不肖ワタクシが担当致します。

おそらく他の方々は『最近のオススメ曲はコレ!』と云うような方向性で担当していくのではないかと思っておりますので、あえてワタクシは少々そこから主旨を外して書いていこうかなと思っております。

序盤は現行のハードテクノを作っている人は誰ぞやってところを紹介したいなと思います。
ゆくゆくは周辺にこんな音楽もあるよとか、そんな感じでやれたらなーと考えておりますが、予定は未定。
飽きたらすぐ違うことをやり始めると云う普段のDJスタイルと変わらない方針で筆を取りますので何卒お付き合い頂けると嬉しいです。

そんなわけで1人目はこの人にスポットを当てます。

【Raul Mezcolanza】

raul_mezcolanza

スペイン、バルセロナのクリエイターです。
2005年から作曲を開始し、Drakos、Lactikと云ったレーベルを立ち上げて積極的にアナログをリリース、
黎明期のハードグルーヴ、ひいてはハードテクノシーンを牽引した立役者の1人です。
古きテクノの影響が感じられる太いリズムにディスコやファンクのリフが乗ったトラックはそれまでのハードテクノにありがちだったシンプルで渋い系でも綺麗なメロディーものでもない、ひたすら陽気であることの可能性をシーンに提示したのでした。
今はすっかりディープなミニマルテクノの人として確立しておりますが、自分はこの人がいなかったらここまでハードテクノにのめり込んでないだろうなって事で尊敬の念を持ち続けております。
そんな彼のオススメ楽曲がこちら。

Raul Mezcolanza / Everybody

Raul Mezcolanza / Science Fiction

Raul Mezcolanza / Chicago To London

DJ Cristiao & Prude Polly / Alexandra (Raul Mezcolanza Remix)

Raul Mezcolanza / Nobody

次週は774muzikさんが担当します。今回はこれにて。