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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/05/18 【#44プレイバック】

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

御礼とか色々

先週末ですが、Hardonize44回目が無事に終了いたしました。

今年は15周年だから全部周年回の気持ちでやろう、みたいな話でやっておりまして、関東テクノ界の先輩お二人にお越し頂いての情け無用ハードグルーヴバトル、楽しかったですね。

頭から最後までかなり綺麗な流れが出来ていて、なんというか皆が皆の役割を全うした感がすごいあります。

 やりましたね

今回もゲストビールが投入されておりまして、ベアードブルーイングの「無礼講時間ストロングゴールデンエール」というやつでした。

苦みがシャキっとあって呑みやすくてそのくせ9%と過去何回かのゲストビールの中でもタチの悪さは特級品といいますか、9%ってそれストゼロと同じじゃないの、というやつでして、でも当然のようにおいしかったです。

翌日はちゃんと朝一から平和島行ってました。
前回のような反省点、なし!

 

【本番直前にした話】

Twitterで今回の宣伝ついでに色々と書いたんですが、ここにアーカイブ的に残しておきます。本番環境を丸裸にする話。

ソフトはTRAKTOR PRO3、コントローラはXone:K2なのはお馴染みですが、その画面レイアウトとか細々とした所を公開してしまおうと。

4Deckレイアウトです

A/Bがメインでここを交互に繋いでいく。Cがリズム隊専用デッキ。Remix Deckじゃなくてループキューを仕込んだ曲を入れる。DはCと同じ扱いながらA/Bの補助にも使う。

次にリスト部分

3ブロックに分かれていて、A/B(あるいはC)に入れる楽曲がメインブロック。セパレータで区切った真ん中のブロックがリズム隊楽曲。更に下のブロックが予備曲。滅多に無いけど尺が余ったり何か飛び道具を投げたりする用にアンセムやブート物などが揃っていたりします。

メインブロックは60分だとすれば大体30曲オーバーあればOKとしている。1曲2分でかけるなんてのは流石にカツカツなので4デッキで早回ししない限りは1/3くらい余るので問題なし。A/Bを繋ぎながらCを重ねてキックの補強としています。プレイ中に3フェーダーあがりっぱなのはそういうこと。

 セパレータ機能について

セパレータなんてTRAKTORにあったか?ありません。曲名・アーチスト名をハイフンで埋めたテストトーンデータを入れているだけです。再生することは無いから中身はなんでもいいんだけども。この区切りがあるだけでリストの見え方がだいぶ違う。終盤戦に差し掛かった時に逆算がちょっとやりやすいかな。

と、色々書いてきましたがこんな感じの仕掛けで普段から現場でやっとります、という。これを見てからだと現地での見え方が変わって面白いんじゃないかな、と思います!!!

 

 

さて。
恒例ですが、Hardonize#44のセット振り返りをやっていきましょう。

Hardonize #44 / Sango (15:00-16:00)

01. Booty Shake (Original Mix) / KLINES

冒頭に何を持ってくるかでその日の流れが決まるという事で結構重要なことなんですが、今回は最新ハードグルーヴを優先してドカンドカン入れていくということでこれ。ストイックに。

02. Blue Thinker (92Groovz Remix) / Rodig

03. Odyssey (Original Mix) / Giacomo Stallone

04. Hakushoku (Original Mix) / Tensal, Giselh

ここまでがガチテクノ路線。

05. Because I Feel Like This (Original Mix) / KaioBarssalos

ここいらでファンキーなサンプリングボイスが光る曲を入れていきます。序盤から中盤へのゆるやかな上昇曲線のイメージを描いて行く。

06. Tribal Love (Original Mix) / Andy Patty

少しズンドコ目の曲を入れる事によって色がついてきました。

07. Love Blaster (Original Mix) / Chlar

疾走感キープのままメロディアスな展開をつける。

08. Cubic (Original Mix) / Filterheadz

Love BlasterとこのCubicはセット。疾走感キープで。

09. House of Pleasure (Original Mix) / Narciss

3曲ほど似通った曲をかけていきます。中盤戦真っただ中。

10. Humanoid (Original Mix) / N-SON-X

ちょっとシンセつよつよの曲が続いているのでここで変化球。リズム隊を楽しむ楽曲を入れていく。ヒューマノイドはアシッド成分も入っていてお得。

11. Juggernaut / Daz Saund, Ben Tisdall

不愛想なビートに音質が悪くてきったねえ(誉め言葉)ビートをぶつけていきます。いやほんとに、いつ聞いてもきたねえわな!でもMISSILEだから、仕方ないね!!(ってブースで774くんと笑っておりました)

12. Powerstation (Remastered) / R.A.M.

特徴あるリズム隊の楽曲がまた並びました。ちょっとSonic Destroyer感あるよねこれ。ない?

13. Miki (Original Mix) / Wyrus

ここから少しラテントライバル・ハードグルーヴ路線を匂わせていきます。

14. Si Si (Original Mix) / Omega Drive

まあオメガドライブはハードグルーヴそのものだからな。この辺から終盤戦への流れを作っていきます。

15. Maximum Performance (Original Mix) / Chlar

何回か前のブログでさんざん紹介していますが、Chlarがいいんですよこれが。ここからゲットラウドに繋ごうかと思ったくらい。(最近かけ過ぎてるのでお預け)

16. The Trumpets Gang (Original Mix) / Charly McPuros

ラテン感マシマシ。ピークタイム来てますねー

17. The Discobus (Original Mix) / James Black Presents

これも最近紹介した新譜より。

18. Viva La Disco (Extended Mix) / Disco Punk

山場です。上げて行きましょう。ディスコノリで!

19. Stayin Alive (Original Mix) / Joana Machado

グルーヴキープのままにネタモノを入れています。前はBeatportで売ってたんだけど流石に大ネタブートなので今は売っていないという。

とりあえずShazam貼っときますが「ミュージックビデオ」の所が滅茶苦茶に面白くて、俺が過去にHardronizeラジオでやった時の動画が。この曲自体は53:00~くらいの所で聞けます。

ようつべに上がってる動画でこの曲が入っているの、俺の動画くらいしかなかったのね…

20. Latino Chupacabra (Original Mix) / Shango V

終盤戦、本セットのピークはここ、と思っとります。ラテン大爆発!

21. Another Brazilian Lovestory / Unknown Artist

ラスト2曲、ピークを越えてちょっと抑えめにしていく。ただし疾走感はキープしつつ、ブートものでちょくちょくお世話になっているシリーズ。

22. Swag (Original Mix) / Marco Bailey

最後はグッと渋めの曲、マルコベイリーの新曲で締めてブースを明け渡す。仕事したなあ!という感じがある。

まとめ

2番手でちょっとフロアも温まった所でさあ上げて行きましょう、みたいな番手なのですが前回が周年回でまあまあ生き急いだセットでしたので、今回は最近当ブログで紹介しまくって来た最新のハードグルーヴを軸にセットを組んでました。

真面目も真面目、大真面目です。正直ネタ物は先輩方にお任せする体だったし…

 

 

というわけで本日はここまで。
次回更新は5月23日です!


今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/05/16 【#44プレイバック】

こんばんは774muzikです。

Hardonize#44にご来場いただきました皆様、配信をご視聴いただきました皆様、ありがとうございました!
今回もゲストのお二人含め、6者6様の解釈が楽しめる回になり、最高でしたね!
早くも次回が楽しみです!

さて、本日の更新はHardonize後恒例のプレイバック回となります。
今回の僕のプレイのテーマはズバリ「ディスコ」でした。
一般的にディスコというと、1980年代前後のディスコミュージックや、それをサンプリングした楽曲群のイメージになるかと思うんですが、もう少し広く、ディスコミュージック的なノリを持ったエレクトロ寄りの楽曲(Blow Mwdiaとかその辺りの)まで含めた、広義の「ディスコ」をテクノ文脈として展開するという感じで。
流れとしてはブレイクスから入り、エレクトロを経由して徐々にテンション上げていくのを意識しました。

ついでに裏テーマ的なところなんですが、5月25日がKAGAMIの命日ということで、KAGAMI尽くしにするのも考えたんですが、それは既にHardonize33でやってた。33回の時は、ドンピシャで5月25日開催だったので、もうこれしかねぇ・・・という感じでしたね。
まあそんなこんなで、KAGAMIといえばディスコだよね!ということで、序盤・終盤にKAGAMIの曲も入れつつ、ディスコテックでまとめてみたのでした。おしまい。

ということで、プレイリストを振り返って参りましょう!

Tr.01| DJ Trajic – Come Back (Original Mix)

リズム主体のブレイクスでイン。
音程感があまり無いのでテクノ系からなら大体繋がるでしょ、的な感じでチョイス。
キレのある声ネタとファンキーなブレイクビーツの絡みがカッコいい。
これ1998年の作品なんだね。

Tr.02| Crackerz and Jam – This One (Ottone Mix)

前曲からの流れを受けつつ次曲へ繋げるためのガイドとして採用。
途中でブレイクビーツ展開になりつつも、キックがイーブンというところと、ウワモノの暴れ方で、良い感じに繋いでくれた気がします。

Tr.03| Kagami – Last Resorts Spartan (Original Mix)

KAGAMIによるエレクトロトラック。
めちゃくちゃカッコ良くて、ヴァイナルでリリースされた時に即買いしました。
途中で3連符がちょいちょい混じってくるので、ミックスしていく時にキックがごちゃごちゃしがち(案の定ごちゃごちゃした)だけど、大好き。

Tr.04| Fatboy Slim – Star 69 (X-Press 2’s Wine ‘Em, Dine ‘Em, 69 ‘Em Remix)

Fatboy Slim – Star 69のリミックス。
ファンキーさを醸し出しつつ抑え目な作りがとても丁度いいトラック。

Tr.05| Richard Dinsdale – Pulling Me Under (Original Mix)

女声ヴォーカル物のエレクトロトラック。めちゃくちゃカッコいい。
段々とディスコ感を出していくトリガーとして採用。

Tr.06| Hatiras, DJ Dan – Love For The Weekend feat. Mandy J (Steve Smooth & JJ Flores Remix)

少し音数を増やしつつ、続・女声ヴォーカル物のエレクトロトラック。
HatirasのBlow Mediaからリリースされた曲なんだけど、ヴァイナルでリリースされた時に即買いしたやつ。
これがリリースされた当時、結構エレクトロ方面が過熱してた感じあるけど、この曲は別格でカッコいいと思う。最高。

Tr.07| Bryan Cox – Red 5 (Original Mix)

ここでディスコテックの名手Bryan Coxを投入。
この人の手掛ける曲はフィルターディスコと表現すればいいのか、フィルターをとてもカッコよく使った曲が多く、音の質感も好み。

Tr.08| Mr. Belt & Wezol – Boogie Wonderland (Extended Mix)

ディスコ色が出てきたところで、元祖ディスコネタと言っていいBoogie Wonderlandネタ。
原曲が好きなのに加えて、ピアノリフが好みすぎて大好き。

Tr.09| Jacques Bauer – Grade A Bitch (Vocal Mix)

前曲までのリズム感はイーブンキックに裏拍ハイハットというシンプルな8分音符展開なんだけど、ここからはディスコ感はキープしつつ、16分音符の刻みを感じられる曲を採用することで疾走感とテンションを増していく方向に少しずつシフト。

Tr.010| Groove Man – House De La Groove (Original Mix)

前曲のノリを受けつつ、更に音数とテンションを上げていくため、ここでGroove Manを投入。
この曲から次曲に繋げるときに、入れるのが少し早かった感あったので途中で次曲をバックスピンして切ったんだけど、そこから再生位置を戻すためにCUEボタン押したら、この曲を再生してたデッキにフォーカス当たっててこの曲が最初に戻るという事故を起こしました。
毎回何か起こる(起こす)なぁ・・・反省

Tr.011| Groove Man – No Limit (Original Mix)

・・・からの、僕がGroove Manの曲の中で一番好きなこれを。
やっぱりクソカッコいい。

Tr.012| Bryan Cox – Off The Heezay (Original Mix)

・・・からのBryan Cox。
この曲も高揚感あってすごく好き。
ひたすらワンモチーフを繰り返しながらフィルターの開閉で展開していくスタイルなんだけど、展開のさせ方が上手くてダレない。

Tr.013| Groove Man – Cool Dude (Original Mix)

・・・からの更にGroove Man。
扇情感あるサウンドエフェクトに細かいギミックのブレイクにブレイクビーツが入ってきたりで展開盛り沢山。

Tr.014| Bryan Cox – Freaks On The Floor (Original Mix)

何かBryan CoxとGroove Manばっかりかけてるな(笑)
次曲に繋げる橋渡し的に採用。
次曲をインした時にボイスが重なってしまい、もう少し辛抱してミックスをもっと先でやればよかったと少し後悔。

Tr.015| Hatiras – Spaced Invader (Vocal Remix)

大げさなブレイクといい、煽り散らかすボイスといい全てが最高。
僕のディスコテック原体験の一つである大事な曲。

Tr.016| Hatiras – The Anthem (Joey Beltram Remix)

Spaced Invaderをかけたらこれに繋げないわけにはいくまい、ということで。
原曲はもう少しハードテクノみある感じなんだけど、やっぱりベルトラムのやつが最高。

Tr.017| Kagami – Perfect Storm (Original Mix)

Perfect Stormって、最初から最後まで結構音が強めなので意外とMixで使いにくいよね。
まあカッコいいので使っちゃうんですが。
途中ループさせようとした箇所があったんだけどクリックミスってループしないまま進行しちゃった(笑)

Tr.018| Jesus Soblechero – DanceFloor (Original Mix)

ここからは次番のATTさんへのバトンタッチに向けてクロージングしていく感じ。
ループするディスコサンプルとややズンドコ寄りのリズム隊という構成。
このファンキーさは流石Patternsといったところ。

Tr.019| Carl Falk – Spray (Original Mix)

ディスコなネタが乗ったトライバルハードテクノ。
ディスコテックの余韻を残しつつ、トライバル方向に寄せるために採用。
しかしめちゃくちゃカッコいいなこの曲。

Tr.020| The Third – E3 (Original Mix)

飛び抜けた色が無くて、どこに差し込んでも良い仕事をしてくれるユーティリティツール、The Third。
ここでATTさんにバトンタッチして終了。

という感じでございました。楽しかった!
本日の更新はこんなところで。次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします。
ではー!