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今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/09/19

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

若干間が開いてしまいましたが、Hardonize 34回目が無事に終了致しました。
お越し頂いた方々、本当にありがとうございました。

予てよりお伝えの通り、今回はATTさんとni-21さんと云うド直球のハードテクノをプレイできるお二人をお招きしたことで本当に6時間みっちりこの音楽にスポットが当たった回でした。
ni-21さんはハードダンス寄りのギラギラした音も混ぜつつって感じになるのかなと勝手に思っておりましたが、かなりストイックなハードミニマル一辺倒で意外でしたね。
曰く、やりたいと思っていつつも普段のパーティーではできないスタイルなのだそうで、それをHardonizeで披露して頂いたと云うのはかなり光栄の一言。
良い意味で予想を裏切られました。

一方ATTさんは良い意味で予想通りと言うか、自前のハードグルーヴマッシュアップをバッチバチ投下する煌びやかなプレイ。
つい1週間前にも別のパーティーで共演させて頂いていたのですが、その時に輪をかけて派手なトラックが多く、完全にハードグルーヴに焦点を合わせて頂けたのが嬉しかったです。
当日着てきたTシャツが例のcopyrightの色違いと云う辺りも面白ポイントでした。
重ね重ね両名には感謝をお伝えしたいところです。

手前味噌ではございますが、我々レジデントもそれぞれ思い思いのハードテクノをプレイしておりました。
ハードミニマルからじわじわとパーティーの胎動を感じさせるプレイをしたYudukiさん、ハードグルーヴの新旧を独自のセレクトで繰り出したSangoさん、オールドスクールなトラックも交えつつ最後はシュランツまで駆け抜けた774Muzikさんと三者三様な感じで良かったです。
(個人的には774Muzikさんのシュランツはもっと聴きたいんですよね。最近のトラックとかも使ったらどうなるのか気になりますし。)
改めてハードテクノとは何か?と云うテーマを表現できた回だったと自負しております。
またこういうのやりたいですね。

さて自分のプレイも今回ばかりは面白要素も変わり種要素も抜きで完全にハードテクノに絞りました。
パーティー直前までハードテクノとは何か?と云う特別連載を行っていたこともあり、その総決算と云う面持ちで臨みました。
持ち時間の都合上、カバーしきれない分野も出てきてしまったのが心残りではありますが、久しぶりにストレートなハードテクノオンリーでプレイできた気がします。
これもこれでまたやりたいです。

そんなワケで今回はHardonize #34にてプレイした楽曲の中からピックアップしてお送り致します。
全容はこちら。
ハードトライバルハードミニマルハードアシッドハードハウス

No Artist Trackname Link
01 Luky R.D.U. Tribal Rumba Beatport
02 Carl Falk Plast Beatport
03 Groovetune the attitude track #1 Juno Download
04 GIVE IT UP (Re-Edit) YouTube
05 A.Paul Spontaneous Beatport
06 TAKKYU ISHINO GHOST IN THE SHELL YouTube
07 Tassid & Eski The Dogger SoundCloud
08 T99 Anasthasia (Danilo Incorvaia Remix) Beatport
09 Maxx Rossi Get the Funk Beatport
10 Fil Devious Purple Hazed Beatport
11 Benji303 Jah Jah Is Coming (OB1 Remix) Beatport
12 Tik Tok Lincoln Acid City Beatport
13 Nitronoise Get’em Up The Fuck Beatport
14 JJ, Dj Pey Play The Game Beatport
15 Digital Mafia, Vandalize Rumours Beatport
16 Boy Raver Dubplate 4 (Digital Mafia & General Bounce Remix) Beatport

例によって数曲かいつまんでご紹介します。

Carl Falk / Plast

Plast (Original Mix) by Carl Falk on Beatport

ハードトライバルの雄、Carl Falkによる2007年の作品。
ちなみにこの曲に関してはヴァイナル持ってます。
Cave / Street Carnivalと同様、ブレイクのパーカッション連打がインパクト絶大。
この曲のリリース元であるAdult Recordsは当時派手系ハードテクノに於ける登竜門として機能していた感があるので、脂の乗った作品が多いです。

A.Paul / Spontaneous

Spontaneous (Original Mix) by A.Paul on Beatport

Goncalo Mと同様、ポルトガルテクノシーンの重鎮にして重要人物であるA. Paulによる2008年の作品。
リフのシンプルさに対してやけに疾走感のあるリズム帯は新しいタイプのハードミニマルが到来したことを告げるかのようでかなり印象に残っています。
彼のレーベル、Naked Lunchもまた現在に至るまで活動を継続しており、現行テクノシーンに於いても欠かすことの出来ないモンスターレーベルの1つ。

T99 / Anasthasia (Danilo Incorvaia Remix)

Anasthasia (Danilo Incorvaia Remix) by T99 on Beatport

1991年にリリースされたT99 / Anasthasiaと云えばオールドスクールレイヴに於ける大ヒットアンセムであり、ジャンルの垣根を越えて多くのDJにプレイされ、また多くのブートレグやサンプリング楽曲を輩出したことは最早言うまでもありませんが、今年に入り、このAnasthasiaのリミックスEPが正規ライセンスの元、立て続けにリリースしていることについては間違いなく重大事件と言える筈です。
驚くことに今月に入ってからも第4作目がリリースされました。
どこまでいくんだ!?

その中にはメインストリームテクノのみならず、こういったハードミニマル的なアプローチの作品もあって更に驚きました。
Danilo Incorvaiaはイタリアでヘヴィーウェイトなテクノを手掛けている若きプロデューサー。
Anasthasiaのリミキサーに抜擢されただけあってちょいちょいレイヴっぽい要素も作品内にあったりするので、以降注目していきたいアーティストの1人です。

Fil Devious / Purple Hazed

Purple Hazed (Original Mix) by Fil Devious on Beatport

アシッドテクノ新世代Fil Deviousによる今年2019年のトラック。
ハードアシッド編でも触れた最近の(局地的)流行であるレゲエダブ・ミーツ・アシッドテクノスタイルの曲。
ローファイなグルーヴがアンダーグラウンド感あって特徴的です。

Boy Raver / Dubplate 4 (Digital Mafia & General Bounce Remix)

Dubplate 4 (Digital Mafia & General Bounce Remix) by Boy Raver on Beatport

今回のラスト2曲が思いがけずDigital Mafia2連続になってしまいました。
それくらい好きなアーティストであることは否めない。

2015年にリリースされたファンキーハードハウス。
このピアノフレーズはハウスクラシックに元ネタがあったような気がするのですが・・・すみません、忘れてしまいました。
ハードテクノとは別の音楽ではあるものの、通じる要素はあると云うことで特別連載に於いて取り上げたジャンルの1つです。
是非今後ともご贔屓の程。

他の曲も取り上げたいところではございますが、今回はここまで。
特別連載もそうでしたが、ハードテクノとは一括りにできる音楽ではなく、実は中に色々なスタイルがあるのだと云うことが伝えたかったのです。

わざわざレコードショップへ足を運び、陳列されているヴァイナルを手に取って試聴し、気に入ったら購入する、と云う時代に比べれば音楽を聴くことのボーダーはかなり下がりました。
一方で膨大な情報の中から如何に自分の好きな音楽を見つけられるかと云う取捨選択のスキルが求められる時代にもなってきていると実感しております。
そういった中である程度ざっくばらんにでもジャンルの指標となるものは必要だなと思ったので、それがあの特別連載だったり、今回のプレイ内容に通じました。

それに関連して現在配布中のコンピレーション、Techno Alliance vol.6もまた、テクノにも色々なスタイルがあると云うことを示しているものとなっておりますので、是非直近のパーティーに足を運んで頂き、入手して頂きたいと思っております。
http://www.technoalliance.net/
こっちもまたパーティーやって欲しいですね。
前回の4人態勢セッションが大変面白かったので。

次週09月24日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/09/17

はいどうも、今週もHardonizeレジデントがおすすめのハードテクノを紹介するコーナー「今週のおすすめハードテクノ」火曜日担当yudukiです、こんばんわ!こんばんわ!

さて、改めまして先々週はHardonize34回目に来ていただいた皆様、配信で聞いてくださった皆様今回も本当にありがとうございました。今回は久々トップバッターを務めました(Hardonizeが始まった当初からしばらくは比較的前半ばかりやってた記憶がありますが最近は気がついたら中盤になることも多くなってきましたね)のでどっしりとしたスタートからやや派手めな感じでさんごさんにつなげるような選曲となりました。

比較的ハードミニマル好きなのは変わりないんですけど、最近はもう少し色々と色々なハードテクノと親和性の高そうなジャンルも掘っているので今回の最後のトラックは実はトランスだったりしますし、ハードテクノをもっと色々な角度からアプローチしてみるのも楽しいんじゃないかな、って思ってます。

と、言うことで今回は恒例になりましたプレイリストの振り返りです!
視聴と一言コメントにてお送りしますので、ちょっと長くなるかもしれないですが、どうぞ!!

1.Groovetune / Stain(killdisco’s Trash Rave Remix)
※視聴6トラック目

1曲目ということで、さてどうしようと悩んでいたのですがあまりゆるすぎても勢いつかないだろうし、ハード過ぎても後々疲れちゃうしどうしたものかなーと思っていた時にパッと見た時にこの曲が目に入って、これだと。程よいハード感と若干のファンキーさをかけ合わせたトラック。これが収録されているB.O.T自体が名盤なのでぜひ買ってほしいです。

2.Vegim / We Are Not Humans (Rave Mix) / Take More Music Records

1曲目からの流れでRave mix繋がりです。原曲BPM140なんですけど実際は135ぐらいだったので聞こえ方はもう少し違ったはず。Vegimはずーっと好きなのでここぞという時にちょいちょい使ってます。ファンキーすぎないストイックなサウンドにキレイめなリフが入ってくるあたりが序盤っぽいかなと。このあとも綺麗目続くのだけどもw

3.Roby M Rage / Underground & Sky / Blue Monkey Records

自分の持ってる序盤ってこういうイメージです!というのを体現するような曲。ストイックなミニマルサウンドに流麗な鳴りの良いサウンドが響いてるようなのって凄い好きなんだけどなかなか使い所ないのですよねー。ということで今回供養できましたw

4.SveTec / Sexy People / Mad Made

まだまだ固いぜ。ストイックなハードミニマル。

5.Sebastian Groth / Rewa / ReWasted

これが令和の曲だ!ということではないけど偶然令和っぽいタイトルの曲を見つけて買ったらなかなか良かったので、順番ぐちゃぐちゃでしたけど結果オーライ。ブレイクの特徴的な鳴りもいいっすね。

6.Edo Messina / Invasion / trau-ma

こういうのもそれっぽいよね、ということで。一時期のJeff Millsっぽさのあるシンセ使いがかなり好み。キックとかは全くちがってめちゃくちゃに太くて思い感じになってるけども。

7.Sjcongo / Monoton / Mystic Carousel Records

おま国で買えなくなってしまいました…。ストイックなハードミニマルながらも若干キックは四角くなくてちょっと丸くなってる(とはいえRadiusでいうと3pxぐらい)徐々に少しづつリフトアップしていくはずみになる感じですかね。

8.Branos / My Emotion / Xtreme Techno Records

実際のプレイ時のBPMは135キープだったのでもう少しゆったりした感じではあるけど、ここらへんから徐々にハードグルーヴ路線に。後々聞いてみたらこのベースのなり方はGet On Upに繋げられそうな感じありますね。今度やってみましょう。

9.Submode / Engine / Hard Nation

ちょっとアクセントで派手め。サイケっぽいシンセが好みの1曲です。

10.Adrian Sanchez / The Rules Techno / Intuition Recordings PT

完全にハードグルーヴへ。とはいえ、このあたりのそこまで派手すぎないハードミニマルと親和性高そうなハードグルーヴが好き。

11.Popperman, Peppe / Human Destroyer / Infinitech Records

このあたりもハードミニマルと親和性高し。Popperman&Peppeはかなり個人的に推してます。

12.Blue Hour / The Midnight Sun (DJ Ibon’s Never Mind Mix) / Blue Hour

キレイめハードグルーヴwithアマゾン密林感。これに付きますw

13.Christian Fischer / Kolibri (Eric Sand & David Garcia Remix)
完全にDL元見失いました…Christian Fisherの名曲をEric SandがリミックスということでEric Sandのサンクラ見たけど見つからず。エレピのブレイクとヴォイスサンプリングがめちゃくちゃ好きです。

14.Boriqua Tribez / 1975 (David Moleon Remix) / Hard Nation

32ループを2箇所で繰り返して、↓この曲をかぶせるためのベーストラックでした。

15.YURI!!! on ICE feat. w.hatano / You Only Live Once

間違ってかけたわけではないですw
これが原因でYoutubeから消されるんじゃないかと思ったけど思いの外生き残ってますね。
今後も間違ってないと言い張りつつ、このあたりの親和性も調査していきたいと思ってます。

16.Omega Drive / Power / New Robot Rec

この曲も134ぐらいでかけるとそこそこシンプルな感じになっていいことが今回の気付きでありました。最近のOmega Driveはハードグルーヴを基軸にして他ジャンルなど色々な方向に派生できる曲が多いのでめちゃくちゃ重宝してます。

17.Marco V / Muraco (Extended Mix) / In Charge (Be Yourself Music)

知ってる人からすれば今更感は強そうですが、最近ずーっと好きなMarco Vで締めでした。これだけトランス。この辺はもう少し掘っていきたい。

以上、今回はHardonize34回目振り返りでした!
次回は木曜更新TAKくんです。