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Techno Alliance Assembly1 Playlist:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2025/4/1

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

世間的にはエイプリルフールで最近は変な感じになって炎上するようなネタも見受けられますが、Hardonizeは今年も平常運行です。
何卒。

次回Hardonizeのお知らせ

…は村役場会議を経ておらず、少々お待ち下さい。
とは言っても決まっているところは決まっていたりするので(当たり前の話ですが)そう遠くない将来にお知らせはできると思います。お待ちいただけると幸いです。

お知らせ

個人的告知ですが、再来週4/12にはレジデントで参加している「TYMM」の10回目が渋谷Another Dimensionにて執り行われます。ゲストにヴァイナルプレイヤー増田優作氏、TREKKIE TRAXからのリリースもあるlowki氏と技巧派な若手お二人をお呼びしたディープな一夜となる予感です。スケジュールあいましたら、何卒。

Techno Alliance Assembly1ありがとうございました。

先週末は早稲田茶箱でテクノレーベル「Techno Alliance」のショウケースパーティ「Assembly 1」でした。会場内は盛況で来てくださった皆様、インターネットでライブ配信を見てくださった皆様、ありがとうございました。

オーガナイザーomae03さんのじっくりとしたプレイから自身の曲のみのDJで会場をグッと盛り上げたYazavvaさん(個人的には1時間プレイして欲しかった‥!)、僕の次のSo Kobayashiさんも自身の曲で過去の未発表曲も織り交ぜつつの流れるような60分、アシッドを中心としてメロディアスな展開や時折鳴り響くゴツい低音ハードウェアセットのvcfoxさん、ゴリッゴリな選曲×流石の安定感のあるプレイでパーティーを締めくくるTakayuki Kamiyaと完全テクノ漬けな6時間、本当に楽しかった。

また、今回サンフランシスコから来日のagropol氏のプレイは20代中盤と思えないぐらいテクノおじさん大盛況なプレイでしたが、テクノ以外にも色々とディグしているのだろうな、というバックグラウンドが色々と垣間見えるプレイ、すごかったですね。日本に永住してほしい笑

楽しいにちようびでした。

今週のピックアップ

ということで、今回は「Techno Alliance Assembly」を振り返るセットリストです。久しぶりにガッツリとしたインダストリアルな変拍子のようなハードミニマルからスタートして、エフェクトも織り交ぜつつ4つ打ちに持っていく流れはやっぱり楽しいなと実感。好評なお声もいただき、嬉しい限りでした。

01. Reeko / Psychiatric Hospital

02. UVB / In All Fairness

03. Lucas Wirth / Drop It

04. R-9 / EXP24R

05. Seimei / HABK

06. 774müzik / Do you know the techno, I don’t.

「Techno Alliance 2」収録

07. ArchivOne / No More

08. Deas / Bunker

09. Umek Presents Polyvinyl / True Nature

10. K.AZAMI / Iridium

「Techno Alliance 9」収録

11. Inner City, Kevin Saunderson, Dantiez, Steffanie Christi’an / Heavy (Ramon Tapia Remix)

12. Greg Notill, Tony Romanello / Blue Lagoon

13. Drunken Kong / Matsuri

14. Mark Reeve / All We Have

15. Franco Smith, TimiR / Nasty

16. HI-LO, Space 92 / Orion (Extended Mix)

17. Hiroshi Watanabe / Cygnus (Homma Honganji Remix)

ということで、今週はこれまで。
次回更新は木曜日、担当はTAKくんです。


【特集】TAK666 10hours with Playerhood – Hardonize B2Bプレイリストピックアップ - Resident’s Recommend 2025/03/20

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【10時間 無事終了】

先週は自身の活動20年となるロングアワーズ『TAK666 10hours with Playerhood』を行いました。
お越し頂いた方々、お聴き頂いた方々、本当にありがとうございました。

Hardonizeを含め、これまでパーティーを通してお世話になった方々をお招きし、その方々とのB2Bを合間に設けながら進行したのですが、
ジャンルも違えばB2Bのレギュレーションも異なるので、それらに上手いこと対応する必要に常に迫られるという、我ながらかなりハードルが高いことを行いました。
しかし根がオールジャンルのパーティー出身者なので、個人的には本当に楽しくプレイしておりました。
重ね重ねありがとうございました。

反省としては、それらを経た後の最後1時間は自分でもワケ分からなくなりました。
アレに関してはもっと上手いやり方があったし、終わった翌日にbeatport開いてました。
今R&B、ダウンビート辺りが100曲近くカート入りしております。
10年後になるか分からないけど、どこかで絶対リベンジします。

で、HardonizeクルーでのB2Bの話。
yudukiボスも触れており、レギュレーションとしては774Muzik⇒Sango⇒yuduki⇒僕の順でプレイすることになったワケですが、
まぁ終始774Muzik、Sangoの2人が大ネタのオンパレードでして。
仮にもテクノなんだからもう少しじっくり展開作れないのか?っていうか平場のHardonizeではそういうプレイしてるじゃないですか!

と言いたくなるぐらいにセオリー度外視の選曲をずっと行っており、そして順番的にその煽りを受けるのが全部yudukiさんという、マジで可哀そうな構図が出来上がっておりました。
yudukiさんと僕はたまにインパクト指数高い曲を放り込むくらいで、なんとか平常の流れに戻そうという努力はしていたんですけど、最後までダメでしたね。
何だったんでしょうね、アレ。

ちょっと場所を変えて改めて4人でやる機会も欲しいなと思った次第です。
このままではテクノ芸人として認識されてしまいそうなので、心優しいオーガナイザーの方、ご連絡をお待ちしております。

【告知】

04月05日(土曜日)に奥多摩OKUTAMA+で行われるオールジャンルパーティー桜逢祭~Graduation~に出演します。

廃校を改装したイベントスペースを一晩貸し切り、アニメ~各クラブミュージックシーンを率いる数々のプレイヤーによって行われる大規模なパーティー。
今回が最終回となるようですが、過去2回に引き続き、TAKAMIさんTakayuki Kamiyaさんとの3人タッグで臨みます。

出演者は日々追加されておりまして、REMO-CONさんHiroshi OkuboさんHIROSHI WATANABEさんといったビッグネームを始め、
s-donさんYamajetさんkokouさん電撃姫さんLZDさんといった、過去Hardonizeにゲスト出演頂いた方々もちらほら。
先日のHardonizeのゲスト、DubYukaさんもいらっしゃいます。
ジャンル入り混じった大規模フェスの様相を呈しており、何よりこの面子が学校に集まるという点で面白さがあります。

この最後の機会をお見逃しないよう、是非お越しください。

【今回のお題】

というワケで先日の『TAK666 10hours with Playerhood』に於けるHardonize B2Bの時間内に自分が使用した曲をピックアップします。
直近のトラックがあったり、懐かしのトラックがあったり、フリーダウンロードトラックがあったり。
掲載順番は実際にプレイした順番となっておりますので、先のようにセオリー通りに戻そうと試みたものの、諦めてネタもの流すといった瞬間もままあったことが伺えます。
マジでこんなはずじゃなかったんだけどなー・・・。

前置きもそこそこに、『TAK666 10hours with Playerhood』Hardonize B2Bプレイリストいってみましょう。

【曲紹介】

DJ Swisherman / Scenario

DJ Swisherman – Scenario | Various Artists | Transition

スペインのプロデューサーDJ Swishermanによるハードグルーヴ
The Mohawks / The Champネタ。
うねりのあるベースフレーズや早口ラップなど、生音っぽさを感じさせるトラック。

Jimmi Rider / Tribal Paradise

Jimmi Rider – Tribal Paradise (Extended Mix) [Barong Family] | Music & Downloads on Beatport

オランダのプロデューサーJimmi Riderによるテクノ
圧のあるキックにタイトル通り民族的なパーカッションが乗ったトラック。
シンプルゆえのインパクトがあります。

Sascha Bouche / To the Beat

To the Beat | Sascha Bouche | LAPS Recordings

ドイツのプロデューサーSascha Boucheによるテクノ
重心低めのビートにオーセンティックなテクノのウワモノが乗ったトラック。
これも使われている音の数としてはかなりシンプルな部類です。

このSascha Boucheというアーティストの手掛ける曲はリフのインパクトとビートの強度のバランスが丁度良く感じられるので、最近かなり気に入っております。
彼のSoundcloudアカウントには、このようなアブない代物も転がっておりますので、是非お見知りおきをば。

Sascha Bouche / Daft Punk Forever! (Bootleg)

Sascha Bouche – Daft Punk Forever! (Bootleg) FREE DOWNLOAD by Sascha Bouche (Buschinski)

Gary Beck / Fold

Fold | Gary Beck | Mutual Rytm

イギリスのプロデューサーGary Beckによるテクノ
ドライブ感のあるビートにテクノ然としたウワモノが走るトラック。
取り立てて派手というわけではないものの、ここからどのようにでも展開できそうな応用力の高さはB2B向きと思うワケでして。

hotline / Blurred

Stream Blurred by hotline | Listen online for free on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーhotlineによるハードグルーヴ
Pianoman / Blurredというオールドスクールレイヴが元ネタで、更に元ネタがBlur / Girls And Boysという、割とトンデモ楽曲。
直近のフリーダウンロード特集でも取り上げております。

推進力のあるビートにM1ピアノの音が乗った快楽指数高めのトラック。

Aitor Ronda / Pagando Mi Cumpleanos

Aitor Ronda – Pagando Mi Cumpleanos (Original Mix) [Funk Me] | Music & Downloads on Beatport

スペインのプロデューサーAitor Rondaによるハードグルーヴ
アーバンなギターサウンドをメインリフとしつつブラスやストリングスまで用いており、フレーズと相まって哀愁とファンクネスが絶妙なバランスで同居しているトラック。
2010年とかなり前の作品ですが、リリース当初からずっと好きです。

Inner City / Good Life (Heisy’s Hard House Tribute)

Stream Inner City – Good Life (Heisy’s Hard House Tribute) by DJ HEISENBERG | Listen online for free on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーDJ HEISENBERGによるハードグルーヴ
タイトル通りのネタを含むトラック。
前のめりなボトムに、あのピアノフレーズと早口ラップの組み合わせが乗っておりますが、トラックの構成がループ主体なので意外にも派手さは抑えめ。

リミックスタイトルになっているハードハウスの感じはあんまり受けないのですが、どうなんでしょう?

Andy BSK / Empty Drum

Andy BSK – Empty Drum (Original Mix) [Koma Records] | Music & Downloads on Beatport

ドイツのプロデューサーAndy BSKによるハードグルーヴ
やや哀愁漂うリフがパラメーターを変えつつ、厚めのビートの上で反復するトラック。
終盤に向かう流れを作るのにかなり機能します。

Kettama / 1997

KETTAMA – 1997 | KETTAMA | STEEL CITY DANCE DISCS

アイルランドのプロデューサーKettamaによるメロディアスハードテクノ
手数の多いビートにトランスを彷彿とさせる開放感のあるシンセをメインリフに置いた、次世代のハードグルーヴを体現したと言えるトラック。
2023年のハードテクノ10選で取り上げているくらいには好きです。

Hardonize B2Bタイムの〆として使いました。
10年前にはこのようなトラックは無かったので、現行の音楽を改めて提示するという意味も込めてます。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週03月25日は774Muzikさんが担当します。

では。

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