一昨日のボスの記事でも書いてある通り、今回の副題Back to Basic Specialに因んでヴァイナルでプレイする人がいて見た目的にもパーティー初期の感じが表れていたように思います。
ゲストの元レジデント、Shinichi Sasaki氏がヴァイナルなのはいつも通りと云う感じではございますが、初めてハードテクノと呼ばれるものに触れる切欠となった人に当たり、且つ初見時と同じハコで同じヴァイナルを使っている姿を見れたと云うのはなかなか感動に近いものがありました。
10年以上もこうして音楽の縁が続いていることに自分でも驚いています。
そしてharu-kazeは本当に良い曲。
ヴァイナル使いと云えば774Muzikさん、Sangoさんも今回そうでしたが、プレイが終わった後ひたすら疲弊していたので来週の彼らの回ではその辺のことについて語ってくれるのではないでしょうか。
このメンバーでやるB2Bも大分久しぶりでしたが、お互い手の内が分かっているがユエにインパクトの強い曲の乱打戦みたいになってました。
誰が何したとはあえて言いませんが、Blue SunshineとDon’t Take More (Jamie Lidell Remix)の件は今年1番あり得ないと思いました。
そんなBuraka Som Sistemaの曲の中からHardonizeでプレイしたのが上のものになります。
シンプルなシンセと非英語のMCをウワモノに、太いビートと多種多様なパーカッションがリズムを構築しているトラック。
本作が収録されているアルバム、Burakaは現在のところ彼らの最新作となっていますが、ソカ、レゲエ、ズーク、そしてベースミュージックにEDMとアフリカ~ヨーロッパ間を縦断しまくる楽曲の連打で大変オススメです。
Figura / Ze Bula (Sabbo)
上述のBuraka Som Sistemaはクドゥルの中でもかなりミクスチャー路線をひた走っているので、クドゥルそのものとしてはこちらの方が参考になると思います。
矢継ぎ早に繰り出されるボーカル(多分ポルトガル語)と独特なパーカッションとシンプルなシンセ、だいたいこの要素がクドゥルのコアとなります。
4小節展開ではないと云うDJ的難点はあるものの、糊代はあるし音もカッチリしてて割と現代寄り、且つベースミュージックっぽさも垣間見えるのでそっちからの変化球アプローチとしても使えそうな感じです。
インダストリアルテクノ×ダブステップ。
兎に角音はエグくて凶暴で、リズムが4つ打ちになったり半分になったりコロコロ変わる異質なトラック。 John Matrixはデビュー当時から少しヒネたダブステップを作る人として信頼が厚いです。
Soundcloudにもちょいちょいフリーダウンロード楽曲が上がっているので、今回の曲と似た路線で挙げるとすればThugFunkでしょうか。
今年リリースのハードミニマル。
ロックに造詣のある方なら1発でお分かりの通り、The DoorsのRiders On The Stormがサンプリングされており、それがシュランツ並みに暴力的なビートの上に乗っていると云う塩梅です。
アシッドとタイトルに冠している割にアシッド要素はないのが謎ですが、DJ Menteは基本的にはアシッドテクノを得意とするクリエイターですので、逆にこの作風の方が珍しい部類に当たります。