「 Resident’s Recommend 」一覧

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/02/26

こんにちは!774Muzikでございます。
何故こんにちはかと言いますと、これを書いている現在、2月27日(水)なんですね。
…はい。完全に更新お漏らししてしまいました。何とも申し訳ない…。
というわけで、ここだけ2月26日という体でよろしくお願いします<(__)>

さて、本日の記事ですが、ハードテクノとは少し離れてEDM寄りになるんですが、Nitro Funというアーティストをピックアップしたいと思います。

Nitro Funは若干20歳という若さながら、Chiptune的なアプローチの独特で尖ったEDM楽曲をリリースしているアーティストです。デビューは15歳の時とのこと。
(その割にbeatportの一番古いリリースが2012というのはどういうことなんだい!?という感じではありますが…)
普段あまりEDM系の楽曲は聴かないんですが、この人の楽曲はとても好きです。

Soldiers (Original Mix)

何と言ってもまずはこれ。
Nitro Funを知ったきっかけの曲。
我が家の長男が見ていたYoutube動画でBGMとして使われていて「おっ」となってチェックしました。
長男もこの曲が好きで、たまに「あの車の動画の曲かけてー」と頼まれて家でもかけたりしています。

New Game (Original Mix)

Soldiersに次いで好きな曲。

Who I Am (Original Mix)

不穏なメロディラインがグッド。
サイドチェインの効き方が往年のBenny Benassiを彷彿とさせます。

Final Boss (Original Mix)

エレキギターがギュンギュンいってて、くっそエモいメロディライン。
完全にヤバいやつですなこれ…。

Disco Fries – Ramuh (Nitro Fun Remix)

こちらはRemixワーク。哀愁系メロディが涙を誘…ってからの展開がめちゃカッコいいですな。

ということで今回はここまで。
次回更新は明後日…ならぬ明日!DJ Sangoがお送りします!


今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/02/21

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

既に他のレジデントメンバーが寄稿している通りですが、Hardonize 32回目無事に終了致しました。
お越し頂いた方々、この記事をご覧頂いている方々、本当にありがとうございます。

今回、全DJの持ち時間が少し長く設定されていたこともあって各人が振れ幅のあるプレイをお送りできたのではないかと思います。
中でも774muzikさんのテックハウスからハードテクノに推移していく流れはかなり好みでした。
長年一緒にパーティーを共にしておりますが彼のこういったプレイを見たのは初めてで、これまでと違う側面を垣間見ることができたような気がします。
もっとやればいいのに。

あとは何と云ってもMorphonicsさんのヴァイナルオンリーセット。
この人に関してもハードテクノ単一でプレイできる程ヴァイナルを所持している印象が無く、いざ当日のリハーサル時間に『どの辺りのヴァイナル持ってきたんですか?』と聞いてもみるも『秘密。』と返されてしまったのでワクワクしながら実際のプレイを拝聴したわけなのですが、疾走感のあるハードミニマル~アシッドでグイグイ引っ張っていく内容で大分食らいました。
後で聞いたらGuy McAffer a.k.a. The Geezer大好きだったらしく、このアーティストについては前回の記事で少し触れたこともあってちょっと嬉しくなりました。
あと毎度ワタクシが取り上げるアーティストがマニアックで面白いみたいな話も頂きました。やったぜ。

さて、他のレジデントメンバーが自分のトラックリストについて触れているので、右に倣ってワタクシもHardonize #32にてプレイした楽曲の中からピックアップしてお送り致します。
全容はこちら。
テクノ~ベース~ハードスタイル~サイケデリックトランス~アシッド~スカウス~ハードハウス。

No Artist Trackame Link
01 Absolution Trip to Asia Soundcloud
02 Alain Delay Summertime (Terra4Beat Remix) Beatport
03 Inner City, Kevin Saunderson Good Life (Ejeca Remix) Beatport
04 Grooveyard Watch Me Now Soundcloud
05 Dismantle Witch Beatport
06 TC4 Chopper Beatport
07 RacknRuin feat. Illaman Slow Down Beatport
08 Jammin Hello Beatport
09 LADY’S ONLY 3xtra Kam1kaze bandcamp
10 Kokushimusou Imperial Riddim anthem-rec
11 Buraka Som Sistema Hangover (Geck-o Edit) bandcamp
12 Coone & TNT aka Technoboy ‘n’ Tuneboy feat.Technotronic Pump Up The Jam Beatport
13 Da Tweekaz Jagermeister (Extended Mix) Beatport
14 Timmy Trumpet & Dimatik Punjabi Beatport
15 Armin van Buuren, Vini Vici feat. Hilight Tribe Great Spirit (Extended Mix) Beatport
16 Egyptian Empire The Horn Track – 20 Years (Luke Slater Khufu Remix Remastered 2003) Beatport
17 DJ Mente Experimentos Humanos Beatport
18 Tik Tok Police Interceptors Beatport
19 Sterling Moss, DVS Techno Punks Beatport
20 Jumpin Jack Raindrops Beatport
21 Nando CP Kikoniko Bass Beatport
22 XS PROJECT Pokemon Go juno
23 Yamajet Sundrop (void remix) Twitter
24 Starman, Italo Bounce On The Move Beatport
25 Rob Crawshaw Funk Agenda Beatport
26 Knuckleheadz Get Out On The Dancefloor Beatport

新旧織り交ぜ、且つ後ろに控えるMorphonicsさんの普段のプレイをフィーチャーした感じになりました。
例によって数曲かいつまんでご紹介します。

Grooveyard / Watch Me Now

Grooveyard – Watch Me Now by Secret Cinema | Free Listening on SoundCloud

ハードテクノシーンのキーパーソンであるSecret Cinemaが変名義で世に送り出したトライバルテクノ。
初出は1995年・・・ってことは干支2周してるのか。
その一方で極端に深いベースラインやブレイクビート的リズムと4つ打ちが同居したボーダレス感は当時の曲としては異形そのもので、今回のようにテクノから他のジャンルへの橋渡しとして屈指の使い勝手を誇ります。
尚、当日のMorphonicsさんの1曲目もこれで、前の人からバトンタッチする時にも大変機能します。

ちなみに元ネタが3つ程ある所謂マッシュアップ的トラックでもあります。

Dismantle / Witch

Witch (Original Mix) by Dismantle on Beatport

以前アーティスト紹介でも取り上げたUKの若きベースミュージックプロデューサーDismantleの4つ打ちもの。
声ネタとパーカッションとベースと云うシンプルな構成はテクノっぽくもあり、やはりクロスオーバー的利用価値の高い楽曲だと認識しております。
本連載でも近年テクノとベースミュージックが接近していることに度々触れているように、こういった中庸的なトラックの需要は日々増しているのではないでしょうか。

Da Tweekaz / Jagermeister (Extended Mix)

Jagermeister (Extended Mix) by Da Tweekaz on Beatport

ハードスタイル。そして当日色々と物議を醸した曲。
突然差し込まれるヨーデル、そして絶妙にダサいメインリフと馬鹿っぽさ全開でもう大変好みです。

ハードテクノ的には馴染みのない音楽かもしれませんが、これを作ったDa Tweekazはハードスタイル好きなら避けて通れないくらいのシーンの最前線に君臨するトップアーティスト。
巨大フェスにもバンバン出演しているレベルのユニットなのですが、何を考えたのか、酒をテーマにしたトラックを制作。
2015年のWodka、2016年のTequilaに続く第3弾がこのJagermeisterです。
お察しの通り、全部馬鹿っぽいのでハードスタイルDJ以外にもとりあえず揃えて頂きたいシリーズです。

ちなみにPVもあります
加えてWodka、Tequilaに関しては公式グッズとしてショットグラスが販売されております。(Wodka / Tequila)
詳細につきましては3行前と全く同じとさせて頂きます。

Sterling Moss, DVS / Techno Punks

Techno Punks (Original Mix) by Sterling Moss, DVS on Beatport

アシッドテクノ。
Sterling Mossについても以前触れた通りではありますが、UKのアシッドテクノシーンの重鎮的存在ですね。
凶暴且つ長尺で展開するアシッドシンセが跳ね系ボトムに乗ったタイトル通り、パンクな逸品。

ちなみにMorphonicsさんは本人とお会いしたことがあるらしいのですが、めっちゃ良い奴だったと語っておりました。
アグレッシヴな音楽をやっている人ほど性格は優しいと云う自分の経験から得た法則に、また1つ実例が加わった感じです。

XS PROJECT / Pokemon Go

Pokemon Go by Xs Project on MP3, WAV, FLAC, AIFF & ALAC at Juno Download

スカウス。当日色々と物議を醸した曲。そのに。
元ネタはロシア語の弾き語りらしいのですが、歌の内容は『ママ、ポケモンを買っておくれ。ピカチュウが欲しいんだ。』と云うものでなんかもう大分しょうもない。
一方、スカウスの肝と言われるドンクベースの鳴らし方を先鋭化させたカテゴリーとして近年、ハードベースと呼ばれるスタイルの音楽が浮上するようになっているのですが、これが特に流行っているのが何故かロシア
と云うわけでその2つが混ざっちゃったのがこちらの曲です。

殊更に曲を説明するよりも明快な単語があります。アホでしょロシア人。
しかも最後の展開で3連符になってそのまま終わるのホントなんなの。滅茶苦茶過ぎる。

このように正気を疑う曲が大量にあるので知能指数を下げたい方に強烈にオススメです、ハードベース。
いずれ特集組もうかしら。

Rob Crawshaw / Funk Agenda

Funk Agenda (Original Mix) by Rob Crawshaw on Beatport

〆はハードハウス方面に向かうように運んだので、その中でもハードグルーヴに近い曲を。
前々回の特集Knuckleheadzをピックアップした際に少し触れましたが、
ハードハウスの中にもディスコやアーバンに寄せたタイプのものがあって、Rob Crawshawもそっち系のトラックを多く輩出しているアーティストです。
音色はハードグルーヴに近いのですが、長めのブレイクを経て派手なリフに遷移する展開はトランス的なので、双方織り交ぜつつプレイすると振れ幅が出せそうな気がします。

他の曲も取り上げたいところではございますが、今回はここまで。
新曲主義でも懐古主義でもないまま、ハードテクノの周辺音楽について紹介すると云うのがHardonizeに於ける自分のコンセプトですので、今後とも変に聴こえる曲を掘ってはニンマリしていくことになろうかと思います。
何卒、ご容赦の程をば。

最後に、来週末03月02日は渋谷R-Loungeにて行われるAAAと云うパーティーに出演致します。

iFLYER: AAA – Global Hard Dance All Nighter at R-LOUNGE, Tokyo

YOJI BIOMEHANIKAさん主導によるハードダンスをコアにしたパーティー。
ゲストにイギリスからハードスタイルの雄ED E.T.を招き、煌びやかで派手な音が一晩中鳴り響きます。
ni-21さんやBound Roundさんと云ったHardonizeに過去ご出演頂いた方々も出演します。

完全に余談ですが、上記のDa Tweekazは昨年、YOJIさんのHardstyle Discoのリミキサーとして起用されておりました。

だからホントに超一流アーティストなんですよ。タダの酔っ払いに非ず。

話が逸れましたが、そのAAAのサブフロアをHardonizeメンバー含むテクノ集団TECHNO ALLIANCEがテイクオーバー。
Hardonizeからはyudukiボス、Sangoさん、私の3名、その他にREV-TUNEさんやTakayuki Kamiyaさん、1-Kさんなど縁の深い方々が一堂に会します。
ってコトでオールアバウトテクノの一晩にもなりそうなので、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

ちなみにワタクシは当日B2Bでの出演であり、その相手がgekkoさんと云うこちらもクロスオーバーなんのそのと云う気概の持ち主。
ワタクシがHardonizeに於いてこの有様なので、果たしてタダで済むのだろうかと云う気配が仄かに漂っております。

次週02月26日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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