はい毎週2回恒例のこのお時間がやって参りました。暑苦しい日々が続きますね。それとは関係なく、容赦なく暑苦しい曲を沢山紹介していきたいという鬼のようなこの連載、淡々と進んでおります。以前の自分の番の時には「夏っぽいの」「しっとりしたの」と聞くだけで適当なテーマでやって来ましたが、今日はハードテクノを語る上で避けられないレーベル群から1つ選んで紹介していきます。
スウェーデンのPierre Jerksten、Hertzという名義の方だけ覚えがちですが彼が立ち上げたこのSWAYは、2002年に1番目のレコードを出して以降、ハードテクノフリークに愛されるゴリゴリな名曲を排出してきたレーベルです。レーベル面のカラーは黒中心で、ハードテクノは黒いのばっかりなのでロゴで覚えましょう的なやつ。アナログの販売は大体2009年ごろで終わってデジタル販売に移行、そのお陰で今でも余裕で手に入るのがありがたい。2013年には過去曲のリマスターもされていて細々と動いている印象。
Recreate (Original) by Hertz
ハードテクノアンセム!定番レイブのアナスタシアネタ。実は最初は別レーベルのConcept Recordsの方で2004年にアナログが切られていたりする。レーベル面も黒ではなく白がベース。
Recreate (Montana Re-Edit) by Hertz
同じアナログに入っていたリミックス。あのアナスタシアサンプリングの部分をくどいまでに連発してブレイクで引っ張って引っ張って引っ張って引っ張って引っ張ってまだいかなーい!みたいな感じのやつで。こっちを使う人も多かったですね。お好みで。
Lucky 13 (Adam Beyer Remix) by Hertz
モッズスタイル!(何となく)ハードミニマル界の帝王アダムベイヤーによるリミックスワーク。どことなく渋いウワモノ。しかしこの曲名のLucky 13ってなんなんすかね。曲名に意味はあんまり無いかもだけど。海外のアパレルでもそういう名前のあるし、日本だとルアーの名前ばっかり引っかかるし。
Modulator (Original) by Pratap
「この曲はIntecの○番で~」ってすげえ適当ぶっこいても「へーそうなんだ、そんな感じするー」って言われるくらいにIntecっぽいやつです。SWAYにしては珍しい、ブラック色が薄れたおキレイ系。序盤戦とかに使っていくと徐々に熱が入る感じかなあと。
Big Bang (Bryan Cox Remix) by Hertz
SWAYの中で2番めに好き。テクノフリークにはお馴染みブライアンコックスのリミックスワークで、このBing Bangは真っ黒なイメージのSWAYレコード群の中で文字通り異色のホワイトカラー盤。あれ33rpmだと曲と曲の境目がわかんない(=針の置き場に困る)んで、黒いマジックで境目に色つけちゃうんだよね。グイグイのゴリゴリのぶっとい系。
Track it back (Hertz Mix) by Tim Track
SWAYの中で一番好きなやつ。シスコの視聴で聞いた後にマッハでカートに入れたっけなあ。ちょくちょく入る一小節分のショートブレイクでのフレーズがクセになる。そしてブレイクもグングン引っ張ってから再びスピード感が戻る展開へ。イチオシです。
以上!!
次回はオーガナイザーのYudukiくんです。