Hardonizeゲストが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【REV-TUNE編】

[2024/1/20(sat) Hardonize #46 ゲスト]

REV-TUNE
(Daydream About the Weekend / 秋葉原住宅)

2007年からDJ活動開始。テクノとハウスを軸にプレイ。クラブ現場でのプレイの他、VR上でのDJ活動やKorg Gadgetでの楽曲制作、秋葉原住宅土台施工、ビリヤニ炊飯、レイヴン稼業、スクラムマスター、野外生活など活動は多岐にわたる。

Hardonizeゲストが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【REV-TUNE編】

REV-TUNE feat. ISUZU / Just keep on runnin’

[試聴なし]

われらTechno Allianceのロゴがウズベキスタンの車ディーラーにパクられ事件から2024年は幕を開けました。
その会社がISUZUロゴをこれまた無断転載していたところから生まれた一曲。
ただのブートです。

Obscure Shape / Tsubasa

Tsubasa | Obscure Shape | Mitsubasa

日本語曲名なのに惹かれて聞いてみたらまあ使い勝手の良いハードグルーヴ。
低めのところから持ち上げてくれるテンションに今年何度もお世話になりました。

Blame the Mono / Dump The Dealer

Dump The Dealer | Blame The Mono

ベースラインから全体に重めの音がキレよく速度高めで展開。
ブレイクのベィスノリもいいアクセント。

Obscure Shape x Parallx / Im Lauf Der Zeit

Obscure Shape x Parallx – Im Lauf Der Zeit | Obscure Shape | CLERGY

Obscure Shapeさん好きです。
さわやかで疾走感。
今年はこういう、メロディラインのあるハードグルーヴにたくさん出会えてよかったです個人的に。

Alfa Cornae / Percezione

Percezione | ALFA CORNAE

ハイかっこいい。
王道ハードグルーヴなんですけどウワモノの不思議な音が独自のグルーヴあってアガる。

ATT & DOUBLE PEACE / DeDeDub

DeDeDub | ATT & DOUBLE PEACE | ATT / BOYS LIKE GROOVE

ATTさんのこの曲には今年何度もお世話になりました!
歌声メロディ、ブレイクの爽やかさとパーカッシブで密度高めのハードグルーヴ、どんな曲からでもここの雰囲気に持っていける良い使い勝手。

GES / A Cut Above (E.DN.MSTR)

[試聴なし]

高速ハードテクノにエモいウワモノ、みんな好きだろ!
気持ちよくなろうぜ。あと空耳で金田って聞こえる気がしなくもない。

WOLTERS / Obsession

Obsession | WOLTERS

ここ数年の個人的ベストアーティストがKETTAMAという人なんですが、彼の曲と似たグルーヴで好き。
〆にエモアゲを持ってきたい時に使用。
同アルバムのGone With The Windも最高よ。

KETTAMA / Pretty Green Eyes (Sunset Ibiza Mix)

Kettama – Pretty Green Eyes (Sunset Ibiza Mix) [KETTAMA] | Music & Downloads on Beatport

で件のKETTAMAです。
今年はあまりリリースなくてちょいさみしかったです。
ハード系ではないんだけど独自のノリでエモくてガンガンドライブしていく音が本当に好き。
近年はUnderworldと一緒にやったりもしてますね。
Techno Shinkansenはもっとキック強くして長尺にしたeditはよ。

REV-TUNE / Power Dolls

Power Dolls | REV-TUNE | Techno Alliance

手前味噌で〆。
最初はパクられきっかけでしたが、おかげで制作に対するハードルがなぜか下がり、今年は人生で一番楽曲を作った年になりました。
初めてEPをリリースしたんです。
買ってください。
https://rev-tune.bandcamp.com

コメント

今年は個人的にはめちゃくちゃツボなハードグルーヴに沢山出会えた一年になったもので、思いがあふれてコメントつい長くなってしまってすみません。
一言に収められない。
まもなく子供が生まれるため、しばらくDJ現場から離れますが、その分、制作を強化していきたい2025年です。
楽曲売っておむつ代にしたいと思います。
Hardonizeの皆さんにかけてもらえるようなハードグルーヴ、作ってみたい!


Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【TAK666編】

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【Hardonize #48 無事終了】

先々週はHardonize #48でした。
お越し頂いた方々、お聴き頂いた方々、本当にありがとうございました。

今回ゲストにお招きしたAkuaMarineさんは現行テクノのトレンドを押さえつつ、4デッキをフルに使って音を重ねたりスイッチさせるライブ感のある内容で、一方のCarpainterさんはヴァイナルも併用しながらファンキーでパーカッシヴなテクノを軸にじっくりと進行していくものと、それぞれ異なるアプローチによるプレイを披露して頂きました。
どちらも職人気質とテクノに対する理解度の高さが感じられる内容だったわけですが、これらをHardonizeレジデントと一世代の開きがある若い方々が体現している、ということに敬意を払わずにはいられません。

やはり数々の現場をこなす中で身についたスキルなのだと感じますし、(両者ともHardonize前日にもパーティーに出演されていたわけですし、)楽しかった一方で個人的にはかなり背筋が伸びる思いでした。
今後とも両者のプレイからは勉強させてもらいたいと思った一晩でした。
重ね重ねありがとうございました。

次回Hardonizeは03月01日開催予定となっております。
年明けから順次情報が公開されると思いますので、2025年も当パーティーをよろしくお願いします。

【Hardonize #48 トラックリスト】

本題が別にあるので細かい解説は避けますが、トラックリストとしては掲載しておきます。
ディスコハードグルーヴを経て、途中レイヴを差し込みつつ、新旧メロディアスハードテクノを織り交ぜながら大ネタUKガラージで〆。
2024年最後のHardonizeのトリでしたので、〆感を意識したつもりです。

No Artist Trackname Listen
01 hitoshi ohishi round sell YouTube
02 Guchon, Seimei KO bandcamp
03 KAGAMI Mirror Ball Future Funk YouTube
04 doremimate tonight (remix) 試聴なし
05 Miami House Party Midnight Pizza bandcamp
06 Head Horny’s, Vicente Belenguer Super Tempo bandcamp
07 Pat Bannister Bailarin Ritmico bandcamp
08 B D Y 08 (B02) YouTube
09 Shin Piano Tracks 試聴なし
10 SHUFFA Back 2 U bandcamp
11 North Base Insomniac bandcamp
12 Gordon Edge Compnded (Edge*1) beatport
13 Will Carrera, Hehn Into The Night bandcamp
14 Gav Ley The Shining 試聴なし
15 S.U.R.E. Touch Me bandcamp
16 Lazy Ants Speed G bandcamp
17 Yousuke Kaga Setsuna YouTube
18 Jordan Nocturne Nostalgia (Kyle Starkey Remix) bandcamp
19 Konnect Come With Me bandcamp
20 La Lani, Rex Heaven Over U bandcamp
21 basement jaxx red alert (scruz remix) SoundCloud
22 ハレトキドキ feat. Native Rapper 今夜はブギー・バック bandcamp

【今回のお題】

さて、先週よりレジデントが今年のハードテクノというテーマに絞り、それぞれオススメの10曲を選出して紹介するHardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選を掲載しており、レジデント最後の回にワタクシTAK666が担当致します。
これまでの掲載はコチラ。

Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【774muzik編】

Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【774muzik編】
Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【Sango編】

Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【Sango編】
Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【yuduki編】

Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【yuduki編】

ハードトライバルものを軸にシュランツにも触れていて、インパクトのあるリズムが好きなんだなという趣向が見える774muzikさん、
プレイから分かるように、ハードグルーヴのプレイヤーとして一貫しているSangoさんはウワモノのバリエーションが豊富で、
yudukiさんの内容は現行のテクノにも通ずるシリアスめなトラックとファンキーなテクノとの折衷が見えて、ビギナーには1番参考になりそうだと思いました。
まぁ今年も総じて『あの人らしいな。』という感想です。
毎回この企画僕が最後なので聞く機会が無いのですが、僕の内容は他のレジデントからどう思われているんでしょうね。

で、3人ともFilterheadz / Euphoriaを選出と。

Filterheadz / Euphoria

Filterheadz – Euphoria (Original Mix) [Tronic] | Music & Downloads on Beatport

まぁこの曲に関しては本当に色々な現場で聴いたので、分からんでもない。
思い返せば2022年辺りからこのハードテクノ10選にFilterheadzのトラックはしばしば選出されており、ようやく今年はトラックまで含めて3人の間で一致した、というのはある種の必然性を感じます。

でも忘れないでください。
この3人、2023年は揃いも揃ってHomma Honganji / You’re The Bossをピックアップしてますからね。

Homma Honganji / You’re The Boss

Homma Honganji – You’re The Boss (Original Mix) [Cycles Grooves] | Music & Downloads on Beatport

これを『2023年を代表する曲だ!』と言っていた人たちが選んだFilterheadz / Euphoriaである、ということは厳然たる事実として改めて主張しておきます。

じゃあお前はどうなんだって話ですが、やっぱり彼らと全く違う内容になりました。
自分の癖(へき)の1つであるレイヴ要素のあるトラックがあるものの、単純なスタブとは異なるサウンドを用いたトラックだったり、
あと今年はミニマルテクノゲットーテックといったハードテクノ外の要素を積極的に取り入れたこともあって、その中からもいくつか、
また新興のハードグルーヴシーンも活発だったのでその辺りも含めつつ、といったそれぞれ異なる判断基準から選出した形になりました。
(これを有体に言うと”バラバラ”です。)

とはいえ、どれも巨大テクノという括りの一部であり、そしていずれも日々進化を続けている音楽である、ということは改めて申し上げておきます。
既知の音楽の隣にはこういったものもある、程度に認識して頂けると丁度良いかもしれません。

前置きもそこそこに早速お送りします、

Hardonizeクルーが選ぶ
2024年のハードテクノ10選
【TAK666編】

いってみましょう。

【曲紹介】

FJAAK / Mechanic Love

FJAAK – Mechanic Love | FJAAK

ドイツのプロデューサーユニットFJAAKによるテクノ
彼らが圧の強いリズムにレイヴサウンドを取り入れた破壊力満点のスタイルに舵を切ってから待望のアルバム、FJAAK THE SYSTEMをリリースしたのが今年04月であり、その先行カットとして頒布されたのがこちらのトラック。
無音となるショートブレイクを経て飛び出すのはもはやレイヴを踏み越えたジュリアナ/デステクノサウンドであり、頭1つ抜けた下品さとインパクトがあります
ピークタイムチューンとしては言わずもがな、空気をガラッと変えたい時の飛び道具としても多大な貢献をしてくれる曲です。

Will Carrera, Hehn / Into The Night

In The Night | Will Carrera, Hehn | Hardcore Energy

イギリスのプロデューサー同士、Will CarreraHehnによるテクノ
導入パートからメインパートまでは、キックが4つ打ちでありながらサブリズムとしてブレイクスのビートを取り入れた、ピッチの高いボイスループと絡む構成、
メインパートではビートが非4つ打ちにシフトし、極太のアナログベースが鳴り響く、終始土臭いレイヴの香りが漂っているトラック。
リズム同士の橋渡しとしても優秀ですし、テンションを明から暗にスイッチするような使い方にも非常にマッチします。

Mezer The Architect / Bang That Shit Up

Bang That Shit Up | Mezer The Architect

ポーランドのプロデューサーMezer The Architectによるゲットーテック
強烈な跳ね感を擁するベースフレーズに、規則的で強調された2拍4拍のクラップリズム、そして延々と繰り返される下品なボイスサンプリングと、このジャンルの特徴をばっちり押さえたトラック。
その上で新興ハードグルーヴにも通ずる、ある程度の硬いビートが担保されていてまぁ使いやすい。

昨年辺りからゲットーテックと各種ハードテクノとの折衷を模索しておりましたが、個人的にこのMezer The Architectの存在はかなり大きかったです

ABSIS / Paranoid

Paranoid | ABSIS | Hivern Discs

スペインのプロデューサーABSISによるミニマルテクノ
非4つ打ちのビートに深度のあるベース、ヒプノティックなウワモノが絡み合う、ダークで冷たい空気感を纏った曲。
緊張感がずっと続く感じが印象的です。

趣向的にミニマルテクノに傾倒していた期間があり、その際にこの手のトラックとハードテクノとの交配について探っていたりました。
実験的なアプローチはとても好きなので、今後も機会を作って挑戦していきたいですね。

Crocetti / Della Disco

Della Disco | Crocetti

オランダのプロデューサーCrocettiによるテクノ
重心を低く保ったリズムに対し、フィルターがかったファンキーなディスコサンプリングが相反性を感じさせるトラック。
これも明と暗のテンションを橋渡しするのに非常に良い塩梅です。

昨年選出したCarlo Lio / Casanovaとマインド的に近いものがありますね。

Jah Scoop feat. Natty Campbell / Ital Acid Skank

Ital Acid Skank | Jah Scoop feat. Natty Campbell | Flatlife Records Labelgroup

今年来日も果たしたイギリスのレジェンドプロデューサーThe Geezerの変名義Jah Scoopによる、Natty Campbellをボーカルに迎えたハードアシッド
何度か取り上げている、レゲエの要素を取り入れたハードアシッドであり、The Geezerはその仕掛け人と言える存在です。
終始鳴り響くファンキーなアシッドサウンドに、反復する裏打ちのギターやインパクト満点のホーンセクションなど、これまでのハードアシッドに無かった生音強めの音使いは何度聴いても斬新さを覚えます。
本作は更にもう1歩踏み込んだスカを彷彿とさせるのも大きな特徴ではないでしょうか。

Schroomp / Bang Bang

Schroomp – Bang Bang (Original Mix) [Dreizehn Schallplatten] | Music & Downloads on Beatport

今回の特集にも表れているように、Hardonizeレジデントの激推しユニットFilterheadzのメンバーであるベルギーのプロデューサーSchroompによるハードテクノ
ユニットに於いてはFilterheadz / Euphoriaのようなエモいトラックでテクノシーンを大いに沸かせていた裏で、硬いリズムと強烈なウワモノを伴ったハードテクノを大量生産していたその中の1つ。

とりわけこの曲は『頼むから落ち着いて。』と言いたくなるくらいアグレッシヴなフーバーサウンドが用いられており、レイヴが持つ破壊的な側面が見事にパッケージングされている印象があります。
脱力感と下品さを兼ね備えた味のあるジャケットも相まって理解が追いつかない作品。

Entasia / Adrenaline

Adrenaline | Entasia | TNT

オーストラリアのプロデューサーEntasiaによるハードハウス
小気味良いハイハットリズムにレトロなオルガンのフレーズがめちゃめちゃ軽快なトラック。
2024年のリリースでありながら、クラシックなハードハウスに造形が深い人ほど刺さりそうな音使いをしています。

新興ハードグルーヴは旧来のテクノマナーに準じたハードグルーヴとは異なる進化を遂げていることを強く感じた曲でもあります。
yudukiボスも軽く触れておりましたが、この辺りの考察については近いうちに記事化したいと考えております。

Guchon, Seimei / KO

KO | Guchon, Seimei | Guchon

それぞれ今年、そして昨年のHardonizeにゲストとしてご出演頂いたGuchonさんとSeimeiさんによるテクノ
密度の高いハイハットとパーカッションを前面に出した疾走感のあるリズムに厚みのあるベース、そして懐かしさを覚えるオーセンティックなシンセフレーズが特徴的なトラック。

ダンスミュージックとしての強度をしっかり担保した上で、程良くメロディックな含みを持たせているこの構成は、2000年代の日本産テクノが表現していた空気感そのものだと思っており、そこに多大な影響を受けた両名だからこそ出来上がった作品だと認識しております。
世代を越えてまたこういった曲が聴けたことをいちヘッズとして嬉しく思います。

ゲストびいきとかじゃなく、本作が収録されているDream Team EPは全曲素晴らしかったです。
ありがとうございます。

COD / layitallonme

layitallonme | COD | Shelter Records

オーストラリアのプロデューサーCODによるメロディアスハードテクノ
浮遊感のあるパッドシンセと、明るいピアノの連打によるメインフレーズが感傷を誘う曲。
スムースな女性ボーカルが入っていたり、ウワモノの表情がとても豊かです。
テクノハウストランスが混然一体となったようなサウンドには懐かしさを覚える一方、現代のダンスミュージックに対してもしっかり機能することを示してくれます。

〆に持ってくればたちまち良いパーティーに早変わりするズルさもあるので、このポジションです。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

そして来週は今年のHardonizeにご出演頂いたゲストDJたちによる2024年のハードテクノ10選を、24日と26日の2回に分けてお送りします。
Hardonizeレジデント面々とは異なる視点からのセレクト、見逃し厳禁です!
尚、通常回としては年明け01月14日に774Muzikさんが担当します。

良いお年をお迎えください。
では。

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