Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【yuduki編】

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

Hardonize 48ありがとうございました。

2周間前になってしまいましたが、Hardonize48回目ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

ゲストのAkuaMarineさん、Carpainterさんのお二人のプレイはスキルもさることながらとてもHardonize「らしい」プレイでお呼びしたレジデント一同非常に楽しい時間でした。6時間があっという間だったということは楽しかったということですね。

次回については先のHardonizeの最後でもお伝えしましたが、既に諸々決まっております。情報については年明けぐらいから出していきたいと思いますのでそちらも何卒。

来年のHardonizeについては、内に村役場にてHardonizeレジデントの会議が執り行われる予定なので、そこで色々と方向性が決まったり、決まらなかったりするのではないかと思います。

お知らせ

X(旧Twitter)にてお知らせしておりましたが、今年はレジデントによる2024年10選以外にも、今年にゲスト出演いただいた方々からも10選を選んでいただいております。今週以降の公開スケジュールは以下の通りとなりますので、お楽しみに。

12/17 : yuduki
12/19 : TAK666
12/24 : 2024出演ゲスト(1)
12/26 : 2024出演ゲスト(2)

個人的なお知らせ

年明け早々の2025/1/4に渋谷Another Dimensionで「TYMM」9回目に出演します。今回はテクノ回ということで和泉幸奇さんとMorphonicsさんをお迎えして年明け早々ガッツリやっていくことになりそうです。何卒!

今回のテーマ

いうことで、先週&今週はHardonizeレジデントによる2024年のハードテクノピックアップ記事となっております。見逃した方向け、先週の記事はこちらから。

自分の10選選び終わってから二人のを見たのですが、曲被りは1曲だけでまあ今年もそうだよねという感じしかしなかったですね。それ以外でもあと1曲ぐらいは被るんじゃないかなーと思ったものの、アーティスト違いだったり。

今週のピックアップ

ということで2024年のピックアップはこちら。順番はAtoZで表示しているのでランキングとかではないです。念の為。今年の10選はこちら!

ATT&DOUBLE PEACE / DeDeDub

Hardonize的には様々お世話になっております、ATTさんによる3月リリースのハードグルーヴ。「DeDeDe」の特徴的なボイスサンプリングのループをメインに置きつつ、ツール的にフロアをググっと引っ張っていきピアノ鳴り響くブレイクで盛り上げていくナイストラック!

Antigone / Night Division Coyu Chants Remix

フランスのテクノプロデューサーAntigoneによるトライバルハードテクノ。タイトルに「Chants Remix」とあるように、詠唱的なチャントがブレイクをメインにチャカポコとしたパーカッションと共に最後までダイナミックに展開していく、民族感のあるトライバルサウンド。2024年もCoyuは絶好調。感謝。

Filterheadz / Euphoria

昨年の「Waveriders」に続き2024年も絶好調なFilterheadzによる[ Tronic ]からのリリースはフロアに感動と多幸感をもたらすピークタイムチューン。高揚感をもたらすサウンド、ブレイクでのシンセリフともに明け方に聞いたら涙腺が緩む系のナイスチューン。Sunriseとどちらを選出するか迷ったのですが、テクノ的な使いやすさの観点も踏まえて今年はEuphoriaでした。

Gary Beck / Fold

[ bekaudio ]主宰、ベテランプロデューサーGary Beckによる2024年アンセムチューン。リズムの太さ、ループするフレーズ、声ネタの使い方やブレイク明けの一瞬だけ無音になる所からのワンショットのシンセが入る所など、しっかりとフロアを盛り上げてくれるピークタイムチューン。かなり使いました、ありがとうGary Beck。

この曲かSambanaで迷ったのですが、今年を代表する曲といったらこれだろうということでこちらを選出。2023年後半からかなりゴリゴリのサウンドが強めになってましたが、2024年はこのFold以降の勢いが凄かったですね。

Hertz / Go Back

去年一昨年に続いて自身が主宰する[ Sway ]より選出は6月にリリースされた「Go Back」をピックアップ。個人的に2023年最後〜2024年はトライバルな要素が比較的多かった印象ですが、こちらもそのうちの一つで、チャカポコとしたパーカッションにぶっといキックで展開する𝑮𝒐𝒐𝒅 𝑯𝒂𝒓𝒅 𝑻𝒆𝒄𝒉𝒏𝒐で◎!

KiNK / Unicord

2024年はこのレーベルがかなり個人的に大躍進だったと思わせるように[ Mutual Rytm ]からの選出は、様々なジャンルで活躍するブルガリアが誇るプロデューサーKiNKによるハードテクノ。ハードテクノ名曲Ryoh Mitomi「Haru-Kaze」を彷彿とさせる、透明感あふれる短いフレーズで展開していくシンセ使いの懐かしさを感じさせる雰囲気のサウンドメイクで中盤~終盤まで大活躍してくれる一発でした。ナイスすぎ。

Lenn Reich / Sace

どこか薄っすらと感じるトライバル感からの、ヒプノティック系のシンセが鳴り響くゴリッゴリのハードテクノチューン。ブレイクでのブレイクス的なサウンドにしていく箇所からのクラップでブレイクを開けていく展開も含めてガッチリフロアをロックしてくれた1曲。

Mark Broom / Funky Sounds

説明不要の大ベテランMark Broomによるタイトル通り「ファンキーサウンド」だと言わんばかりのイントロからホーンセクションで哀愁漂いながらもファンキーなメロディーで展開!…と思ったら急にヒプノティックなサウンドになってまた戻っていくという情緒の乱高下が激しいインパクト大な一発。

Pan-Pot / EVOLUTION Dast Remix

2023年にリリースされたPan-Potの20周年記念としてリリースされたアルバム「FORTE」から「EVOLUTION」をPlanet XやSuaraからもリリースのあるDastによるハードテクノリミックス!原曲のレトロウェーブ的なシンセサウンドを活かしながらも原曲の数倍ヘビーかつ重量感のあるキックやライドシンバルでガッツリと原曲の大人しさとは打って変わってどっしりとハードに展開していくトラック!

Pat Bannister / Faster Than Jazz

Coyu主宰[ Suara ]よりリリースされたとんでもないトラック。うねるグルーヴにスッコンスッコンとした軽いパーカッション、哀愁の漂うメロディーラインでスタートしてそこにタイトル通りの「Faster Than Jazz」なサックスのみでリフが展開していく強烈インパクトのナイストラック。これマジでやばかった。

2024年の振り返り

今年は「これめっちゃヤバい」という曲が個人的に多数あった中で、そのあたりも踏まえてSIN-ONのMIXを作ったりしましたし今年の10選は結構早い段階で7月ぐらいにはある程度見えてきていたのではないかな、と思い返したりしてました。

レーベル的に見ると、去年から引き続きSway、TRONIC、Suaraといったベテランによるレーベルが破竹の勢いでリリースを出す中、今年個人的に一番躍進していたのはSHDW主催のMutual Rytmだったのではないかと思ってます。10選で2曲ピックアップしてますし。去年以上に2024年はハードテクノがかなりの主流な流れになってきているのを感じた一年ではありました。

ただ、BPMがどんどん早くなっていく&曲が短くなっていく傾向がかなり後半にかけて強かった印象で、Mark Broomは最近基本5分以下の曲中心ですし、じっくり繋げていきたいプレイとなるとループ使ってなんとかしていくみたいなのはプレイスタイルをどううまく向き合っていくかと考えさせられました。

早くなるBPMについては15年前の悲劇とも思える反動傾向につながるのではないかと、若干ビクビクしてます。まあ、そうなっても我々は自分たちのやるべきことをやっていくだけではありますが、シーンとしてどうなってしまうのかというのは来年以降も結構気にしていくところではないかな、とは思ってます。

ハードグルーヴ周りで行くと我々が続けている旧来のテクノ側アプローチからの「ハードグルーヴ」とは全く違ったスタイルのUKG方面からの「ハードグルーヴ」が出てきていることもあり、UK周辺のハードグルーヴシーンについては記事化したいよねと話していたもののうまく形にできなかったので、来年なんとかしていきたい。

そんなこんなで今年も色々ありました!来年もよろしくお願いします!
残る更新はあと3回、次回更新は木曜担当TAKくんです。


Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【Sango編】

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

近況

先週土曜日、無事にHardonizeの48回目が終わりまして、皆それぞれにそれぞれのハードグルーヴを鳴らしまくって誰もがニンマリという、濃くそれでいて楽しいナイスパーティに仕上がったのではないでしょうか。

ゲストビールも柑橘系ガッツリでよかった。モツ鍋も出てきて日本酒や焼酎に爆裂に合う!ということで久々に泡盛頂いたりしましたね。うまかったー!

うまかったと言えばゲストのお二方!ようやくHardonizeにお呼び出来た、というAkuaMarineさんとCarpainterさん、どちらもHardonizeに対する解像度が高い!その上でDJが超上手い、関東テクノ界隈の先頭を突っ走る方々なので安心感がすごかった。いずれまたお迎えできるといいですよね。ありがとうございました。

わたくしはと言えば2番手でして、序盤から中盤戦の所でしたので少し渋めのトラックを交えつつ後半の方ではちゃんと上がる所を入れつつ、ということで色々考えたセットでした。今回は2024年まとめ回ですので、セトリだけ貼っておきます。

Hardonize #48 / 2024-12-07 16:00-17:00 / Sango

  1. Neon (Original mix) / Filterheadz
  2. Groove Weapon (Original mix) / RITCHIE CARTER
  3. E1 (Original Mix) / The Third
  4. House of Pleasure (Original Mix) / Narciss
  5. Cubic (Original Mix) / Filterheadz
  6. Too Much Booty (Original Mix) / Longeez
  7. Impressions (Original Mix) / Hertz Collision, Gene Richards Jr
  8. B1 (Original Mix) / Arnold, Almir Ljusa
  9. Red Hot (Original mix) / Andy BSK
  10. Don’t Let Me Stop (Original Mix) / Ges
  11. Scratch & Sniff (Original Mix) / Ben Stevens, Tenchy
  12. Soul Pleaser (Parallx Remix) / VILLA
  13. No Pain, No Gain / Wehbba
  14. Fancy Dance (Original Mix) / Almir Ljusa
  15. Funkisses (Almir Ljusa Remix) / Arnold
  16. Fiction (Original Mix) / Sandro Mure
  17. Second Sight (Original Mix) / Riotbot
  18. Decree Heaven (Original Mix) / Kevsey D
  19. Gori vs. Ready or Not (Original Mix) / David Moleon
  20. Neojazz (Original Mix) / Trust True
  21. Stand Up (Original Mix) / Puccio
  22. What’s Yours (Original Mix) / Puccio
  23. Funky Hipster (Homma Honganji Remix) / DJ Brutec
  24. M36 (Original Mix) / Goncalo M

 

次回のお知らせ

48回目の最後の所で日程のアナウンスがありましたが、次回は3月1日です!覚えやすい!
既に確定していることが色々ありまして、また追って情報をお届けできるのではないかと思います。

 

 

 

さてさて。

2024年もいよいよ残り半月となりまして、更新も今週2回、来週2回で終わりということになっておりまして、それぞれ年内のラスト1回は、クルー各自が今年購入や紹介したものの中から、特におすすめのものを10曲ご紹介するという、毎年恒例の企画記事となっております。

 

というわけで行ってみましょう。どうぞ!

Hardonizeクルーが選ぶ2024年のハードテクノ10選 【Sango編】

ATT & DOUBLE PEACE – Stars (Original Mix) [RouteR]

いきなり12月初出の曲で申し訳ねー!!紹介したのが1月の記事でした。Hardonize的にかなりお世話になっておりますATTさん。静岡遠征の際に使わせて頂きました。

Mall Grab, Effy (UK) – iluv (Original Mix) [Fragrance Recordings]

これがリリースされた2月時点でFragrance Recordingsとしては1曲しかなくて、さっぱり謎レーベルだったんですが今はもうちょっと増えておりました。12月リリースのがあって合計6曲に。一体何なんだこのレーベル。曲は哀愁ボワボワ(?)でとても印象に残っていい感じなのですが。

Satoshi Imano – Epicurean (v24) [79er Tools]

今年も色々なリバイバル、リローデッドな楽曲がありました。例えばPerplexerのChurch of Houseがいきなり新曲としてリリースされたりとか、New Time New PlaceもV2になったりとか「何で!?」ってなったのですが、より近しい所で今野さんのEpicureanの24年バージョンがなぜかリリース。大好きな曲なので嬉しいけど!!!!!…なんで?

Filterheadz – Euphoria (Original Mix) [Tronic]

2024年もFilterheadzはスマッシュヒットを飛ばし続けているわけですが、その中でも「特上」を選べとなったらこれかなあ…もう特濃のFilterheadz汁じゃないですか。元々リリースが多い中で、Filterheadzがリリースした楽曲だけでまとめたらこれがトップな気がします。

92Groovz – PNW Represent (Original Mix) [92groovz Recordings]

グログロブリブリなシンセ音を扱わせたら天下一品の92Groovz。これはだいぶ刺さりましたねー。序盤から中盤戦でかなり使える格好良さ重視のトラック。

Homma Honganji – Iouzen (Felix R Remix) [Rawsery]

静岡遠征でもゲストに来て頂いて色々とお世話になりました本間さん、の曲のリミックスワーク。ハードグルーヴの体は取りつつも常にセクシー。

Puccio – What’s Yours (Original Mix) [Transfiguration Recordings]

現場で使いました!ピークタイムチューンでTransfigurationらしい、これぞハードグルーヴど真ん中!という気持ちがいいくらいにゴリッゴリのギラッギラの曲。上から下まで全部出てる。

JAXM – Heat Stroke (Extended Mix) [TUFF TiMES]

ほんのりトライバル風味の高速ハードテクノ。ブレイクでBPMがゆるやかになって徐々に上がっていくのが最大の特徴ですね。哀愁さも相まって終盤を彩るナイストラック。

Puccio – Stand Up (Original Mix) [LW Recordings]

なーんか今年の後半はサックスの音色が鳴り響く楽曲が目立った気がします。なんでだろ。何かそういうブームなのかは知りませんが、ローランガルニエの楽曲を例に出すまでもなく大体格好良く纏まる物なのです。その中でしっかりハードグルーヴの疾走感を出しつつの良曲がこちら。

Trust True – Neojazz (Original Mix) [Trust True Trax]

10選のラストはこれでシメたいと思います。Hardonize#48で「今年一番変な曲かけまーす!!」って宣言して掛かったのがこれなんですが、他の曲との食い合わせが滅茶苦茶悪そうなコード進行、そのくせキックはやたら強い、ブレイクで急にシャレオツになって、それでも常に不穏で、タイトルがNeojazzって、最高にどうかしている悪い冗談みたいな楽曲です。インパクト絶大。なのでこれが10曲目です。

 

まとめ

去年は自宅のアナログレコードを片っ端からデジタル化してFLACデータにしてタグを打ちまくるという活動がメインだったのですが、今年は環境面ではそこまで変化はなく、TRAKTORのメジャーバージョンアップでPRO4になったのが面白い所かな、と思います。

その目玉の追加機能として個人的に大きかったのはOzone Maximizerでしょうか。4Deckミックスをやってますと音量の操作ってかなり繊細にやらなきゃいけないわけで、Headroom -6dbなどにしてクリップなど起きないようにしているのですが、このマキシマイザを有効にすると複数デッキ上げた状態でも「余程の事が無い限りクリップしないように」0db調整をしてくれますので色々安心。Hardonize#48で初めて投入してみましたが現場鳴りもよかったです。かなり実用的。この機能についてはこちらの記事で特集しております。

んで、2025年はStem Separationの機能をもうちょっと詰めていきたいところですね。何でも出来るので腹を決めてかからないといけない気がする。Stemの詳細については今年、この記事で特集を組んでいますのでご覧あれ。

で、楽曲としてはどうでしょう。もちろん良曲と色々出会ったりしたのですが「2024年これを毎回かけたい!!!」という感じの個人的な大アンセムがあったかなー?と色々思い返しているのですが、突出した感じのは無かった気がします。去年はApocalypseがありましたからね…来年の今頃に「いやもうコレだろ」って思えるような楽曲に出会うことを期待しつつ、引き続き巡回を進めて行きたい所です。

 

というわけでわたくしの出番は、今年はここまで。
(一足お先に)良いお年を!

 

 

来週12月17日にYudukiくん、19日にTAKくんの更新があってHardonize Blogは2024年納めとなる…かと思いきや、まだあるんだよね…!

https://x.com/hardonize/status/1866468153494229217

残り4回の更新、おたのしみに。