こんばんは。TAK666です。
前回Yudukiボスのエントリーでまたご指名頂きました。
11/26開催のPandora Boxというイベントのためにテックダンスをピックしようと思ったものの、2ヶ月近くハードダンスのジャンルをノー...
モロにサイケデリックトランス紹介されてて結構面食らいました。
特にMystical Complexの名前をHardonizeで目にするとは。僕も大好きです。
2012年頃のサイケデリックトランスのトピックとして、ようやくEDMと接近を図ったと云う点が挙げられます。http://psytranceguide.com/ 
ちなみに日本だとlapix氏と云うアーティストがこの手の音楽を得意としています。https://soundcloud.com/lapixmusic 
なぜか冒頭からサイケ話になってしまいました。
と言うのも今回ゲストの2人、Die氏とBee.Bee.氏、前者はともかく後者のプレイ中に『こういう音楽なんて言うの?』と云う質問が寄せられました。
なので上述の通り、今回は前回のおさらいです。
まずゲスト先鋒、Bee.Bee.氏のプレイバック。
UKハードハウスの原型となる音は90年代後期には既に存在していたようです。
Cortina / Music Is Moving (Bk & Dbm Amber Mix) 
シンプルな構成ながらレイヴの残り香のようなオルガンシンセが耳に残ります。声ネタも聴き覚えがあると云った方もいるかもしれません。
先の曲が90年代のリリースであり、所謂オールドスクールに分類されるわけですが、サイケデリックトランス同様にダブステップ、EDM出現後に大きく音の転換がありました。
Andy Whitby, Karlston Khaos / Fire 
ブレイクで綺麗目シンセとボーカルで煽っておいてガクッと肩の力が抜ける展開。
一方、それらとは別のベクトルでひたすらフーバーやアシッドなどのシンセ使いに魂を削っていた界隈も存在してて、より攻撃的な音を前面に打ち出した活動を展開していました。
Grady G / James Brown Is Still Alive 
タイトル通りのネタモノです。あのオーケストラシンセもUKハードハウスによくマッチしてますね。
ちなみに日本だとquad氏と云う方がアシッド寄りのUKハードハウスを多く手掛けております。http://luvtrax.com/ https://soundcloud.com/luvtrax 
続いてDie氏のプレイしていた音楽について。
当日のDie氏がスポットを当てていたのはその中でもハッピーガバと呼ばれる文字通り、底抜けに明るい(≒アホっぽい)メロディーを取り入れたガバでした。
Technohead / I Wanna be a Hippy (Radio Mix) 
VIDEO 
これです。これですとしか説明できません。PVも合わせて何度再生したか分かりません。I Wanna be a Hippy (Radio Mix) by Technohead on Beatport 
もうちょっと時代が進むとよりクラブミュージックとして機能するように構成された曲が出てくるようになります。
Trickster / Emphasis On Hardcore 
多少格好良く聴こえる筈です・・・多少・・・。ここで使われているキックがガバキックと呼ばれる音ですね。
こういったガバも現在はすっかり形が変わり、洗練されてちゃんと格好良い音になり、大規模なフェスもオランダに限らず世界中で行われています。
DJ Paul Elstak and Mental Theo featuring Gin Dutch / Raving Beats 
VIDEO 
上のI Wanna be a Hippyが1995年リリース、こちらが2014年リリースです。何1つ変わってない音が20年後にもリリースされたとあって界隈騒然としました。Raving Beats – DJ Paul Elstak and Mental Theo featuring Gin Dutch – Spinnin Records – MP3/WAV Download at Trackitdown 
日本でも同人音楽やゲーム音楽などで今でもたまに耳にする機会があります。日本のガバ年表 
以上が今回のHardonizeでゲスト両名によって流された音楽の概要になります。
次週11月21日は774Muzikさんが担当します。今回はこれにて。