こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。
ご存知のようにHardonizeはハードテクノにスポットを当てたパーティーですが、
一口にハードテクノと言っても色々あるわけでございます。
大まかに分ける方法として雰囲気で陰と陽、
つまり暗いハードテクノと明るいハードテクノとすることもできます。
前回と前々回で紹介したRaul Mezcolanza、David Moleonはお聴きの通り
派手で陽気なトラックを多く作っているため、上記分類では陽と云うことになります。
と云うわけで今回は反対に陰のハードテクノについてご紹介したいと思います。
スポットはこの人。
モン・サン・ミシェル修道院で有名なフランス西部、レンヌのクリエイター。
キャリアは相当長く、90年代後期から20年以上活動を続けている大ベテランです。
CENTRAL MUSICと云うセルフレーベルからのリリースが主立ってますが、
伝説のアシッドテクノレーベルであるSTAY UP FOREVERや、
フレンチハードコアレーベル、ASTROFONIKのサブレーベルからのリリースもあったりと
多岐に渡ります。
作風もこれまたハウス、テクノ、ブレイクスからシュランツまで幅広いですが、
DJや楽曲を聴く限り、コアになっているのはハードテクノ、
それもアシッドテクノ要素のあるビヨビヨ鳴っているハードテクノでしょう。
鳴っている音色は変わらず、シンセのパラメーター操作だけで曲の展開を作るこの音楽は
今尚中毒者を量産し続けています。
彼の音楽に触れることで出口の見えない深みにハマる感覚を味わうことができますよ。
余談ですが2013年に初来日しており、その際に見に行きました。
アシッドやミニマルの推進力にグイグイ引っ張られて2時間があっという間でした。
そんな彼のオススメ楽曲がこちら。
Ganez / Vida Conyugal (Re-Edit)
Ganez The Terrible / Krystalik
Ganez The Terrible / Land of Acid
Ganez, Dr Chekill feat. The Egg / Brutal
Ganez The Terrible / Eighties
あと大分前の作品ですが、このEPに入っている
Ganez The Terrible / Antologik
と云う曲もシンプルながら力強いストンプ系ハードミニマルでオススメです。
フリーなので持っていくが良。
http://www.motormouthrecordz.com/post-cult.htm
次週は774muzikさんが担当します。今回はこれにて。