こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。
【告知】
来週の日曜日(28日)、新宿WARPにて行われるTOKYO HARD GROOVE SESSION 22 SUMMERに出演致します。
?8月28日THGS 22⛱夏フルラインナップ発表!
みんなで最高の夏にしよう!
?8/28(日/デイ)
⏰14:00~22:00
TOKYO HARD GROOVE SESSION 22 SUMMER☀️
?WARP SHINJUKU?前売チケット @iflyertv https://t.co/63PfQLHDDy
Flyer Design @djshimamura
#THGS #THGS22 pic.twitter.com/4MCDwtT15f
— THGS STAFF (@THGS_STAFF) August 12, 2022
春にもお招き頂いた4フロアを使って行われるモンスターパーティーに引き続き参加できて光栄です。
同フロアにはTAKAMIさん、DJイオさん、BEPPUさんなどテクノに縁がある人たちが集まっているのでご興味のある方は是非。
尚、僕がテクノをプレイするかは分かりません。
結局先日のThe Door Into Summerでも半分以上速い音楽やってました。
ちなみに来月末にかけて結構大きめのパーティーに立て続けにお招き頂いております。
09/19 ¡¡SAKE!! vol.2
09/23 TOKYO HARD DANCE Vol.2
09/24 HAPPY DYNAMITE 20+1st Anniversary
また直近になり次第詳しくお伝え致しますので、こちらも何卒。
【近況】
明日はSONICMANIAに行きます。
なんだかんだこの手のフェスは久し振り。
周囲のテクノ界隈はHardfloorの来日に沸いておりますが、同時間帯にCreepy NutsとTHE SPELLBOUNDが食い込んでいて相当悩ましい。
あと個人的にはBoys Noizeをかなり見たいし、MadeonやAwich、あとMCバトルも気になる・・・といった感じで結構見たいものが多くてかなり楽しみです。
【今回のお題】
さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。
ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。
ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。
やっぱりそれはそれとしてなんですが、前回に引き続きHardonizeのDiscordサーバーにてTomoさんより以下のようなご質問がありました。
自分はヴァイナルが好きで細々と買っているのですが、なかなかレコ屋になくて困っています。
おすすめのレコ屋とかあれば教えてください。
ちなみに都内です。
ご質問ありがとうございます。
ハードテクノが好きでヴァイナルを買い集めている方だそうで、配信が主体となっている今現在に於いては珍しい存在だと思います。
ご存知のようにヴァイナルが全盛期だったのはもう遥か昔で、レコードの街と言われた渋谷に限って言えばCISCOが無くなり、Spice、DMR、レコファン、そしてつい先日Techniqueも無くなったことでレコードをお店で買える機会が目に見えて少なくなっています。
大きなジャケット、圧縮されていない高音質であることを活かしたコレクターズアイテムとしての需要は今でも高いようですが、我々DJが求めているのはより実用的でクラブでの使用に即した作品なので、こういったところとは少し視点が異なるわけです。
となるともう東京に限らず、こうした要望を満たせるレコードショップというのは相当限られてくるのが現状です。
とはいえ、個人的にいくつか印象に残っている/贔屓にしているお店はいくつかあるので、たまには楽曲ではなく、こうしたお店にスポットを当てるのも良いのではないかと考えた次第。
従って今回取り上げるテーマは
とし、自分が行ったことのある日本各地のレコードショップについて取り上げていきたいと思います。
生憎、ご質問にあったハードテクノに絞ってしまうと少なくなってしまうので、その他のジャンルに特化したお店も含めて紹介していきます。
また、それぞれのお店で出会った印象的な楽曲も合わせて掲載しておりますので参考にして頂けますと幸いです。
早速ですが2022年国内レコードショップ特集いってみましょう。
【レコードショップ紹介】
Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップ ジェットセット
テクノ、ハウスは勿論、ヒップホップ、ベースミュージック、ドラムンベースといった様々なクラブミュージックを取り扱っているレコードショップ。
店舗自体はそう大きくないのに、この取り扱いの幅広さはかなり魅力を感じますし、何よりアンダーグラウンドな音楽に対する造詣が深い。
ヴァイナルでしかリリースされていない、全世界で数百枚限定みたいな作品が度々入荷されるあたり、つい覗いてしまうお店です。
あと購入に応じてポイントが付与されるのですが、その特典でしか手に入らない音源があってそれもめちゃめちゃ魅力。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Calling Earth (UMEK Remix) by Yves Deruyter on Beatport
初めて聴いた時からリズムの完成度は凄まじいと思ったし、往年のトランスを原曲とするものだったということもあって記念として持っておきたくなりました。
盤面がジャケットみたいなマーブルカラーで綺麗です。
ハウス・テクノ レコード通販 FreestyleOnline フリースタイルオンライン 名古屋
テクノ、ハウスに特化したレコードショップ。
特にハードテクノ、ハードダンス、ハードコアといったハード系ジャンルの取扱量としては国内トップクラスです。
シュランツが日本で注目され始めた2000年代中期頃から早々にこの音楽のヴァイナルを取り扱っていたり、まだハードグルーヴという言葉が定着する前からファンキーなテクノに注力していたりと、個人的に色々と勉強させて貰った場所でもあります。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Pagando Mi Cumpleanos (Original Mix) by Aitor Ronda on Beatport
やはり個人的にはハードグルーヴのリリースを購入していたことが多いです。
僕が思うこの時点でのハードグルーヴの到達点と言うべき曲。
当連載で何度も触れていますが、これについては一生忘れないくらい好きな曲ですね。
レゲエをメインに取り扱うレコードショップ。
レゲエもまた各時代、各スタイルによって様々なサブジャンルに分かれており、それらを網羅しているので当ジャンルのファンには欠かせないお店として重宝されています。
ただ、個人的な魅力はドラムンベース、特にジャングルの入荷作品がまぁ押し並べてマニアックな点。
レゲエのダブプレート精神を引き継いだ希少価値の高い作品が多く、掘れば掘るだけ新しい発見があります。
お店の場所も路地の中にあって古きレコードショップの趣きを残しているのもまた良し。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Rastafary Livity 233 (Original Mix) by Candy on Beatport
ガラの悪いベースのうねりとラガのフロウが合わさった煙たいドラムンベース。
こういうのを聴きたい時には最適のお店です。
ドラムンベース、ダブステップ、ハードコアなどイギリスのカルチャーに根差したジャンルに強いレコードショップ。
大方のレコードショップに於いてドラムンベースと一括りにされがちなところを細かくサブジャンルで分けてカテゴリー登録されていることから分かるように、この音楽に対する熱の入れ方が半端ない。
新譜も取り扱いつつ、オールドスクールな名盤まで見つかるので1度は足を運んで欲しいお店です。
ちなみに店内にはカフェも併設されているくらい広く、入口の狭さとは対照的。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Stigma (Original Mix) by Noisia on Beatport
無機質で攻撃的なリフとギラギラしたエグいベースが特徴的なドラムンベース。
ダークでハードな音にハマりたての頃に買ったので、新鮮に聴こえた記憶があります。
レコード通販 JUNGLEEXOTICA – Vinyl Record / CD
主要ジャンルはテクノ、ベースミュージック、ドラムンベースなど。
アパートのような外観やウェブサイトのデザインとは裏腹にラインナップは尖りまくりで、ハード且つアンダーグラウンドな音楽が目立ちます。
『この店に出会ったことでその後の音楽人生が狂った。』と豪語した人を知ってますし、そう言うのも納得だなと思ったお店です。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Beat The Drum Hard (Original Mix) by Sinister Souls on Beatport
その彼の人生を狂わせた作品の1つ。
重厚なイントロから一転、教則のようなサンプリングで
『Aパートを右手で、Bパートを左手で・・・グッド!ではドラムを強く叩きましょう。』と差し込まれた後に滅茶苦茶圧の強いダブステップリズムが展開される曲。
ジャケットも含めて秀逸なアルバム作品。
ジャズ、クラシックなどを中心に取り扱っているレコードショップ。
所謂、昔ながらの街のレコード屋さんかと思いきや、ラインナップに燦然と輝くハッピーハードコアの文字。
あらゆる電子音楽を差し置いてハッピーハードコア1点絞りで取り扱っている様は強烈なインパクトを持っています。
僕が実店舗に行った時は棚1つ丸々ハッピーハードコアで、まだこれ買えるのかよと驚愕するレベルの往年の名盤が陳列されていました。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Scott Brown – Now Is the Time (Hixxy & Trixxy Remix) – YouTube
ハッピーハードコアに於ける能天気一直線な一大クラシック。
これを2000年代も終わりの頃に買えたという辺りからこの店のヤバさをお察し頂きたいところです。
コーナーショップ【CORNERSHOP】新品・中古レコード/CD/TAPE
ロック、ヒップホップ、テクノ、ハウスなどバランス良く揃ったお店。
新譜もありますが中古盤の取り扱いが多く、特に印象的だったのはアシッドとかレイヴものが結構豊富だったこと。
国内アーティストの作品も多めで、知ってる名前をちらほら見かけたりもしましたね。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
Off Season (Original Mix) by Joy Orbison on Beatport
めちゃめちゃ好きで一時期使いまくっていたブレイクス。
ベースの鳴りがかなり深いので、そこを最大限に活かせるのもヴァイナルならではの強みですね。
ディスクユニオン|レコード・CD・DVD・音楽ソフトの通販・買取
取り扱いジャンルはほぼこの世の音楽全て。
関東圏でヴァイナルを買うならまず真っ先に挙がる、言わずと知られたお店です。
新宿には現在5店舗を構えており、それぞれ特定のジャンルに特化した品揃えをしているので、その時の気分で方々にお世話になっております。
たまに1枚100円セールとかやっていたりするのもまた激熱。
色々なジャンルをここから買っているので、その中でもテクノに絞った際に印象的な作品についてはこちら。
How We Rock 2 (Original Mix) by Reinhard Voigt on Beatport
これぞドイツのテクノと言わんばかりの無骨な反復リフが堪らない曲。
TAKKYU ISHINO / IN THE BOXに収録されている曲で印象に残っていたのに手に入らないといった時期が暫く続いた後、この店で巡り合えた時は感動しました。
レコファンはCD・レコード高額買取|中古CD・レコード・DVDを高価買取致します。
こちらもほぼこの世の音楽全てを取り扱っているレコードショップ。
ダンスミュージックに於いては入門的な作品が比較的手に入りやすい印象なので、DIGライフの取っ掛かりとしてはオススメのお店かもしれません。
こちらもたまにガレージセールとかやっているのでゴソッと買いに行くこともしばしば。
渋谷にあった頃は本当にお世話になりましたね。
この店でも色々買ってますが、よく行っていた渋谷店は国内アーティストの取り扱いが豊富だったので、それ繋がりで考えるとこちら。
Hitoshi Ohishi – Round Sell – YouTube
小気味良いクラップリズムとボイスサンプリングのテクノ。
暗過ぎず、明る過ぎずの中道を行くナイストラック。
ロック、ヒップホップ、テクノなど。
とにかく状態が良いものが揃っていて、意外な掘り出し物と出会う率も高いので個人的に東京以外で特にお世話になっているお店です。
僕が名古屋という街が好きな理由の1つにこのお店の存在があるような気さえします。
大阪店は今年の07月にできたばっかりみたいなので早く行ってみたいですね。
直近でこの店に行った際、見つけてまだあったのかと驚いたのがこちら。
Killa Productions – Give It Up ( Re-Edit ) – YouTube
当時ハードトライバルの最先端に届いていた曲。
今聴いてもウワモノがリズムしかないハードでタフな構成には痺れます。
こちらもロック、ヒップホップ、テクノなど。
大阪の店舗はアメリカ村の中心にあり、店舗も広く存在感があるのでつい足が伸びます。
クラブミュージックに於いてレコード全盛期を思い出させてくれるような貴重なお店。
このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。
DAVE ARMSTRONG / SOMETHIN’ LIKE DIS (DA’S FLOORFILLA MIX) – YouTube
フィルターを駆使したカッティングギターとグルーヴ感のあるベースがファンキーなディスコテクノ。
めちゃめちゃ気に入っている上に未だに配信もされないので、まさしく一期一会でした。
これも一生好きな曲。
まとめ
以上、2022年国内レコードショップ特集をお送りしました。
配信がメインの時代とはいえ、ヴァイナルで持っていたい、ヴァイナルでしかリリースされていない作品は未だにあるので、こうしたお店は残っていて欲しいものです。
レコードショップで目当ての作品と出会えた時の高揚感は他では味わえないものがあるので、是非お近くのお店に足を運んでみてください。
そんなわけで今回はここまで。
次週08月23日は774Muzikさんが担当します。
では。