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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2019/10/10 【北九州のハードグルーヴ】

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

 

10月10日ですか。どうやら世間的には「メガネの日」ということになっているようです。あとは「転倒防止の日」とか「totoの日」とか「トマトの日」とか「肉だんごの日」???「おでんの日」???なんだか無理やり取ってつけたような記念日もあるようですが、如何お過ごしでしょうか。台風が接近しておりマジヤバ事案ですので、今のうちに備えをしておきましょう。この週末は家から出られない日もあるでしょうし、本ブログで紹介されている楽曲を試聴しに行くのも良いかもしれませんね。

 

 さて話題は変わりまして。

 

先週末は北九州に行ってまいりました。まあいつもの旅打ちというやつなのですが、目的地が洞海湾というちょっと入り組んだ水路的な所にありまして、東側の下関から海沿いを辿ってずーっとその辺り一帯までが北九州工業地域なんですよね。
(写真はピットの後ろに造船所のクレーンが多数見える様子)

地域?そう「地域」なんです。最近は地帯じゃないらしいのです。筑豊と言えば石炭なのですが、石油への転換、エネルギー革命によって工業出荷額が落ちてしまったのだとか。栄枯盛衰。で、教科書の上でも今はそんな感じで記述が変わったそうです。しかしながら三菱マテリアルに代表される「激ヤバインダストリアル風景」はあちこちで健在でして、土地そのものからインダストリアル感を吸収しまくって来ました。これでハードグルーヴ力(りょく)も、より一層高まろうというものです。

 

 そしてもうひとつ

 

北九州市の八幡西区には黒崎という駅がありまして、小倉と並んでボチボチ栄えている駅なのですが、そこで良さそうだと飛び込んだ「朝菜夕魚」(あさなゆうな)というお店が予想以上に面白い所でして、居酒屋にして南日本銀行の居抜き物件!!これはテンション上がりますよね。聞いたことないわそんな居抜き。

この面白い組み合わせ、発電所跡地をクラブにしてしまったドイツの有名クラブ、ベルクハインに通じるものがありますね。と、取ってつけたように言ってますけど。こういう全く違うジャンルのミクスチャーはどこでも面白いものですね。みんな旅しようぜ。

 

 

 

さてさて、新譜の紹介ですよ!!

 

Portos (Original Mix) by DJ Dav1d

濁った重めのボトムに怪しげなメロ…これは奇っ怪なテクノですよ!しかしながら金物が入って来てヌケが良くなると様相が一変します。ミニマルテクノと言えなくもないしハード要素もあるしで、少ない語彙で「これ!」とサブジャンルを言い切れない、そういう判別不能な面白さです。

Evolution’s Anger (Juan Carlos Remix) by Eloy Palma, DJ Fields

ど真ん中ハードグルーヴ!疾走感たっぷりに突き進むのは良いのですが、ショートブレイクに入った時の「カン」って音でちょっと肩の力が抜けてしまう、そんな愛嬌も兼ね備えたういやつです。そのブレイクを抜けると再び疾走感。良さがあります。

Get Up (Original Mix) by Del Cardo

叩きつけるようなリズム隊に時折「ジャー」ってレイヴスタブが差し込まれる、そこに面白さがある楽曲なのですが、かといってレイヴ楽曲ではなく。アクセント程度です。そういう意味では割とストイックなハードグルーヴと言えなくもない。

Festival Parade (Original Mix) by Los Hermanos

ロス・エルマノスの2007年楽曲がデジタルでも買えるぞー!ということでご紹介。彼らは2005年にサブマージツアーで来日してリキッドルームで公演しており、その時の内容は「Submerge Live In Japan」としてDVDが出ておりまして、このDVDがまた大ボリュームで素晴らしい上に今だと中古で相当お安く手に入るので1枚買っておいた方が良いです。amazonとかで中古価格を見てみてください。お得すぎてひっくり返るので。

Return to Planet E (Original Mix) by Alfie

最後はお綺麗なやついっておきましょう。ほんのりデトロイトな隠し味という感じで全体的に良い雰囲気です。MIXの最初か最後辺りに入れると「ちゃんと終わる/始まる」感が出せて良いですよねーと個人的には思うのですが。

 

 

本日はここまで。次回更新は10月15日です!


【最新ハードグルーヴを掘る】 今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/09/26

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

 

ようやく秋らしい陽気が顔を出してきまして、過ごしやすくなってきました。クーラー無しで眠れる日もボチボチ出てきまして、何ならもう一声涼しくなってくれるとグッド…という昨今ですが、つい先日はいつもの村役場でHardonize会議が執り行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

農協サラダは激ヤバ鬼マストなのは言うまでもない

 

 

もちろん次回についての話し合いを行いましたが、実は今回のHardonize前に2回分の結構方針がある程度定まっていたこともあり、その再確認みたいな内容だったのでそのままスムーズに次回に向かって準備していけるのではないかと。また面白い内容にします。お楽しみに。

 

 

さてさて、前回の担当記事ではセトリ紹介でしたので、今回は最新ハードグルーヴを中心に紹介していく、いつもの内容に戻りたいと思います。

 

Todo Esse Caos No Mundo (Original Mix) by Gforty

パイプの中で反響するようなシンセ&ボイスのゾーンを抜けたと思ったら容赦ないアーメンブレイクの嵐!!これは良さですよ。8小節ループかけて5時間位流しっぱなしにしましょう。いやーこれはすごい。

Glimmer (Original Mix) by Sonic Solution

どっしりとしたボトムにきれい目のウワモノ。デトロイトっぽさもあるんですが下が太いので「今」だなあという感じではあります。この曲をカートインした後に少しググったら Mijk van Dijk DJ Charts September 2019 の5番目にもノミネートされていたりして、見立てに間違いないことがわかったのは少しうれしいやつ。

House Fucker (Christopher Just Remix) by DJ One Finger

変態かっこいいテクノレーベル、ミサイルの40.5番収録!ただおそらく数が出たのはドイツの名門Drehscheibeの6番として出た方だと思います。(自分もそっちを持ってるし)DJ One Fingerは Christopher Just/Clemens Neufeld/Tim Taylor の3人ユニット名ということで。

奇才Christopher Justといえば2004年のAlterEgo/Rockerムーブメント後に出た「Popper」のヘナヘナ良さが未だに印象に残る所ですが、疾走感あるアシッドテクノのオリジナル(40番でシングルリリース)に対して40.5番で同時収録されたトンデモ楽曲がこのリミックスだったわけです。これは Don’t take more のジェミーリデルばりの原曲破壊具合ですね。そしてそちらが大メジャーになってしまうというところも類似しています。使い所には間違いなく困りますが変態テクノ好きの方は是非。

Warp (2019 Extended Mix) by 100hz

浮遊感と広がりのあるオサレテクノ。金物のシャキシャキ具合が素敵なやつなんですが、初出はおそらく1996年、ロンドン・Pacific Recordsの9番としてリリースされたものになると思います。それが2019年になって手を加えてのExtendedバージョンとしてリリースされたと。今こうして買えるのはありがたいですなー!

娘祭り (Original Mix) by ねずみHEAD

今回ご紹介する楽曲のラストは……なんだこりゃ!!!CyberFrogrecordzというレーベルから楽曲をリリースしている方なのですが、テクノです。何回聞いてもテクノです。間違いない。ぜひ試聴してみて頂きたい。

タイムリーな事にこのねずみHEAD氏、9/29(日)の16時より代々木公園バラ園で路上ライブをされるらしい(Twitterの本人情報)ので、たまたま別の用事で行く人もフラリ寄って見てみるのも良いですね。我ながらこのタイミングで有用な情報を提供できたのが「持ってるな」って思いました。

 

 

本日はここまで。次回更新は10月1日です!っていうか10月ー!?もう!?