「 2019年05月 」一覧

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/05/02

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

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#安倍総理 からの#メッセージ ?? 本日、元号を改める政令を閣議決定いたしました。 新しい元号は「令和」であります。 これは、万葉集にある「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」との文言から引用したものであります。そして、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められております。 万葉集は、千二百年余り前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書であります。 悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい、との願いを込め、「令和」に決定いたしました。文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和の日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を、国民の皆様と共に切り拓いていく。新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。 五月一日に皇太子殿下が御即位され、その日以降、この新しい元号が用いられることとなりますが、国民各位の御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。政府としても、ほぼ二百年ぶりとなる、歴史的な皇位の継承が恙なく行われ、国民こぞって寿ぐことができるよう、その準備に万全を期してまいります。 元号は、皇室の長い伝統と、国家の安泰と国民の幸福への深い願いとともに、千四百年近くにわたる我が国の歴史を紡いできました。日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものともなっています。この新しい元号も、広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざしていくことを心から願っております。 . #新元号 #令和 #世界に一つだけの花 ?? @shinzoabe

首相官邸さん(@kantei)がシェアした投稿 –

新元号、あけましておめでとうございます。

この挨拶正しいのか?
まさか正月に続いてこのフレーズを使うことになるとは思いませんでしたが、遂に平成が終わってしまいました。
昭和から平成に変わる頃のワタクシはまだ物心付く前だったので、特に感慨も実感もなく、大方過ごしていたのがこの平成時代と云うことになります。
音楽に触れ、クラブミュージックを知り、実際にクラブに足を運び、DJを始めたその全てが平成時代。
そう考えると少し寂しくもありますね。

この令和時代も新しい音楽が次々生まれ、そして見つけられることに期待を寄せつつ、皆様に於かれましても平穏に過ごせる時代であることを願っております。
少なくとも次回Hardonizeの開催日である05月25日までは元気でいて頂きたい。
(雑な告知導入。)

2019/05/25 Hardonize #33

それと、明日03日に早稲田茶箱で行われる茶箱16周年記念企画 茶箱テクノ感謝祭に店長のご好意で急遽出演させて頂けることになりました。
オフィシャルのインフォメーションには記載されておりませんけれども、出演者の1人であるYebisu303さんのツイートを以下に貼り付けております。


同店に於ける16年の歴史の中でテクノをプレイしてきた業の深い人たちが一堂に会するパーティー。
ワタクシがDJを始めた14年前から縁のある方々ばかりなので、同窓会の様相が強い。
HardonizeからはSangoさんも出演しますので、お時間のある方は是非お集まりください。

時は前後しますが、先週はTOKYO HARD GROOVE SESSION ’19 -Spring-に出演致しました。
ハードダンス~ハードコアを始めとする『強い』音楽の見本市とも言える名物パーティーが2年振りに復活と云うことで、そのような機会に携われたことは大変光栄でした。
本来ならそちらに寄せた選曲を心得るべき・・・であることは重々承知しておりましたが、平成最後と云う状況に抗えず、結果このようなDJをしてきました。


平成J-POP縛り。
持ち時間35分と云う短かい尺で詰め込んでみたものの、結局使えなかった曲がそこそこ・・・でも楽しかったです。
交代の際、順番後ろのTakayuki Kamiyaさんが完全にやさぐれていたのが印象的でした。

でもってその翌日が同人音楽即売会M3でした。


明らかに買い過ぎました。
全体的な傾向としてはハードダンス、ベースミュージック辺りが多く、次いでテクノ、少量エレクトロニカとハウスと云う塩梅です。

しかしここにきて出展サークルの質が上がったと云うか、具体的にはクラブDJとして活動している人の作品発表の場と云う側面がより増してきた気がします。
一通り聴いたところですが、この日買った音源だけで現場に臨むことも案外普通にできそうです。

もう前置きは充分でしょう。
今回は当連載に於いて5回目となるM3特集です。

前回『M3-2018秋』特集はコチラ、

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2018/11/15

それより以前の特集はコチラになります。

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2018/05/17

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/11/02

今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2017/05/04

これまでと同様、表記順は『【アーティスト名】 / 【リリース名】 [【サークル(レーベル)名】]』でテクノ的オススメを挙げていきます。

それでは

『M3-2019春』で買った同人テクノ

いってみましょう。
あーラーメン楽しみだなー。

本間本願寺 / 源氏香4 [International Techno Conference]

Genjiko4_preview – YouTube

過去4回M3特集をやっている中で唯一全ての回で取り上げているのがご存知、Homma Honganjiさんの作品。
毎回欠かさずフルアルバムサイズの新譜を出しているのが凄いなと云う印象ですが、此度もハードテクノ、ハードグルーヴアルバムのシリーズ4作目を引っ提げてくれました。
パーカッション+厚みのあるベースライン+アーバン~ファンキーなリフと云う3種の神器を携えた全11曲。
その全てがフロアユースなので、もう次のHardonizeはこれだけで良いんじゃないかと云う仕上がりです。御美事。
個人的な好みはとりわけファットなベースラインと儚げな女性声ネタが対照的な5曲目、藤枝

http://bigfire.info/

V.A. / MEGATECH VOICE EP [秋葉原重工]

AHIEP11 – MEGATECH VOICE EP by Akihabara Heavy Industry Inc. | Free Listening on SoundCloud

こちらも過去に複数回紹介しており、Hardonizeも度々お世話になっているパーティー、レーベルである秋葉原重工より、今回のM3で初売りとなった作品のうちの1つがこちらです。
複数人のアーティストによるコンピレーション作品。
収録曲数は若干少なめとなるEPサイズではありますが、深いメインストリーム系は元よりモダンテクノやハードミニマルまでスタイルが広く、横断的にテクノを聴きたいと云う人にオススメできる内容です。
個人的な好みは浮遊感のあるシンセと機械的リズムが90年代後期のテクノを彷彿とさせるAtomicさんによる4曲目、HIVE

余談ですが、今までの作品のジャケットは実写か幾何学デザインだったのに対し、この作品では初めてイラストを起用しています。
手に取った時ちょっと意外でした。

http://www.ahiweb.info/

V.A. / OmanticDatafruits vol. 2 [datafruits & OmanticRecords]

OmanticDatafruits vol. 2 (M3 え-16b) by datafruits | Free Listening on SoundCloud

以前紹介したことのあるテクノのネットレーベル、OmanticRecordsが無国籍ネットラジオdatafruits.fmと手を組んで作ったコンピレーション。
上で貼付したのはvol. 2ですが、vol. 1と同時発売。
でもって既にdatafruitsのbandcampアカウントで販売が開始されております。

インターネットを媒介としたメディア同士のコラボレーションとあって内容はテクノ、ハウスを基調としつつ、他ジャンルからのサンプリングや要素をコラージュ的に用いたようなクセの強いものばかり。
OmanticRecords主宰のksd6700さんは勿論のこと、コバルト爆弾αΩGassyohさんなど参加面子も内容同様、『濃い』作品です。
6曲目に当たるRamayana (alptrack Remix)がトライバルリズムをふんだんに駆使した上でヴォーグハウスとダブステップの中間点を突き進むと云う土着感満載の様相でかなり奇怪。

https://datafruits.fm/
http://omantic.me/

V.A. / 燻製コンピIII [燻製レコーズ]

[M3 – 2019春] 燻製コンピⅢ 試聴用 Trailer by 燻製レコーズ | Free Listening on SoundCloud

レーベル名はちょっとアレですが、国内各地のクラブでDJとして活動されている豪華面々が参加されているコンピレーションシリーズ。
UKガラージ、ドラムンベースときて第3弾となる今回はテクノにスポットを当てた内容。
テックハウス、ハードミニマル、アシッドと動静様々なカラーのテクノが寄り集まっており、これまた全曲フロアユースとなっております。
何より、参加者は普段の活動フィールドはテクノではない方が大半で、『この人こう云う曲作るのか。』と云う意外な一面を知ることができる意味でも貴重な1枚。
6曲目に収録されているDVBSCRiBEさん謹製、ドライスネアとアシッドシンセでアグレッシヴに攻めるPOiNT SiXが好みです。

https://soundcloud.com/kunseirecords

ishikawa tomohiro / 1/ [Shizuoka Techno Group]

1 / 20181226release teaser by ishikawa tomohiro | Free Listening on SoundCloud

正確にはレーベル名はShizuoka Techno Groupではないのですが、出展サークル名がこちらになっていたので便宜上。
どう云うことかと云うと、静岡県でテクノを演奏している方たちによるコミュニティがあり、そこに属している方々が今回合同でブースを出すに当たって付けられたサークル名がこれなのです。
しかも今回初出展だったそうなので、Shizuoka Techno Groupとしての活動実績は今回が初となった模様です。
貴重な機会に邂逅できました。

で、そこで売られていたのが浜松市で活動しているishikawa tomohiroさんと云う方のこのアルバムでした。
アンビエントをベースにした冷たい音がいくつも重なって作り込まれたテクノ。
以前紹介したASCのように、長尺で展開するヒプノティックサウンドがツボな方は好きそうだと思ったりしました。
ライブ映像を拝見したところ、ハードウェアを駆使して演奏されていたりしたので、上手いことTechno Allianceに関わったりしないかなーなんて。

https://soundcloud.com/tomohiro-ishikawa-1

BUBBLE-B / ガモリ3 [TOY LABEL]

BUBBLE-B ALBUM「ガモリ3」 全曲クロスフェード – YouTube

最後にご紹介するのはサンプリングを多用したテクノ、所謂ナードコアの第1世代であるBUBBLE-Bさんの作品集。
四半世紀に渡ってこのシーンを牽引してきた人物なので、存在するだけでありがたい作品。
と云うかもうこのジャケットの時点で既に秀逸。

夜中に聴いてはいけないこんなのも収録されています。
全曲飛び道具かと思いきや、プロデュースを担当したポップスのような楽曲もあり、懐の広さが垣間見える一品。

http://www.bubble-b.com/

まだまだ取り上げたい作品は沢山ありますが、今回はここまで。
上記のShizuoka Techno Groupの例もそうですが、今まで知り得なかった国内アーティストの作品を手に取れることが即売会の醍醐味の1つだと思っています。
まだまだローカルで活動しているアーティストがいる筈なので、ワタクシにはDJでプレイするとかこうして記事で纏めることしかできませんが、今後とも積極的に目を向けていきたい所存。

次週05月07日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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