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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/06/15

こんばんは。774muzikです。
今週末はいよいよHardonize#38開催となりますが、いつもと違う大事な点が3つあります。
 1. 事前エントリーが必要
 2. 開始時刻が普段より1時間前倒しの14時
 3. アルコールの提供は無し(限定フリードリンクの提供あり!)
緊急事態宣言下での開催ということで色々と制約が出てしまいますが、ご協力のほどお願いいたします。
今回、状況が状況だけに、開催方法をどうするのかをレジデント内でも協議しておりましたが、やはりリアル開催に拘りたいということでこのような形で開催することとなりました。
僕は諸般の事情により、今回は泣く泣く欠場ということになりましたが、絶対に激熱な回になること間違いなしなので、ご都合がよろしい方は是非事前エントリーの上でご来場くださいませ。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe


タイムテーブルも近々に発表になる予感・・・!?
ご期待くださいませ!

さて本題に行きましょう。
直近リリースからおすすめどころをご紹介していきます。
本間本願寺さんの激熱リミックスワークなど、注目作が来ておりますよ。

Hypnum, Fenrick – Insomnia 6000 (Emotional Mix)

Emotional Mixと銘打っているだけあって、エモーショナルな仕上がり。
哀愁感あるパッドワークとハード寄りなリズムの対比が良いですね。

Sub Terra – Play Me Harder 002 (Original Mix)

インダストリアルなハードテクノ。
この金属をぶっ叩いてる感じの無慈悲な音が最高。

The Belgian Stallion, Stealy – Trinken Original Mix

ゲットーくささのある変態っぽいトラック。
2分半しかないので使いどころ難しいですが、飛び道具として使ってみたい気にさせてくれる面白さがあります。

Van Dexter, Hänk B. – Bloviate (Van Dexter Remix)

シャキシャキした上物の感じが好き。

Shoko Rasputin – Agamemnon (Original Mix)

この16分の刻みに収まってない感じが良い。
Mixの中盤から後半で悪さしてくれそうな雰囲気。

MARS & GRIGAZ – Cobra (Original Mix)

細かくゲートで切られたようなシンセ音が扇情的。
ちょこちょこした展開の変化も、流れを断ち切らないようにしつつ程度の良いアクセントになっていて好印象。

Hels.Yeah, Emiliano Cassano – Humanoid (Hels.Yeah Remix)

疾走感のあるアシッド。
リズムフレーズがシンプルで色々なトラックに合わせられそうで、使い勝手良さそう。

Homma Honganji, DJ Brutec – Funky Hipster (Homma Honganji Remix)

本間本願寺New!DJ Brutecの楽曲を文句なしにファンキーでディスコなハードグルーヴにRemix!
これは激ヤバ鬼マストでしょう!

ということで、今回はここまで。
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします。ではー。


新作ハードグルーヴ特集 (2021年06月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/05/13

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

来週06月19日はHardonize #38を開催します。
事前登録が必須となっておりますので、ご来場をお考えの方はパスマーケットより申請をお願い致します。
(料金は当日現地でのお支払いです。)

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date
2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV
DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

■Guest DJ
ASIN (TTYMF)
Bishamon (MANTLE)

非常事態宣言延長下での開催となりますので、当日はアルコール飲料の販売はありません。
その分硬くて熱いハードテクノを各々取り揃えて臨みますので、夏の初めに是非お越しください。

あと先週より公開されたHardonizeのDiscord用サーバーも是非ご参加ください。
招待用リンクはこちら。

Hardonize discord server

自分も当日に向けた選曲中のアレコレを投下していく予定です。

【今回のお題】

さて、昨年から自分の回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっておりました。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードグルーヴ

です。

特別連載に於いては7回目に取り上げたパーカッションリズムと前のめりなグルーヴを擁したファンキーなハードテクノです。

2020年中は02月、そして10月にピックアップして以来となりますが、当連載に於いては頻繁に各々取り上げておりますね。
もちろん個人的にも好みの音楽ですので、改めてここ1~2ヶ月にリリースされた曲について紹介していきます。

早速ですが新作ハードグルーヴ紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Mario Ochoa / Blaster Master

Blaster Master (Original Mix) by Mario Ochoa on Beatport

コロンビアのプロデューサーMario Ochoaによるテクノ
テクノの割にハイハットの主張が激しく、裏打ちに近いベースやオルガンライクなリフが現行主流のテクノとは異なり、かなり陽気な印象を受けます。
早回しして使っても良さそうですし、これを起点にハードグルーヴへの橋渡しもできそうな便利系トラック。

Mr. Rog / Parking Area Morning (Anna Sonic Remix)

Parking Area Morning (Anna Sonic Remix) by Mr. Rog on Beatport

イギリスのプロデューサーAnna Sonicによるハードグルーヴ
まだリリース数も多くないキャリアでありながらブッといベースと何層にも積み上げられたパーカッションリズムがそれを感じさせない仕上がり。
質実剛健なトラック。

Metrakit / Trifulca

Trifulca (Original Mix) by Metrakit on Beatport

スペインのプロデューサーMetrakitによるハードグルーヴ
こちらもリズムの層が厚い厚い。
展開が長めなのでウワモノに何か重ねたりしても面白いかもしれません。
このトライバルビートは774Muzikさんまっしぐら系。

ちなみにこのMetrakitというアーティストはテクノハードテクノからグライムスカウスハウスまで幅広く手掛けております。
ご興味のある方は是非彼のSoundcloudアカウントをフォローしてみてください。

F.Tek / Lock’s

Lock’s (Original mix) by F.Tek on Beatport

ポルトガルのプロデューサーF.Tekによるハードグルーヴ
こちらは前2曲に増して極太なボトムとパーカッションを従えた疾走感増し増しなトラック。
裏打ちのリフも相まってグイグイ引っ張ってくれる感じが堪らないです。

あとF.Tekといえば先週のSangoさんも紹介していたこっちもヤバかったですね。

F.Tek / Apache Tribe

Apache Tribe (Original Mix) by F.Tek on Beatport

Wikipediaに曲単体のページがあるくらいの名曲The Shadows / Apacheネタハードグルーヴ
インパクト満点なサンプリングと前のめりなグルーヴ、100点です。

Narciss Feat. Ikki Mel / Blicke

Blicke Feat. Ikki Mel (Original Mix) by Narciss, Ikki Mel on Beatport

ドイツのプロデューサーNarcissによるハードグルーヴ
トランスのエッセンスを加えたハードテクノを得意としているアーティストであり、リフやボーカルの処理にその片鱗が伺えます。
一方でここまでドライブ感のあるリズムの曲は珍しく、抒情的なハードグルーヴという印象です。
これを起点にメロディックなトラックへ橋渡ししたい感じ。

David Moleon / Lethal Mechanism

Lethal Mechanism (Original Mix) by David Moleon on Beatport

スペインのプロデューサーDavid Moleonによるハードグルーヴ
ハードグルーヴシーン黎明期からの重要参考人であるDavid Moleon、その存在感は未だ衰え知らずです。
うねるベースライン、2拍裏で差し込まれるカッティングギター、フィルターがかったリフの質感など、僕の大好きなファンクネスの塊。
こういうのが欲しくてハードグルーヴ掘っているところはあるので、かなり嬉しいリリースでした。

Andy Bsk / Bodyrock

Bodyrock (Original Mix) by Andy Bsk on Beatport

ドイツのプロデューサーAndy Bskによるハードグルーヴ
今回紹介する中に於いてアイディア一等賞は彼なんじゃないかと思います。
というか最近のAndy Bskはキレッキレのトラック多いですね。

こちらはやや重たいボトムにパーカッションとリリース長めのシンセというかなり異色の取り合わせ。
にもかかわらず、スペーシーなハードグルーヴとして成立していると感じさせるかなり不思議な曲。
使いどころによって印象が変わりそうなのがワクワクします。

もう1つAndy Bskのリリースをご紹介。

Andy Bsk / Dark Room Rituals

Dark Room Rituals (Original Mix) by Andy Bsk on Beatport

こちらはリズムの圧よりシンセのコード感に重きを置いたメロディアスなハードグルーヴといった塩梅。
ファンキーなだけがこの音楽の取り柄ではないというのを体現しています。
終盤で使うと良い感じに終われそうですよね。

その一方でさっき見つけてしまったので載せざるを得なくなった彼の曲がこちら。

Csokolom / Amari Szi Amari (Andy BSK Remix)

Csokolom – Amari Szi Amari (Andy BSK Remix) FREE DOWNLOAD!!! by Andy BSK | Free Listening on SoundCloud

入りこそ重厚なハードグルーヴという印象を受けますが、ブレイクに差し掛かると強烈に脱力するジプシーミュージックがお出まし。
そのウワモノをそのまま引き継いでリズムが再度並走するという、馬鹿丸出しのブートレグ。
一応元ネタは2020年に公開された続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画という偽ドキュメンタリーの挿入歌でして、まぁ見てましたけど何故これを題材に選んだ?
Andy Bskは2014年にも同じようなテイストのBalkan Grooveという曲を公開していましたが、あのスピリットを今もしっかり持ち続けていたんだなと思うと変ミュージック好きとしては嬉しいことこの上ない出来事でした。

ブートレグということでフリーダウンロードなので是非皆様もホイ!

DJ Brutec / Funky Hipster (Homma Honganji Remix)

Funky Hipster (Homma Honganji Remix) by DJ Brutec on Beatport

最後にご紹介するのはご存知、日本が世界に誇る本音楽の立役者Homma Honganjiさんによるハードグルーヴ
この曲のリリースが06月15日なので現時点ではまだ発売されていないのですが、まぁ目ん玉飛び出るかと思いました。

原曲であるDJ Brutec / Funky Hipsterは昨年末に執筆したHardonizeクルーが選ぶ2020年のハードテクノ10選に於いて選出したくらい、そのファンク一直線ぷりがドツボだったトラックだったのですが、
年を跨いでそのリミキシーズが発売、しかも内1曲がHomma Honganjiさんの作品ってことで大興奮です。
プレビューを一聴して分かる通り、彼の持ち味である肉厚なベースラインが存分に発揮されつつ、全体に滲むディスコリフが垂涎もの。
早くもHardonizeクルーが選ぶ2021年のハードテクノ10選に片足入ってます。

Sangoさん頼む、この曲の発売直後である来週の担当回でもう1回紹介してくれ。

まとめ

以上、ハードグルーヴにスポットを当ててお送りしました。
ハードトライバル直系のリズム重視のものもあればディスコ、ラテンのサウンドを取り入れた陽気なテイストのものまでそれぞれに印象的なリリースがあったなと思った期間でした。
中でもやはりAndy Bskの振れ幅には驚かされたところはあるので、こういったちょっと変わったリリースの面白さも引き続き取り上げていきます。

そんなこんなで冒頭にも述べた通り、こんな音楽ばっかりかかる来週のHardonizeをよろしくお願いします。
是非現地でお会いしましょう。

今回はここまで。

次週06月15日は774Muzikさんが担当します。
では。

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