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11月~12月序盤リリースの新譜特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/12/5

はいどうも、今週もHardonizeレジデントDJがおすすめのハードテクノを紹介する連載、火曜日担当yuduki(@akuwa)がお送りいたします!今週も何卒よろしくお願いいたします!!

お知らせ

先週、X(旧Twitter)にて次回#Hardonizeの日程と特別テーマがお知らせとして掲載されました!画像にあるように今回のテーマは2018年のHardonize30以来となる久し振りのB2B回となります。

レギュレーションは前回同様に、レジデントが各々B2Bしたい方を「1名づつ」お呼びすると言う形で執り行われます。戦争か、平和かどうなるかは全くの予測不能となるスペシャルなB2B回をお楽しみ戴けますと幸いです。

ゲストは年内に発表となる予定、しばしお待ちくださいませ。

ちなみに前回のB2Bスペシャルの様子はYoutubeのHardonize chにアップされておりますので、当日までの予習(?)にどうぞ。

お知らせ2

そろそろ年内が差し迫ってきておりますが、通常更新としてのHardonize blogは来週の木曜まで。最後の2週間は恒例の「2023年のハードテクノ10選」をお送りします。今年も良い曲盛りだくさんを振り返ります。こちらもお楽しみに。

近況

先週末は津田沼B.B.Q rave kitchen Mediterraneo casa Tsudanumaにて毎月第一土曜日定例開催の「Meditech」でした。年内最終開催と言うことで深夜帯は年末感溢れる雰囲気満載でした。2024年も津田沼でBBQとテクノ、楽しんでいきましょう!(ちなみに年末カウントダウンもあるとのこと!)

今週のピックアップ

今週のピックアップは12月前半・・ではなく11月~12月数日の約一ヶ月を通しておすすめハードテクノの新譜をピックアップ!今のうちにチェックしておきたい一部12月のプレオーダーも入ってますのでこちらも併せて是非どうぞ!

Yan Cook / Late Night Kyiv

オランダRush Hour系の老舗レーベル、Delsinからはウクライナ出身気鋭YAN COOKによる、流麗なリバーブを効かせたシンセリフが全編に渡って響き渡るサウンドでフロアを心地よい空間にすること必至なデトロイティッシュサウンド!

Jay Lumen / The Renegade

ベテランテクノプロデューサーJay Lumen新譜は90’sを代表するアンセムチューンの一つWildchild「Renegade master」ネタハードテクノ!とは言っても全編ネタモノというわけではなくアシッド&レイヴィーな展開で後半に向かってググッと攻めに行くスタイルのトラックがあってこそ生きるナイスチューンに仕上がってます。

Veztax & Becco / Becvez Hertz Remix

2004年リリースVeztax & Becco「Becvez」のリミックス版が19年ぶりに出てくるという謎の事態ですが、今のハードテクノにアップデートされた全リミックス強力なアルバム。個人的にはやっぱりHertz RemixがGood Hard Technoで◎

T78 / Another Dimension

今作は普通に聞いていくと結構激しめなレイヴィーなハードテクノですが注目すべきはブレイク部分。ジャマイカのレゲエ歌手Max Romeoの代表作かつルーツ・ロックの金字塔「I Chase The Devil」の声ネタを使ってまた何事もなかったかのようにハードサウンドに戻っていくという展開の酷さ(褒め言葉)今週はネタモノ特集がサブタイトルでもいいかもしれないと思ってきました。

元ネタはこちら

TWO/THREE / You Don’t Want This Introversion Remix

2024年絶好調レーベルの一つ[Suara]から、今年に入ってリリースを始めた素性がつかめないアーティストTWO/THREEによるSuaraからのEPが登場。今のSuaraサウンドを体現するようなハードテクノ5トラックの中から、短くキレの良いシンセサウンドを中心に淡々と展開していくこちらのトラックをチョイス。

Hertz / Morris Mix 1

そんな絶好調レーベルのSuaraから、こちらも2023年度後半から絶好調なリリースペースとなったHertzによるおそらく23年最後となる新譜のリリースがプレオーダー中。往年のサウンドテイストは持たせつつ今のサウンドを取り入れた強力になった一発、見逃しできないっすね(予約購入しました)

次回更新は木曜日、担当はTAKくんです。


今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/11/30

 

はいこんにちは、こんばんは。さんごです。

 

近況とDJっぽい話

冬ですね!と言いたい所なんですが、まあ確かに寒くはなりましたが…いきなり16度とか20度超えとか非常に不安定で。着る物にも困ってしまう有様です。冬なら冬らしくちゃんとして欲しい。

で、そういった季節には全く関係なく朝の支度をしている時にふと思ったのですが、当ブログの読者は大半がDJイング行為をされる方ばかりかと思います。恐らくはUSBストレージの利用者がかなり多い。そのUSBストレージについてなんですが。

「ストレージ内に複数のパーティションを作ってたらどうなんの??」

普通はFAT32フォーマットかつ1パーティションのフラッシュメモリやSSDをCDJ等にズドンと挿していきます。では複数パーティションのメモリを挿したらば?

当然ググってみるわけですが、やはりそこは本家PIONEERに答えがあって、CDJ-2000のマニュアルに「USBデバイスに複数のパーティションの設定をしているときは、最初のパーティションだけ使えます」と書いてありました。

パーティション① FAT32フォーマット
パーティション② NTFSフォーマット

というストレージを挿したら①の方がCDJに認識されるってことなんですね。という所をまず確認した上で、上記のような2パーティション構成もアリなんじゃないかと思ったわけです。なぜか。

誰もが採用しているFAT32は1個のファイルサイズは最大4GBまでという制限があります。これは大きくても数十MBの楽曲データを入れておく分には全然問題がないのですが、例えば配信アリの現場で終わった後に配信マシンに保管された動画データを貰う場合なんかもあるかもしれません。Twitch配信とか、6時間もやればビットレートにもよりますが8GB~15GBくらいになったりするんですよね。

であればパーティション②を4GB制約の無いフォーマットにすることで、そういったデータもDJ用に使ったストレージに入れて帰ることも出来るわけです。あくまで活用の一例ですけど。現場で使う用のストレージとはまた別にもう一本NTFSのを用意するのは何かわちゃわちゃしそうだし、無くしたり忘れたりしそうだし。扱う本数は少ない方がいいかな、ということです。exFATは4GB超えが可能ですが、利用環境をまだ選ぶ感じがあって普及しきっていない気がしますね。

ということでちょっと作ってみました。こんな感じですね。

今回は500GBくらいの外付けSSDで作ってみました。最初のパーティションがFAT32になっているのがわかりますね。

作る時にちょっと困ったのが、Windows11等では32GB超えのFAT32パーティションをサッと作る事は出来ない(選択肢がexFATとNTFSしか出ない)ので「MiniTool Partition Wizard」(無料版)などのツールを使うのが良いと思います。NTFSのパーティションはそういった制約は無く、普通に作れます。

という、たまにはDJらしいテクニカルな話でした。

 

んで!

 

次回のお知らせ

次回Hardonizeの日程と内容がババンと出ましたね!!

何度かやっておりますB2Bスペシャル!多分3回目かな?レジデントが自分の相方を好き勝手に決めて連れてきて「やっていく」マッスルタッグマッチ方式だ!情け無用の残虐バトルだ!ということで誰が誰を連れてきたんだ!?という所はまた後日、ということらしいです。当然この時点で決まってはいるんですが。乞うご期待。

 

 

では新譜紹介、いってみましょうか。

 

 

今週の新譜紹介

Chane – Just For Fun (Original Mix) [Just For Fun by Chane]

ヘンテコテクノだなあと思ったらブレイクでいきなりプァーーーーンて鳴るので腰砕けになるのですがその後はしっかりズンドコい感じになるの、正直ちょっと凄いと思います。BPMもしっかり142でこれは熱量がある。

Homma Honganji – The Cursed Poets (Original Mix) [Transfiguration Recordings]

日本ハードグルーヴ界の至宝と勝手に当ブログで呼んでいる本間さんなんですが、曲名はポール・ヴェルレーヌ「呪われた詩人たち」となにか関係があるのだろうか。ちょっと哀愁あって、しっかり上から下まで出ている王道ハードグルーヴ。

Stanz Amor – Joga Funk (Original Mix) [B.A.B.E (Burned at Both Ends)]

何がヨガファンクて!と思って聞いたらヨガファンクでした。言ってる事はよくわからねーと思うが俺もわからねー。BPM145と駆け足の中でブレイクのベースラインが入ってくるところが格好いい!その後のブレイク明けからはピークタイム感マシマシ。

D’Mike – Baile De Cumbia (Original Mix) [Rawsery]

なんか最近オメガドライブよりも登場回数増えてない君???という感じで当ブログでも最近バンバン紹介されているD’Mikeなのですが、いちいち作る曲がど真ん中じゃないですか。だからしょうがないのだ。これまたズルい作りになっております。誰でも上がるわこんなの。

Catchy – Santa Maria (Original Mix) [Cheeky Tracks]

以前にもTAKくんが紹介していたかな?イギリスのプロデューサーCatchyによる楽曲で、まあハードグルーヴというよりは間違いなくハードハウスなんですが。Cheeky Tracksですからね。そして曲名を見てもわかる通り、超ウルトラ有名曲、サンタマリア。飛び道具的に持っているもよし。

 

 

というわけで本日はここまで。

次回更新は12月5日です!!